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時を越えし災厄編 プロローグ過去ログ

~フレアチューバー壊滅後、とある街中にて~


???「………ミロメールこと釜山智則、逮捕…ほとんど逮捕者が出た。もうフレアチューバーは終わりだろうな。(陰で見ながら携帯を打っている) 」

????「確かに、こりゃあ無理に潰す必要もなくなったな……あとは民衆どもを黙らせれば全て済む(スッと消え、釜山逮捕に対して罵声を飛ばしていた一般の面々を一瞬で切りつけて回る) 」

??「使える奴は俺が回収する、使えない奴はお前回収しろ(????に指示し)……フレアチューバーに支持する者は全て処分する!!!(民衆に対してマシンガンを乱射) 」

????「……バカヤロー!そんな大胆にマシンガンを乱射するやつがあるか!(??に対して吠える)…まぁここにいるやつ全員殺せば、事は済むんだがなぁ!!(そのまま??と共に、立っている者が一人もいなくなるまで暴れ続けた……)────── 」



~その日の深夜 町外れの廃ビルの1室にて~


グリーン・イーター「――――――は………?(タブレット画面に映るニュース映像を見て、あまりのショックに震えながら)嘘だ………あの方が………あの方が倒されただと!?何故だ!!何故なんだ!!!(タブレットを壁に叩き付け 」

ピンク・イーター「あちゃぁー、残念だったねー………絶対悪討伐のお祝い、用意してたのになぁー。(テーブルの料理を見て、少し落ち込んだような声色で 」

グリーン・イーター「………ふざけるな………何故あの方を!!崇高なる正義の使者を倒したんだ!!一体、誰の為にあの方が………僕達がこれまで戦って来たと思っている!?平和で豊かな、この星の!住人達の為だったんだぞ!!その為に絶対悪を、その手下共を討ってやったというのに!!!何故、何故、何故っ!!!!分からないんだ!!僕達の、あの方の正義が!!!!!!!!(狂ったように喚き散らす 」

ピンク・イーター「落ち付きなよー、ボスやブルーさん、イエローちゃんがダメになっても、まだ私らがいるでしょー?ボスはきっとー、こうなるかもしれないって思ってー、私らをこんな遠くまで行かせたんじゃないかなー?(研ぎたての包丁を眺めながら 」

レッド・イーター「その通りだ、ガキ。(部屋のドアを開けて、土足で上がり)まだ俺達が残っている、あの方の正義を受け継いだ、この俺達がな。(羽織っていたローブを床に投げ捨て、グリーン・イーターに 」

グリーン・イーター「!……レッド………生きて、いたのか………  って、おい!それを雑に扱うな!!あの方が僕達に下さった、大事な戦闘服だぞ!! 」

ピンク・イーター「あ、レッド君おかえりー、お腹空いたでしょ、ご飯作ってるよー。(テーブルに置かれた料理を指さして)こまけぇことはいいんだよー。(グリーン・イーターに 」

レッド・イーター「うるせぇな、お前はいちいち細かいんだよ……ちょっと汚れたくらいじゃ大丈夫だっての、服の効果に何も影響ねぇんだから、なぁ?(そう言って、ドアの方を振り返り 」

赤い鎧の人物「………(閉まったドアに凭れ掛かり、腕を組んでじっとしている 」

グリーン・イーター「細かいだと………お前ら、正義の使者としての自覚が足りないんじゃないのか!?規律を重んじる事の大切さを、しっかり教わってたんじゃないのか!! 」

ピンク・イーター「もー、さっきから怒り過ぎだよー?正義のヒーローは些細な事でキレないもんですよー?(からかったような口調で 」

グリーン・イーター「誰が怒らせてるんだ!!いい加減にしろよ貴様ら………!!! 」

レッド・イーター「落ち着けっつーの!キレてる暇があったら、次の悪を狩る準備しようぜ、な?(テーブルの上の料理の中から、焼き肉の皿を手に取り)丁度、良い獲物が見つかったとこだ……ほれ。(グリーン・イーターにスマホを投げ渡し)さっきチャチャッと撮ってきた……正義に選ばれた者でもねぇくせに、どさくさに紛れて俺らの獲物を勝手に粛清してやがったアホ共だ………  グパァ クッチャクッチャ(口を大きく開け、焼肉を流し込み 」

グリーン・イーター「何……(スマホを受け取り、写真を見る)………何だ、こいつらは………僕達が粛清するつもりだった手下共を、勝手に………! 」

ピンク・イーター「あー、何かいたよね、そう言う奴ら………あ、そうだ!私ねぇ、その手の奴らの中の下っ端を、ちょっと前に『料理』してやったんだったよ、そう!ちょうど今レッド君が食べた奴!(上機嫌な声色で 」

レッド・イーター「は? ………おい、先に言えや………ま、美味かったから良いけど………てか、ここに置いてあるのってもしかして全部お前の手製か?………お前、あの方にまでこんなの食わそうとしてたの?頭おかしいぜ……。 」

グリーン・イーター「はぁ?………ピンク、お前という奴は………!! 」

ピンク・イーター「もう、怖い顔しないでよー……とにかくさ、次の悪も現れた事だしー、ボスの意志を継ぐ私達が、しっかりお掃除してあげなきゃ、ね?………という事で、次のお仕事の準備に取り掛かりましょー!おー! 」



~3日後 East・C・Land東部の街中にて~


相川成男「おいてめぇら・・・・てめぇらが今までやってきた事と同じことを俺がさせてやるよ・・・・・・!有孝・・・・お前の好きにしていいぞ・・・・・(工場の空き地内にて) 」

野仲有孝「っ!!おらぁっ!!!てめぇよくも俺の両手をっ!!!どれだけ生活苦しいか分かってんのか!!!ゴミクズデブ!!!!(釜山を何度も踏みつけている)そうだなぁ・・・・まず・・・・・このもじゃ豚と、チンカスチビを一緒にやりあわせてやるぜ!!おい!!!もじゃ豚!!!ちんかすちび!!!お前ら死ぬまで殺りあえ!!! 」

チンピラA「ようし、動画準備おっけー!!いけー!! 」

増岡清次「もじゃ豚って・・・・・なめてんじゃねー!!!ぜってー!!!ここから逃げ出してやる!!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!(いきなり新田にラリアット) 」

チンピラたち「おおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!もじゃ豚いいねえええええええええっ!!いいよいいよー!! 」

新田貞行「ごはあああああああああっ!!・・・・・なんだよもじゃ豚にポリ公・・・・・!ちんかすちびとかいって・・・・・・てめぇらがなめてんじゃねーっ!!!(増岡に顔面にライダーキック) 」

チンピラたち「おおおおおおおおおおおおお!いいねーっ!!ライダーキックかっこいいよー!! 」

増岡清次「ぐぼああああああああっ!!(顔面にライダーキックされる)このクソガキ■えええええっ!!(新田の頭を掴み、地面にたたきつける) 」

久保颯介「俺は新ダークスピーディーチームの久保だ!!!ランエボ軍団!!ただいま悪者退治しにいくぜ!!うらああああああああああああああっ!!!(フレアチューバーの社員を撥ね飛ばす) 」





ディアス「さてと・・・・桐川紀子、音無ラミエ、ジュリエとケントの赤ちゃん・・・・・後誰復活させたか覚えてないな・・・・・。元気でやってくれよ、ケント・・・・・アキラ・・・・・!(天から見下ろして) 」



音無ラミエ「(公園のベンチで休みながら)………私、今まで通り生きてるのよね………  でも何だろう、何となく………ほんの少し前に、この世に生まれ変わってきたような、不思議な感覚が残ってる気がする………(もの思いに耽りながら、呟く 」

浦橋龍助「・・・・・無茶しすぎだったよお前は・・・・・(そう呟き、公園のほうに目をむけた)な・・・・・・・っ!!あれはラミエ先生!・・・・・ほ・・・・本人なのか・・・・・!?まさか・・・・!?リヨンが、理不尽に亡くなった人を復活させるのがあいつの罪の償いとかっていってたから・・・・・・っ!! 」

音無ラミエ「………? あっ、浦橋君じゃない、ごきげんよう。(龍助に手を振って)どうしたの?お散歩中だったかしら……何か、少し前にいろいろあったみたいだけど、私全然よく分からなくて………フレア……とか、白がどうとか………浦橋君、何か知ってる?(事件の始まる以前に亡くなっていたため、事件の記憶は一切ない様子 」

浦橋龍助「よかった・・・・ラミエ先生だっ!!(ラミエに駆け寄る)・・・・・・あぁ、知ってる・・・・・!事の始まりはまあ一応・・・・・こいつ(釜山)に俺が殴られ、アキラが女性としての尊厳をやられそうになったことだな・・・・・・!(釜山の写真をラミエにみせて)こいつ、セーラーミロメールっつって、やばいことしてたんだぜ 」

音無ラミエ「Σまぁ……そんな事が………  浦橋君、大変な事に巻き込まれてたのね………。(心配そうに龍助を見て 」


ニュースキャスター「えーニュースです!ニュースです!今度は、警察側から新たに動画を公開することになりました!それは、フレアチューバーの社員たちが暴行される様子です!ご覧ください! 」


浦橋龍助「おっと、新田まで捕まっちまったか・・・・・・!!まあ、あいつは親戚で上辺だけの付き合いだから関係ねぇな・・・・・!(スマホで動画を見て)そうだ、ラミエ先生・・・・・!ミオリたちが会いたがってたぞ・・・・・!ちょっと、一緒に来れるか? 」

音無ラミエ「えぇ、良いわよ……ミオリちゃんと会うの、久しぶりだから楽しみだわ。(嬉しそうな表情で)それにしても、警察の方が犯罪者相手とはいえ、こんな動画後悔して大丈夫なのかしら……。 」

浦橋龍助「警察も犯罪者もどっちもどっちだ・・・・・!釜山について、ミオリに聞いてみたら?凄い悪口言うと思うぜ・・・・それじゃ、行きましょう・・・・ラミエ先生・・・・・(ラミエを連れてミオリ宅のほうへ歩いていく) 」

音無ラミエ「そう……でも、やり過ぎは可哀想だと思うわ…。(複雑な表情をして 」


西條レミ「(動画をタブレットで見ながら、歩道を歩き)…………釜山君………貴方は確かに、報いを受けるべき行為をした………だけど…………   何で、奴らが彼を咎めるの?(釜山に暴行を加えている人物を見て、徐々に怒りに満ちた表情に変わり)………よく分かったわ、野仲君………貴方も、結局変わらないって事が………(憎悪に満ちた声色で、小さく呟き、歩みを進めていく 」





アズマ「(ポイシスとロックラルを引き連れ、街の入り口に到着し)本部での聴取、お疲れ様でした……約束通り、あなた方を解放いたしましょう……そして、今後あなた方がこの星でどういう仕事をなさろうと、余程の事態でない限り、私共が干渉する事は致しません。(2人の拘束を解き)くれぐれも、程々の範囲でお願いしますね?悪を退治するのは結構ですが、度が過ぎればどうなるか……今回の一件で、十分お分かりになったかと思います。 」

ポイシス「ああ・・・・分かった・・・・・・!だがお前のせいでケイオスの警察共がまーた調子こきやがったぞ・・・・・!大事になったら責任とれよ! 」

ロックラル「釜山は一度警察に助けを求め、見て見ぬふりをされて障害者になったんだ!そのあいつらが再び調子こき始めたから、また大ごとになるぞ!多分な! 」

アズマ「その件に関しては、申し訳ないとは思います、しかし、今回はそれ以前の問題でしたので……宇宙警察特別指名手配犯が関わってなければ、あなた方の会社に我々が干渉する事も、白き執行者がこの星に来る事も無かったでしょう……そして、釜山氏が神の力などを手にし、暴走する事も………本星を捕える事が出来たとはいえ、私もまだまだ未熟だという事を、改めて痛感されられました。(少し、悔しさの残る表情で 」

ポイシス「だったら、大事になる前に俺らと協力して止めに行ってもいいんじゃないのか?俺らだって北朝鮮軍等を潰したとはいえ、やり過ぎたところもあったしな・・・・ 」

ロックラル「相川成男は、とてつもない厄介な刑事だ・・・・・!昔は暴走族だったみたいだからな・・・・・! 」

アズマ「………そうですね、警察官の端くれとして、やるべき事はやりましょう。(歩き出して)……そう言えば、あなた方軍を潰したと言っておられましたね………いつ聞いても驚きです。 」

ロックラル「俺らのドラゴンポケモンを使っただけだ・・・・・!話が分かるんだったら、止めに行くぞ・・・・!資金なら幾らでもあるし、あるんならあるうちにやるべき事を済ませようぜ(アズマに) 」

アズマ「えぇ……流石に、警察としてやるべきことを見誤ってはならない………その事を、ここの方にも分かっていただかなくては。(動画を見て)………同じことの繰り返しじゃないですか、こんなのは………(呆れた様子で呟き 」



~清空家 玄関前~


音無ラミエ「………ミオリちゃん……ふふ……緊張するわね………(ミオリ宅のインターホンを押し 」

浦橋龍助「さて、ミオリどんな反応すっかな・・・・・ 」

ミオリ「はーい!(玄関のドアを開け)どちら様――――――   えっ?(ラミエを見て 」

浦橋龍助「よう、ミオリ・・・・・・!ラミエ先生ご本人だぜ? 」

音無ラミエ「……えっと………お久しぶりね、ミオリちゃん………近くまで来たから、ちょっと顔、見たくなって………。(照れ隠しの混じった笑顔で 」

ミオリ「――――――ぅ――――――(ラミエの姿を見て、両の瞳を潤ませ)――――――音無先生っ!!!(ラミエに抱き着いて 」

音無ラミエ「きゃっ!?(ミオリに抱き着かれ)………ミオリちゃん、ど、どうしたの?何か、辛い事でもあった……? 」

ミオリ「………辛くない………辛くないよ…………ぅ………うぅ~………(ラミエの胸に顔をうずめ、号泣する 」

音無ラミエ「あ、あらあら……もう、ミオリちゃんてば……。」

浦橋龍助「フッ・・・・まあこれも予想通りの一つだな・・・・・・! 」



黄沼ジュリエ「いたたた・・・・・。ケント君、一緒に育て・・・・ようね?(少し膨らんだお腹を押さえてケントに) 」

ケント「……うん、かなり早いけどさ、しっかり責任は取らなきゃね………何か、こうして見ると、まだ夢でも見てるみたいだよ………それくらい、今の僕は普通じゃない人生の真っただ中にいるんだね。(ジュリエに)……大丈夫かい?無理しないで。 」

男子中学生A「おいおい、ジュリエちゃーん・・・・後輩の男子とあーーんなことしちゃったんだよなぁ?ミロメールが逮捕されて物足りないからでしょー?物足りないんなら、俺らが何とかしてやるぜ!!!(男子中学3年生の人たちがジュリエ、ケントの周りを囲み、ジュリエを掴み上げる) 」

ケント「!! ………何なんだよお前ら………誰もそんな事頼んでない!止めないと警察を呼ぶぞ……!! 」

黄沼ジュリエ「いやあああああっ!!ケント君助けて!!!警察呼んだら・・・・・・私たちも・・・・・捕まっちゃうかもしれない・・・・・・!! 」

男子中学生B「小学生相手にそんなことするなんてお前、最低だなー!!ぎゃははははは!(掴み上げられたジュリエの服に手をかける) 」


―――――― バ ァ ン ッ ! ! (突然、男子中学生に向かって発砲される)


男子中学生たち「なんなんだ今の発砲は!!誰だおんにゃろー!! 」

ケント「!! 今の、誰……?(発砲音に驚き 」

ザビーダ「――――――何……〝残党狩り〟ってやつさ。(ハットを目深に被り、男子中学生のほうへ歩いてくる) (CV‐津田健次郎) 」

男子中学生たち「ちくしょー!お前はどうせ動画で一生言われるんだからなー!!!(そういい、逃げ去る) 」

ザビーダ「フン……おととい来な。いや、来なくていいのか。  しばらく張ってて正解だったな……(独り言のように)(CV‐津田健次郎) 」

ケント「!貴方は………  また、お会いしましたね………あ、ありがとうございます!!(ザビーダに)……僕も、強くならなきゃ……まだ、油断できないんだ……。(呟く 」

ザビーダ「…おう。……お前らも、まだ全てが終わったわけじゃねえ。たとえ生身の人間だろうが……気なんてそうそう許すもんじゃねぇな。(CV‐津田健次郎) 」

ケント「えぇ……そうですね―――――――(ジュリエの手を握りながら」




一方……


ルナール「(無人となった戦場の中心にて)やれやれ……………すっかり萎らしくなっちまったな………ブツブツ………  ハァ……………これから、どうしたものか………ニィ(密かに笑みを浮かべる) (CV‐子安武人) 」

謎の人影「……。 」

ルナール「……あん?……誰だ。(CV‐子安武人) 」

謎の人影「………。 」

ルナール「おいおい………(CV‐子安武人) 」

謎の人影「……… 」

ルナール「誰だって………(CV‐子安武人) 」

謎の人影「……… 」

ルナール「きいて……………(CV‐子安武人) 」

謎の人影「……………………………………… 」


ルナール「―――――――――――――!! ガフッ……………   ―――――ドサッ (CV‐子安武人) 」




????「(道を歩いていたフレアチューバー社員の遺体を持っている)さて、警察がちょうど暴れてるみたいだし……指示通りにやらせていただきますか。(倒れた遺体の首に看板をかけ、繁華街の真っ只中に置いて飛び去る) 」

ペニー「俺だ。F殲滅計画の方はどうなってる?……そうか。とりあえず、フレアチューバーへの攻撃に対し不平不満を述べてるやつを見かけたら容赦無く殺せ。堂々とでいい。どうせ警察はほぼ俺の手中のようなもの。そうは発覚せんよ(アジト内にて、何者かと電話をしている) 」

???「………見せしめ、と言うわけですね?わかりました。このままド派手にやります。それで…本当に、警察名義で処刑したと書いて晒していいんですかねぇ?(ペニーの電話の主) 」

ペニー「構わんよ。どうせ警察だってフレアチューバーの連中に攻撃してる動画を堂々とあげてるから民衆も疑いはしないし……あんな動画をあげてる以上、どうせ警察の連中が何を言おうが奴らがやってないなんて信用する奴はそうそういないだろ…まぁ何かあったらNKMRに責任押し付ければいい話だから…気にせず反フレアチューバーの風潮を強めていけ。(電話を切る) 」

ペニー「……さて、俺も行くか。(風となり、アジトから出る) 」



寄宿舎 ロビー~


ソフィ「ふぅ…(ロビーの椅子に腰かけて)ようやく、帰れるんだね。 」

化野 紅緒「えぇ、ようやく……(窓の外を眺め)この世界で過ごした数日間、いろいろな事があった………良い事も、悪い事も……。 」

きなこ「ホンマに…… それにしても、ジャリガキとゴツイおっさんは何してはるんでしょうね?(テーブルの上で寝そべりながら 」

焔魔堂 ろくろ「悪い悪い!遅くなっちまったぜー!(土産の入った袋を持って)……あれ、刑事さんは? 」

化野 紅緒「ん、やっと来た……(ろくろの方を見て)……刑事さんは、少し用があるから遅れるって言ってた。 」

焔魔堂 ろくろ「そうか……(椅子に腰かけ)はぁー、やっと鳴神町に帰れるぜ………  と、言いたいとこだが、やっぱ何かモヤモヤすんなぁ……。 」

???「………(陰から彼らを見ている) 」

きなこ「何やジャリガキ、せっかく帰れるって時に…… せやけど、まぁ……分からん事も無いで?フレアチューバーは崩壊し、白き執行者も逮捕された……この事件で命を落とした人達も、生き返る事が出来た………けど、白き執行者に魂を砕かれた被害者は、残念ながらこの世に戻れぬまま、その上白き執行者の配下の内3人が未だ逃走中、フレアチューバーの社員は職を失い、奴らに抑圧されてきたチンピラ共がイキって暴れ回ったり……他にも何や、解決出来てない事もあったりでワヤクソになっとるもんなぁ……。 」

化野 紅緒「……ええ……でも、刑事さんの言うとおり、この世界の事はこの世界の人に任せて、私達は私達の世界に帰って、自分達に出来る事をするべき……。 」

焔魔堂 ろくろ「……あぁ、分かってる……俺達は一刻も早く元の世界に戻って、ケガレを祓わなきゃならねぇ……悔しいが、ここから先は刑事さん達や、この世界の『英雄』って人達に任せるしかねぇみたいだしな……。 」

ソフィ「……私達も、早く戻って、エルドラドを探さなきゃ………  そういえば、ソードは?一緒だったんじゃないの?(ろくろに 」

焔魔堂 ろくろ「え?……あぁ、ソードさんなら、さっき便所行くって言って離れたけど………。 」

ソード「ふぅ……悪い悪い……何か腹壊しちまって、遅くなっちまった……。(少し具合が悪そうな表情で、ロビーの方に歩いてくる 」

???「…俺です。どうやらネズミの一部はもうここを発つようです(携帯を取り出し、小声で通話を始める) 」

ソフィ「あっ、遅いよソード!……もう、だから止めてって言ったじゃん、あのサンドイッチ食べるの……。 」

ソード「だってよぉ、せっかく作ってもらったモン捨てるのも忍びないじゃねぇか………  ん、お前、お土産買って帰るのか?(ろくろの持っている袋を見て)はぁー……どうしようか、俺も買って来ようかな……。 」

焔魔堂 ろくろ「え?あぁ、だったらそこ、売店近いから行って来れば?結構良いもの売ってるぜ。(売店を指差し 」

ソード「へーぇ……ソフィ、ちょっと行って来るか? 」

ソフィ「えっ、良いの?だって、刑事さん来るかもしれないよ? 」

銀髪の少年「それなら、まだ大丈夫ですよ。(ソフィ達のいる席に歩いて来て)アズマさんでしたら、急用で少し到着が遅れるって言ってましたから……まだ時間には余裕がありますよ。 」

ソード「?(少年を見て)……坊主、刑事さんと知り合いか? 」

銀髪の少年→澤田 千尋「あ、申し遅れました……僕は、澤田千尋(さわだ ちひろ)という者です、アズマさんには、小さい時からいろいろとお世話になっておりまして……今日もたまたま道でお会いしたものですから、皆様に伝言をお伝えしたく参りました。(礼儀正しく挨拶する 」

ソフィ「そうなんだ……ありがとう、えっと……チヒロ君!それじゃぁ、私も少しお土産選んで帰ろうかな。 」

閻魔堂 ろくろ「へぇ……刑事さんにあんな小さい知り合いが………千尋って言ってたが、その………(千尋の、和風な名前とは少々噛み合わない、外国人の様な容姿を見て)………日本人、なのか……? 」

化野 紅緒「……きっと、ハーフなんじゃないかしら…。 」

焔魔堂 ろくろ「あ、なるほど……だからか…… なぁ、千尋君、刑事さんから他に何か伝言とかないか? 」

澤田 千尋「え?…あ、はい、実はですね……。(ろくろの座っている席に歩み寄って 」

きなこ「ん、何や?まさか早速ワイらの助けが必要な事件でも起こったんかいな?(千尋を見て 」

澤田 千尋「いえ、そういう訳では無くて……  その、あなた方と同じく、違う世界からここに迷い込んだ方々が、後6人ほどここに来るとの事なので、宜しくお願いしますとの事で……。 」

焔魔堂 ろくろ「Σろ、6人!?え、俺達の他にまだそんなにいたのかよ!? 」

澤田 千尋「はい……この星は、不思議な星でして……不意に様々な世界と繋がり、様々な人々をここへ導くみたいです……あなた方と同じようにここへ導かれた人達は、正直数え切れないほどいるみたいですよ。 」

きなこ「はぁ~、何ちゅーはた迷惑な星や……何のつもりか知らんけど、いきなり連れて来られた方はたまったもんやないで!なぁ紅緒様?(紅緒の方を見て 」

化野 紅緒「まったく……連れて来られた人達は、皆ちゃんと帰れているの……? 」

澤田 千尋「はぁ……帰れる人もいますし、今もここに留まってる人もいるみたいで……半々と聞きましたけど……。 」

焔魔堂 ろくろ「何だよそれ、帰れねぇ奴もいんのかよ……(汗)……念のため聞くが、俺達、ちゃんと帰れるんだよな?帰れねぇと本気で困るんだが……。 」

澤田 千尋「ご心配なく、皆様はちゃんと帰る事が出来る様に、宇宙警察の方々がご協力して下さるみたいなので……先程申し上げた6人の方々が到着し次第、ここを発つ予定です。 」

ソード「こっちは刑事さんの言う事信じて、ここまで協力したんだ……そうでないと困るぜ、まったく。(千尋に)よし、じゃぁ土産でも買いに行っとくか、ソフィ。(売店の方に歩いて行き 」

ソフィ「うん!(ソードに着いて行き 」

澤田 千尋「………あれ?そういえば………ここにはろくろさん、紅緒さん、ソードさん、ソフィさんの他に、スレイさんとミクリオさんがいらっしゃってると聞いたはずなんですが………お2人は? 」

焔魔堂 ろくろ「!あ……あぁ、スレイとミクリオか……… 実はな、あの2人……ここに、残るみたいなんだ。 」

澤田 千尋「えっ?そ、それってどういう……。 」

化野 紅緒「……ここに来る前に、言われた……2人の話によると、2人がいた世界から、この世界に来た者達が何人かいて……その中に、2人にとって宿敵ともいえる、恐ろしい存在が混じっていたらしい………2人は、その宿敵を止めるべく、ここに残ることを決めたと………  刑事さんには、後から話すつもりだった……。 」

澤田 千尋「……そうだったんですか……… それなら、仕方ありませんね……アズマさんも、分かってくれると思います。(そう言って、時計に目を向け)………もう、そろそろですかね………。 」



~East・C・Land ソーディアンガレージ前~


カレン「(ガレージから出て来て)……申し訳ありません、皆さん……何か、お仕事に行ってるのかどうか分からないんですけど………その、ガレージの皆さん全員留守の様でして………残念ながら、徒歩で寄宿舎まで向かう他ないかと………。 」

ブドウのような髪型の少年「はぁ!?何だよ、そりゃねぇよ!!ここまで来るのでさえどんだけくたびれたと思ってんだよ!!やっと乗り物に乗れると思ったのにそりゃねぇだろうがよぉ~!!!(その場に崩れ、喚き散らす 」

逆立った金髪の少年「うるせぇぞ峰田ぁ!!テメェが体力ねぇだけだろうが!!(ブドウのような髪型の少年に対し)おいチビ!もう良いからさっさと寄宿舎ってとこまで案内しやがれ!(苛立った様子で、歩き出し 」

カレン「Σあっ、は、はい!(急いで金髪の少年の前に走って行き)で、では、ご案内いたします……出来るだけ、早く到着出来るルートを行くようにしますので……。(先導しながら 」

カエルっぽい面立ちの少女「爆豪ちゃん、少し落ち着きましょ、カレンちゃん怖がってるわよ。(金髪の少年に)ほら、峰田ちゃんも行くわよ。(ブドウの様な髪型の少年にそう言って、カレンに着いて行き 」

ブドウのような髪型の少年→峰田実「うぅ……クソぉ~!何で1円も持ってねぇ時に、こんなとこ連れて来られなきゃいけないんだよ~!!(不満を垂れながら着いて行き 」



~一方 コンビニエンスストア“filet(フィレ)”~


デス・ザ・キッド「(コンビニ袋を下げて、filet(フィレ)から出て来て)まさか、コンビニに本物のフカヒレが売っているとはな……しかもここまで安いとは……せっかくだから土産として買って帰ってやろう。 」

リズ「(キッドに続いて店から出て来て)土産でフカヒレって、絶対ビビるぞ皆……(汗)にしても、本当に妙な世界だね……。(周囲を見渡して 」

パティ「キッド君と同じ死神もいたしね~。(抱えているマックリアの袋から、ハンバーガーを取り出して 」

デス・ザ・キッド「あぁ、プルスト君か……彼には、随分世話になったな……同じ死神で、尚且つシンメトリーの良さを理解してくれる同志と、いざ別れるとなると……寂しいものだな……。(少し沈んだ表情で 」

リズ「分かってたか……?私にはただ、面倒だからとりあえず同意していた様にも見えたけど……。(呟く 」

デス・ザ・キッド「何を言っている!彼はそんな奴じゃない、見ただろう!きっちりと整えられた髪、左右きっちり同じ長さに捲くられた袖、そしてあの完璧な、左右対称の両手鎖鎌の構えを……あれは、普段からきっちりかっちりした生活を欠かさず、シンメトリーの素晴らしさを理解しているからこそ出来る芸当だ!まさに同志じゃないか……っ(感極まったような声で 」

リズ「分かったよ!分かったからとっとと行くぞ!何か宇宙警察だか何だかよく分からないけど、デスシティーに帰してもらえるんだろ? 」

デス・ザ・キッド「おっと、そうだな……早く帰らねば、父上や皆も心配しているだろう……。(そう言って、近くのタクシー乗り場に向かう 」



~その頃 Kハウス~


アキラ「(玄関を開け、外に出て)兄さん!早く早く! 」

キルビス「分かったよ、そう慌てるなって。(玄関の鍵を閉めた後、買い物袋を手に、アキラに駆け寄り)よし、行くぞ。 」

アキラ「うん!(キルビスと一緒に歩きながら)えへへ……兄さんとお出かけするの、久しぶりだね。 」

キルビス「あぁ、いろいろあったからな……でも、これからはまた、ずっと一緒だからな?(優しく微笑み 」

アキラ「……うんっ!(嬉しそうに、キルビスと腕を組んで 」

キルビス「おっ…………へへっ。(腕を組まれ、思わず顔がにやけてしまう)……(………本当、いろいろあったけど………またこうしてアキラと一緒にいられるんだな………どうか、この幸せが続きますように………。) 」

黒フードの青年「スッ――――(キルビス達とすれ違い、彼らを横目で見て)…………安心しろ………お前の幸せは、俺が護ってやるからよ――――――――  ヒュオォォッッ――――――――(フードが風で捲られ、露わになった『彼』の顔――――  それは、先ほどすれ違った『彼』と、まったく同じ、瓜二つの顔であった 」

白ローブの人物「ヴオンッッ―――――――(黒フードの青年の前に現れ)時間だ、レッドとスカーレットの元に向かえ、“キルビス”―――――――― 」

黒フードの青年→キルビス「あぁ――――――(フードを脱ぎ、ローブの人物に顔を見せ)行って来るぜ、『ルべリア』さんよぉ――――――(そう言って、風のように走り去る 」


白ローブの人物→ルべリア「……フッ………さて、私も仕事に取り掛かるとしよう………   ビュンッッ――――――(その場から瞬間移動し、消える 」




浦橋龍助「さてと・・・・この後、出発しないとな・・・・!(スーツケースを持って、R34スカイラインGT-Rの後部座席におく) 」

音無ラミエ「浦橋君、今日はありがとうね……また、一緒にレースでも見に行きましょう。(清空家の玄関前で、龍助を見送って 」

ミオリ「ありがと浦橋君、今度は家でご馳走するよ!(ラミエの後ろから、龍助に手を振って 」

浦橋龍助「ラミエ先生、実は俺・・・・・またスポーツをやることになったんだよ。今回は、レースじゃなく・・・・再びテニスをね・・・・。それじゃあな。(ラミエに)・・・・おう!じゃあな!!また困ったことあったら連絡してくれ!!よっぽどな場合に限るが・・・・・でも、できるだけ助けてやるからな!!ごちそうか・・・・楽しみにしてるぜ!!(R34GT-Rに乗って空港を目指し走り去っていく) 」

音無ラミエ「まぁ!浦橋君、またテニスをやるの?頑張って、私応援してるわ!(嬉しそうに手を振って 」



相川成男「おいこら!警察なめてんじゃねぇぞ・・・・・この単細胞デブ!(釜山の胸倉を掴み、腹に強烈なパンチをぶちかます) 」

釜山智則「ぶげええええええええええええええっ!!がはぁっ・・・・・・!! 」

増岡清次「なめてんじゃねぇぞ!!このちんかすちび!!(新田と取っ組み合いになったり、殴ったりしている) 」

新田貞行「てめぇこそしつけぇんだよ!!!このもじゃ豚!!!きったねぇ、もじゃもじゃ見せてんじゃねぇ!!!引きちぎるぞ!!!(増岡の顔面に強烈なキックをぶちかます」

アズマ「ザッ……(空き地の前に着き)────────そこまで!!!!(辺りに響き渡る程の大声を出し、空き地に入って行き)………あなた達……何をやっているんですか!! 」

ポイシス「貴様ら、調子に乗るのもいい加減にしろ!!(ポイズンソードを取り出す) 」

ロックラル「一応俺ら労基で働いているが・・・・・!!お前らみたいな不正や犯罪をやらかす奴らも潰しにかかることもしているぜ!(ロックソードを取り出す 」

相川成男「なんですか貴方達?不正をやったのも犯罪をやったのもこいつらですよ・・・・・?こういう世の中を知らないで済ませて好き勝手していいと思ってるゴミクズとは違うんですよ俺たちは。俺は、警察をやっています・・・・こんなフレアチューバーのゴミクズな奴らを放っておくわけにはいかないことになりましてね 」

野仲有孝「俺はこの単細胞のデブに両手潰されたんだよ!!潰されたとなっちゃ、物食べるのにも苦労すんだよ!!!(怒りを露わに) 」

相川成男「しかもこれ・・・・・政府からも言われたんだよ。刑事で偉くなった俺がね!・・・・・・ただ単に正式に裁くだけではダメだと言われたんだぜ。だからこうしているんだよ!それなのにも関わらず・・・・・まーだ反発してくるゴミクズな市民たちがいてねぇ・・・・・困っているのさ 」

アズマ「(相川に詰め寄って)相川さん、あなたの言い分は分かります……彼らがしてきた事は、決して許される事ではない………しかし、今あなた達がしている事も、法を守る者として、許される事ではありませんよ………フレアチューバーの権力が潰えた今、こんな事をしなくても、彼らを正式に裁く事は可能なはずでしょう? 」

ポイシス「確かに俺らだってやり過ぎたぜ?でもなぁ・・・・長時間労働で苦しんでいる人たちや、北朝鮮軍に殺された人たちだっているわけだ・・・・・!そもそもフレアチューバーは、おもしろ動画及び労基の強化版としてなりたった会社なんだぜ・・・・・。作られた原因は・・・・・・お前らの無能さもあるってことだ! 」

ロックラル「そういうことだ!だから俺らはブラック企業やお前ら警察の粋がって調子に乗って理不尽に逮捕したり・・・・・やられているのに見て見ぬふりをしているお前らに制裁を下して、動画を撮ったってわけだ!!だがその動画方法もよくないと分かった今・・・・・お前ら調子に乗ってんじゃねぇ!! 」

アズマ「お2人の言うとおりです、以下なる理由があろうと、このような行為は間違っている……立場が入れ替わっただけで、フレアチューバーのやって来た事と何も変わっていないじゃないですか。 」

西條レミ「ザッ……(謎のアタッシュケースを両手に持ち、空き地にやってくる)全く以てその通りね!………あなた達に、彼を責める資格があって?(相川と野仲に鋭い眼光を向けながら、歩いてくる 」

野仲有孝「なんだ・・・・弱虫の西城じゃねぇか・・・・!俺はあれだぜ?人の悪口を大っぴらに言ったゴミデブをぼこしたらさ・・・・・たまたま左肘に障害が残っただけでさあ・・・・・・俺に逆恨みして両手をトラックで潰したんだぜ?屑だよなあ釜山。 」

アズマ「!あなたは……(レミの姿を見て)あの、ここは我々が……。 」

西條レミ「申し訳ないけど黙ってて、刑事さん。(アズマに)………本当に変わってないわね、野仲君も……アズマ「………(走り去る相川を見送って)………これは、一筋縄ではいかないみたいですね……彼(相川)は、フレアチューバーの幹部達を酷く憎んでいる………。 」…何が逆恨みなのかしら、自分のしてきた事が、倍になって帰ってきただけでしょ?(野仲に)……警察の方も、随分偉そうにしてるみたいだけど………あなた達、何で彼(釜山)に恨まれたか、何の自覚も無いみたいね?そんな調子で、よく正義の味方なんて名乗っていられるわね。 」

野仲有孝「なんだてめぇ・・・・自覚がないだと?あいつらいつもいつも・・・・・陰でこそこそと・・・・・・いらつくんだよ!!!いらついた奴は、ぼこす!ただそれだけのことしかやってないのに、こそこそと・・・・俺らの悪口言って・・・・・両手を潰しにかかって・・・・・・!むかつくんだよ!!!何で俺なんだよ!!!! 」

相川成男「クッ・・・・関係のない奴らが・・・・・。もういい!!今日だけは見逃してやる!!!有孝・・・・マルスとリンクは解放してやれ・・・・(クオリスに釜山と増岡と新田を乗せて警察署まで走っていく) 」

西條レミ「はぁ……何もあなたに危害を加える気が無くても、ちょっと腹が立っただけでそうやって………それがおかしいって言ってんでしょ、何で分からないの?(強い軽蔑の眼差しを向けながら)………くっ、連れてかれちゃったか………でも、諦めないからね………。(去っていく相川の車を見て呟く 」

アズマ「!………(走り去る相川を見送って)………これは、一筋縄ではいかないみたいですね……彼(相川)は、フレアチューバーの幹部達を酷く憎んでいる………。 」


~それからすぐ、相川の向かった先では~


赤いFDの男「おやおや・・・・調子に乗っている刑事さんの相川さんですか・・・・・。貴方達の弱み・・・・・フレアチューバーとは別に握っておきましたよ 」

相川成男「なんだ貴様・・・・・!公務執行妨害でもする気か・・・・・? 」

赤いFDの男「たった今・・・・政府にも告発しておきましたよ・・・・♪警察関係だけ動物虐待をしてもいいとかってね!!証拠に録音もしておいたよ! 」

相川成男「な・・・・・・・・っ!!(スマホも確認して、動揺してしまう)・・・・・・・!!有孝!!今すぐ引き上げろ!!!動物虐待行為で告発されてしまった!! 」


野仲有孝「(一方、空き地にて、)なんだと!成男兄さん!・・・・チッ・・・・覚えていろよ・・・・・!!次はただじゃすまさんぞ!(動物虐待の告発について報告されたため、逃げ去ってしまう)」

西條レミ「……フッ、馬鹿な人達………もう、遅いのよ………(笑みを浮かべて、野仲を見送って)悪い事をすれば、報いを受けるのが当然………なら、あなた達も受けないと、おかしいわよね? 」

アズマ「………?(野仲の様子を見て)………西條さん、あなた一体何を………? 」

西條レミ「私は、何もしてないわ……彼らのやって来た罪が、明るみになっただけ………この街に蔓延してる正義は、どれも腐ってる正義ばかり………本当、困っちゃうわよね、刑事さん? 」

赤いFDの男「(空き地にやって来て)・・・・・あなたたち大丈夫ですか!?(赤いFDから降りてきてレミたちに) 」

アズマ「……西條さん…………  ?(突然やって来た男を見て)えぇ、何ともありませんが……あなたは? 」

赤いFDの男→松田充「いや、私はただの小学校の教職をやっていましてね・・・・・私は、松田充と申します。動物虐待が許せないから告発してみたら、ここまで上手くいくとは思わなかったんですがね。」

西條レミ「あら、充先生じゃないですか……あの人達の事通報してくれたの、あなただったんですね?お手柄ですわ。(笑顔で充に 」

アズマ「!……野仲さんが走り去ったのは、それで………。(納得した様子で、充に目を向け 」

松田充「釜山君も十分に反省してるみたいだしさ・・・・とりあえず、彼も釈放になったよ。(レミに」

アズマ「Σ釈放?え、えっ……?(……まだ、事件から3日しか経ってないはず………というか、それじゃあさっきの釜山さんは………!?) 」

松田充「俺が解放させたのさ・・・・・。さてと、俺は勤める小学校に向かわないとな・・・・・・!(そういい、赤いFDに乗り込み、小学校方面に向かって走っていった) 」

アズマ「なっ……釈放させたって………あ、ちょっと待って………!  ………行ってしまいましたか………一体、どういう事なんですか………? 」

ポイシス「あのFD3Sの教員・・・・ちょっと癖ありそうだぞ・・・・。気を付けたほうがいい・・・・・(アズマやレミに) 」

西條レミ「あら、毒嶋君も来てたの……(ポイシスを見て)もしかして、ちゃんと自分達のした事を悔いて、釜山君の事助けに来てくれたのかしら?だとしたらありがたいけど……少し遅かったわね、今聞いた通り、松田先生が何とかしてくれたからね。 」

アズマ「!……西條さん、ご存知だったんですすか?……あなた方、一体どういう………。 」

西條レミ「え?松田先生とは、まぁ……ちょっとした知り合いね……釜山君の事も、何度か相談に乗ってもらったわ……… さて、そろそろ良いかしら?私、すぐに釜山君を迎えに行ってあげなきゃ……彼の為の荷物も、用意してあるからね。(両手のアタッシュケースに目を向けながら)………それじゃぁ皆さん、ごきげんよう。(歩き去っていき 」

アズマ「…………(去っていくレミの後姿を見て)………西條さん………あなたは、一体………。(フレアスタジアムでの決戦の場における、レミの能力や行動の数々を思い返しながら 」



釜山智則「なんか知らないけど・・・・・動物虐待で告発されてニュースになってる・・・・・(路上でスマホを見て) 」

西條レミ「~♪(鼻歌を歌いながら、歩道を歩いており)………あっ!釜山くーん!探したわよー!(釜山に呼びかけ 」

釜山智則「西條さん!!・・・・・・俺、3日で釈放になったんだ・・・・!もう悪事には手を貸さない・・・・・!! 」

西條レミ「えぇ、知ってるわ……あなたの為に、交渉してくれた人がいたからね………連絡先あとで教えるから、ちゃんとお礼を言うのよ。(そう言って、釜山にアタッシュケースを渡し)で、早速なんだけど……これを貴方に渡そうと思って。 」

釜山智則「松田さんだよねぇ?あれ、高校の時の先輩だよ?西條さんと絡みあったか知らないけどさ・・・・!何このアタッシュケース・・・・ 」

西條レミ「まぁ、松田先生と知り合ったの、つい数日前の話だからね……あなたの釈放の件について、いろいろ聞いたりしてたのよ………  フフ、それね………開けてみたら、分かるわ………。 」

釜山智則「!・・・・これは・・・・?」

西條レミ「カチャカチャカチャ──────(アタッシュケースの中に入っていた多くの部品を、手も触れずに組み立てていき、1本のステッキの様な物を作り上げる)………あなたはこれから、いろんな人に狙われるかもしれないし、身を守る術はしっかり持っておいた方が良いわ………それ、あなたなら何か、分かるんじゃない?(釜山に 」

釜山智則「魔法の杖かよ・・・・・! 」

西條レミ「まぁ、そんなとこかな……あの会社にいた時、あなたは何度も使っていたはずだから、よく分かるわよね………  あの時の釜山君、カッコいいと思ったわ……姿を変えて、世にはびこる悪を成敗する影のヒーローって感じでさ………最初は私も、あなたの為になればと随分投資もしたものよ。 」

釜山智則「ありがとう、西條さん!俺の為に投資してたんだ・・・・・ 」

西條レミ「……あの時、私はあなたを救ってやれなかった……なのに、私はあなたに救われた………だから、償いと、お礼の意味も込めて、ね………(そう言って、もう1つのアタッシュケースを開き)釜山君、私ね……あの時の貴方と同じように、世の中の悪を裁くヒーローになりたいと思ってるの……テレビとかでよくある、夜の裏稼業的な感じの、あれね………あなたは、どう思う?今でも、世の中を自分なりに正したいって思いはあったりするの? 」

釜山智則「力があるなら・・・・・・そして、協力してくれる人、信頼できる人がいるならぜひ・・・・・・!!これで、ジュリエちゃんやアキラの体と心を弄び、ジュリエちゃんにできさせた償いをするつもりだ! 」

西條レミ「……フフ……あなたなら、そう言ってくれると思ってた!(喜びにあふれた表情を見せ、自分の持つもう1つのアタッシュケースの中の部品を瞬時に組み立て、釜山の持っている物と同じようなステッキを作りだし)約束を果たすわ、釜山君……私は、貴方を正式に雇う!ホテルスタッフとして、そして───────────  正義の志を持つ、ヒーローの1人として!! 」



アズマ「(空き地を後にして)では、私は一旦これで……異世界から来た人達を、元の世界に帰してあげなければいけないので……それが終わったら、また問題の解決に動くつもりですので……それでは、失礼いたします。(ポイシスとロックラルにそう告げ、歩き去る 」

ポイシス「分かった・・・・・なんかあったら連絡すっからよ・・・・・!俺ら今、ケイオスの労働基準局にいるからな!(アズマに) 」

アズマ「分かりました!また連絡します!(ポイシスにそう返し、携帯を取り出して)………もしもし、私です………連絡が遅れて申し訳ありませんね、今、そちらに向かいます。 」



カレン「(寄宿舎の扉を開け)……あっ!プル……いや、千尋君!遅くなってごめんなさい!途中でガレージに寄ったんだけど、誰もいなくて……。 」

澤田千尋「……!(カレンを見て)遅いぞ!さっきもうすぐって言って、何分経ってるんだよ!!(席を立ち、カレンに歩み寄って)………あなた方が、刑事さんの言っていた………お疲れでしょう、刑事さんが来るまでお休みになってください。(カレンの後ろにいる3人に向けて 」

カエルっぽい面立ちの少女「あなたが千尋君ね……カレンちゃん、私達の事一生懸命ここまで案内してくれてたの、私達は大丈夫だから、どうかあまり責めないで上げて。 」

峰田実「俺はちっとも大丈夫じゃねぇよ~………(ロビーの椅子に座って)や、やっと休める………マジで地獄だった………。 」

逆立った金髪の少年「へぇ、お前が………まーたチビがエスコート役か?宇宙警察だったらもっとマシな人員用意出来ねぇのかよ?(千尋を見て 」

カレン「ほ、本当にごめんなさい……(千尋に)あ、良いんですよ、私も力不足でしたし……でも、ありがとうございます。(カエルっぽい面立ちの少女に)………!! あ、ちょ、ち、チビって言っちゃ………!! 」

澤田千尋「そ、そうですか……すいませんでした、人様の前でみっともない所をお見せして……。(申し訳なさそうに頭を下げ)――――――――あ?………今、チビって言ったか?(金髪の少年を睨み付け 」

逆立った金髪の少年「あ?何だよ、別に間違った事は言ってねぇだろ?(千尋を睨み返し」

カエルっぽい面立ちの少女「爆豪ちゃん、子供相手にみっともないわよ。(少し怒った様な声色で、金髪の少年に)ごめんね……彼、この世界に来ていろいろあって、今すごくイライラしてるから……普段はここまでじゃない――――――――  いや、普段も大体こんな感じだと思うけど、とりあえず根は悪い人じゃないの、許してあげてくれるかしら?(千尋に 」

澤田千尋「……!(怒りにまかせて拳を握りしめたところで、少女の言葉を聞いて)………分かりました……こちらこそ、またみっともない所をお見せしてしまう所でした………申し訳ありません。(冷静になり、頭を下げ 」

逆立った金髪の少年→爆豪勝己「あ?喧嘩売ってんのか蛙吹!(カエルっぽい面立ちの少女に)まぁいい……とりあえず、何でも良いからさっさと刑事さんとやらを呼んで来いや……こっちだってなぁ、暇じゃねぇんだよマジで………!(苛立った様子で千尋に 」

焔魔堂 ろくろ「……おい、お前。(爆豪の近くに来て)何そんなにイライラしてるのかしらねぇけど、子供相手に凄むなよ、ちょっと落ち着いたらどうだ? 」

澤田千尋「……! すいません、もうすぐ来るはずですので…………  わっ、ろ、ろくろさん………! 」

化野紅緒「ちょっと、ろくろ……(ろくろの後を追って)……! もしかして、千尋君の言っていた………(カレンの後ろの3人を見て)ろくろ、喧嘩は止めて……。 」

カレン「あ、あわわ………どうしよう、マズい事に………。(爆豪とろくろを見て 」

爆豪勝己「……あ?(ろくろを見て)何だ、テメェは………初対面の癖に随分偉そうに言ってくれんじゃねぇかよ?部外者はとっとと消えろカス。」

焔魔堂 ろくろ「別に、喧嘩するつもりはねぇよ、ただ注意するだけさ…。(紅緒に)……はぁ?誰が偉そうだって?一体どの口が言ってんだろうなぁ、おい?それを言うならお前だって十分偉そうに見えるけどなぁ?初対面の人間に向かって、カスだの何だの……お前歳幾つだよ、他人に対する口の聞き方学び直した方が良いんじゃねぇのか?(明らかな喧嘩腰で爆豪に 」

きなこ「Σおい、ジャリガキ!何してんねん!思いっきり喧嘩腰やんけ!紅緒様の言うた事聞こえとるんか!(ろくろに 」

カエルっぽい面立ちの少女→蛙吹梅雨「Σケロ……もしかして、あなた達………(ろくろたちを見て)爆豪ちゃん止めて、この人達……私達と同じ様に、元の世界への帰還を希望してる人達よ! 」

爆豪勝己「あ゛?……んだテメェ……やろうっての?(攻撃的な目つきでろくろを睨み)!! ……は?こいつらが……マジで言ってんのか?こいつらもここに住む一般人擬きじゃねぇのか……!?(梅雨に 」

化野紅緒「グイッッ(ろくろの首根っこを掴み)……今、注意するだけって言ったでしょ………?(ろくろを睨み付け 」

焔魔堂 ろくろ「あぁ?誰が一般人擬きだテメェ………  !!(首根っこを掴まれ)あ……す、すいませんでした………。(汗) 」

カレン「あ、ほ、本当です!千尋君から、連絡は受けてたので………ここに、あなた達と同じ帰還希望者を5人、既に連れてきていると………それが、あの人達で………。(爆豪に 」

爆豪勝己「Σな……… テメェそう言う事は早く言えや!!(カレンに 」

カレン「Σひっ…… すいません、本当にすいません……!(頭を下げ 」

蛙吹梅雨「爆豪ちゃんがそうやって怒ってばかりいるから、言いづらかったんでしょ?少し、頭を冷やしたら?(爆豪に)ごめんなさいね、本当に………嫌な気分にさせちゃったわね。(ろくろと紅緒に 」

爆豪勝己「は、俺の所為かよ!……クソが……!(椅子に座り)……あぁーっ……どいつもこいつも、マジでムカつくなぁ………さっさとここから帰せっつーんだよ………!!(酷く苛立った様子で呟く 」

澤田千尋「………ふぅ………(一応は治まった喧嘩を見て、安堵の息を漏らし)………アズマさん、まだかな………。 」

化野紅緒「あ……いいえ、こちらこそ、連れの者がみっともない所を見せてしまって………。(梅雨に 」

峰田実「何荒れてんだよ、落ち着けって……ここ、涼しくて最高じゃねぇかよ……。(椅子に寝そべり、リラックスして 」

焔魔堂 ろくろ「え、みっともないって、俺かよ…… い、いや、こちらこそ……すまねぇな、ムキになっちまって………(梅雨に 」

蛙吹梅雨「謝らないで、元々はこっち側が蒔いた種だし……でも驚いたわ、私達の他にも、ここに連れて来られた人が大勢いるなんて……一体、この世界は何なのかしら……? 」

爆豪勝己「……はぁー、気楽で良いよなぁ?……そんなに居心地良いなら残るか?この訳の分からねぇ気色悪い世界によぉ……!(峰田に鋭い眼光を向けながら 」

峰田実「ちょ……そこまで言ってねぇじゃん!あ、当たんなよ俺にぃ!(汗)……そ、それにしても、俺らの他にここに来た奴らがいるなんてなぁ……てか、あの子結構良くね?(いやらしい目で紅緒を見て呟く 」

化野紅緒「さぁ、私達にも、見当がつかない……ただ、1つ分かったのは……この世界が、多くの異なる世界から、人を引き寄せているという事、そして………この世界は、常識外れの事件が日々起こり、私達が知っている平穏な日常は、まず無いという事………現に、私達もここへ来てすぐに、恐ろしい事件に巻き込まれる形になった………。(梅雨に)ピクッ …………(何かを察したのか、峰田に鋭い視線を向ける 」

峰田実「Σビクッ(紅緒の視線を感じ、顔を逸らし)……え、何………俺まだ何も………。 」

蛙吹梅雨「……あぁ、彼ね、彼は峰田実(みねたみのる)って言って、私のクラスメイト……彼、とてもスケベなのよ。(峰田を見て紅緒に)で、その近くにいる、さっきあなたのお連れさんと喧嘩しかけてたのが、爆豪勝己(ばくごうかつき)、同じくクラスメイトよ……さっきの見てて分かると思うけど、面倒な性格なのよね………で、私は蛙吹梅雨(あすいつゆ)よ、梅雨ちゃんと呼んで。 」

爆豪勝己「分かりやすく下心出してるからだ、カス。(峰田に)何か言ったか蛙吹?(梅雨に 」

化野紅緒「梅雨ちゃん、ね……私は、化野紅緒(あだしのべにお)、こっちは、 焔魔堂 (えんまどう)ろくろ………よろしく。 」

焔魔堂 ろくろ「なるほど、確かに面倒くせえっぽいな、あいつ………(爆豪を見て)お、おう……よろしくな、梅雨ちゃん。(梅雨に 」

蛙吹梅雨「よろしく、紅緒ちゃん、焔魔堂ちゃん……ちょっと、呼びにくいわね。(呟く)別に、何も言ってないわよ、爆豪ちゃん。(爆豪に 」

ソード「お?何だ、土産買ってる間に、何かまた増えてんなぁ。(ロビーに戻って来て 」

ソフィ「本当だ……もしかして、刑事さんの言ってた人達かな?(リュックにお土産を詰めて歩いてくる 」

アズマ「(寄宿舎のドアを開け)皆さん、お待たせいたしました!(ロビーへと歩いて来て)申し訳ありません、ちょっと野暮用がありまして……随分遅れてしまいましたね……。(申し訳なさそうな表情で 」

閻魔堂 ろくろ「お、2人共来たか……(ソードとソフィを見て)! 刑事さん!ずいぶん遅かったなぁ……何かあったのか?(アズマに 」

澤田千尋「あっ、アズマさん!もう、何処に行ってたんですか?なかなか来ないから心配したんですよ? 」

爆豪勝己「!……やっと来たのかよ………   は?(アズマを見て)………おい………あんたが刑事なのか?マジでよ………見た所、俺らと歳変わんねぇか、あるいは下にしか見えねえんだが………。 」

蛙吹梅雨「爆豪ちゃん、失礼よ………  でも、言われてみると確かに中学生か、私達と同じ高校生くらいにしか見えないわね………(アズマを見て)でも、皆が揃って言うんだから事実のはずよ。 」

アズマ「えぇ、少し急な用事が入りましたもので………。(ろくろに)申し訳ありませんでした、千尋君、カレンちゃん……私がいない間、皆様を案内して下さっていたのですね、ありがとうございます。(千尋とカレンに)Σえっ……あ、あぁ……すいませんね、背が低くて童顔なもので………一応、今年で32なんですけどね……と言っても、信じてもらえるかはわかりませんけど……。(爆豪に) 」

爆豪勝己「んな事はどうでも良い……あんたが刑事さんだっつーなら話は早い、とっとと俺達をこの世界から帰してくれよ、元の世界でやんなきゃいけねぇ事が山ほど残ってるし……こんな気色の悪い世界に、長居したくねぇんだ……! 」

デス・ザ・キッド「お、あそこだな……(寄宿舎に入り、ロビーの方を見て)おーい!すまないが、元の世界への帰還希望者の集まりはここか?(アズマ達に向けて 」

澤田千尋「あ、いえ、そんな……アズマさんも、お疲れ様です。(アズマに)……あっ!あれは………はい!ここです!(キッドに 」

アズマ「そ、それは大変でしたね……お任せください、責任を持って、送り届けますので。(爆豪に)あっ、どうやら、最後の組が来たようですね………  そうです!こちらへお集まりください!(キッドに 」

閻魔堂 ろくろ「お、何だ、また来たぞ……てか、何だあの髪型………。(キッドの髪を見て 」

化野紅緒「ろくろ、失礼な事言わない………  確かに、変わってるとは思うけど。(キッドの髪を見ながら呟く 」

リズ「はぁ、やっと帰れるー……(キッドの後を付いて来て)わっ、結構いるんだな……全員私らと同じように、ここに連れて来られたのか………? 」

パティ「おー、いっぱいいるねー。(ロビーに集まった全員を見て)これから皆で帰るんだね、なんか遠足みたい。 」

デス・ザ・キッド「Σおお、君はプル……… いや、千尋君じゃないか!また会えるなんて光栄だ!!(千尋に駆け寄って)あなたがアズマ刑事ですね、千尋君から聞いています……この度はどうか、宜しくお願い致します。(アズマに 」

澤田千尋「あ、は、はい、キッドさん……僕も、嬉しいです。(笑顔でキッドに)お連れのお2人も来ているようですし、アズマさん、そろそろ………。 」

アズマ「はい、こちらこそ宜しくお願い致します。(キッドに)そうですね……では、これから本部より護送車を及び致しますので、しばしお待ちを……。 」

ソフィ「……あの人、チヒロ君の知り合いなのかな?随分中良さそうだね。(キッドを見てソードに 」

ソード「多分そうなんじゃないか? ……むっ!?(ふと、リズとパティの胸を見て)…………………  スタスタスタ(リズとパティの方に近づき)──────パシッッ  ………ダブル御参拝………っ(手を合わせ、拝むような仕草をして 」

峰田実「ん?何だ………  ! てか、何かスゲースタイル抜群の姉ちゃん2人も連れてんじゃねーか!!おい!何なんだよお前!!(キッドに 」

デス・ザ・キッド「スタイル?………何だ、もしかしてリズとパティの事か?(峰田を見て)!!………おい、ちょっと待て………何だその髪は!片側だけ盛るなんて……全くバランスが取れてないじゃないか!!よく見ると、頭のその球の数は丁度4個!十分半分に割り切れる!!4つのうち2つを左側に寄せればきっちりシンメトリーに──────(峰田の頭の球に触り 」

峰田実「は?お前何言って………おい!触んなって!くっ付くぞそれ!!(キッドに 」

リズ「あーもう、またキッドの悪い癖が………  わっ!な、何この親父………ちょっと、何なんだよいきなり!?(ソードを見て 」

パティ「およ?……ごさんぱいー。(ソードの仕草を真似してみて 」

デス・ザ・キッド「ん?……えっ、何だこれ!!と、取れないっ……!!(峰田の頭の球が手にくっ付き 」

閻魔堂 ろくろ「な、何してんだアイツ……(キッドを見て)……あれ、何かソードさんも変なことしてんだけど!?(ソードを見て 」

ソフィ「ちょ……ソード!人前で止めてって言ってるでしょ!!(ソードに)ごめんなさい、この人、ちょっと病気なんです………!(リズとパティに頭を下げ 」

爆豪勝己「………! ……また、訳分かんねぇ奴が来やがったなぁ……(苛立った様子でキッド達を見て」

蛙吹梅雨「爆豪ちゃん、これで全員揃ったって事は、もうすぐ私達は帰れる訳だし……もう少し辛抱しましょ。」

アズマ「……(何か、変な騒ぎになってる………)……み、皆様!間もなく護送車が到着しますので、出発の準備をお願いします!(全員に呼びかけ 」


ヴオンッッ───── プシューーーーーーーーーー………(異空間から、宇宙警察本部の護送車が現れ、寄宿舎駐車場に停車する)





レッド・イーター「ガッッ─── ムシャムシャムシャ……(ビルの屋上で、コンビニ弁当を貪りながら)………んー、そろそろ行くか、準備しろよスカーレット。(食べ終わった弁当の容器を放り投げ 」

赤い鎧の人物「………  カチャッ… カチャッ──────(無言でレッド・イーターに着いて行く 」

グリーン・イーター「………(町外れの廃ビルの1室にて、テーブルに複数の銃を並べて)………これで、良いかな………(二丁のMP7と、グロック 18を手に取って)………おいピンク、ちゃんと準備は出来てるんだろうな? 」

ピンク・イーター「へーい、モチのロンでございまーす。(・●・)bグッ(薄汚れたソファーに横になりながら、グッドサインを出し)今回はねー、とっておきの切れ味の良い奴持って行くからねー……期待して良いよー? 」

グリーン・イーター「そうかい、くれぐれもその期待を裏切らないでくれよ。(銃を装備し、立ち上がって)さて──────  行くぞ。 」




──────我らの正義を阻む者達に、裁きの鉄槌を下しに──────






宇宙警察官A「(護送車から降りてきて)お待たせいたしました、アズマ巡査!(敬礼し 」

アズマ「いえ、非常に速やかなご到着、感謝いたします。(警察官Aに)皆様!誠にお待たせいたしました、これより皆様を、元の世界にお送りします!(護送車の扉を開け 」

閻魔堂 ろくろ「……! これで俺達、元の世界に帰れるんだな……!(喜びに目を輝かせ、護送車に乗り込み 」

化野紅緒「そうね…… きっと皆、心配している……早く戻って、安心させてあげないと。(ろくろの後に続き 」

爆豪勝己「はぁ………やっと、このクソみたいな世界とおさらば出来るぜ………!(護送車に乗り込み 」

蛙吹梅雨「いきなりいなくなって、何日も帰ってないから、皆心配してるわね……家に帰ったら、おそらく……いや、絶対怒られると思うけど………仕方ないわ。(少し不安そうにしながらも、安堵した様子で護送車に乗り 」

峰田実「まさかここで、オッパイの同志に会うとはな……もうお別れかと思うと、寂しいな。(ソードに 」

ソード「はは、俺ももう少し、おっぱいの素晴らしさについて語り合いたいが、仕方ねぇさ………俺も、さっさと戻ってやらなきゃいけないことがあるからな………少しの間だが、楽しかったぜ。(峰田に)刑事さん、すまないが、俺達はこっちに乗って付いて行く事にするぜ。(魔導二輪を指して 」

ソフィ「えーっ、私もあっちに乗りたいんだけど……宇宙警察の車に乗れる機会なんて、滅多にないし……それに、もう少し皆とお話ししたいよ、ねぇ良いでしょ?ソードぉ……。(ソードに 」

アズマ「あぁ、そうでした……ソードさんは乗り物を持っていらっしゃいましたね、でしたら、この空間転移装置をそちらの乗り物にも取り付けて頂ければ、護送車と共に空間を行き来する事が出来ますので、どうぞ、お取付け下さい。(ソードに)おや、ソフィさんはこちらに乗りたいようですね?ソードさんさえよければ、彼女も皆様とご一緒にお送りしますよ、その方が楽しいと思います。 」

ソード「おお、これはありがてぇ…サンキュー、刑事さん。(空間転移装置を魔導二輪に取りつけ)はぁ?お前なぁ…… ったく仕方ねぇな、刑事さん、ソフィを頼むぜ……くれぐれも事故らないでくれよ? 」

ソフィ「! ありがとうソード!(ソードに)それじゃぁ刑事さん、宜しくお願いします!(護送車に乗り込んで 」

カレン「ふぅ……やっと皆様も安心して帰れますね。(千尋に 」

澤田千尋「えぇ、とりあえずは一安心です…… これで皆様を、この世界のゴタゴタに巻き込まずに済みますからね……。 」

デス・ザ・キッド「プ……いや、千尋君……!(千尋の歩み寄り)……君には、本当に世話になった………この世界に突然連れて来られて、二進も三進もいかなかった俺達を導いてくれて………本当に………  うぐっ、本当に、感謝している………ここで……ひぐっ………お、お別れだが………どうか………どうか俺達の事、忘れないでくれ………!(泣きながら千尋の手を握り 」

澤田千尋「き、キッドさん……… え、えぇ、絶対忘れませんよ!忘れませんから………元の世界に戻っても、元気で頑張ってくださいね!(笑顔で返し 」

リズ「キッド!何してんだよ、千尋君困ってんだろ!さっさと乗るぞ!(キッドを引っ張っていき)ごめんね、本当に……じゃ、バイバイ、ありがとう。(千尋に手を振り 」

パティ「あはは、キッド君泣いてる~!(キッドを見て)バイバーイ、千尋くーん!(千尋に手を振って、乗車する 」

デス・ザ・キッド「あ、あぁ……千尋君!俺も忘れないぞ!親愛なるシンメトリーの同志よぉ~っ!!(リズに引っ張られて行きながら 」

アズマ「……よし、全員乗りましたね……(全員乗ったのを確認して)それでは、出発しましょう!(護送車に乗り込んで、扉を閉め 」

宇宙警察官A「了解しました!発進いたします!(運転席に座り、護送車を発進させる 」

ソード「よし、俺らも行くか……。(魔導二輪に跨り、エンジンを起動させ 」

澤田千尋「(護送車に向けて手を振って)………皆さん、どうかお元気で―――――― 」



――――――こうして、異世界からの来訪者達を乗せた護送車は、各々の乗客の故郷へと向けて発進した――――――



ミクリオ「(丘の上から、寄宿舎を見下ろして)………皆、行ったようだね。 」

スレイ「あぁ、そうだね………(発進していく護送車を見て)………ろくろ、紅緒、皆………短い間だったけど、楽しかったよ………  元の世界に戻っても、元気で――――――(そう呟き、丘の上を後にする 」



――――――混沌に満ちた世界での物語は、このまま平穏に幕を閉じる――――――         はずだった。



レッド・イーター「ザッ――――――(人気の無い、廃墟の様な街中の路上の真ん中に立ち)…………ヒヒヒヒ…………  準備、オッケーだぜ―――――― 」

赤い鎧の人物「カチャ―――――― シ ャ キ ィ ン ッ ッ (赤い刀身の剣を抜刀し、レッド・イーターの隣に立ち、剣を構える 」



――――――束の間の平穏は今、終わりを告げた――――――



グリーン・イーター「カシャッ――――――(薄汚れた家屋の中で、MP7にマガジンを装填し)――――――愚かな悪よ、貴様らに逃げ道などない―――――― 」

ピンク・イーター「シャッッ…… シャッッ…… シャッッ――――――(薄暗く、汚れた台所の中で、包丁を研ぎながら)………フフフのフ………お料理、お料理~♪  ……ハハハハハハ………楽しみだなぁ―――――― 」



――――――既に、新たなる戦いの火蓋が切って落とされていたのだ――――――



西條レミ「カチャッッ――――――(愛車の運転席に座り、アタッシュケースの中身を確認して)………“材料”は、揃った――――――(小さく呟き、口元に笑みを浮かべる 」

ルべリア「(真っ白な部屋の中の真ん中に1人、祈るように鎮座し)――――――さぁ、始めよう諸君――――――   バッッ――――――!!(天に向かって大きく両手を広げ)――――――大いなる絶対正義の執行を!!!!この世界を………悪の存在せぬ理想郷へと変えようぞ――――――!!!!




――――――――――世界の存亡を賭けたカウントダウンが――――――――――





──────今、始まる──────






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最終更新:2018年06月24日 18:51