基本スペック

駆動方式:FR/ミッション:5速
初期馬力:160/カーナンバー:19-89
全長:4235~4430mm 全幅:1595mm 全高:1390~1405mm
プレイカテゴリー 称号
ST無敗 【首都高無敗】
ワンメイクバトル 【ハコスカキング】
エンジン形式バトル 【直6選手権】
期間限定TA•1 【伝説のR】
期間限定TA•2 【俺のR】

解説

GT-R勢の中では車体もコンパクトなので、
擦り抜けや回避もやり易い
(全幅はコスモスポーツやサバンナGTと同じく全登場車種中第2位タイの狭さ)。
しかしGT-R勢で唯一のFR車である為、加速は劣る。
またコーナリング時にテールが流れ易く、
若干オーバー気味な挙動を示す傾向にある。

上記の特性故、コーナリングではかなり速度が落ち、
ストレートに出ても加速しない。
更に、前作で最強クラスと言われた対接触性能は平均以下に弱体化。
その為、意外と難易度が高い上級者向けの車種と言える。

5になって、コーナー脱出時のトラクションが向上し、脱出速度が改善したが、
フロントの接触判定がかなりシビアになった。

選択可能カラー

スカイラインレッド
スカイライン
シルバーメタリック
スカイラインホワイト
スカイラインブラウン

更新回数及び追加カラー

1 ブルー 21 レッド
2 イエロー
メタリック
22 ライトシルバー
3 グリーン
メタリック
23 ホワイト
4 ダークパープル
メタリック
24 ブラウン
5 コーラル 25 ピンク2
6 ワインレッド 26 ダークオレンジ
7 ゴールド
メタリック
27 ベージュ
メタリック3
8 ピンク
メタリック
28 ペールグリーン2
9 フロッグ
グリーン
29 オリーブ
メタリック
10 ブラック 30 ダークグリーン2
11 ペールピンク 31 ライトイエロー
12 ペールブルー
メタリック
32 スカイブルー
13 グリーン3
メタリック
33 ダークグレー2
14 ガンメタル 34 ダークピンク
15 ライトパープル
メタリック
35 グリーン4
メタリック
16 オリーブ 36 オレンジ
17 パープルブルー 37 ライトブルー
18 オレンジ
メタリック
38 ライムグリーン
19 イエローグリーン
メタリック
39 クロームシルバー
20 パープル
シルバー
40 ライトブラウン
メタリック

エアロセット

A:往年のワークスレーシングカーのオマージュ。
ライトカバーの色は、ワークスステッカーを貼るとラインの色に合わせて変わる。
車種別ウィングを付けてワークスステッカーを貼ると、往年のレースカー風となる。

B:下回りにやたらデカいフロントスポイラー、通称"出っ歯"が付く族車仕様。
内側のヘッドライトは外されている。
4ではリアのメッキバンパーがなくなっていたが、アップデート後は戻っている。

C:'70年代のマッスルカーを髣髴とさせる。見た感じダッジ・チャレンジャーに似ている。
リアウィングは、プリマス・スーパーバードの純正ウィングに似ている。

D:シルエットフォーミュラのような大幅に張り出したフェンダーが特徴。
リアウィングはトランクを囲むような形。ヘッドライトは角目に。

E:ハコスカ定番のチンスポイラーとフロントのオーバーフェンダーが付く。
純正でウィングレス。リアのオーバーフェンダーはボディ同色になり、マフラーは1本出しになる。

F:「街道レーサー」仕様。エアロA譲りのオーバーフェンダーにツリ目ヘッドライト。
テールランプは純正とは全く違う別のものが装着される。

G:フェンダーの張り出しの形状はエアロDとやや似ている。

H:角目ライトに開口部の大きいフロント、ディフューザーやリアバンパーのテールランプなど現行風なエアロ。

I:


J:


K:


ボンネット


A:R35チックのNACAダクトが2つ開けられる。ボンピン付き。

カーボンボンネット(ダクト付)1:

B:見比べないと分からないが、ヘッドライトのラインからボンネットの角に向けてわずかに盛り上がっている

C:両端にダクトがつく。ボンピン付き。

D:前寄りにギザギザしたダクトがつく。

カーボンボンネット(ダクト付)2:


カーボンボンネット(ダクト付)3:


車種専用ウィング

A:純正オプションのウィング。通称"板ッパネウィング"

B:エボ7のスポイラーに似た形状。お世辞にも似合っているとは言い難い。

C:

エアロミラー

ラリーカータイプの固定式ミニミラー。

カーボントランク



ワークスステッカー


1971年の日本グランプリ仕様のゼッケン付きワークスストライプが付く。
各初期カラー及び更新カラーにおけるラインカラーとゼッケン番号は以下の通り。
ラインカラーとゼッケンの組み合わせは色ごとに固定されている。

ボディカラー ラインカラー ゼッケン
スカイラインレッド ブルー 21
スカイラインシルバーメタリック レッド 23
スカイラインホワイト レッド 23
スカイラインブラウン ブルー 21
ブルー イエロー 5
イエロー・メタリック グリーン 38
グリーン・メタリック レッド 23
ダークパープル・メタリック ブルー 21
コーラル ブルー 21
ワインレッド レッド 23
ゴールド・メタリック レッド 23
ピンク・メタリック イエロー 5
フロッグ・グリーン グリーン 38
ブラック ブルー 21

※ちなみにラインカラーは、実際のワークス仕様・プライベーター仕様ですべて存在した色であるが、
当時の日産のワークスはボディカラーが白(アイボリー)にラインがレッド・グリーン・ブルーの3台のため、
ワークスと同じ組み合わせはスカイラインホワイト/赤ラインのみとなる。
とはいっても、フロントスポイラーとリアスポイラーがラインカラーにならないため、完全なワークスカラー再現は不可能。

雑記

  • 湾岸マキシに収録されたモデルは左リヤの「5SPEED」のエンブレムが無いので、70年8月から71年まで発売されたモデルだと思われる。
因みに72年式の最終生産ロットの5台は生産ラインから外され、職人の手締めでボルトを組んでいたという伝説がある。

先代のS54B型スカイラインGTーBの継続車が姿を表したのは、1968年10月に東京モーターショーで発表された「スカイラインGTレーシング仕様(R380エンジン搭載車)」である。

フロントグリルにある2000GTのエンブレムが赤色になり、S54Bから受け継がれた赤いGTエンブレムも継承した。
ただ、ホイールキャップが付いてたり、Rカットされたリヤフェンダーには何故かメッキモールがあった。
フェンダーミラーも通常の2000GTと変わらない形状で、S54Bよりもちょっと豪華になっていた。

  • ロールケージが他車種と違い、真ん中に補強バーが一本入る形になり、この補強バーはボディカラーに影響されず、白色に固定される。
また、3人称視点の場合の視点の距離が、他車種より近い。*1

  • 湾岸マキシでは、車名がSKYLINE GTーRとなっているが、正しくはSKYLINE HT 2000GT-Rである。
ドリフトスピリッツではSKYLINE 2000GT-R表記になってる。

本作品に登場している車の中で、唯一ソレックスキャブレターが標準で装着されているクルマで、このクルマがデビューした1970年代前半、
当時の高性能スポーツカーの多くはソレックスキャブレターが搭載されていた。*2

それに加えて、競技志向のオプションパーツが豊富で、アルミ製の鍛造ピストンやスポーツマフラー、オイルクーラー、
アルミ製オイルパンなどが用意されていたが、そのオプションには標準グレードのGTに標準装備されている、
ラジオ・ヒーター・熱線プリントリヤウィンドウ・助手席のシートベルトも含まれていた。*3とか。
面白い話だが、あるオーナーが購入する時、「カタログと同じ仕様で」と頼んだら本当にカタログの仕様のまま納車したという話がある。
ただ、72年モデルから板っぱねとリヤスタビライザーはオプションから外された。

また、同車の搭載エンジンであるS20型エンジンは、プロトタイプ・レーシングカーのR380に搭載されていたGR8型エンジンをベースにして、
量産自動車向けにデチューンした物であるが、レースではエンジンの振動に耐えられず、ミッションケース等が割れたり、クラック(亀裂)が入ったりといったトラブルがよくあった。

  • 70年代のレースでハコスカGT-Rは、高橋国光選手*4を始めとする優れた選手の手により破竹の進撃を続け、49連勝を記録するなどレース界で大暴れしていた。
その活躍ぶりは、「GT-Rは勝って当たり前。負けたらニュースになる。」とまで言われる程だった。

しかしある日、あと1勝で50連勝となる所で後の永遠のライバルとなるSAVANNA GT (S124A)に優勝をさらわれてしまった。
これにより、前人未到の50連勝は夢と消え、GT-Rの無敗神話は崩壊し、おまけに初黒星を刻まれるなど、GT-Rにとって、まさに散々な敗北となってしまった。

そしてこの瞬間、現代まで続くロータリーvsGT-R(スカイライン)という因縁の関係が生まれたのだった。*5

そして時は流れ、1971年10月10日の富士マスターズ250キロが、ワークスGT-Rのラストレースとなった。GT-R勢はワークス2台とプライベーター4台の計6台。

対するマツダのロータリー勢はワークス8台とプライベーター3台の計11台での出場だった為に、日産チームではこのレースに出るのはやめようという意見が多かった*6のだが、
古平メカニックから「もう1回だけやらせてくれ」と熱烈な要望が出たためこのレースに出場することとなった。

結果はマツダのカペラ・ロータリーが優勝。
一方のワークスGT-Rはというと、#15の黒沢元治選手はS字で#30の武智選手が駆るサバンナに追突されリタイア。
#16の長谷見昌弘選手は
、エンジントラブルによりリタイアと、残念ながら有終の美を飾ることは無かった。

ちなみに余談ではあるが、当時の日本グランプリに出場していたワークスマシンは、追浜・大森の日産ワークスが撤退した後にことごとく廃棄された*7が、
当時サーキットを走っていたプライベーターのマシンが1台現存している。*8

  • R32以降のGT-Rや現代車は、キーをひねるだけで280PSやそれ以上のパワーを発揮してくれるが、
先代にあたるハコスカやケンメリのGT-Rは頑固で一筋縄では160PSを発揮してくれ無かった・・・ハコスカだけに限らず、ソレックスキャブレターには「儀式」があり、
当時は「一般人にはエンジンすら掛けられない」と言われていた。
例えばハコスカGT-Rだと・・・

  • 初めにキーを差し込んで1段ひねって電磁ポンプの音(コッコッという音がする)を確かめる。

  • アクセルペダルを2、3回踏み込んでキャブレターに燃料を送る。

  • そしてアクセルペダルを1/4踏み込みながらスターターをまわす。

  • ミスったらエンジンが掛からない。(場合によってはプラグがカブッてしまう)

と言った様なものである。ここが第1世代GT-Rと第2世代以降のGT-Rとの一番の違いかもしれない。

  • ハコスカの次代モデル、「ケンメリ」ことKPGC110型スカイラインGTーRは、排ガス規制の影響で197台しか製造されなかった。*9
等長タコ足・前後オーバーフェンダーなどといったモータースポーツ向けのパーツが標準装備されていたが、残念ながらレースには一度も出ていない。
ケンメリはコラボ車のみだが、ドリフトスピリッツに収録されている。

  • 因みに、湾岸ミッドナイトの作者である楠みちはる氏が、湾岸ミッドナイト以前に連載していた作品「シャコタン☆ブギ」の主要登場人物であるジュンちゃんこと野村純一は、このハコスカを愛車にしていた。*10

ボディカラーをスカイラインシルバーメタリックかペールブルーメタリックに設定し、エアロセットA・FRPボンネットB・車種専用ウイングA・エアロミラー・RSワタナベのEIGHT SPOKEホイールを装着すると、ジュンちゃん仕様に近付けるコトが出来る。

  • ハコスカやその次代モデルであるケンメリが現役だった当時は改造車に対する規制が厳しく、オーバーフェンダーが装着されたGT-Rは街中を走行しただけで警察に止められた。
なので、オーナーはトランクやグローブボックスにカタログを入れておき、止められると「メーカーがやっているんだ。俺は悪くねえ。」という問答をやりあっていたらしい。*11

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最終更新:2022年02月13日 21:44

*1 この現象は3DX+のときから

*2 ハコスカ以外のクルマでは、ケンメリGTーR、TE27・TE37・47型 カローラレビン/スプリンタートレノ、ギャランGTO MR、セリカ1600/2000GT/GTV、ベレット1600GTtypeR、フェアレディZ432/432R、カリーナ1600GTなど。

*3 しかし、当時の購入客は高級車と思っていたらしく、みんなラジオとヒーターは付けたそうだ。理由は160万円という当時としてはかなり高い値段設定の為であろう。その為、素の状態の個体はかなり貴重だという。状態のいい個体は、中古車価格が2,000万円を越える((これはここ近年の旧車価格の高騰もある。十年前は400万円位であった。

*4 後の”チーム国光”の監督。スーパーGTではレイブリックNSX-GTとして参戦してる

*5 特に頭文字Dにおいて、この描写が色濃く描かれているシーンが散見されている

*6 マツダオート東京チームをはじめとしたロータリー勢が戦闘力と勢いを増していたことに加えて、ハコスカはモデル末期であり、さらには当時の排ガス規制もあった上、GT-Rもギリギリまで改造していた故にこれ以上の戦闘力向上が見込めない為に、GT-Rは最早殆ど勝ち目が無かった

*7 技術の流出を防ぐ為と思われる。

*8 この個体はハコスカの勝利記録である全57勝のうち、2勝を記録したセミワークス正谷栄邦号そのもので大変貴重なものである。1971年5月16日に富士フレッシュマン第3戦で優勝。1973年7月28日に全日本富士1000キロでクラス優勝(総合5位)という成績を残している。レース後、その個体は複数のオーナーを経て現オーナーの手に渡った後にフルレストアされ、今なお走行可能だそうで、イベントなどでも元気に走行している。

*9 その内195台が販売された。さらに赤色の個体となると、7台しか存在しない。S20型エンジンが昭和48年の排出ガス規制に適合しなくなったため、同型ユニット搭載車両の在庫処理として販売台数に制限を加えたというのもある。

*10 ただしGT-Rではなく、KGC10型の2000GTHTである。ワークス仕様のエクステリアで武装し、ボアアップしたL28改を搭載した、フル・メカチューン仕様。

*11 板っぱねも同様、粗悪な社外製品が強度不足で走行中に取れる被害があったので、見つかったら即止められていたそう。純正OPで着けてたオーナーは、板っぱねの裏にある「SKYLINE」の彫り文字を見せるとニッサン純正と認められおとがめ無しだった。