亜土共同宣言

オスマン帝国と神聖アルティス帝国との共同宣言


1988年7月29日日本国東京で、オスマン帝国及び神聖アルティス帝国の全権団の間で交渉が行われた。
 オスマン帝国側からは、
    書記官長補佐 特命全権大使 ムハンマド・イブン・アブドッラー
    書記官 特命全権大使 クル・ダリウス
    法務次官 特命全権大使 ジョジュ・クリュシュー
が参加し、
 神聖アルティス帝国側からは、
    外務省中東局長 特命全権大使 マクシミリアン・フォード
    外務省政務次官 特命全権大使 ラウル・ワトソン
が参加した。

歴代特命全権公使

神聖アルティス帝国駐箚特命全権公使



オスマン帝国駐箚特命全権公使

  • 初代 グレゴリー・エリツィン (アセリア暦1988年7月29日(箱庭暦5481期)~)


本文


 相互理解と協力のふん囲気のうちに行われた交渉を通じて、オスマン帝国と神聖アルティス帝国との相互関係について隔意のない広範な意見の交換が行われた。オスマン帝国及び神聖アルティス帝国は、両国間の外交関係の回復が中東・コーカサスにおける平和及び安全の利益に合致する両国間の理解と協力との発展に役立つものであることについて完全に意見が一致した。
 オスマン帝国及び神聖アルティス帝国の全権団の間で行われたこの交渉の結果、次の合意が成立した。

1【戦争状態の終結】
 オスマン帝国と神聖アルティス帝国との間の交戦状態は、この宣言が効力を生ずる日に終了し、両国の間に平和及び友好善隣関係が回復される。


2【外交及び領事関係】
 オスマン帝国と神聖アルティス帝国との間に外交及び領事関係が回復される。両国は、公使の資格を有する外交使節を遅滞なく交換するものとする。また、両国は、外交機関を通して、両国内におけるそれぞれの領事館の開設の問題を処理するものとする。


3【国連憲章の原則・自衛権・不干渉】
 オスマン帝国及び神聖アルティス帝国は、相互の関係において、国際連盟憲章の諸原則、なかんずく同憲章第二条に掲げる次の原則を指針とすべきことを確認する。
(a)
 その国際紛争を、平和的手段によつて、国際の平和及び安全並びに正義を危うくしないように、解決すること。
(b)
 その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使は、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連盟の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎むこと。
 オスマン帝国及び神聖アルティス帝国は、経済的、政治的又は思想的のいかなる理由であるとを問わず、直接間接に一方の国が他方の国内事項に干渉しないことを、相互に、約束する。


4【オスマン帝国の国連加入】
 神聖アルティス帝国は、国際連盟への加入に関するオスマン帝国の申請を支持するものとする。


5【賠償・請求権の放棄】
 神聖アルティス帝国は、オスマン帝国に対し一切の賠償請求権を放棄する。
 オスマン帝国及び神聖アルティス帝国は、旧アセリア暦1453年5月29日(コンスタンティノポリスの陥落の日)以来の戦争の結果として生じたそれぞれの国、その団体及び国民のそれぞれ他方の国、その団体及び国民に対するすべての請求権を、相互に、放棄する。


6【通商関係の交渉】
 オスマン帝国及び神聖アルティス帝国は、その貿易、海運その他の通商の関係を安定したかつ友好的な基礎の上に置くために、条約または協定を締結するための交渉をできる限りすみやかに開始することに同意する。


7【平和条約・領土】
 オスマン帝国及び神聖アルティス帝国は、両国間に正常な外交関係が回復された後、平和条約の締結に関する交渉を継続することに同意する。
 神聖アルティス帝国は、オスマン帝国の要望にこたえかつオスマン帝国の利益を考慮して、コーカサス地方を正式な国境として設定する。


8【批准】
 この条約は、批准されなければならない。批准書は、できる限りすみやかにオスマン帝国アンカラ宮殿及び神聖アルティス帝国エルセリオン皇宮で交換されるものとする。この条約は、批准書の交換の日に効力を生ずる。


上証拠として各全権委員はオスマン語及びアルティス語を以てせる本条約各二通に署名調印せり。
アセリア暦1988年7月29日(箱庭暦5481期)、大日本帝國帝国ホテル芙蓉の間に於て之を作成す。

オスマン帝国の為に;

ムハンマド・イブン・アブドッラー
クル・ダリウス
ジョジュ・クリュシュー

神聖アルティス帝国の為に;
マクシミリアン・フォード
ラウル・ワトソン

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最終更新:2008年11月18日 14:36
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