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VS HUNTER (ソライロ)

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赤色に染まる時 第一話


夜。
路地裏で二人のAIの話声がする。
一人は赤色。もう一人は紫色をしていた。
ナイフをジャグリングのように振り回しているのは
つーと呼ばれるAI。
その向い側に紫色のAI、モララーが見物していた。
顔をゆっくり上げて
「今晩は綺麗な月夜デスネ・・・」
「アヒャヒャヒャ。そうなのか?ワタシには血に勝る
綺麗な色はないけどネ♪」
モララーは浅く笑い「そうですか」と言った。
「明日の朝。この街が赤色に染まるのを
どれ程待ったことか・・・アヒャヒャヒャ♪」
ナイフを全て消してモララーに言う。
「じゃーね。バイバイ♪明日が待ち遠しいよ♪アヒャヒャヒャヒャ」
不気味な笑い声を残して颯爽と走り去ってしまった。
モララーも瞬間的に消えた。
 そして静かな夜がまた戻った。

ーーーAA中学校ーーー
「えーでは127Pを開いてー」

AA第1中学校クックル先生担当、1-5組の爽やかな授業。
生徒は真剣そのものの顔で授業に取り組んでいる。
一部の者を除いては・・・
「グガーーーーー」
いびきをかきながら寝ているはAAのギコ。
机には教科書とノートが見当たらない。
あるのは涎だけ・・・
「コラーーーー!ギコォオォオォ!!」
クックル先生の怒鳴り声に目をうっすら開けて
「今日は・・・日曜日だゴラァ・・・」
そう言って意識はまた眠りの中へ・・・。
教室の中では笑い声で溢れた。
 クックル先生はチョークを取り出し
「白乱!」
意味わからん技名を言ってギコの額に当てる。
「ゴラァ!何すんだよー!」
痛みで目が醒めたギコはガバリと身を上がらせ
文句を言う。
「ギコ!廊下に立ってなさい!」
「えー・・・」
ギコはしぶしぶと廊下に出て行った。
それから溜まった他の生徒達の笑い声が教室に響いた。

 こんな普通の日常が今日崩壊するとはこの時
誰も予想してなかった


赤色に染まる時 第二話

 ギコは廊下に座りまた寝始める。ウトウトし始めた時前側の2-5組から
扉を開けて水色のAA、弟者が現れた。右の肩に黄緑色の物がチラチラ見える。
「弟者先輩?なんで廊下に?」
目をこすりながら訊ねる。
「おっギコ。また寝て廊下に?」
「はい・・・。でもなんで弟者先輩が?」
学年トップの成績を誇る弟者。廊下に出るなど滅多にないのだ。
「原因は、このヒト」
右肩に担いでいた者をおろす。
黄緑色のAA兄者だった。ギコは、驚いた。
顔が威容に腫れている。あといつも持っているPCがない。
「あの・・・何があったんスか?」
「んー。オレ等はいつものようにーーー」


 2-5組の担任の先生は、兄者と弟者の母親、母者。
学校一怖いと言われている、恐ろしい先生だ。
 教室は、チョークの音と・・・カタカタカタとPCを打つ音だけ聞こえた。
「兄者・・・そろそろやめろ。母者から怒りマークが見える」
いつも怒っているように見える母者だが今日は・・・ものすごい怒っている
気がした。
「大丈夫だ、弟者。俺は『名無しさん』を信じる」
「話聞けよ」
アドレスにカーソルを合わせてクリック。
途端にガガガガガガガガガガガという音が聞こえ始めた。
「OK。ブラクラGET」
「・・・・」
パキン。アイスを割るような音が出た。その音は、母者が折ったチョークの
音だと言うのがわかるのに時間は要らなかった。
「この・・・バカ兄弟ィィイィイイイイィイイイイ」
母者がもの凄いスピードで兄者に迫り殴りだす。
「skfjそjfそあxjしあhすいふsく」
母者のバカ力がPCをも壊す。
「俺の・・・PCがぁぁ!jふぃあshdしあ」
数分間兄者は殴られていた。
「哀れな・・・ゲフっ!」
母者の右ストレートが弟者の左の頬にヒット。
「お前は、これだけで許して貰ったんだ。有難く思え」
ジンジンと痛む頬に手を添えてコクコクとうなずく。
「廊下に立っとけ」
意識が飛んでいる兄者をつまみ弟者に渡す。
弟者は、兄者を担ぎ廊下へ疾風のごとく出て行った。

「---とまぁ。こんな感じだ」
「はぁ・・」
 ギコは、『呆れて物が言えない』というのは、こんな感じなんだな
と思った。
よくみえば弟者の左の頬が腫れていた。

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