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~リオネ・エクスシャン~―世界の扉― (†SASUKE†)

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~リオネ・エクスシャン~―世界の扉―


プロローグ


空に憧れ、そらに近づき、空を支配した者たちの名はエディルレイドとガーディアと人々は呼んでいた。ガーディアは人をこよなく愛し、人々と共通に生きてきた・・しかし、その国に反乱が起こり始めた・・人々は・・ガーディアがやったと言い。封印してしまった・・その国は滅び、以後国は空中を飛んだと言う・・。ガーディアのほとんどが女性だが、一人男がいた、しかしそのものはすでにいなかった・・
ガーディアには種族がある・・今現在、エディルレイドとガーディアの復旧をめざしている。しかし、幻と言われた一族があった・・一族の名はルナンシエル族だ・・
彼らは世界を滅ぼす力をもっている・・
ここはとある研究所・・そこには黒い色をしたAAがいた・・
──────────────────────────────────
「どうだ?月紅宝珠はみつかったか?」
「それが・・いたんですが・・彼は核石がありませんっ!」
「となると・・彼につたえなければいけないということか・・」
「はい・・そうなります・・」
「とりあえず様子をみていろ!」
「はっっ!」
「ククク・・さぁてニフェルはどうするかな?ククク」


─────────────────────────────────────

第一章~始まりの時~

ここは賭闘場、ここでは人と人が戦って、賞金を賭けるという場所だ。それぞれ賭闘士に金をかけ、かったほうは倍の金をもらい、負けたほうは賭けた金を払う、競馬みたいなものだ。ここに住んでいる、猫耳で、黄色い色をしたぎこという名のAAだ、なぜか鎖骨の上あたりに変な模様がある。しかし、なぜ彼はこんなところにいるかというと・・それは彼が小さいころの話にさかのぼる・・
─────────────────────────────────────

彼は小さいころ、親兄弟が殺されたのだ、そこでここのオーナーが引き取ることにした。彼は親の借金を返すためにここで働いている。

「ふぅ・・よしっ!今日もがんばるぞーっっっっ!」
ギコは気合を入れて戦いにいこうとした・・と、そこへ・・
「ギコ君!待って。」ピンク色のした猫型AAがいった。彼女はしぃ。ガーディアなのだ。ここではガーディアも一緒に働いている。ギコはここで働く理由はもう一つあった。それは・・しぃを賭闘士の武器にしないためであった。ギコとしぃは一緒に住んでいたのだ。だがオーナーに引き取られたとき。しぃを守るため、賭闘士になったのだ。
「ギコ君。はい。これあげる。」
彼女がギコに渡したものは、きれいな赤紫色のしたペンダントだった。
丸い形をしていて、中には三日月がはいっていた。
「綺麗だな・・」
ギコはペンダントを眺めて嬉しそうな表情をしていた。
「ふふっ。綺麗でしょ。私がつくったのよ。」
「えっ!これを?!」
ギコは驚きながらしぃに聞いた。
「ええ。そうなの。ガーディアの能力よ。私はいろんなものを創造してそれを唱にするのよ。それを私が言うと出来上がり。というわけなのよ。」
ガーディアは人間ではないのだ。人間の形をした武器でもある。自分の同約の謳を謳い、それで攻撃などをするのだ。しぃに教えてもらった謳はひとつだけあった。
「ほらっギコ君いきなよ!」
「おっ、おう。」
ギコは焦りながら戦いを始めた・・
相手は弱かった。すぐに戦いは終わり。自分の出番はおわった・・と、そのとき
『パンッ』と自分のなかで変な音がした・・
「なんかおとしなかったか?」
「ううん。なーんにもしていないわよ?」
「そうか・・」
ギコは頭をポリポリ書きながら不思議そうにソファーに座り眠ってしまった・・




((ここはどこだ?))

ギコは暗闇の中をぽつんと一人で立っていた・・

((ん?あれはなんだ?あれは・・石?))


ギコのずーっと前のほうには綺麗な三日月形の石があった・・
謳が聞こえる・・
彼の耳には謳が聞こえた・・
「あかなえる夜へ 伽つむぎ まふたに栄ゆる・・」
謳はそこで終わってしまった・・
「!!」
ギコはソファーの上で汗びっしょりになりながら寝ていた・・
「夢・・か?」
ふと見ると・・しぃからもらったペンダントがなくなっていた・・
「なんか鎖骨あたりが変な気がする・・」
ギコは鏡を見たが何にも無かった・・
「気のせいか・・しぃにはしまっておいたとでも言えばいいかな・・?」
ギコは自分の部屋に帰った。
~夜~
賭闘場は盛り上がっている最中だった・・
ギコは毎晩自分のでばんが無いとき、みにくるのだ。しぃと一緒に・・
「あぁ~眠ぃ・・」
「大丈夫?」
「あぁ・・」
しぃはクスクスと笑いながらギコを見ていた・・
と、そこへ・・
「賭闘士のギコ!お前の出番だ!急遽はいった。今すぐ用意しろ!」
「あぁ。わかった。」
ギコは仕方なさそうに下へおりていった。
「ギコ君・・がんばって・・」
しぃは心中で祈った・・
相手は白色のした猫型AAだった。名前は「モナー」というらしい。
「お前ははじめてか?」
ギコが相手に聞くと・・
「モナーは一人で戦うんじゃないモナ。二人で戦うモナ。」
するとモナーは謳い始めた・・よこにいた人間型AAと一緒に・・
「ガーディアかっ!」
ギコは構えた・・・二人はいっしょになって謳っていた・・
「雄心に  大智いだかえ  契り籠ん」

モナーの両手には二対にの曲刀と鎖鎌。モナーはギコにめがけて飛び出していった。
「ふんっ!ガーディアがいなくても俺は一人でしぃを守る!!」
ギコもモナーめがけてとびだしていった。二人の間で光がでた。


第二章~仲間~

二人はぶつかると、すぐ後ろに戻り体制を直す。
「モナーは君を倒しにきたんじゃないモナ!エディルレイドを保護しにきたモナ!」
エディルレイドとは、ガーディアとは少し違うものたちのことだ。つまりしぃのように、自分で謳が謳えるもののことだ。モナーはギコにいった。だがギコは・・
「そんなん信用できるかっ!俺はお前に負けるわけにはいかないんだ!第一お前はパートナーだろう?エディルレイドの事を武器としか思っていないやつには言われたくねぇんだ!!」
「違うモナ!モナ達は・・」続きを言う間もなくギコはモナーの後ろに立った。
ギコの両手には光のような者が手にあった。
「喉号穿・龍!」
ギコはモナーの背中にめがけてその光をはなった。モナーは後ろに押されてぐるぐると、回転しながら壁に打ち付けられてしまった・・。
「くっ・・うっ・・」
”モナー君大丈夫?”
どうやら、モナーの同契者らしき者が出てきた。
”ちょっとあんたぁ!モナー君になにしてるのよっっっ!!”
「大丈夫だよレモナ。モナは平気モナ」
どうやらレモナという名らしい・・。
「これは戦いだ!」
ギコがレモナに言う。
”あんたどうしてそこまでして勝とうとするのよ!”
「お前たちには関係ないことだ・・」
「君は・・どうして・・」
「俺が負けないのは、負けるわけにいかないからだ!」
ギコは怒ったような目つきでモナーたちを見た・・
「君のオーナーは君たちを利用してるだけモナ!いい加減目を覚ますモナ!」
だがモナーの願いは惜しく。ギコはモナーの後ろにまた立った。だが・・それにきずいたレモナが鎖鎌を出してきた・・
”あんたも頑固ねぇ!もう怒ったわ!”
ギコはレモナの鎖鎌をひょいひょいとよけていく・・
そして最後に・・
「くらぇぇぇ!!喉号穿・龍喉!!」
ギコはモナーに大きな光を放った・・その光はモナーに直撃した・・
モナーはぐったりしていた・・
「勝者・ギコ=ハニャーン」
ギコはこれで借金を返せる・・と思ったら・・
「オーナーこれで俺たちは・・」
「ふんっ。返すわけが無かろう・・しぃは賭闘士の武器にするのだからな!」
約束が違った・・ギコは怒りで拳をにぎった・・
「だからぁ・・ハァ・・いった・・モナ・・・」
モナーが精一杯のちからで喋った。と、そこへ・・
「ギコ君!」しぃが現れてきた・・
「しぃ・・」ギコはしぃのことを悲しそうな目で見た・・
ギコは心に誓った・・
「今までのお金はいらない!そのかわりお前の首をもらうぞ!オーナー!!!」
「グフフフ」
とそこへ・・賭闘士の戦士たちが現れてきた・・
「さがっていろ。しぃ・・」
戦士たちがギコめがけて攻撃してきた・・
ギコはあっという間も無くほとんど倒した。だがあと二人だけのこっていた・・
賭闘士の中で一番強いものだ・・
「よぅ。ギコ無敗の看板おろすのてつだってやるぜ。」
「べつにそんなのはいらねぇよ・・」
ギコは相手にめがけて蹴りを食らわせた・・相手は久しぶりの戦いだけとあって・・すぐ気をうしなってしまった・・最後に生き残ったものは・・賭闘場の中でもっとも強いやつだった・・ギコの力はそんなにのこってはいなかった・・
((もうだめだ・・))相手が攻撃しようとしたとき・・
”あかなえる夜へ 伽つむぎ まふたに栄ゆる・・・”


((あの謳だ!))

ギコが見た謳ってたものは・・・しぃだった・・
「やめろしぃ・・俺は・・」
「ギコ君私も一緒に戦うわ・・」
しぃの謳がギコにはやさしく聞こえた・・



”おもしめし  そまどろ包み  いし明かし・・

 我といましと 息の緒に  相性う性の契り籠ん

 あからしま風を纏いたり  甘ない相具す うきかわさん”

二人のあいだで光と風が纏い始めた・・
((あぁ・・しぃの謳が聞こえる・・こんなにも易しかったなんて・・))

ブワァっとギコがあわられた・・ギコの右手には鋭く疾い・・大剣の周りにには風が纏っていた・・
「すげぇ・・この剣軽い・・」
ギコが驚いたように、剣をみていた・・
ギコは剣を垂直に持つと、一気に走り出した。相手は構えたが、剣から出てきていた竜巻に飲み込まれ、倒れてしまった・・。
「う、ぐぅ・・」
オーナーは驚いた目で立ち上がった。
「なんということだ!いま、あやつが倒れてしまっては、賭闘場の面縛丸つぶれだ!ギコを殺せ!!」
と、そのとき・・
「待ちなさい!!」
と、女の声がした。
「エディルレイド保護協会アークエル。参上!!」
「アークエイル?」
とそこへ、モナーがきた。
「君は・・確か『ギコ』モナよね?」
「あぁ・・」
モナーはなんとか一命を取り戻したらしい。
「すまないな。信用しなくて・・」
「いや・・いいんだモナ。」
ギコはうつむいたまま。悲しそうな目をしていた。同契を解くと、しぃは寝てしまった。
「しぃ?」
ギコはしぃのところにいき、抱きかかえた。
「大丈夫もモナよ。エディルレイドはそうやって力を蓄えるモナ。」
「そうなのか・・」
ギコはほっとした顔でしぃを見ていた。
すると先ほどの女がやってきた。髪は赤茶で背の小さい。人間型AAだった。
「こんにちは。ギコさん。私はシスカと申します。実は、エディルレイドの保護をしてきたのですが、ここは不正を行っていたためすぐ封鎖になりました。」
「そうか・・で?」
「その、しぃさんをこちらに渡していただきたいんです。」
ギコは驚いた。なんでしぃを?と・・
「実は、そのお方は、数少ない一族なんです。」
「一族?」
「はい。本当の名前は、”シィア=メイリッシュ”という七煌宝珠なんです。」
ギコは、心中が真っ白になったような目をしていて、シスカをじっと見ていた。
と、そこへ・・
ピロリン♪とシスカの携帯が鳴った。
「はい?・・・はい。・・・わかりました。」
プツっと電話を切ると、
「ギコさん。あなたも一緒にきてください。」
「え?」
「ちょっと総官が話したい事があるとか・・」
だがギコは断った。
「わりぃ。俺行きてぇところがあるんだ。」
「え?」
シスカはびっくりしていた。
「どうしても・・あそこに・・」
「どこですか?」
「Sky・Ctiy」
シスカとモナーはびっくりして、二人とも目を合わせた。
「な・なぜそれを・・」
「小さいころそこにいた記憶があったんだ・・本で調べて探していた・・そしたらあったんだ・・」
シスカはう~んとうつむいて・・
「わかりました!いいでしょう・・」
と承諾を得た。
「そういえば、あんたさー」
と、ギコがシスカに聞くと・・
「あんたという名じゃありません!私はシ・ス・カです!」
と、怒ってた。
「別に怒らなくても・・」
とギコが言ったが・・
「お金が減ったんですよ!旅するのにドンだけ苦労するとおもっているんですが!」
シスカは泣きながら床をドンドンっとたたき続けた。
「あー心配スンナ。俺は自分の金ぐらいもっているさ。」
「え”?」
「実はさぁ。ちょくちょくためてたんだよねぇ~」
ギコはにっこりしながら照れるように頭をなでていた。
「なんだぁ~よかった~・・」
シスカは目がキラキラしていた。
と、そこへ・・
「あ!先輩!次の任務・・」
とモナーがシスカに聞く・・
「そうでしたね・・では次の賭闘場いきましょうか。」
「別館のほうか?」
「ええ。そこで待ち合わせしているんですよ・・」
というと四人は別館に向かった・・
「あ!いたいた。」
とそこにいたのは、青色のした猫型AAだった。その横にいたのはおそらくエディルレイドだと思う。帽子をかぶっていて、なんとなくしぃに似てるような感じだ。
「シスカか、あれ?お前は確か・・」
と、青色のAAがギコに向かって話した。
「たしか・・ギコだよな?」
「あぁ・・」
「そうか・・お前の評判はここまできこえていたからな。俺はモララー。ヨロシクな。」
よろしく?ギコは「へ?」というような顔していた・・
「どうゆうこと?」
シスカに聞くと・・
「彼も一緒に旅するんですよ。どうやらあなたと同じところにいきたいとかって。でも理由は違いますよ。エディルレイドの力を研究しているところに所属しているようなので・・それでらしいです。」
と、シスカはヒソヒソっといってた・・
とそこでまた、『パンっ』と音がした・・・
((へんだな・・))
と思いながら賭闘場を離れた・・そこから自分の過去を知る事になった・・

第三章~ポルターエクシード
「Sky・Cty」はボルシーネ大陸の中央にある国だ、ギコたちはポルターエクシード陸まで来ていた。ここ、ポルターーエクシードはボルシーネ大陸の一歩手前だ。ここで宿を取るらしい。ギコ達一行は、宿を取ると皆で話などをしていた・・
「なぁ、ここって意外と観光名所なのか?」
ギコは窓の外を見ながらみんなに問い掛けた。
「ここは、港町でもありますからねぇ・・ほかの大陸からくるんでしょう。」
シスカは眠そうにいった・・
「なぁ。しぃ、一緒に買い物行かないか?」
ギコはしぃを見ながらいった。
「えっ!いいけど・・」
「よっしゃ!」
ギコは思わず手の握り締めた。
((ヨッシャ!これってデートじゃん!))
「ギコ君なにやってるの?」
「えっ?なんでもないよ?」
ギコは慌てて出かけた。
~街~
ギコとしぃは洋服やなど、いろんなとこをまわっていた・・
「あぁ~・・疲れたな・・」
公園のベンチに腰掛けて座っていると・
「あの~・・」
と、紫色の髪の色をして、おさげで結んでいて、眼鏡をかけている人間型AAがそばにやってきた。
「もしかして・・ギコ=ハニャーンさん?」
と女の子が質問する。
「え?そうだけど・・」
ギコは不思議そうにこたえると・・
「きゃぁぁぁーうそーっ!やったー!ねねっあなたたちどこの宿にとまっているの?」
「え?オマエモナーだけど・・」
「きゃぁ!偶然私もそこに泊まろうとしたの!ねぇ、一緒にいってもいい?」
女の子は上目使いをして、ギコをじっと見ていた・・
「いいけど・・なんで?」
「実は私、モララーさんの追っかけなんだけど・・今度からはギコ君の追っかけになります!」
「えぇぇぇぇ?!」
ギコは照れてしぃを見たが・・しぃは寝ていた・・
「私はフィロヨロシクねギコ君。」
フィロはにこっと笑っていた・・服装は、セーラー服ぽかった。でもなかなか明るくて良い性格だった。
宿に帰ると・・
「ミナサマ、コンニチワ!フィロでっす!」
と、ギコが皆に状況を説明すると・・皆で自己紹介をした・・
とりあえずしぃを寝かせると・・
「あっ。いけない。公園に忘れ物した・・とってくる!」
とギコはバタバタと公園に向かった・・
「フィロちゃんは眠くないかい?」
モララーがきくと・・
「う~ん・・大丈夫!皆寝てて!」
と、いうと・・皆はフィロの言葉に安心して寝てしまった・・
フィロは寝室にいき、しぃの前で、別人のような顔をしてしぃを睨みつけた。
「なによ。あなたなんか・・ただの武器じゃない・・」
フィロは・・眼鏡を取り、おさげを解いた・・髪は三つに分かれて、眼鏡を取ると、今までの可愛いフィロではなく、冷静で、恨みがいっぱいのような綺麗な顔になってたのだ・・
「ギコア=ルナンシェル・・絶対・・手に入れて見せるわ・・」
ガチャァ。と扉が開く音がする。
「ただいま~・・ってあれ?」
ギコが帰ってきたらしい・・
「オカエリ~ギコ君。皆疲れて寝ちゃってるよぉ~」
フィロは何にも無かったように、ギコのそばにやってきた。
フィロが後ろに立つと、フィロの片手にあったナイフがギコの方に向けられる・・・ギコは何にも無かったようにぼーっとしてたっている・・・
ふっとふりあげたその時・・
「ふぁ~ぁ・・」シスカが起きてきた・・・
フィロは気づくとサッとナイフをしまった。
「先輩さんオハヨウ!」
ニコッとしてシスカに近寄る。
と、そこへ・・
「たっだいまーん!いっぱーい食べ物買ってきたヨ」
ドサドサと買ってきたものを置くと、ポロポリ食べ始めた。
「あっそうだ!ボルシーネ大陸の行き方調べといたわよ」
「ありがとうございますぅぅ~」
シスカが涙を流しながらお礼をした。
「とりあえず船でボルシーネ大陸いかないといけないみたい。だから今日船の予約していきましょ。」
「う~ん・・そうですね。じゃあ予約取りに行かないと・・」
シスカは下に降りると数分ほどして帰ってきた。
「じゃあ皆さん起こしていきましょうか・・」
ギコは変なものが頭に浮かんできた・・・




人がいっぱい倒れている・・みんなうめき声をあげている・・

誰かが俺を呼ぶ声がする・・女の人・・

俺の前には男がいた・・漆黒の色のした男・・

男の片手には剣があった・・俺を殺そうとしてるのか?

女の人はこう叫んでいる・・よく聞こえない・・

「・・げて・・・・コ・・・・」

なんていってるの?

「にげてぇぇ!ギコォォ」


はっとギコは意識を戻した。いつのまにか船の上にいた。


「どうかしましたか?ギコさん。」
シスカがギコの顔を見て、問い掛けた。
「いや。なんでもねぇ・・」
ギコはどこか悲しい眼をしていた・・。しぃはギコの顔を見て・・
「ギコ君・・どうしたの?」
と、ギコに問い掛けた。
「変な夢をみたんだ・・ものすごい・・悲しい夢・・なんか・・覚えがあるような・・」
「へぇ~・・大丈夫?」
「あぁ。気にスンナ。疲れているかもしれないからさ。とりあえず、寝るよ。」
「そう・・」
しぃはものすごい心配をしていた。
船を入り、宿泊の予約を取る、ギコはすぐに部屋にいって、寝た。
すると、また変な夢をみた・・

第四章~ロディオン海峡~

ギコはとてもやわらかい質のいいベットにねていた・・だがギコの顔は歪んでいた
悪夢を見ているように・・ギコは魘されていた・・


((またこの夢か・・?))


ギコは都会のような所にいた。周りには人が沢山死んでいた・・・


ギコは眼をそちらに向けないように歩いていった。

すると前には男がいる・・

男はこういっていた・・

『こっちへ来なさい。ギコア。』

((ギコア?だれだそりゃぁ?))

すると後ろから女の人が這いずり回ってきてギコにこういった。

『いっちゃ駄目!行かないで!」

泣きながらギコを見つめる・・

((くそっ!なんだよ・・どうすれば・・))

『・・コ・・くん・・』

((え?))

『・・コ君!』

((誰だ・・))

『ギコ君!!』


ギコは、はっとしながら眼をあけた。そこには、しぃが心配そうにギコを見つめていた。

「大丈夫?」
しぃの顔は今にも泣きそうだった。するとしぃの眼から一筋の泪が出てきた。
「よかったぁ・・」
しぃはギコの胸に体を寄せて泣いていた。
「・・・・」
ギコは黙ったまましぃを見つめていた・・
~屋上~

その頃、モナー達は屋上にいた。
「大丈夫かな?ギコ・・」
モナーが心配そうに、無限に続く海を眺めて言った。海は広く、綺麗な蒼色をしていた。船が早くなるたびに、泡が立つ。
「大丈夫だよ。ギコはそんなに弱くない。それに今、しぃちゃんが行った。」
「だといいモナ・・」
二人は遠い海を観ながら話していた。風で猫耳が揺れる。時々眼を瞑りながら永遠と続く海を観ていた。と、そこへじぃがやってきた。じぃはモララーの同契者でエディルレイドだ。
「あれ?レモナさんは?」
と、じぃがモナーに聞いた。
「多分なにか買っていると思うモナ」
モナーはニッコリとしてジーに答えた。
「じゃぁ、私もいってこようかな。」
といって売店のほうに向かった。
「そうだ。俺部屋に一回戻る、どうなっているか心配だからな。」
「分かったモナ。」
モララーは歩いて自分の部屋に戻った。それがモナーには闇の方へと歩いている気がした。
『嫌な予感がするモナ』
モナーは黙ったままモララーを観ていた。モナーの予想が的中するとは思わずに・・

モララーは自分の部屋に帰ると・・そこには変な宝玉が転がっていた。モララーは宝玉を取った、すると・・モララーの中に入り込んだ。モララーはそれをとめる事はできず、倒れてしまった・・
するとその音に気がついたのか、ギコたちがやってきた。ギコとしぃがモララーに駆け寄る。
「おいっ!モララーどうした!?」
ギコはモララーの体を揺さぶる。だがモララーの返事は無かった。
「ねぇ、ギコ君なんか変な気がする・・」
と、モララーが立ち上がった。ギコとしぃはほっとしたが・・
「クク・・ククク・・」
モララーの気妙な笑い方ギコたちはモララーを見た。モララーは片手に黒い剣を持っていた。モララーはギコに剣を向けた。
「さぁ、血祭りの始まりだ!!」
モララーの眼は『殺したい』というような眼だった。ギコたちは眼を疑った。
「どうして・・ お前は誰だ!?」
「俺か?モララーさ、本当のモララー」
剣を振り上げた、すっと剣を振り下ろす


ドカーーーーン



ものすごい音が船に響き渡る。ギコたちは間一髪で逃げた。ギコたちは走って逃げた。モララーもそれに追いつこうと走る。
「なんだよ、あいつ・・」
ギコは後ろを見ながらしぃと一緒に逃げる。
「分からない・・けどモララーじゃないわ。」
「しぃ同契するぞ!」
「えぇ!」
二人は船の一番上まで逃げて、そこで立ち止まった。
「あきらめたか?」
モララーも立ち止まった。
すると・・

”紅かる心  風を纏いて  契り籠ん ”


ブワァと、風が吹く。
「エディルレイド・・ちっと面倒になったな・・」
ギコはモララーを見た・・ やはり・・俺を殺すのか・・ と思っていた。
「まぁいい、いくぞぉぉ!!」
「こい!お前を元に戻すぞ!モララァァー!!」
二人の武器がぶつかり合った。

二人の間で光と闇がぶつかる。二人は片目だけあけながら武器を押し付ける。
「くっ・・どこにそんな力が・・」
モララーも必死でこらえている。
「俺たちは・・信じあって生きてきた・・それの証拠だぁぁ!」
「ふんっ、戦うのに心などいらない・・いるのは・・『殺し』という二文字だけさぁ!」
モララーは力いっぱいに、武器を押し付けた・・
「それは間違っている!人は・・人は・・信じて生きていくんだぁぁ!!」
と、その声と共に大きな光が放たれた。モララーは必死でこらえていたがもう限界だった。するとギコの頭に謳が入ってきた・・
((なんだ・・全然知らないのに・・))
すると・・

”ギコ君・・謳が・・耳にはいってきているの・・”
「しぃ、お前もなのか!?」
”・・ねぇ・・謳ってみましょう・・”
「あぁ・・」

第五章~朋誦の謳~

ギコとしぃは耳に入ってきた謳を謳い始めた。

”汝貴とかくいめ結ばん  地の終えのさやけし  天のはら
 
 颯颯の声  汝貴とかいくいめ紡がん

 などさは臆せにしか  ゆめゆめ独り  葡すなき

 かげ光り  満ちらん 地の終えのさやけし  天の海 

 颯颯の声  かいくめ合わさん”


するとギコの片手の大剣が光り始めた。すると・・風がループ状に巻き起こし、周囲の物が切り裂けていく。モララーはなんとか剣で防ごうとしたが、防きれなく、飛ばされてしまった、
「あっ!やべぇ。モララー!」
と叫んでいると・・モララーの体に鎖鎌が巻かれた。
「ふぅ・・危なかったモナ・・」
どうやらモナーたちが助けてくれたらしい。ギコたちは同契を解いてへたへたと座った。
「うわぁー・・つかれたぁ・・」
と、ギコがつかれながらしぃを見たら、しぃはねていた。
「クス」
と笑うとギコは寝そべった。ギコの顔は笑っていた。
「ふぅ・・あの夢・・いったいなんだろう・・」
ギコは不思議に思っていた・・
するとモララーが起きてきた・・
「うっ・・ここは?」
「ここは船の上。お前と一戦やった場所だよ。」
「・・ギコ・・お前に行っておきたい事がある・・」
モララーは苦しそうに言った。ギコはなんだろう・・と思いながら聞いた
「Sky・Ctiyに行くな。絶対・・」
ギコは驚いた。
「なんでだよ!」
ギコはすぐに起き上がった。するとモララーが一息すって言い始めた。
「あそこはな・・」
と、そのとき



ドカーーン



ギコの後ろで音がした。ギコは振り返るとそこには、男がいた。外見かっこよかった。右手には刀があり、もう片手には短尺剣があった。
「どうやらここらしいな・・おっとお客がいた・・」
「ちっ、来ちまったか」
モララーは舌打ちしてギコに言った。
「逃げろギコ」


するとギコの頭にあの光景が浮かんできた・・

『にげてぇぇ。ギコォォォ』

ギコは立ち止まってしまった。
「ギコ?!」
ギコはへなへなと座ってしまった。
「おい!モナー。ギコをつれていけ。逃げろ。」
「分かったモナ」
モナーはギコとしぃをつれて逃げていった。
「ほぉ~・・仲間を救いましたか・・お前にしちゃぁ珍しいな。」
「うるさいぞ。グレイアーツ」
すると武器からガーディアが出てきた・・

”うるさいって何よぉ~グレイアーツ君がせっかくきたんだからぁもうちょっと歓迎できないのぉ~??”
「お前も黙れココウェット!」
モララーは二人も睨んだ。
「今のお前じゃぁ俺たちには勝てないよ?しかもー・・」
というとグレイアーツは消えた
「!?」
モララーはすぐ気がついた自分の後ろにいると・・グレイアーツは耳元でささやいた

「裏切っただろう・・」

すると元の位置に戻った。
「とまぁこれぐらいにしてさっさとみつけるか・・で、どこにいるワケ?」
「何をだ・・」
「とぼけんなよぉ~『ギコア』はどこだって言ってんだ。聞こえるだろぉ?」
彼の目的はどうやらギコアという人物らしい。だがモララーは・・
「さぁな・・しらねぇよ。だったら自分で探せ。」
モララーは知っていながら言わなかった。どうせ殺されるのなら言わないほうがあいつの身のためだと・・

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