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アナザーファンタジー (kurosubou)

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匿名ユーザー

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夜遅く、俺は残業で会社にずっと残ってた。

今までに経験したことのないほど眠かった・・・・・

ギコ(,,゚Д゚) 「なんだこの眠さは?」

ギコ(,,-Д-) 「ZZZZZZZZZZ・・・・・」

寝てる間に不思議な夢を見た。

ギコ(,,-Д-) ほら起きろギコ!!

ギコ(,,゚Д゚) あん?

広大に広がる草原にいた。

周りにはオノやレイピアを持った人たちが・・・・・

ギコ( ;゚Д゚) こ、殺される!?

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

ギコ( ;゚Д゚) うぎゃぁぁぁぁ!!!!!!

ギコ(,,-Д-) おい、起きろってば!! 朝だぞ!!

ギコ(,,゚Д゚) ・・・・・

ギコ(,,゚Д゚) 元に戻ってる・・・・・

モララー( ・∀・) なに寝てるだ? 怒られると可哀想だし、残業やっといたぞ。

ギコ(,,゚Д゚) あ、ありがとよ。助かったぜ。


何時もとかわらないいつもの世界へ戻っていた。

だが、ギコはその夢のことが気になって、しかたなかった。

なぜか懐かしく、まるで故郷のような感覚だった。

なんとなく、もう一度行きたいと思うギコであったが、

現実になって現れた。





ギコ(,,゚Д゚) なぁモララー? この書類・・・・・ って、ここどこだゴラァ!!

そこは、さっき夢で見た草原だった。

向こうには木が生い茂りジャングルのようになった大きな山、 あっちには青く、白い綺麗な波が立ってる海。

そして、ここは草原。

ギコ(,,゚Д゚) 夢で見た草原だ・・・・・

近くには家や時計台のような建物が密集している。

ギコ(,,゚Д゚) 街、か・・・・・・

??? 待て!!

ギコ(,,゚Д゚) 夢に出てきたさっきの・・・・・ 

さっきのオノやレイピアを持った人だ。

??? お前、見かけない服装だな・・・・・ 外国の者か?

ギコ(,,゚Д゚) って、お前、モララーか?

モナー( ・∀・) な、何で僕の名を知ってる?






~街の酒場にて~

朝から酒場はにぎわっていた。

 「へぇー、気がついたらここに・・・・・」

「そうなんだ。 どうやったら帰れるんだ?」 

ギコは仕事のことが気になって、ビール1杯飲んでられない。

もしかしたら、これもまた夢だったのかもしれない。

「まぁ、外は危険だし、うちに泊まりなよ。」

モララーはギコに親切だった。

「ところで、危険ってどういうことだ?」

「まだ言ってなかったね。この近辺には、生き物が居る。

「いきものぉ?」 

ギコの考えは甘かった。それが、昆虫や魚ではなく、 

「例えば・・・・・「ドラゴン」とか、「モンスター」とか。」

な、な、なんだってー!?(AA略)

ギコ( ;゚Д゚) ちょ、ちょ、ちょ・・・・・

ギコ、これを見てくれ。

モララーは表紙がボロボロになり、古そうな図鑑を開いた。



名:クラウド・ホワイト・ドラゴン(天空の白龍)  学名:tenku-nodoragon


        (AA略)


全長:12m 翼幅:10m 生息域:アプレド海上空(ギコが見た海の名前) 

食性:肉食  主食:家畜(牛、豚、)たまに人間を食べる

危険度 ☆☆☆☆☆☆☆☆(かなり危険) 回避方法 身体が雲で出来ているため、地上で見つけるのは簡単。

その他: 刃物での攻撃はノンダメージ(雲のため、切ることが出来ない。)
      倒すには、吹き飛ばす又は爆破する以外ない。


「とくに、コイツは手ごわい。ちなみに、危険度だが、最高☆10個だ。
 コイツは8つだから相当危険だ。」

「モララー、たまに人間を食べるって・・・・・いうと?」


(*クラウド・ドラゴンは遊○王のブルーアイズ(青眼の白龍)をイメージしてください。)

ギコは目を開けた。

そこは、いつものオフィスだった。

「やっぱり、さっきのは夢だったか・・・・・」

ギコは安心しきっていた。








だが、そこには誰も居なかった・・・・・

「おい、も、モララー? 何処いったんだ?」

オフィスは無音で、時計の音すらしない。

「さっき、草原で手が汚れたんだっけ。」

!!!

「あの夢は、現実だったのか? この世界が夢なのか?」

ギコは、電気も水道もストップされていることに気がついた。

蛇口を開いても水が出ない。

外を見たが、車1台走ってない。 大きなビルがただ、建っているだけ。

「無人なのか?」

「おい、ギコ!! お前何で寝たんだよ!?」

「戻れたのか!?」

「酒場で寝るなんて、飲み杉だからな。」

そこにいたのは、夢の中で見たモララーだった。





「も、モララーか・・・・・」

モララーもまた、酔っていた。

「お客さん、そろそろ帰ってもらわないと・・・・」

「まだ夜はこれからでしょぉ~」

もう夜中の3時だった。

「モララー、もう帰るぞ。 店の人に迷惑だ。」

ギコはモララーを肩に担いでレジへ向かった。

「お会計は、150000Gです。」

ちょ、ま、えェ!?

一体、モララーはギコが寝てる間に何杯に飲んだことやら・・・・・

モララーの財布から払ったが、モララーの財布はすっからかんになった。

ギコは半分寝ているモララーを家まで送った。




           ~翌朝~




「モララーの家で寝かせてもらったんだっけ・・・・・」

ギコは目を覚ました。

「やっと起きたか?」

「ああ、ところで二日酔い大丈夫なのか?」

「いい薬があるんだよ。」

そう言って、モララーは家の裏にある田んぼの中へ入っていった。

まるで、RPGゲームの世界だ。

家の中には薬草や武器などが。



「・・・・・・・・・・・・」

「暇だ・・・・・・・・・・・・・・・」

やはり農家の家。 特に面白そうなものもない。

元居た世界とは違い、ゲームもテレビも無い。

本ならあったが、薬草の本や魔道書ばっかりだった。

厚くて読む気になれない。

「ギコ、暇なら手伝ってくれないか?」

「え!?」

モララーに無理やり家から引きずり出され、

ただでさえ残業で疲れていたのに田植えまでやらされるギコだった。

太陽が照りつける。

田植えの間、ギコは考えた。

「この夢は何時終るんだ?」

「もしも戻れなかったら・・・・・」

「んなわけ無いか。」

「でもさっき戻ったらアリ1匹居なかった・・・・・」












































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