第2話 運は無いんだってば・・
二日ほど歩いて火吹き山の麓にたどり着いた俺、目の前には暗い洞窟の入り口が静かに口を開けていた。
カンテラに火をつけて洞窟に入る。数メートル進むと道が別れている。
西か、東か。
最初の分岐点、なんとなく西ダナ。
西に向かって進むと通路が北に折れるその角になにやら生き物の影が見える。近づいてみると一匹のオークが・・・・
寝ていたw
どうやら見張り番のようだが、壁に寄りかかってグーグー寝てやがる。まるでやる気がねえな・・
起こさないように、コッソーリ脇を抜けていこう。
コソコソコソ・・・・ここで運試し!
『運試しとはサイコロ2個振って現在の運点以下の数値なら 吉。以上なら 凶。運点は運試しをするたびに一点づつ引かれていく。つまり、運に頼れば頼るほど難しくなっていくってこと。いいことがあると増えることもある』
サイコロ GO!
・・・・・・10!(運点8→7)
まぁ、アレだ。運はないな・・・
寝てる奴のちょうど目の前で、足元のジャリをガリっと踏んづけ見張りは目を覚ます。やべぇ警報ならす気だ!その前にヤルベシ。
『戦闘はサイコロ2個を相手と自分に振り、そこに技術点を足して大きい数字のほうが相手に2点のダメージを与える。基本、どちらかが死ぬまでつづく』
実戦開始
オーク 技6+D9 体 5
俺 技9+D5 体 16→14
うお、いきなり食らった。いてぇ
オーク 技6+D3 体 5→3
俺 技9+D8 体 14
オーク 技6+D8 体 3→1
俺 技9+D7 体 14
オーク 技6+D8 体 1→0
俺 技9+D8 体 14
ふぅ、一発くらったけどさすがにオーク程度は楽勝だな
『見張りオークを倒し、通路を北に進む。10メートルほど進むと左手にドアが見えた。』
ドアがあったら開けるのが基本!
『扉を開くと、そこは臭い部屋だ。部屋の中央には小さな木のテーブルがあり、その下に小さな箱が見える。部屋の奥には汚い布団の上でオークが一匹寝ている』
箱があったら開けるのも基本w
寝てるオークを起こさないように・・運だめしっと
・・・シッパイっとw(運7→6)
『物音に飛び起きたオークが襲い掛かってきた』
オーク 技6+D4 体 4→2
俺 技9+D9 体 14
オーク 技6+D8 体 2
俺 技9+D5 体 14
オーク 技6+D4 体 2→0
俺 技9+D7 体 14
余裕でぶったおし、箱を奪取。
『箱の中には金貨1枚とオークのペットらしいねずみがはいっている。ねずみは放し、金貨をポケットに入れる。運に2点プラス』(運点6→8)
金貨一枚で運が2点もはいるのか・・
『部屋を出て北に進むと西側にまた扉が。』
とりあえず、開けてみる。『中は石の床に木の机が一つその下に箱が置いてある』
また、箱ですか・・・まぁ、開けますよ。
『蓋をあけるないなや、小さな蛇が噛み付いてきた。蛇とたたかえ!』
蛇 技5+D9 体 2→0
俺 技9+D9 体 14
『蛇をぶったぎって箱を覗くと、中には99と彫られた青銅の鍵が入っていた。』
なんか、重要そうな鍵げっとー!たしか、噂で三つの鍵とかあったからそれかもしれないな。ヨシヨシ
この調子で先に進もう。
『鍵をひろって先に進む。また、西側に扉が・・中からはへたくそな歌が聞こえてくる』
開けるぜ!
はたして、扉の中の歌の正体は?
・・・・・次回へつづく!