ハイランド線(はいらんどせん)は長野県諏訪郡原村の八ヶ岳ハイランド駅と長野県茅野市の茅野中央駅を結ぶ鉄道路線。信州高原開発鉄道が第三種鉄道事業者として線路、施設、車両を有し、
武蔵多摩川電鉄が第二種鉄道事業者として運行しているが、旅客案内上は武蔵多摩川電鉄ハイランド線と案内される。信州高原都市では
Subwayと呼ばれている。路線記号はHL。
路線データ
営業距離(営業キロ) |
8.9km |
第二種鉄道事業者 |
武蔵多摩川電鉄 |
第三種鉄道事業者 |
信州高原開発鉄道 |
軌間 |
1,435mm(標準軌) |
駅数 |
8駅(起終点含む) |
電化区間 |
なし(全線非電化) |
複線区間 |
全線 |
閉塞方式 |
自動閉塞式 |
保安装置 |
C-ATS |
最高速度 |
100km/h |
概要
1940年代末に構想された信州高原都市へのアクセス鉄道として2001年2月16日に開業した。
沿線には大学、国際研究機関、企業、商業施設の進出が進んでおり、外国人の利用者が増加している。
全区間に渡り標高1,000m以上の高原地帯を走行する。
非電化路線では珍しく、
ジェンシャンパーク駅から
茅野中央駅までの間は地下線を走行している。
全ての駅に自動改札機及びホームドアが設置されている。
運行形態
普通(Local)
日中は10~12分間隔、朝夕は6~8分間隔で運転される。
- 2011年3月9日のダイヤ改正から松本線松本・松本空港方面への直通列車が運行されている。
- 2013年3月15日のダイヤ改正から松本線内を快速運転する列車が設定されている。
車両
気動車
地下区間及び、急勾配が存在するため、専用の340型気動車が使用されている。
なお全列車が4両編成に統一されている。
2010年10月から2011年3月にかけて新たに4編成が増備され、現在は34001Fから34012Fの12編成が存在している。
※仲日本鉄道は客車、気動車、旅客営業向けのディーゼル機関車を保有していないため、仲日本鉄道の車両は乗り入れない。
利用状況
ハイランド線は開業以来増加が続いている。信州高原都市は中央部分のUrban、北部のNew Urban、市街化調整区域のSuburbに分かれているが、そのうち1988年に整備が開始されたUrbanに属すエリアでは、自家用車及び業務用途を除く二輪車の乗り入れを禁止しているため、移動には専ら公共交通機関が使用されることになる。ハイランド線ではジェンシャンパーク駅から
ストックヴィレッジ駅までの区間の駅がUrbanに属している。また2001年に整備が開始されたNew Urban内(茅野中央駅が含まれる)においては乗り入れ禁止措置は行っていないが、緊急車両を除き、最高時速は15km/hを超えてはならない(北端部のハイウェイを除く)。以上の理由により利用者数が多い。また、同地域内では
ストックランド交通による路線バスも運行されているがハイランド線の駅と周辺部を結ぶ路線が多く競合関係にはなっていない。余談だがUrbanでは軽車両の規制は行っていないが勾配が多いため自転車の利用は少ない。代わりに住民の足としてMobility Scooterが使用されている。そのため各駅周辺にはMobility Scooter専用の駐車場が設けられている。
歴史
1989年8月:建設開始
2001年2月:全線開業
駅一覧
MTR is an IMAGINARY RAILWAY COMPANY.
最終更新:2013年10月07日 19:10