You can,t escape! ◆TEF4Xfcvis



がたがたと、人の手が届いていない山中を車輪が進む音がする。
舗装された道でない以上その音は舗装された道路とは比べ物にならない。

「ごめんねナナリー、また汗かくようなことになっちゃって……」

「いいえ、構いませんよ」

朝になり、日の光は森の木々を通り抜け遥かに明るくなっている。
だがしかしこういった森で聞こえるはずの鳥の声や虫の音は全く聞こえない。
すなわちこの場で音を出すのは彼女たちだけであり、その事実がより一層警戒心を際立たせる。
ゆっくりと静かに、それでいて迅速に彼女たちは行動する。
当てなどない。そもそも今は目的地と言うのが存在しない。
今はただ迫りくる敵から逃れることが重要なのだから……。

少し急な坂を下り、なるべくまっすぐに、まっすぐに進んでいく。
コンパスで方角を確認しながら木々を避けた時のズレを修正していく。
ブレンヒルトの頬を汗がつたう。

あの男は倒した。それで障害は消えたかもしれない。
だが、あの場に他に誰かがいなかった可能性が否定できるだろうか?
それにいなかったとしても何時までもあの場に留まってはいられない。
死体を片づけたとしても痕跡は消せないだろうし、その場に留まっている者が疑われるのは至極当然だ。
その場合、事が穏便にいくとは考えにくい。
だからこそ温泉から離れる必要があったのだ。
今はナナリーを守ることを優先としている以上、なるべくリスクの少ない方法を選ぶ。
それがブレンヒルトの選択だった。


ネモは、ブレンヒルトの左腕を睨む。
不自然にそこだけ切れた袖。そこにこびりついた血は明らかに不自然だ。
付き方から考えて彼女の血であるのは間違いないだろう。
しかし、傷が見当たらないのはどういうことか。
ネモはそこから考えられることを推察した。

(おそらく温泉宿を出る前に何者かとの戦闘があった。その何者かがいないことを見ればこの女がどうにかしてそいつを行動不能にしたか
 殺したか……いや、結果は問題ではない。問題は左腕の傷をどうやって治したかということだな)

ブレンヒルトはネモの存在を知らない。
そのために左腕の痕は隠す必要はないと考えたのだがそれが逆に仇となり、当人の知らぬところでネモに不信感を抱かせることとなった。
だが、即座にネモはナナリーに知らせることはできない。
知らせたとしても、果たして聞き入れるかどうかは定かでない。

(言ったところで……だな。こんなものはナナリーにとっては瑣末な問題でしかないだろう。この女に対する信頼は揺るがないな)

半ばナナリーへの説得をあきらめかけていたネモはやれやれといった感じで目を潜める。
いずれにせよ行動が限られている以上ネモの出来ることはブレンヒルトの行動に気を配るしかない。

「ブレンヒルトさん、何か聞こえます……誰かの歩く音が」

「え?そんな……!」

想定内ではあるがあまりにも早い遭遇にブレンヒルトは内心で焦る。
温泉宿から出たのを尾行されていたならまだ救いはある。
しかしもし今近くにいるだろう存在が宿の中にいて自身の行動を見られていたならば。

「―――――……来ます」

ガサリ、ガサリと樹上から音がする。
ナニカが木を伝って近づいているのか。

ソレは、静かに彼女たちの目の前に降り立った。
彼女らがその姿に瞠目させられたのは言うまでもない。
フォルムとしては人型をとってはいるが、それでもなお人間とかけ離れた姿をしている。
いわば、ソレは異形の者だった。
話しかけようにも、言葉が通じるかどうかが怪しい。だが、するだけ無駄なことだろう。
なにしろソレは明らかに敵意を放っていたのだから。

ミュウツーは手に携えている十字槍の切っ先をブレンヒルトたちに向ける。
それに対し、ブレンヒルトは辛辣な面持ちで、ネモは冷ややかな目で十字槍を見つめた。
目の不自由なナナリーには知れぬことだがミュウツーが持っている十字槍は明らかにブレンヒルトが
所持していたものだった。それを今、ミュウツーが持っているということはブレンヒルトとミュウツーが
少し前に出会っていたという考えに至るのは難しくはない。そしてそこから想像できることはナナリーにとって
プラスになるものでないのは確定的だ。

(とにかく今はナナリーを守ることを考えないとな。マークネモを召喚させれば危機は脱出できるだろうが……)

一方でブレンヒルトは自身の軽率さを悔いる。
武器を回収し忘れてみすみすそれを他の敵に奪われるなどあってはならないことだった。

(もう仕方ないけど……今はナナリーを守ることを考えないと。でも庇いきれるかどうか……)


結論に至る経緯は違えど、ブレンヒルトとネモの心情はナナリーを守ると言う意見で一致していた。

ブレンヒルトはゆっくりと左腕を前に突き出す。
ミュウツーはその動作を見ると、一歩前進した。
両者の距離はほんの4メートル。
再び、ミュウツーが左足を前に出そうとすると


「発ッ見ええぇぇぇぇぇぇーーーん!!」


この場にいる誰のものでもない声が響き渡る。
驚きはしたものの、声の方向をつかむや否や全員がそちらの方向を向いた。

ナナリー達の後ろの坂の上10程のところに、その男はいた。
間髪入れずに何かが発射される音がする。
それが男の持っているバズーカからの発射音だと気づいたときにはすでにブレンヒルトはナナリーの体を
抱きかかえて飛び退いていた。少し遅れて、ミュウツーもバックステップで後退する。

ドン、と。
激しい着弾音を響かせ四方八方に土塊が飛び散る。
出来たクレーターの深さからその威力の凄まじさが伺えるが傷を負った者はだれ一人としていない。
男が現れてから弾丸の着弾までわずか2,3秒しかなかったが、彼女たちの避難は実に速やかなものだった。
自身の身体能力に少し驚きながらも、ブレンヒルトは男の姿を再度確認して舌打ちをする。

(なんて異常な……どうやって倒せっていうのよ)

そう思うのも無理はなく、ラッド・ルッソはピンピンしていた。傷はおろか血痕や服の汚れさえも残っていない。
四肢を斬られ、腹を抉られようとも彼が『不死者』である限りあの程度の傷では殺すことは敵わない。

何にせよ、これでブレンヒルト達の状況はさらに悪化した。
敵二人に対して動けるのは一人のみ。もう一人を守りながら戦うというのはどう考えても無理がある。
だが、幸いにもまだ道は残されている。

坂を滑り降りてくる男。
クレーターから離れた所にいるよくわからない生物。
そして車輪が壊れて横たわっている車椅子。

(今重要なのは、ナナリーを守ること……!!)

ブレンヒルトはナナリーをナナリーの膝下と両肩を抱え込むと、咄嗟に彼方へと駆け出した。

(……逃がすものか)

ミュウツーもすかさず少女たちを追いかける、が。
後ろから迫ってくる殺気に止まらざるを得なかった。
反射的に槍を両手に構えて迎え撃とうとする。と、強烈な振動を感じた。

男は狂喜を浮かべながらミュウツーに肉薄する。
あろうことか、男はバズーカの砲身で直接ミュウツーに殴りかかっていたのだ。

(くっ……貴様……!!)

「あの女も殺してぇけどよお……逃げられちまったし。まあ足跡追えば済む話だしなぁ!
 つーわけで今目の前にいるてめえをブッ殺す!!」

ラッドは一度ミュウツーから離れるとバズーカをミュウツーへと向ける。
至近距離からの砲撃。実際、避けるのはそれほど苦ではない。
ただし、現状障害物が大量にあるためにそれに当たった場合二次的な被害を避けられるかが問題だ。

二度目の発射音。
案の定、ミュウツーは回避できたが後ろの木に着弾した。
その衝撃により木端が飛び散り、周りの木の枝をも破壊していく。
ミュウツーも無傷ではいかなかったようでところどころ擦り傷が見られる。

「おーし上等!この程度でくたばっちゃあ面白くねえよなあ!ああ!?
 それにしてもテメエはなんだ?人間には見えねえし、かといって獣でもなさそうだ。
 ならあれか、てめえも宇宙人か!?そうだよな!?いいぜ!なんだろうがぶっ殺してやるよ!!」

高らかに嗤う男を睨み、ミュウツーは怒りをおぼえた。
痕跡を消したうえでもなおこちらに向かってきた男。偶然ではあるだろうがそれでも許せないことだった。
だが、殺すわけにもいかない。この男にはまだ利用価値がある。

(仕方ない……追ってこれないような状態にしてやる)



     ※     ※     ※     ※     ※

線路が見えてきた。
思いのほか遠くまで走ったものだと当人は感心していた。
ゆっくりとスピードを落とし、息を整えながら足を止めてナナリーを下ろした。

「ブレンヒルトさん……すごいですね」

「ん?そうかもね……」

うわ言のように返事をしたが確かに、ブレンヒルトは自身の体の異状を感じ取った。
人一人抱えて2キロ近くを走ったにもかかわらず、通常同じ距離を走った程度にしかバテていない。

(これの……せいかな)

ARMSの核を移植した左腕。
ナナリーを守れたのだ。その点では嬉しくはある。
だが、自身が自身でないような気に襲われて何とも言えない気持ちになった。

「車椅子のことは……」

「いいえ、気にしてませんから……。でも、ありがとうございます」

「いいのよ、お礼なんか言わなくても」

しかし、これからどうするか。
行く当てなどない。この途方もないフィールドでの人探しもかなりの労力を要するだろう。

(あっちに行ってみようかしら……)

遠くに見えるのは住宅街やビル街だ。
あそこなら或いは……いや、誰も見つけられなくとも安全な隠れ家にはなりそうだ。

視点を変えると、人らしき姿が見えた。
川を越えようと自転車を押しながら鉄橋を渡っているようだ。

「ナナリー、誰かいるみたい。どうする?」

「えっ……どうすると言われても……」

「……とりあえず話しかけてみましょうか」

見る限りでは、危険はなさそうに見える。
辺りをキョロキョロと見回してはいるが、仕方のないことだろう。
ブレンヒルトは汗を拭うとナナリーを背負ってそちらの方に向かった。

     ※     ※     ※     ※     ※

戦闘が開始されてからすでに10分が経過していた。
ミュウツーが繰り出す槍は確かに相手の体を掠め、傷をつくっていくのだがそれがみるみるうちに治癒してしまい
体力を削るといったこともできない。
一方で、ラッドは自身の傷を省みることなく猪突猛進にミュウツーへと突撃する。

「どうした?普通じゃねえのは姿だけか!?」

相手は人間だというのになかなか隙を見つけることが出来ない。
あくまでも人間の範囲内だがこの男はそれなりに、強い。
とにかく、この男を止めるには大ダメージを与えるといった方法では間に合わない。

「あ」

ガクンとラッドの体勢が崩れる。
原因は、最初に撃ちこんだ時にできたクレーターに足を取られたからだった。
それは殆んどないに等しい時間だったが勿論その隙を見逃すミュウツーではない。

「んぶっ!!」

突如現れた巨大なスプーンがラッドの顎に直撃した。
骨の砕ける音と同時に彼の体が宙に浮き上がる。
それでもラッドは標的から視線を逸らさない。
かまわずミュウツーは今しがた召喚したスプーンを消すと両腕をラッドに翳す。

「!!?」

得体のしれない衝撃がラッドを襲う。
まともに声を出すことすらできず、彼は不可視の攻撃に全身を吹き飛ばされた。

木に叩きつけられ、彼の口からは血が零れる。
それは単にぶつかっただけの衝撃ではない。
彼の体には深々と木の枝が突き刺さり、背中から腹へと貫通していた。

(あーあ、予想以上に普通じゃなかった見てえだなぁ……)

突如現れたスプーンにクリ-ンヒットした。ここまではいい。
まだラッドの対処できる範囲内だ。
事実、隙を作ったのもわざとで、一発程度ならどんな攻撃でも耐えられると踏んだ上でバズーカの引き金を引いたのだ。
しかし結局、なにかよくわからない力によって砲撃もろとも弾かれて現在に至ったのだ。

ふと、ミュウツーが睨みつけているのがわかり、ごほ、と溜息をついた。

「あァ?何見てんだコラ。俺が串刺しになってんのがそんなに面白いか?」

ソレは地面に落ちている十字槍を拾うと、そのままラッドに踵を返して走り出した。

「は……?」

当然、ラッドにしてみればアレは自分を殺しに来ると思っていた。
だがその予想は簡単に外れ、そのままミュウツーは森の奥に見えなくなった。

まさか自分がこのまま死ぬと思ったわけでもあるまい。
ラッドの治癒力ははっきりとミュウツーにも捉えられている。
また、情けをかけそうにもない気迫をラッドも感じ取っていた。

「あー、つまり。この俺を利用したってことか」

とりあえずラッドを一時的に動けない状態にして、自身は追跡できないところまで逃げる。
後でラッドに出会ったとしてもその時は殺せばいい。

「ああそうかい、ハナからそのつもりだし、別にいいけどよぉ……
 ……ただし宇宙人。次会った時テメエの命はねえってのはわかってるよなあ!?」

ラッドの咆哮が轟く。
無論、誰も応える者はいない。

「痛えなオイ……抜けるのに結構かかりそうだなこりゃ」


ラッド・ルッソは、未だ串刺しになったままである。



【B-7/ 森/一日目午前】
【ラッド・ルッソ@BACCANO!】
[状態]:腹部貫通(木に串刺し)、顎の骨骨折、全て再生中 不死者化
[装備]:ワイパーのバズーカ@ワンピース、風貝@ワンピース
[道具]:基本支給品一式
[思考・状況]
 1:あのギラーミンとかいう糞野郎をぶっ殺す。
 2:そのためにこの会場にいるやつを全員殺す。とにかく殺す。
 3:ギラーミンが言っていた『決して死ぬ事のない不死の身体を持つ者』(不死者)は絶対に殺す。
 4:宇宙人(ミュウツー)も次に会ったら殺す。
 5:左腕が刀になる女(ブレンヒルト)も見付けたら殺す。
 6:ギラーミンが言っていた『人間台風の異名を持つ者』、『幻想殺しの能力を持つ者』、『概念という名の武装を施し戦闘力に変える者』、『三刀流という独特な構えで世界一の剣豪を目指す者』に興味あり。
【備考】
 ※麦わらの男(ルフィ)、獣耳の少女(エルルゥ)、火傷顔の女(バラライカ)を殺したと思っています。
 ※自分の身体の異変に気づきましたが、不死者化していることには気付いてません。


※      ※      ※      ※      ※      ※

混乱していた意識を冷静にさせたのは、一つの爆発音だった。
それはかなり遠くからのものだったがそれでも少女が意識を向けるには十分な大きさだったようだ。
自転車にブレーキをかけ、そして草原あたりで停止。
メイド姿の女が追ってきていないことを確認し、ほっと一息をつく。
彼女が思ったことは、とにかく森の中はこりごりだということだ。
街中であれば隠れ場所もいくらでも見つかるだろう。これだけ広いのだ。突然バッタリと出会う、なんてことも少しは減るかもしれない。
そうしてしばらくの間息を整え、街へ向かおうと目前の鉄橋へと向かった。

少女が走ってくる人間に気づくのは、そう遅くはなかった。
それが自分に向って走って来ているのだと気づいたとき、若干のパニック状態になる。
疲れが癒えていないのも気にせずすぐさま自転車に跨り、その場から逃げようとした。
ふと、そこで少女は思いとどまる。

(とりあえずは一緒に行動すればいいんじゃないかしら?)

そう思ったのは、走ってくる人間の姿がはっきりと確認できた時だった。
自分とそれほど年が変わらないほどの女子が、それより少し幼そうな女の子を背負っている。
武器を持っている様子でもない。おまけに、遠くから気づかれるためであるかのように走ってきた以上目的は戦闘ではないだろうと踏んだのだ。
なにより、とにかく一人では心細かったし、数人でいれば囮にして逃げきることも可能かもしれない。

園崎詩音は、足を止めた。

自己紹介やその他もろもろの情報交換はスムーズに終了した。
詩音が見る限りでは、どちらも一般人に思えた。
しかしブレンヒルトと名乗った少女の方は体力面からして勝てないと判断した。
だが、武器らしい武器は所持していない。ならば隙をついてどちらも殺すことは出来る。
だが今はその時ではない。一番いいのは、彼女たちが囮になってくれるということだ。

詩音は自身の名前を名乗った。
姉の名前を語ろうかとも考えたが、万が一、次の放送で魅音の名が呼ばれることになっては堪ったものではない。
体力が回復するまで現状は穏やかに過ごしていたかった。

自身の武器については嘘をついた。
手を生やせる能力については語らなかったし、月霊髄液は見せることはしたもののあくまでも自身の防御にしか使えないと言った。
目の前の二人を利用する気はさらさらないし、そんな意味もない。

(安心して。次の放送が来るまでは、あなた達を生かしておいてあげるから……)

詩音にとって二人は町に着くまでの『盾』でしかない。
一緒に行動することになったとはいえ、向こうも少なからず警戒しているようだったがそれも問題ない。
然るべき時が来たら始末する。園崎詩音はそう決定した。


詩音の思惑はうまく行くかもしれない。
あくまでも、情報が交換した通りのものであればの話だが。

(腕のことについては話してないけど……別にいいよね)

ブレンヒルトとて、こうしている以上自身の手の内を全て明かすようなことはしない。
おそらく向こうも何か隠しているのだろうと判断したうえでのことだ。

(この女も怪しい……)

ネモはあからさまに詩音を睨み続けているが、気づかれることはない。
とにかく、会う奴会う奴が信用ならない。
6時間のうちに15人も死んでいるのだ。この女が、殺人者かもしれないと自然に考えてしまうのも当然だ。
そういう意味であれば、ブレンヒルトは詩音よりはまだほんの少しだけ信用のある人間だった。



鉄橋を渡り、彼女たちは町の方へと移動する。


それを見つめる者が、一人。


(見つけたぞ……)

ミュウツーは今度こそという思いで鉄橋の方へ駈け出した。


【C-5/鉄橋/1日目 午前】

【園崎詩音@ひぐらしのなく頃に】
【装備】:レッドのMTB@ポケットモンスターSPECIAL
【所持品】:基本支給品一式 、月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)@Fate/Zero
【状態】:、疲労(大)、右肩に裂傷、出血(軽)、右腕に打ち身(軽)、能力者<ハナハナの実>
【思考・行動】
1:優勝して、悟史のところへ戻る。
2:街に行って安全な場所に隠れるまでブレンヒルトとナナリーを『盾』にし、次の放送以降に殺す。
3:魅音の名を騙る。
4:沙都子に対して……?
【備考】
 本編終了後からの参加
※ハナハナの実の能力を得ました。任意の場所(自身の体含む)に、自分の部位を生やす事ができる。
 生やせる部位は、制限により『腕』のみ。
 今は『腕』を2本、それも互いにそれほど離れた位置には生やせません。 ただし成長の余地あり?
 また、生やした全ての部位に意識を向けるので、慣れていない状態では単純な動作しかできていません。
 生やせる場所は、使用者を中心に15メートルの範囲内に制限。 生やした部位がダメージを受ければ、本人にもダメージ。
※ブレンヒルトとナナリーには本名を名乗りました。
※ナナリー達と情報交換をしました。(ハナハナの実の能力については話していません。月霊髄液についても自身の防御しかできないと嘘をつきました)

ナナリー・ランペルージ@ナイトメア・オブ・ナナリー】
[状態]:健康
[装備]:全て遠き理想郷(アヴァロン)@Fate/Zero、、ネモ
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
0:街へ向かう
1:ブレンヒルトを信じる
2:バトルロワイアルを止める
※ナナリーを守る。ブレンヒルトと詩音は信用しない(ネモの思考)
※参戦時期はサイタマ事変前
※『全て遠き理想郷』はある程度の防御力の強化、受けたダメージのワンランクの軽減、治癒力の向上に制限されている。


ブレンヒルト・シルト@終わりのクロニクル】
[状態]:疲労(中)、左半身に火傷(小)、左腕欠損(ARMSで代替)
[装備]:汗で湿った尊秋多学院制服(左袖欠損)、ARMS『騎士(ナイト)』@ARMS(左腕に擬態)
[道具]:支給品一式、アンフェタミン@Fate/Zero
[思考・状況]
1:詩音と街へ向かう。
2:詩音を警戒しつつ、ナナリーを守る。
3:1st-G概念を行使できるアイテムを手に入れる
※森林破壊者、男湯銃撃者を警戒しています。また双方とも別人だと思っています。
※ARMSコアの位置は左胸です。
※ARMSについては詩音には話していません。

【C-6/草原西端/1日目 午前】

【ミュウツー@ポケットモンスターSPECIAL】
【状態】:疲労(中)
【装備】:機殻剣『V-Sw(ヴィズィ)』@終わりのクロニクル、アデルの十字槍@BACCANO!
【所持品】:基本支給品一式、不明支給品0~1個(確認済み)
【思考・行動】
 1:マスター(カツラ)を救う為、24時間以内に参加者を32人以下まで減らす。
 2:女達(ナナリーとブレンヒルト)を追う。
 3:男(ラッド)には殺害数を稼いで貰う。殺すのは後回し。
 3:魅音かハクオロが細胞を移植し、自分を追ってきたら相手をする。
 ※3章で細胞の呪縛から解放され、カツラの元を離れた後です。
  念の会話能力を持ちますが、信用した相手やかなり敵意が深い相手にしか使いません。
 ※念による探知能力や、バリアボールを周りに張り浮遊する能力は使えません。
 ※傷は80%ほどまで治癒しました。
 ※名簿を見ていないため、レッド、サカキの存在を知りません。
 ※放送により、イエローの死亡を知りました。
 ※ギラーミンに課せられたノルマは以下のとおり
  『24時間経過するまでに、参加者が32人以下でない場合、カツラを殺す。
   48時間経過するまでに、ミュウツーが優勝できなかった場合も同様。』
 ※カツラが本当にギラーミンに拉致されているかは分かりません。偽者の可能性もあります。
 ※V-Swは本来出雲覚にしか扱えない仕様ですが、なんらかの処置により誰にでも使用可能になっています。
  使用できる形態は、第1形態と第2形態のみ。第2形態に変形した場合、変形できている時間には制限があり(具体的な時間は不明)、制限時間を過ぎると第1形態に戻り、
理由に関わらず第1形態へ戻った場合、その後4時間の間変形させる事はできません。
 第3形態、第4形態への変形は制限によりできません。
 ※男(ラッド)と戦った相手が「左腕が刀になる女」であると知りました。

※車輪が破壊された車椅子がB-7の森にあります





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Give me a power! ナナリー・ランペルージ ――――――geass
Give me a power! ブレンヒルト・シルト ――――――geass
Give me a power! ラッド・ルッソ ――――――geass
Give me a power! ミュウツー ――――――geass
エル・ブエロ・ガザ・デ・フローレンシア 園崎詩音 ――――――geass



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最終更新:2012年12月02日 23:37