プレイログ C組:導入

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   文字色の説明

   GM:ルーナ PC発言 行動説明 etc.
      ネル PC発言 行動説明 etc.
      NPC PC発言 行動説明 etc.
      ナレーション 状況説明 雑談 システム文 etc.
   PL:トトゥーリア PC発言 行動説明 雑談 etc.
   見学者 ただしこの色はA組のレニのPL この色はB組のルーアンのPL


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  セッション C-0-1 2016.06.11
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            [雑談]準備はよろしいでしょうか?
            [雑談]おk
            [雑談]では……

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――ソル・シエール ほたる横丁 天覇本社――

 BGM:総合企業集合体TENPA
 アルトネリコ~世界の終りで詩い続ける少女~オリジナルサウンドトラック より




天覇の一社員であるトトゥーリアは、亜耶乃から社長室に呼ばれていた。

亜耶乃:「――ということで、クルシェが数年前から行方不明でな。
     お前たちがメタ・ファルスでその姿を見なかったということは、ソル・クラスタに行った可能性が高い。
     誰かをそこへ派遣して捜索に当たれば、と考えたわけだが、生憎と他地域への派遣を経験した者はほとんどいないのだ。
     そこで、そなたが指名された。先のメタ・ファルスへの派遣を見事にこなしたそなたなら問題はないだろう、とのことだ」

    「どうだ? 頼まれてくれるか?」

トトゥーリア:「社長の特命ならなんなりと遂行致します。
        ……ですが、一週間だけメタ・ファルスへ寄らせてください! 忘れ物をしてしまいましたし、弟子もうまく経営しているか気になります!」
亜耶乃:「なるほど......弟子が心配か。
     では、こちらでメタ・ファルス行きの飛空挺を手配しておこう。

     クルシェの捜索には、これといって期限は設けぬ。早いに越したことはないがな」

亜耶乃:「それでは、頼んだぞ」
トトゥーリア:「はい! 分かりました! 探してまいります!」


       「クルシェ先輩! ......いや今は忘れ物が先だ。メタ・ファルスへ!」


こうして、トトゥーリアは再びメタ・ファルスの地を訪れることとなった。



 BGM:第二の塔
 アルトネリコ2~世界に響く少女たちの創造詩~オリジナルサウンドトラック より

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A.D.3777年 メタ・ファルス

アルシエル再生から一年。
塔間ネットワークが整備され、人の行き来も月日を追うごとに活発になっている。
今まさに、世界は800年ぶりに一つになろうとしていた。

ここメタ・ファルスでは、三年前にメタファリカ大陸の創生に成功して以来、二人の御子を中心に繁栄を築き上げてきた。
当時の大鐘堂はパスタリアからメタファリカの首都インフェリアーレに移され、またリムに住んでいた全ての人々もメタファリカへの移住が完了している。

I.P.D.暴走もなくなり、人々は文字通り平和な時を過ごしていた――


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   アルトネリコTRPG コスモスフィアシナリオ

         音色の彼方
         lof wis wiene famfa

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――交易都市 ラクシャク――

 BGM:空港の少女
 アルトネリコ2~世界に響く少女たちの創造詩~オリジナルサウンドトラック より




ここは、多くの人が集まる街。
交易都市と言われるだけあって、至る所に店舗が並んでいる。
行商人も多く行き交い、活気が溢れている様子がよく分かる。


トトゥーリア:「ふぅーーー着いたーーー!
        この大陸に来るのも久しぶり。しばらくはソル・シエールにいたからね」


トトゥーリアはメタファリカが出来てすぐにソル・シエールに呼び戻されたため、およそ三年ぶりということになる


トトゥーリア:「軌道広場のラクシャクの店で夕食を食べようかな。空猫さん元気かなぁ」


            [雑談]他の地域から来てるってことは、それなりの荷物は持ってるはず......だよな
            [雑談]ですね


トトゥーリア:「ふう。食べた食べた。さて、そろそろ絆商店に行きますか。
        弟子たちはうまくやってるかなぁ」


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ーー絆商店ーー

 BGM:ヨゴレ屋稼業
 アルトネリコ~世界の終りで詩い続ける少女~オリジナルサウンドトラック より




来店を告げる鐘が店内に鳴り響く
それとともに、店員が挨拶をしようとする

店員:「いらっしゃ......トトリさん!?」
    予想外の人の来店に驚いている
トトゥーリア:「忘れ物を取りに来た」
       「久しぶりね。店の売り上げは順調?」
店員:「なるほど。忘れ物を……。
    店の方は順調です。忙しすぎて手が回りませんよ。喜ばしいことですが、ね」
トトゥーリア:「それはよかった、いいことではないか。
        お客様がこの店を使ってもらえてるということは信頼されてるということだからね。
        これならずっと任せても平気だ。安心したよ」

店員:「それで、忘れ物でしたっけ。三年経つとはいえ部屋の方はほとんど手付かずです。
    前の状況とほとんど変わってないはずですから、すぐに見つかると思います」
トトゥーリア:「そうかそうか。ではちょっと忘れ物を確認に行ってくるよ」
        店の従業員用エリアへと足を運ぶトトゥーリア。
        忘れ物はすぐに見つかった。

トトゥーリア:「これがなかったらソル・クラスタで調合できない。あぶないあぶない」
        小さな器具を手に取って、確認する

       「店のほうに戻るかな」
        荷物を整理し、再び表へ出ていく。


            [見学用]忘れ物はなんだったんだろう 調合機材?
            [見学用]そういうこと
            [雑談]ソル・クラスタでもグラスメルクやる気満々?
            [雑談]うぬ。小型のシルヴァホルンという設定


店員:「そういえば、これからどうするつもりですか?」
トトゥーリア:「1週間はメタ・ファルスでの休暇を申請しているからしばらくは観光かな。
        調合で分からないところがあれば相談にも乗るよ」
店員:「そうでしたか。いやはや、すぐに出て行くのかと思いましたが……。
    まだ泊まるスペースは残っているので問題はないと思われます」
トトゥーリア:「まだ残しているのか。すまないね。
        使ってもいいのよ」
店員:「メタファリカでも遠方に出張している方が数人いまして、偶然空いていたのですよ」


店員:「あと一週間でしたら、問題なく過ごせるかと」
トトゥーリア:「ありがとう。使わせてもらうね」


トトゥーリア:「一週間滞在したらそのままソル・クラスタに向かうわ」
店員:「ソル・クラスタ......ですか。また遠方に向かわれるのですね」
トトゥーリア:「向こうでの調合機材を取りに休暇をもらったのだからまた行くの。
        これは社長の特命だから」
店員:「社長の......。これはまた随分と重大な任務みたいですね」
トトゥーリア:「ええ、また成功させて天覇を……」


と、再び来客を告げる鐘の音が店内に響き渡った


店員:「おっと、それでは私は業務に戻りますゆえ。どうぞごゆるりと」
    店員はそそくさと店内へ行ってしまった。

店員:「いらっしゃいませー!」

訪れた客は、慣れた足取りで店内を回り、商品を手に取っていく。
どうやら常連客のようだ。
目的の商品を全てカゴに入れ終えた客は、レジに来る。

店員:「えーっと、全部で250リーフですね…….。
    はい、ありがとうございましたー!」
    店員は威勢良く挨拶。

客は帰る素振りを見せたが、何かに気づいたかの様に一点に視線をとめた。
その先にいたのは、トトゥーリアだった。

**:「おや、あなたは......」
どうやら、この客はトトゥーリアのことを知っている様子だ。

トトゥーリア:「ん?あなたはまさか!?」
**:「もしかして、トトゥーリアさん、ですか?」
トトゥーリア:(人違いか……)
       「はいそうです」
**:「貴女が、あのトトゥーリアさんでしたか」
トトゥーリア:「なぜ、あなたがわたしのことを?」
**:「名前は聞いていましたからね。何せ、この天覇をメタ・ファルスに広めた第一人者ですから。
    是非会ってお話を聞かせて頂ければ、そう思っていた次第ですよ」
トトゥーリア:「ほほう、話が広まっていたというわけでしたか。
        ぜひぜひお話しましょう!」
ネル:「っと、まだ名乗っていませんでしたね。僕はネルと言います」
トトゥーリア:「ネルさんね、覚えた」
ネル:「今すぐにとは言いませんが、どこかで時間を取れないでしょうか?」
トトゥーリア:「今日は夜遅いし……明日のお昼、ランチでもどうですか?」
ネル:「そうですね。
    では、お店はここで……」
    持っていた地図を広げて指し示す。
トトゥーリア:「ここは、知らないな……。
        分かりました!とても楽しみにしています」
ネル:「こちらこそ。では、また明日」
トトゥーリア:「では、おやすみなさい。また明日」

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ーーラクシャクーー

 BGM:空港の少女


翌日

トトゥーリアは約束の時間の少し前に、待ち合わせの場所に着いた。
ネルは、まだ来ていないようだ。

トトゥーリア:「ふう、5分前行動は社会の常識だね。
        さて、ネルさんでも待つかな」

しばらくして、ネルがやってきた。


一人の少女を連れて


ネル:「遅くなって申し訳ない」
**:「……」
トトゥーリア:(誰だろう……あの娘は……)
       「大丈夫、今来たところだから気にしないで……隣の方は?」
**:少し怯えるように、会釈をする
ネル:「紹介するよ。僕の姉のルーナだ。訳あって、姉さんにも来てもらったんだ」
ルーナ:「よ、よろしく」
トトゥーリア:「よろしくね、ルーナさん!」

トトゥーリア:「そうね、ここで立ち往生するのもなんだしそろそろ店の中に入ろうか」
ネル:「では、入りましょう」

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 BGM:ひといき
 アルトネリコ~世界の終りで詩い続ける少女~オリジナルサウンドトラック より




店の中に入ると、食事をする音と会話をする声が混ざって聞こえてきた。
お昼時ということもあり、そこそこ客が来ているようだ。
ネルは店員に声をかけ、予約していた旨を話す。
すると、すぐに空いている席に案内された。

ネル:「ここの支払いは僕たちで持つよ」
トトゥーリア:「いいの?一応働いてリーフ出てるから半分払うけど?」
ネル:「大丈夫ですよ。こちらが提案したことですし、それなりに稼ぎもありますから」
ネルの隣に座ったルーナは、軽く頷いている。
トトゥーリア:「それじゃあ、お言葉に甘えさせていただきますごちそうさまです」


それぞれにランチを頼んだ。


ネル:「改めて自己紹介しておくよ。
    僕はネル。職業はボディガード......と言っても、対象は姉さんだけどね」
トトゥーリア:「なぜ、姉さんを護っているのかな?」
ネル:「姉さんは、首都インフェリアーレの方で演奏会を開いているんだ。
    だけど、一人では出かけられないから、そのお守りというわけさ。」
トトゥーリア:「そうなんだ、ルーナさんの演奏、今度聞いてみたいな!」
ネル:「近いうちに演奏会を開くから、聞きに来ると良い」
少しだけ恥ずかしいのか、ルーナは顔を赤らめている

トトゥーリア:「ところで、何日後に演奏するの?」
ネル:「ええと......今から10日後か」
    手帳を確認しながら答える
トトゥーリア:「それじゃあ演奏は聞けないね、もう、メタ・ファルスにはいないから」
ネル:「そうか、それは残念だ。またの機会、ってことだね」
トトゥーリア:「ルーナさんの演奏聞きたかったなー……悲しい」


トトゥーリア:「ところでネルさん、昨日言ってたお話しについて聞きたいんだけど」
ネル:「ああ、そうだったね。
    話、と言っても聞きたいことがあるってだけなんだが……」

黙々と出されたランチを食べながら、ルーナは話を聞いている

ネル:「その、トトゥーリアさんが住んでいるソル・シエールってどんなところなんだい?」
トトゥーリア:「ソル・シエールね!ソル・シエールは機械と自然が調和した地域だよ」
ネル:「機械と自然、か。メタファリカができる前のメタ・ファルスと比べると、さぞ平和そうなんだろう?」

トトゥーリア:「今は平和だよ。これは先輩から聞いたんだけど
        昔、塔がとあるレーヴァテイルが乗っ取ろうとして大変なことになり、その影響でソル・シエールの大陸が少し落ちちゃった。
        でもそのレーヴァテイルを先輩とその友達が助けて、先輩達が友達になってからは平和だよ」
ネル:「……」
ルーナ:「……」
二人とも、話の規模の大きさに唖然としている。

ネル:「大陸が......落ちた?
    ここと同じようなことがあったのか……」
    少し考えるような素振りを見せる

トトゥーリア:「うん。私もそのとき両親といたんだけど落ちて両親失っちゃった。
        やったのはあのレーヴァテイルの人だって先輩から聞かされてから憎んだけど、憎しみは何も生まないし帰ってくることもない。
        あのレーヴァテイルは人間不信で可哀想な人だって聞いたよ。だから彼女のことは責めない」

ルーナ:「......そう」


ネル:「ところで、どうしてトトゥーリアさんは天覇に?」
トトゥーリア:「その事件の時に天覇の職員に保護されたの。
        あと、父親が天覇の社員だって驚いたんだ。旅ばかりしていると思ったから」
ネル:「父親、か……。

    あ、いや、なんでもない。
    ということは、トトゥーリアさんは父親に憧れて?」
トトゥーリア:「うん、父親は伝説のグラスメルク士と、その時に聞いたの。だから私は父を超えたい。その思いだけで天覇に入ったんだ。

        あっ、グラスメルクというのはソル・シエールに伝わる調合技術だよ」
ネル:「ふむ。少しだけ話には聞いていたのだが、メタ・ファルスでの調合とは訳が違うみたいだね」


            [見学用]小型のシルヴァホルンという話が先ほど出てきましたが、本当に開発できているとしたら技術者が神掛かってますよね…
            [見学用]持ち運びできるまでの大きさにするのに掛かった開発期間が数年ってすごすぎですw
            [見学用]そ れ な


トトゥーリア:「そうだね。
        グラスメルクはメタ・ファルスの調合にグラスノ結晶を混ぜるの。
        だからグラスメルクのほうが品質がいいからそっちを使うんだけど、第一塔のシルヴァホルンがないとできないの」
ネル:「それだと、ここでは出来ないということか。少し惜しいかな」
トトゥーリア:「でも、私が作ったシルヴァホルンLEを使うと、メタ・ファルスでのグラスメルクができるよ。これ、私が作ったんだ!
        ちなみにグラスメルクは昔、父親からも教えてもらってたの」


            [見学用]:貴 女 だ っ た の か


ネル:「……」
    再び考える仕草をする。

気付けば、運ばれた料理はほとんど空になっていた

ネル:「話を聞いていて、少し貴女について分かったような気がします」
トトゥーリア:「それはよかった!」
ネル:「貴女は眩しい。とても直向きで、しかもレーヴァテイルのこともよく理解している」
トトゥーリア:「当然よ、私もレーヴァテイルなのだから」
ネル:「そうでしたか......。それは失礼しました。

    実は……僕たちは、人を探しているんです」
その言葉に、ルーナの表情が少しだけ固くする
トトゥーリア:「どうして、ですか?」
トトゥーリア:「まさか、ルーナさんはレーヴァテイル?」
       (分からない。とりあえず話は聞こう)

ネル:「!!」
    まだ話していないことを言われて驚く
   「その通り、姉さんはレーヴァテイルです」
トトゥーリア:「レーヴァテイルの話が出てきたから予想はしてたんだ」

ネル:「それで、僕たちが探している人というのは、『姉さんにダイブしてくれる』人なんです」


ネル:「姉さんに......ルーナにダイブしていただけませんか?」


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  セッション C-0-2 2016.06.17
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トトゥーリア:「それは、私にルーナさんの心の中を開示していい。という解釈でよろしいでしょうか。それはどうして?」

ネルは少しだけルーナの方を見て、彼女はその視線に頷く
ネル:「そうですね。少しだけ昔の話をします。

    トトゥーリアさんは、I.P.D.暴走をご存知ですか?」
トトゥーリア:「ええ、私はかつて、大鐘堂の騎士とI.P.D暴走したレーヴァテイルを保護する活動に参加していたので……」


ネル:「......今から六年前、僕たちはそれに巻き込まれました。
    僕たちは親を亡くし、それ以来はずっと二人で生活をしていました。
    姉さんは、その事故の時から人を怖がるようになってしまったのです」
トトゥーリア:「だからルーナさんは……」
        ルーナの視線を向ける
ルーナ:「……」
     見つめられるのに、たまらず視線を外す

トトゥーリア:「つまり、ダイブによるセラピーをして、カウンセリングをしてほしいと……
        そういうことですよね、ネルさん」
ネル:「......押し付けがましいかと思いますが、そういうことです。

    僕は以前、姉さんにダイブしてそれを治そうと試みましたが、完全には出来ませんでした。
    身内じゃない、他の方なら出来るのではないかと、そう思って人を探していたのです」



トトゥーリア:「分かりました。出来る限りルーナさんとダイブします。
        わたしも手を尽くしましょう」

ルーナ:「!!」
ネル:「いいのですか?」

トトゥーリア:「構いません、いつもならダイブされる方の身、ダイブするの、実はあこがれていましたし。

        よろしくお願いしますね」
ネル:「......やっぱり、トトゥーリアさんは眩しい方だ……」


            [見学用]なんというスムーズな流れ……
            [見学用] 勉強になりますわ……
            [見学用](B組のPLとしてスムーズに進行させてない人が自分です)
            [見学用](もうちょっとつっつく予定でいるから今のうちに謝っておこう…)
            [見学用](うん、あと2~3回はつっつきますよね……)


ネル:「さて……」


 BGM:ひといき
 アルトネリコ~世界の終りで詩い続ける少女~オリジナルサウンドトラック より


ネル:「暗い話はここまでにしておきましょう」
トトゥーリア:「ですね、ご飯も冷めてしまいますね」
ネル:「たしかに、ダイブする理由はあまり明るいものではありませんが、最初からこの調子ではトトゥーリアさんも参ってしまうでしょうし」
トトゥーリア:「構いませんよ、誰かを助けるのに理由はいりませんから」


ネル:「……ところで、先ほどの口ぶりだとソル・シエールのダイブ屋には入ったことがあるのですか?」
トトゥーリア:「はい、入ったことあります!」
ネル:「はじめて入る時は驚くとは思いますので、少し気になっていました。
    それなら問題なさそうですね」
トトゥーリア:「レーヴァテイルはパートナーとダイブしないと強い詩は紡げないですから。ダイブは必須ですよ」
ネル:「ダイブされた経験はあるのですね。ちなみに、ダイブする方は......ないんですよね?」
トトゥーリア:「故郷に、いるんです。帰ってきたら一緒にいて、それで、ダイブしてます」



店員を呼んで、ひとまず飲み物を頼む



ネル:「僕は紅茶を頼むけど、トトゥーリアさんはどうするかい?」
ルーナ:「......私は水でいいわ」
トトゥーリア:「私はアイスコーヒーで」


ネル:「すみません。紅茶とアイスコーヒー、それに水を。以上で、お願いします」
    店員に注文を伝えます


ネル:「それならダイブについて少しは知っているんだね」
トトゥーリア:「ええ、でもダイブされているときは寝ている状態だから起きたらもう終わっているの。
        でも、終わったとき詩が頭の中にいきなりパッて浮かぶの。
        あと、無意識にパートナーのことを想ってしまうわ」
ネル:「そうみたいだね。実際、姉さんも同じような感じだし。
    ダイブする方、少しだけ話しておこうか。詳しくはダイブ屋さんに聞いた方が早いけどね」
トトゥーリア:「そうですね、するほうは初めてですから」
ネル:「ダイブする方は、される方と違って意識的に動けるんだ。
    もちろん、ダイブが終わった後もその記憶は残る。不公平かもしれないけどね。

    そうだな......夢の中で動ける、と言った方が良いのかな」
トトゥーリア:「でもダイブの中の出来事は話してはいけないという暗黙の了解がありますからね。

        なんとなく理解しました」


注文していた飲み物を持って店員が来た
店員:「お待たせしました。紅茶とアイスコーヒー、水ですね」
それぞれの前に飲み物を置いて、再び戻っていく
それを1/4ほど飲み干して、ネルは再び続ける


ネル:「それはそうだね。ダイブ屋からも、その辺注意はあると思う」
トトゥーリア:飲み続け、手が止まる


トトゥーリア:「とりあえず、ルーナさんのダイブ、どうしましょうか」
ネルはしばらく思案してから
ネル:「……長い間いられないんですよね?」
トトゥーリア:「一週間ですから……」
ネル:「こちらとしては、トトゥーリアさんにお任せしたい。
    こちらから頼んでいることですし、強要はしたくないからね。

    一度だけでも構いません。一度ダイブして、無理だと思ったらそれでも構いませんから」
トトゥーリア:「大丈夫ですよ私も善意で引き受けてますから。
        だから、ネルさんは気にしないで! 全力でダイブさせていただきます!」
ルーナ:「……」
止めていた手を動かし、再び水を飲む
トトゥーリアも続けて飲む


            [見学用]善き心に満ち溢れてる……しゅごい……
            [見学用]ほ ん と そ れ !


ネル:「うーん、困ったな……」


ネル:「それなら今日はお開きにして、明日でも構いませんか?」
トトゥーリア:「そうしましょうか」


ネル:「ありがとうございます」
    会計のため店員を呼ぶよ

店員:「お会計ですね。300リーフになります」
ネル:「約束通り、全額こちらで支払うよ」
トトゥーリア:「ごちそうさまです」

ネル:「明日は、よろしくお願いしますね」店を出ると、トトゥーリアに礼をする
ルーナが、続けて礼をする
トトゥーリア:「こちらこそ、よろしくお願いします」


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ストーリー > C組:導入
最終更新:2016年08月14日 18:08