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初恋

最終更新:

musekijin

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初恋


生まれてからもう知っていたのかな
キミの思い出の写真(おはなし)は
何年経っても捨てられません

飛び出した空 地上の季節 歩き
風の行方を追いかけていた日々の私は笑っていた

羽のない鳥がいた
銃声が聞こえるその刃先は
スクナクトモキミダッタ

初めて初めて揺れた何かを感じた
届かない掌を精一杯背伸びして握った

結局手紙は返事をくれない
沢山の感情の渦に巻き込まれた

とてもじゃないけど
辛いんだよ
悲しいんだよ
モットチカヅケルハズダカラ

信じて信じて
消えないで
涙は止めて
透明マントに覆われないかな

薄っぺらいけど

儚く燃える

キミの心の中に

住んでいたい


初めて初めての眼差し
太陽は夕陽に変わる
もう一度振り返れば

「さようなら」もう二度と
嗚呼 キミは忘れないけど
せめてもう一度

温(ぬく)った手を差し伸べて
もっともっと
精一杯精一杯の
全身の揺らぎを
キミに伝えたい

ただそれだけのことでした・・・


あれから戦後100年が経ちました

キミのいない初恋は

100年経っても

忘れません



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