精子
精子(せいし)とは、雄性の生殖細胞の一つ。動物、藻類やコケ植物、シダ植物、一部の裸子植物(イチョウなど)にみられます。 精子は外部の空気に弱く、空気に触れると死滅してしまいます。
精液中の精子
一般的に男性のペニスから射精されるものを「精子」と呼ぶことが多いでしょう。しかし射精された粘度のある液体は「精液」であり、実は精子は精液中にわずかに1%しかありません。
残りの99%は、精漿(せいしょう)と呼ばれる分泌液で、精嚢液が約2,5ml、前立腺液が約0,5ml、尿道腺液および尿道球腺液が約0,2mlで、これらが合わさり精液が形成されています。
射精された精子
射精された精子の数は、数千万〜数億個と言われます。しかし卵子が待つ卵管膨大部にたどり着けるのは、わずかに数十〜数百の精子しかいないのです。(10000分の1)
1匹の精子の大きさは0,06mm程しかありません。元気のいい精子は卵管(約10cm)や子宮腔内(約7cm)を秒速0,1mmで進むと言いますので、射精後およそ30分程度で卵管の1番奥深くまでたどり着ける計算になります。
射精された直後の精子は受精能力がありません。多くのライバルたちが脱落する、この過酷な移動中に精子は受精能力を獲得すると言われています。
最終更新:2007年11月16日 00:57