「見つけた人から、あげればいいね」
「うん」
ホウオウグループは、アオと
コオリがいる場所。
はっぴーばれんたいんは、お世話になってる人にチョコレートあげると、いいんだって。
だから、グループの人たちに、あげることにしたの。
歩いてたら、ロゼに会った。
ロゼにも、はっぴーばれんたいん、するの。
「ロゼ、ロゼ」
「あら、二人とも。どうしたの?」
「これ、あげるの。こんぺいとうのおねえちゃんとコオリでつくったのよ」
「…私に?」
「うん。はっぴーばれんたいんのチョコレート」
「…そう。ありがとう、嬉しいよ」
ロゼ、『わらう』って顔をした。
『うれしい』とわらうんだね。
「たくさん荷物があるみたいだけど、他にもあげる人がいるの?」
「うん。たくさんの人に、はっぴーばれんたいんするの」
「そうなの。気をつけるんだよ」
「「はぁい」」
ロゼ、これからお仕事なんだって。
だから、さようならした。
次は、
モブ子と
クロウに会ったの。
二人にも、はっぴーばれんたいんした。
「まあ」「クロウ君には」「いらないだろうけどねえ」って、モブ子は言ってたけど。
何でだろう。
「からすのおじさん、チョコレートきらいなの?」
「……そういうわけではない」
「じゃあ、はい」
「…ああ」
コオリのあげたチョコレート、クロウももらってくれた。
はっぴーばれんたいん、だものね。
「おや、私たちにもですか?それはありがとうございます」
「ありがとうございます!ほら、りーちゃんもお礼」
「ありがとー」
みんな『よろこぶ』ってしてくれてるみたい。
よかった。
ミューデのチョコ、こおっちゃった。
「…大丈夫。温めれば溶けるから」
ミューデは、あっためたりこおらせたりできるんだね。
不思議。
たくさん配ったけど、まだチョコレートはたくさんあるの。
「いないひとも、いるのね」
「きっと、学校に行ってる人たち、だね」
学校に行ってる人は、帰ってくるまでわたせないね。
どうしよう。
「……とどけにいくのよ」
「うん」
リンドウは学校に来ちゃだめって言ってたけど、いっか。
はっぴーばれんたいん、だものね。
白い二人のバレンタイン~ホウオウグループ編~
「がっこうって、どこにあるの?」
「アオ、知ってるよ。こっち」
最終更新:2013年02月17日 15:22