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• 「禍津分神 神話」へのコメント

  1 名無しさん 2025-04-20 01:08:36

  要約すると
  太古、自然を畏怖し暮らす人々の村に、龍の姿で現れる美しい沢があった。龍は巫女と夫婦になり子をもうけるが、長雨による災厄で巫女は亡くなる。悲しんだ龍は、唯一残った四葩の花を巫女に手向け、その花と共に埋葬する。すると、巫女の墓から芽生えた若葉は龍に根付き、病を癒す力を持つ四葩の巨木となる。長雨を止めるため、龍は禁足地で強大な水の精霊と戦い、その力を体内に封じ込める。龍の体内で穢れを吸い巨大化した四葩の木は龍を飲み込み一体化する。
  
  二度と災いが起こらないよう、龍は髭から無数の分身を生み出そうとするが失敗。次に左右の髭から力ある分身を生み出し、鱗と涙を託す。右の分身・右ノ八文雲継は鱗を楔として禁足地に打ち込み、龍と大渦を巨木の中に封印し、境界の守護者となる。左の分身・左ノ八文童子護は龍の涙を受け継ぎ神子となり、巨木から漏れる穢れを浄化する。龍は右ノ八文雲継に、いつか自身が穢れに支配された時、殺して力を継ぎ大渦を再び治めるよう約束し、結界に閉ざされる。
  
  龍が災いを治めたことで長雨は止み、その地は恵みの雨を讃え「雨ノ四葩」と呼ばれるようになる。今も龍はその地に座し、体内の大渦と戦い続けている。その穢れた身こそが、禍を分かつ津の神なのである。