361 名前:440と変な美ス男313 美ス男が死んだ日?編中編 1/8[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 15:21:31.51
ID:1oaXE9xc [1/31]
ホテルのチェックアウトを済ませて、メッセージカードに同封されていた指定の場所に向う美ス男と440ちゃん。
指定されていたのは旧ローゼノム・シティとバラカバナ海岸との中間辺りの、余りホテルからも離れていない区域だった。
廃棄された区画の廃ビル群の中にある元は倉庫らしい平屋作りの広い建物が、添付されていた地図によると待ち合わせの
場所となる。 確かにこの区域の先には、凶暴化した原生生物が多くうろついている為に一般人立ち入り禁止のミッション
指定地域がある。
「地図だと、あの建物がそうねぇ」
「ここまで来てから言うのもなんですが、この状況からするとどうみても怪しいとしか思えませんね」
「そうねぇ。 でもぉこの先にぃ、ミッション指定地域があるのも間違いないのよぉ。 そこが微妙なのよねぇ」
指定の場所の建物を見ながら念の為に、無線が使えるかどうかを確かめる美ス男と440ちゃん。
普通に繋がる所を見ると、昨日現れたPM達はいない様である。 その事を確認すると、建物の中に2人して入っていった。
「動力は生きてるみたいねぇ。 差出人は何処にいるのかしらぁ」
中に入ると照明は点いていた事からして、この建物の動力は生きているようだ。 内部には様々な場所にコンテナが置かれて
いたり、コンテナ同士が積み重ねられている。 辺りを見回してみても、差出人と思われる人影は見受けられない。
「キャス男さーん、いるのかしらぁ?」
美ス男がメーセージカードの差出人である、キャス男の名前を呼んでみる。 返事が無いので、もう一度呼びかけてみようと
した時にコンテナの影から1人のキャス男が現れた。
「ご足労の程、有難う御座います。 では、早速用件に移りましょうか」
「そうねぇ。 用件って何かしらぁ?」
「なに、簡単な事ですよ。 美ス男さん、貴方にはそこから動かないで頂きたい。 動けば、これを割ります」
出てきたキャス男が美ス男達に一礼すると、美ス男が話を切り出す。 その際にキャス男の取った行動はナノトランサーから
小さな焼き物の花瓶を細長い首の部分を持つ形で取り出して、美ス男に見える様に花瓶の首の部分を掴んだままの状態で腕を前に
差し出した。
362 名前:440と変な美ス男314 美ス男が死んだ日?編中編 2/8[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 15:24:18.50
ID:1oaXE9xc [2/31]
「!!! ちょっとぉ! 割るってアナタ、その花瓶の価値が解って言ってるのぉ!」
「ええ、解っていますよ。 私にとっては唯の花瓶の価値程度しかありませんが、貴方にとっては花瓶以上の価値がある事を
知っている故の行動ですよ。 そういった情報を握った者が優位に立つのは必定です」
美ス男に対して動けば、割ると言ったキャス男の持つ花瓶を見た美ス男が驚愕した。 その花瓶が名のある故人の陶芸家が作った
逸品である事を認識した所為である。 キャス男はそんな美ス男から視線を外さない。 このキャス男は美ス男が動けば、躊躇せずに
その手を花瓶から即座に離すだろう。 キャス男にとってはそこらにある花瓶と、なんら変わらない物に過ぎないのだから。
これはしてやられましたね。 これ程ご主人様にとって有効な人質、(この場合は物質でしょうか)はありません。
なんせ物故に抵抗する訳でもなく、あの大きさなら持ち運ぶにも苦労しませんから。 何よりもご主人様以外なら大抵は一切の
気兼ね無く、割るでしょうし。 握っている手を離すだけでいいのですから。
「くっ。 何が目的なのぉ!」
「言った通り、貴方はそこから動かなければいいだけですよ。 フェイズ1タート」
「! 何て事をするのよぉ!」 ダッ!
美ス男の問いに答えたキャス男の合図でコンテナの幾つかが開くとGH410、420、430、440、450が其々
1人ずつ現れた。 それと同時にキャス男が手にした花瓶を放り投げる。 慌てて花瓶を追い駆ける美ス男の無防備な背中に
ナノトランサーから長銃を取り出して構えたキャス男がゆっくりと狙いを定める。
「間に合ってぇぇっ! え・・・」 ズザザザッー ガシッ! ツルッ パリーン・・・
「狙いはマスターですかっ!」 タターン! バシッ ビシッ カツーン カラカラカラ
投げられた花瓶が倉庫の床にぶつかる寸前で、頭からのヘッドスライディングをした美ス男がダイビングチャッチをして
花瓶を両手で掴んだ瞬間。 花瓶は見事に美ス男の手から滑り落ちて床に落ちると、乾いた音を立てて粉々に割れた。
ご主人様の背中にゆっくりと長銃の狙いを定めていたキャス男を見た440ちゃんが、ナノトランサーから双短銃を取り出して
キャス男を撃った。 1発が長銃に、1発がキャス男の腕に当たり長銃を弾き飛ばす。 床に落ちた長銃が1度床の上で跳ねると
回転しながら床を滑っていく。
だが、実際の狙いは美ス男ではなかった。 440ちゃんがキャス男に注意を向けている間に、其々のPMが全て440ちゃんに
向っていたからである。
363 名前:440と変な美ス男315 美ス男が死んだ日?編中編 3/8[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 15:25:58.69
ID:1oaXE9xc [3/31]
「いいえ、狙いはPMの貴方の方ですよ」 スッ
各自のPM達が其々440ちゃんの方に向った事を確認したキャス男が後ろに下がり、傷の手当ての為にナノトランサーから
回復薬を取り出す。 各々のPM達が440ちゃんを其々の武器の射程に収めるべく、接近する光景を見て薄笑いを浮かべながら。
そう美ス男をGH440から引き離した後に、注意を一旦私の方に向けて、5人のPMが周囲を囲む様に位置取りを済ませる時間を
稼げばいいのです。 後はPM5人同時なら、押さえる事は出来るでしょう。 集めた情報を解析する限り、美ス男のGH440の
攻撃力に関しては、一般的なGH440とほぼ変わらない。 瞬時に5人のPMを倒す事は出来ない筈です。 全員が倒されるまでに、
誰かしらが仕留めればいいだけの事。 それにもしも全滅しても、まだ策は講じてありますし。
「すきありです!」 ダン!
「くっ!」 パァン カラカラカラ
最初に長銃の射程に440ちゃんを捕らえたGH430のフォトン弾が直撃はしなかったものの、回避運動中の440ちゃんの
右手の双短銃を弾き飛ばした。 次にフォィエの射程内に到達したGH450が、長杖を手にテクニックの詠唱を開始する。
更に440ちゃんへと間合いを詰める片手爪のGH420、双剣のGH410、散弾銃のGH440の3人。
片側1丁のみとなった双短銃では一番近くにいるGH420に対しての牽制にしかならず、このままだとGH410の斬撃、
GH450のフォイエ、GH440の散弾銃と連続で攻撃を受け兼ねない。
「マスター・・・」
「はい~」 ガッ! ザクッ
「この位では私の腕は斬れませんよ?」 ガシッ ブチィ! ザシュッ!
GH420をステップ移動での射撃で牽制しながら美ス男の様子を見た440ちゃんだったが、ご主人様のその様子を見るや普段の
笑みは消え、愕然としていた。 スライディングチャッチの体制のままで微動だに動かず、割れた花瓶の破片をずっと見続けている
ご主人様の目には、まるで死人かの様に一切の光が無かった。
その隙に右手の双剣で斬りかかったGH410の斬撃に対して、意を決した440ちゃんは肘を曲げた左手を掲げて双剣の刃を
自らの腕で受け止める。 440ちゃんの腕の1/3程に食い込んで止まる双剣。 普通のPMなら左腕は切断されているだろうが、
トラス状のフレームの440ちゃんの腕はその程度の斬撃では切り落とせない。
その光景に驚愕しているGH410のもう一本をの双剣を握っている左手の上から右手で掴む。 フォトンリアクアーの出力を瞬時に
上げてGH410の左腕を一気に引き抜くと、まだGH410の引き抜かれた左腕が握ったままの双剣をGH410の胸に突きたてた。
私のフォトンリアクターは咄嗟の機体修復の為に必要な出力を得る必要から、出力が上がり易いという特性があるんです。 相手が
動きを止めていれば、その間に出力を上げるのは簡単ですね。
364 名前:440と変な美ス男316 美ス男が死んだ日?編中編 4/8[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 15:34:25.64
ID:1oaXE9xc [4/31]
『第25バイパス弁閉鎖』
440ちゃんの左腕に食い込んだままの、双剣の傷口からのオイルの流失が止まった。
「これが完全燃焼です!」
「服は燃やさないで下さいね?」 グイッ ボウッ ブスブス ブンッ!
GH450の放ったフォイエを双剣を胸に刺したままのGH410を盾にして受けた後に、まだブスブスと煙を立ち昇らせている
フォイエの盾にされて完全に動かなくなったGH410を、自分と同じPMを躊躇無く己の盾にするという440ちゃんが取った行動に
対して驚いているGH450に対して投付ける。
1丁のみとなった双短銃での牽制が無くなった事で近付いてくるGH420に向けて、残った双短銃の片割れを投付けてGH420に
避けさせる事で時間を稼いでGH440に突っ込む440ちゃん。
「いきますっ」 バスッ! ビシッ
「同じ撃つのなら、散弾銃なら密接しての方がいいですよ?」 ドンッ バギッ!
自分から散弾銃の射程に入る事で、GH440に散弾銃を撃たせる440ちゃん。 1発なら、散弾銃の威力なら当たっても
致命傷には至らない。 腹部に受けた散弾銃の痛みを無理矢理やり過ごして、散弾銃を盾にしたGH440をその上からの体当たりで
吹き飛ばす。
そう、同じGH440同士なら私の方が重いですから、当たり負ける事はありません。 先ずはこれで仕切り直しの時間を稼がせて
貰いましょうか。 そうそう、今の体当たりで盾にした散弾銃が壊れたみたいですよ?
今のご主人様は何も見えていないし、何も聞こえていない死人同然。 ですが、そんな状態でも1つだけ良い事があるんです。
私の一切形振り構わずに手段も選ばない、美しくない戦い方を見られずに済むのですから。
『第15バイパス弁閉鎖。 スケープドールシステムVerリジェネレイト起動。 リアクターの出力の上昇を開始。
機体の修復を開始します』
440ちゃんの腹部の傷口からのオイルの流失が止まった。 それと同時に、徐々に直り始める左腕と腹部の傷口。
左腕の傷が修復されるにつれて、刺さったままの双剣が徐々にと押し戻されていく。
365 名前:440と変な美ス男317 美ス男が死んだ日?編中編 5/8[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 15:36:04.82
ID:1oaXE9xc [5/31]
「そこですっ」 ダンッ! ビシッ!
「うっ!」
GH430の長銃のフォトン弾が右足の太腿に当たった。 幸いに凍結する事は無かったが、片膝を付いた際の隙に接近していた
GH420が眼前で片手爪を振りかぶる。 体当たりで吹き飛ばされたGH440が起き上がりながら、咄嗟に盾にした際に壊れた
散弾銃を双短銃に持ち直し、投付けられたGH410をしゃがんで避けたGH450が再度フォイエの詠唱を始めた。
「ほりゃっ!」
「確かに狙うにはいいタイミングですが、それ故にこちらでも予想出来ました」 クルッ ガシッ ドガッ!
床に付いた右膝を支点にして回転してGH420に背中を向けると、振り下ろしたGH420の右腕を自由に動く右腕で掴んで
1本背負いの様にGH420を床に叩きつける。 カラン。 修復の終了した左腕から双剣が床に抜け落ちて音を立てた。
「すきありっ」
「言った筈ですよ? 服は燃やさないで下さいね、と」 グイッ
「みぎゃっ? ! ・・・」 ガシッ ボウッ ブスブス ボキャッ
再び放たれたフォイエを立ち上がりながら、未だに握っていたままのGH420の右手を引っ張って起すと修復の終った左腕で
GH420の首を掴んで今度もフォイエの盾にした後に、頚椎フレームごと首を握り潰す。 煙を立ち昇らせているGH420を
自らの前に掲げて盾にすると、GH430に向って走り出す440ちゃん。 440ちゃんに首を握られていた為にGH420は
フォイエの盾にされた時も、頚椎フレームごと首を握り潰された時も声を出す事は出来なかった。
ふむ。 今のフォトンリアクターの出力だと、駆動系の出力を上げる度合いによっては損傷の修復が遅くなりますか。
まあ、フォトンリアクターの出力を上げればいいだけの事ですけどね。
「凍結して動けなくなるのは危険ですね」
「ひっ! 来ないでっ!」 ダンッ! ビシッ
GH440が双短銃の射程に到達するまでにはまだ距離がありますし、GH450のフォイエの詠唱が終るまではもう暫くかかる
でしょうから、今の内にGH430を何とかしましょうか。
未だに首を握ったままのGH420を掲げて盾にして突っ込んでくるその光景にか、自分が狙われた事に対する恐怖の為にか、悲鳴を
上げながら長銃を撃つGH430。 だが、440ちゃんが盾にしていたGH420に当たるだけだった。
366 名前:440と変な美ス男318 美ス男が死んだ日?編中編 6/8[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 15:37:26.52
ID:1oaXE9xc [6/31]
「自分の味方を撃っては駄目ですよ?」 グイッ バズッ!
「あ゛っ」 ズズッ ドサッ ガシャッ グイッ バズッ! カクン ドシャッ・・・
盾にしていたGH420を押し付けて長銃を左にずらし、駆け寄っていた間に右手でナノトランサーから取り出していた散弾銃の
銃口をGH430に押し付けて引き金を引く。 GH420の首を握っていた左手を離すと、GH420の体は寄りかかる様にして
GH430の長銃を下に押し下げた後に、長銃に沿って床に倒れた。 GH420を離して空いた左手で散弾銃をポンピングして次弾を
装填した440ちゃんが、密着した状態での射撃で散弾銃の弾が全弾当たってガクガクと膝が揺れていて、今にも崩れて膝を付きそうな
GH430に再度散弾銃の銃口を押し付けて引き金を引く。 2度目の散弾銃の零距離射撃にて散弾を全弾受けたGH430は膝から
崩れて床に倒れ伏した。
「こ、これはいかがっ」 タターン! ビッ
「声が震えていますよ。 同じ型番のよしみで、貴方は一番最後にしてあげます。 逃げるのなら、今の内ですよ?」
双短銃の射程内に入ったGH440の射撃は440ちゃんに指摘された通りの動揺の所為か、1発が440ちゃんの肩を掠めるだけに
留まった。 宣言通りにGH440を無視して、GH450に詰め寄る440ちゃん。 さて詠唱が終るのと、私が辿り着くのとどちらが
早いかですか。 やれやれ。 この後にまだGH440も残っていますし。 まったく。
「いかがっ」
「詠唱が終わる方が先でしたか。 仕方がないですね」 ブン ドォン!
440ちゃんが辿り着くよりもGH450のテクニックの詠唱が先に終わり、440ちゃんに向って飛ぶフォイエの火の玉に散弾銃を
投付けて、散弾銃の誘爆の際の爆発でフォイエを相殺する。 誘爆した散弾銃の煙の中から現れた440ちゃんが、そのままの勢いで
GH450に迫る。
「1度散々にフォイエで燃やされた事があるので、2度目は懲り懲りです」
「え? 散弾銃の誘爆でフォイエを相殺したっ?」 グボッ!
「そうそう、同じ事を3度言う気はありませんから」 ガシッ ガシッ グルン
「う・・・。 うあっ。 !」 ミシミシ ミギッ バキャッ!
女帝のフォイエで燃やされた時の事を思い出しながら、次の詠唱に入られない内に440ちゃんは距離を詰める。
煙の中から現れた440ちゃんを見て、440ちゃんの選択した自ら武器を捨てるという行動に戸惑うGH450。
そのままの勢いでぶつかる様に、GH450の腹部に膝蹴りを入れる440ちゃん。
3度目の「服は燃やさないで下さいね」という台詞を言う気は無いと宣言すると、腹部に膝蹴りを入れられてやや前屈みになって床から
ほんの少し浮いているGH450の頭を左手で、左足を右手で掴むとGH450の腹部に食い込んだ膝蹴りを放ったままの右膝を支点に
重い頭の方の左側に90度回してGH450の体を横向きにする。
傷の修復は完了しているがフォトンリアクターの出力が未だに上昇状態のままなので、その余力を以って未だにGH450の腹部に
食い込んだままの右膝を支点にして、両腕に力を込める。 機体の強度的な限界に到達したと思える音を発した後に、腹部に食い込んだ
440ちゃんの右膝を境にしてGH450の体は二つに裂けた。
367 名前:440と変な美ス男319 美ス男が死んだ日?編中編 7/8[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 15:39:12.27
ID:1oaXE9xc [7/31]
『機体の修復を完了。 フォトンリアクターの出力を通常出力に戻します』
そして計ったかの如く機体の修復が完了した事により、出力上昇の必要が無いと判断してフォトンリアクターの出力が通常領域へと
戻り始める。
「あ・・・」 ガクガク
「さあ、後は貴方だけですよ」 クスッ ガシャシャ ダッ
「はっ! まだまだっ!」
二つに裂かれたGH450の光景を見て顔面蒼白で膝を震わせて戦意喪失しているGH440に、何時も通りの笑顔で微笑みかける
440ちゃん。 手にしていたGH450の体を離すと、GH440に向って走リ出す。
分断されたGH450の体が床に落ちた際の音で、GH440が正気に戻って戦意を取り戻した。 手にした双短銃を自分の方へと、
駆け寄ってくる440ちゃんに向けて構える。 同じ型番の、本来なら姉妹ともいえる存在に対して。
だが、それは440ちゃんも同じだった。 自分と同じ型番のGH440を相手にして、己の手にかける事に対して微塵の躊躇の
様子すら見受けられないのだから。
「・・・困りましたね。 どうやって服は無事のままで倒しましょうか」
自分に向けられたGH440の双短銃の銃口よりも、寧ろボロボロになった自分の服の着替え用とする為に、いかにして敢えて最後に
残したGH440を服を無傷のままにして倒すかという事の方が気がかりな440ちゃんであった。 ふむ。 服の無い部分ともすれば
首か、首から上になりますね。 贅沢を言えば、出来れば帽子も無傷で残したいのですが。
「どうですかっ」 タターン!
「余り手を煩わせないで下さいね。 貴方で最後なんですから」 ビシッ ビシッ
GH440の双短銃のフォトン弾が、突っ込む440ちゃんの顔の前で交差した両腕を掠めて浅い傷を作っていく。
440ちゃんの服は既に何回か傷を負った両腕の部分はボロボロ、長銃の氷フォトンによって右足の付け根から膝までも破れ、腹部も
散弾銃での穴が開いていた。 まったく、 唯一の救いはまだ帽子は無傷という所ですか。 早い所終らせて着替えたいですね。
やれやれ。
368 名前:440と変な美ス男320 美ス男が死んだ日?編中編 8/8[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 15:40:45.85
ID:1oaXE9xc [8/31]
「く、来るなぁっ!」 タターン! タターン!
「そう言われても、私にも都合がありますから」 ビシッ ビシッ
双短銃での射撃が続いてるにも係わらずに自分に向って来る速度を落とさない440ちゃんに対して、焦り始めたGH440。
顔の前で交差した両腕に傷を刻みながらも、440ちゃんはGH440に対して向う速度を落とさない。 そう、こんなボロボロの
格好のままで帰りたくはありませんので。 かといって、貴方も素直に服を差し出す気はないでしょう? なら、そういう事で。
「え? 消え・・・」 ガキッ ゴキャン! フワッ
「おっと、危ない」 パシッ
突然自分の視界から440ちゃんが消えた事に、驚くGH440。 瞬時にGH440の眼前でしゃがみ込んだ440ちゃんを
完全に見失っていた。 そこから立ち上がる勢いのままに右手でGH440の顎を掴み、一気に持ち上げる。 鈍い音を立てて
頚椎フレームが砕けてGH440の後頭部が背中にくっ付き、逆さになったGH440の帽子が下に落ちるのを、慌てて左手で掴む
440ちゃん。
「これで残るは貴方だけです。 撤退をお奨めしますが?」
「武器も無いままで、如何するつもりですか? それに私一人と限った訳でもありませんし」
掴んでいるGH440の帽子をナノトランサーに仕舞いながら、唯1人残っているキャス男に対してこの場から去る事を提案する
440ちゃんだったが、武器の無い440ちゃんに対してキャス男は己の優位を疑わない。
腕の傷の手当てを済ませた後もずっと自らは440ちゃんに対して手を出す事もせずに、最後のGH440が倒されても終始静観を
決めていた余裕の態度は崩さない。
1人とは限らない? という事は先程のあの5人のPMは、援軍が来るまでの間の時間稼ぎとでもいう事なのですか? ご主人様が
あの状態ですから、早い所ご主人様を連れて自室に戻りたいのですが。 どうやら、素直に退く気は無さそうですね。
「正直あの程度の数でワンオブサウザンドなどと呼ばれる様な、相手に勝てるとは思っていませんよ。 言ったでしょう? 情報を
握った者が優位に立つと。 現に今の貴方には武器が無い」
「確かに私はワンオブサウザンドと呼ばれる存在です。 それなら、如何しますか?」
チッチッチッと、1本だけ立てた右手の人差し指を顔の前で左右に振りながらキャス男が今迄のGH410から450までの5人の
PM達だけでは、ワンオブサウザンドを相手にして勝てないという事を予め知っていたかの様な口調で話す。 ワンオブサウザンドの
呼び名を出されて、一瞬キャス男に近付く足を止めた440ちゃんだったが、普段と変わらない笑みを浮かべながらキャス男と対峙する。
369 名前:440と変な美ス男320 美ス男が死んだ日?編中編 8/8[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 15:53:37.37
ID:1oaXE9xc [9/31]
新参者で御座います。
440と変な美ス男第6話ですが、書き終わってみて思いがけず長くなった
ので前、中、後、終編と分けようかと思います。
今回はどうも校正に時間がかかり、何度も読み返しては修正の繰り返しで今迄
かかりました・・・。
後編は中編以上に戦闘一辺倒となりますが、スレ326辺りに第1話よりの
伏線である440ちゃんの通り名やコードネームと呼べる名称が出ます。
駄文投下&お目汚し失礼しました。
370 名前:440と変な美ス男321 美ス男が死んだ日?編後編 1/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 17:30:53.56
ID:1oaXE9xc [10/31]
後編
「なに、こうするだけですよ。 フェイズ2スタート」
キャス男が叫びながら後ろに下がっていくと、室内に残っていたコンテナからGH411から414、GH421から424、
GH431から434、GH441から444、GH451から454との其々の型番の第5形態のPM達が1種類に付き1人ずつ
現れた。
「私は高見の見物とさせて頂きますよ。 化け物とはいえPMなら、同じPM同士でどうぞ仲良く」
「やれやれ。 ここまで集めていたとは。 しかも自らの手は汚さない、と。 それもキャストの合理性ですか?」
室内の最奥に下がるキャス男に対して、其々の武器の射程に収めるべく、440ちゃんに接近してくるPM達を見ながら溜息を
付く440ちゃん。 まあ、唯一の救いは狙いは私だけでご主人様には一切向っていないという事ですか。 だからといって、
必ずしもご主人様が無事とも限りませんし。 流れ弾の可能性はありますからね。
ご主人様の方を振り向くと、未だに花瓶を取り落とした時の姿勢のままで微動だにしていない。 これからの戦いだと敵からの
流れ弾がご主人様に当たるのを避ける為にと、440ちゃんは自ら敵のPM達へと向った。 ご主人様、もう暫くの間は私を見ないで
いて下さいね。 今の私のこんな格好も、これからの私の戦い方も美しくないでしょうから。
「サンドイッチ攻撃!」 ダンッ!
「どうっ」 ダンッ!
「くっ」 ビシッ ビシッ
早速GH431とGH434の長銃のフォトン弾が眼前で交差した両腕に当たるが、それでも進む足は止めない。
これだけの人数なら、接近すれば範囲系の攻撃は同士討ちを避ける為に使わないでしょう。 そうすれば複数攻撃の武器しか装備
していない型番のPM達の攻撃頻度は下がる筈です。 それに乱戦になれば、やり方もありますし。
「はいっ」 ドォン!
「えっ!」 ブワッ ビシビシッ
GH444の撃った榴弾銃の弾を屈んで避けるも、後ろで爆発した榴弾銃の爆風で吹き飛ばされた上に爆発で生じた破片の幾つかが
440ちゃんの背中に当たり、浅い傷を刻んだ。 まさか、榴弾銃を撃つとは思いませんでしたね。 あのGH444にとっては敵味方
お構いなしですか。 まったく。
371 名前:440と変な美ス男322 美ス男が死んだ日?編後編 2/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 17:32:26.67
ID:1oaXE9xc [11/31]
『第19バイパス弁閉鎖。 第21バイパス弁閉鎖。 第56バイパス弁閉鎖。 スケープドールシステムVerリジェネレイト
起動。 リアクターの出力の上昇を開始。 機体の修復を開始します』
腕や背中の傷を修復すべくシステムが起動を始め、それに伴ってフォトンリアクターも機体の修復に必要な出力を確保する為に
出力が上がっていく。 フォトンリアクターの出力増加に比例して、徐々に体内にフォトンリアクターの出力増加に伴う廃熱が
貯まり始める。
「いかがっ」
「お凍えになって頂きます」
「・・・」 ガンッ! ビシッ!
「いきますっ」 ドン!
「ほりゃっ」 ドン!
「・・・」 ゴッ! ジュッ
起き上がる際にGH454のディーガとGH451のバータの直撃を受け、ディーガの沈黙の効果で無言になる440ちゃん。
更に追い討ちのGH433の光線砲を避けようとするも、右肩を抉られ先程の長銃のダメージと相まって右腕が動かせなくなり、
屈んで避けた際にGH443の光線砲の光の中で440ちゃんの被っていた帽子が蒸発した。 ああっ! 私の帽子がっ! 何て事を!
貴方だって、曲りなりにも440系列でしょうに! なのに帽子を吹き飛ばすとは、如何いう事ですかっ!
自らの体に蓄積したダメージよりも、帽子を跡形も無くされた事による精神的ダメージの方が大きい440ちゃんだったが、
ディーガによる付加効果の沈黙によって、無言の叫びとなった。 合掌。
『警告。 フォトンリアクターの出力増加に伴う熱量増加が一定値を超過。 冷却の為にヒートポンプによる熱量の移動を開始。
フォトンジェネレーターに移動された熱量がフォトンジェネレーター起動に必要な値に達しました。 フォトンジェネレーターを
起動します。 修正プログラムにより、フォトンジェネレーターの出力を駆動系に回します』
立ち上がった440ちゃんの表情は普段通りに戻っていたが、気配だけが何時もと違っていた。 まるで音の無い水の流れの如く、
静かでありながらその底は止め処も無く深く。
丁度いいタイミングでフォトンリアクターの出力増加の際の廃熱が、フォトンジェネレーター起動に必要な値に到達した様ですね。
それならこちらから、反撃に移らせて貰いましょうか。 お気に入りの物ではなかったとはいえ私の帽子の仇GH443、貴方だけは
如何なる事があろうとも逃がしはしませんからね。 私の型番に賭けて。
372 名前:440と変な美ス男323 美ス男が死んだ日?編後編 3/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 17:33:37.31
ID:1oaXE9xc [12/31]
「これが高圧雷撃です」
「え? 早・・・」 グイッ ビシャッ! ブンッ!
「きゃっ?」 ドガッ
「これでどうかしら」
「・・・」 クスッ
接近していたGH414に即座に近付いて、瞬時に腕を引っ張って引き寄せる際の反動で440ちゃんはGH414と自分の位置を
入れ替える。 体を回してその勢いのままに身近な場所にいたGH412に440ちゃんと位置を入れ替えられた事でゾンデが直撃した
GH414を叩き付ける。 GH414をGH412に叩き付けると同時に、GH414の手を離すとGH414を叩き付けられた
GH412が諸共に吹っ飛んだ。 ゾンデを放ったGH452の隣にいたGH453が、レティアールの詠唱を完成させる。
流石にこれだけの人数がいると、身近の者を捕まえて盾にするのは楽ですね。 ディーガの沈黙の効果でまだ話せない440ちゃんが
GH414を放り投げた後に微笑みながら、更に帽子の仇ことGH443に向かう足を速めた。
「しゅわーっち」
「邪魔をしないで下さい」 スッ バシッ! グイッ バギャッ!
ボッガ・ズッバで突っ込んできたGH422をを寸での所で体を左に捻って避けると、GH422の背を左手で下に叩き伏せながら
そのまま左手で自らの体を押し出して、更に加速する。 440ちゃんに叩き伏せられた事によって、床へと突っ込む羽目になった
GH422は己が放ったボッガ・ズッバの勢いもついていた所為もあって、床に上半身をめり込ませるとそのまま動かなくなった。
「はは~い」
「はい~」 ヒュン
「挟み撃ちなんだからっ」
440ちゃんに対して向って右側から大斧を振りかざすGH424と、向って左側から長弓を撃つGH442。 更には背後からは
GH441が長槍でフォトンアーツを発動させた。 これは中々面倒な状況ですね。 まだ右腕は動きませんから、右側にいる
GH424を捕まえて盾にする事は出来ませんし。 GH442の長弓を左手で受けるにしても、マセイソウで麻痺は厄介ですね。
しかも後ろにも誰かしらがいるようですか。
373 名前:440と変な美ス男324 美ス男が死んだ日?編後編 4/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 17:34:48.97
ID:1oaXE9xc [13/31]
「あぐっ。 うっ!」 ダンッ メキッ! クルッ ドスッ!
「あ・・・」
「計算通りですね」 ザシュッ
「あうっ」 ガンッ グイッ クルッ
床を蹴ってGH424との間合いを詰めるとGH424が440ちゃんに対して大斧を振り下ろすよりも早く、GH424の脇腹に
右足で回し蹴りを打ち込む440ちゃん。 GH424の体の半分程までに右足が食い込んでるままで、回し蹴りの勢いのままに体の
回転を止めずにいると自らの計算通りにGH424の背中にGH442の放った長弓の矢が突き刺さった。 味方のPMに己の矢が
当たった事でGH442が動揺する。 だが、まだ440ちゃんの回し蹴りの回転は止まらない。
後ろに振り向く最中にGH441の発動させたドゥース・ダッガズが当たるが、体を回転させていた為に440ちゃんの左の脇腹を
かすめて浅く斬っただけに留まった。 そして、ドゥース・ ダッガズで踏み込んでいたGH441に、未だに胴体に440ちゃんの
右足を食い込ませたままのGH424が激突すると、足の向きを下に向けて振り下ろして床とGH424の体でGH441を挟んで
押さえ込んでから、左手で左の脇腹の横にある長槍をGH441が引き戻そうとするよりも早く掴んで力任せにもぎ取ると、頭上で
1回転させて逆手に握り直す。
「惜しいですね」 ドシュシュッ! ガツン
GH424とその下のGH441を2人纏めてGH441の長槍で刺し貫くと、穂先が床まで突き刺さった。 床に刺さった事で
固定された長槍を支えにしてGH424の胴体に食い込んでいた右足を引き抜く440ちゃん。 折角私の後ろを取ったというのに、
残念でしたね。 フォトンアーツがドゥース・ダッガズでなければ、まだ違った結果になっていたでしょうに。 これも運という事で。
どちらの運が良いか悪いかは、言いませんけど。
『第65バイパス弁閉鎖。 警告。 これ以上の駆動用オイルの流失は危険値に到達します。 駆動用オイルの減少による油圧低下で
行動への影響が生じる前に、速やかに駆動用オイルを補給して下さい。』
ふむ。 これは危険ですね。 流石に流れ出た駆動用オイルまでは修復の及ぶ損傷と違って、補充しない限りは元に戻るという事は
ありませんし。 下手に動きが鈍くなると多勢に無勢で囲まれて、数で押し潰される事になり兼ねませんから。
「後ろから失礼しますっ」 ゴロッ
「ほーれっ」 ガシッ グイッ
GH424とGH441に止めを刺して足を止めている間にGH411が440ちゃんの後ろに辿り着き、GH413と連携での
挟撃を仕掛ける。 更には弩弓を構えたGH432が接近して来るのが見えた。 こういう時に来ますか。 やれやれ。 私の事情も
少しは考えて下さいね。 まったく。 右腕が動く様になるまでには、もう少し時間がかかるんですよ? やれやれ。
背後からのGH411の振り下ろした長剣を前転で避けてから、GH413の小剣を持つ右手の手首を立ち上がりながら左手で掴むと、
そのまま床に向けて引っ張り倒す。
374 名前:440と変な美ス男325 美ス男が死んだ日?編後編 5/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 17:36:29.18
ID:1oaXE9xc [14/31]
「飛んでみたいとは思った事はありませんか?」 ゴスッ! ゴガッ ヒュー
「え? あっ。 !」 ガンッ ドタッ ボギャッ!
440ちゃんに右手を引っ張られ、バランスを崩して床に倒れ込むGH413の視界一杯に広がる440ちゃんの左膝。
避け様にも、未だに440ちゃんに右手を掴まれて引っ張られているGH413には不可能だった。 下へと倒れ込むGH413の
顔面にカウンターでの440ちゃんの左足での膝蹴りが入ると、膝が当たる直前に掴まれていた右手を離されたGH413は上へと
浮かび上がる。 一旦上へと浮かび上がったGH413の腹部に、膝蹴りから伸ばした左足での蹴りが当たると、440ちゃんの
質問に答えるかの様に、GH413は体をくの字に曲げたまま吹っ飛んでいく。
自分に向って飛んで来たGH413に一瞬何が起こっているか解らなかったGH432は、飛んで来たGH413の体を避けられずに
直撃して床に倒れこんだ。 だが、それだけで終らなかった。 左足を振り下ろした勢いのままに床を蹴って、走り始めた440ちゃんが
丁度行き掛けの駄賃とばかりに、通り掛けに倒れているGH432の首を踏み抜いて行ったのだ。 頚椎フレームの砕ける音を発した後に
動かなくなるGH432。
「これでどうでしょう」
「遊んであげるわ」
「発動」
「やぁ」
「いきますっ」
「何処にでも、ついていない方というものはいるものですね」 ガッ グイ
GH451がGH414とGH412にレスタをかけ、GH452がゾンデを、GH454がディーガを其々440ちゃんに向けて
発動させた。 自分の周りに集まっていた射撃系PM達にアグタールを発動させるGH453。
アグタールのかかったPM達が其々の銃の射程に440ちゃんを捉えるべく、動き出す。 レスタでダメージを回復したGH414と
GH412も440ちゃんへと向い始める。
やっと440ちゃんを間合いに捉えたGH421が双鋼爪を構えて440ちゃんの左手側から飛び込んで来た。
GH421の右手を掴んで自分の方に引っ張って、その勢いでGH421と自分の位置を入れ替える440ちゃん。
このGH421は440ちゃんの言う通りについていなかった。 まず、440ちゃんの自由に動く左手の方から攻撃を仕掛けた事。
これがまだ、440ちゃんの未だに動かす事が出来ない右手側からなら状況は変わっていただろう。 そしてそのタイミングは、丁度
440ちゃんに引っ張られて位置を入れ替えた後に、GH452の放ったゾンデに当たっただけで終らずに更にゾンデの付加効果の感電で
攻撃不能に陥った事。 そして殆どのPMが行動を終了しているか、440ちゃんに対して向うか展開中で援護は望めなかったのである。
このGH421にとって、最も不運といえるのは440ちゃんの今迄の戦闘による駆動用オイルの流失が行動に支障を来たす危険値に
到達する寸前だったという事だろう。
375 名前:440と変な美ス男326 美ス男が死んだ日?編後編 6/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 17:37:43.24
ID:1oaXE9xc [15/31]
「丁度良い機会ですか。 貴方にしましょう」
「え?」 グイッ タタタタ
感電状態のGH421の右手ををまだ掴んだままの左手で引き寄せた440ちゃんが、GH421の背後に手を回して抱き締めると
その首筋に顔を近付ける。 その際に迫ってくるGH423の足音が聞こえた。 丁度GH421が440ちゃんに抱き締められた形に
なった為に、長弓の狙いを440ちゃんに定めていて今正に矢を放とうとしていたGH442の手が止まった。
「その手を離しなさいっ」
440ちゃんが近付いてくるGH423に答える事は無かった。 何故なら、抱き締めているGH421の首筋に口付けていたから。
GH421の首筋に食い込んだ440ちゃんの犬歯が人工皮膚の下に通る、駆動用オイルのパイプを捉えた。
『駆動用オイルのパイプを確認。 吸引ポンプ作動。 オイルの補充を開始します』
そうこれが初めてご主人様に会った際、女帝の居室にて私の機能をご主人サンと呼ばれていたニューマンの女性が説明した際に
私に気を使ってくれたのか、その場では言わなかった機能。 私はPMやキャストからなら、こうして駆動用オイルを補充する事が
出来るんです。 なんせ装備やアイテムを食べる事の出来るPMの歯ですから、例えキャストの装甲でも刺し貫く事は可能ですし。
体の傷を直して何度でも立ち上がり、物凄く力持ちで相手の血(オイル)を吸う。 これではまるで、お話などの中に出てくる
吸血鬼ですね、私。 最も鬼というのも美しくありませんから、どうせなら同じ読み方の姫を充てて吸血姫としましょうか。
他のワンオブザウザンドの方々の様に、女帝や狂犬などという呼び名などが付く時には。
「ご馳走様」
「う・・・」 ドシャッ・・・
440ちゃんがGH421の首筋から顔を離した後に背中に回していた左手でハンカチを取り出して口元を拭うと、駆動用オイルの
不足に陥ったのか、駆動用オイルを吸われたショックの為か自由になったGH421は床に崩れて動かなくなった。 GH421から
駆動用オイルを補充する440ちゃんの経緯を見て、硬直する他のPM達。
「ええい、何をしているんですかっ! 相手はたった一人ですよっ!」
立ち止まり動きを止めたPM達を見て、叱咤するキャス男の声で我に返ったPM達が再び動き始めた。 わたわたと慌てて其々の
武器を構えるものの、まだ動揺しているのか皆の動きは鈍い。
376 名前:440と変な美ス男327 美ス男が死んだ日?編後編 7/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 17:38:52.16
ID:1oaXE9xc [16/31]
「こないでくださいっ」
「なら、貴方達が退いてくれますか?」 スッ ガシッ グイッ ダッ
「あ・・・」
GH423の繰り出した長槍の一撃を体を右に捻ってかわすと長槍を左の脇に手挟んでから、左手で掴む。 そのまま長槍を上に
持ち上げてGH423の足を床から浮かすと、他のPM達に向って未だに長槍を手放さないGH423を前につき出したままに
440ちゃんは走り始める。 GH423を盾にされた所為で、他のPM達からの飛び道具やテクニックによる攻撃が止まった。
さて、この間に距離を縮めさせて貰いましょうか。 それにこれからは貫通系や範囲系の攻撃に対しては、射線に気を付けないと。
PM達が距離を詰めて来ているから、そろそろご主人様に当らない様に注意する必要がありますからね。 やれやれ。 本当に手の
掛かるご主人様です。 まったく。
「GH423を離しなさいっ」
「それは何時までも長槍を握ったままの、GH423に言うべきかと」 ガッ
「うぐっ!」 ズブッ ゴツッ ブワッ
前からはGH412とGH414が、後ろからはGH411が440ちゃんに向って来る。 前から来るPMを見た440ちゃんは
脇に手挟んで左手で握ったままの長槍を、未だに長槍から手を離さないGH423ごと床に突き立てる。 長槍の石突きがGH423の
胸を貫通して床に当たると、そのまま棒高跳びの要領でGH412とGH414の頭上を飛び越えた。 貴方方は優しいんですね。
目的を優先すべきなら貫通系の攻撃でGH423ごと、私を撃つのがこの場合取るべき手段でしょうに。 そのお陰で手の届く所まで
接近出来た、私としては助かりますが。 だからといって、貴方達が助かるとは限りませんよ? やっと右腕も動く様になりましたし。
「ここまで私を近付けたのは、貴方方の戦い方に於いて選択ミスですよ?」 スタッ ブン!
「きゃっ」 ゴシャッ
「あっ」 ゴギャッ ポイッ
440ちゃんが着地と同時に長槍を横に薙ぎ払うと、長槍の直撃をした腹部から何かの壊れる音を響かせながら体をくの字に曲げた
GH452とGH454が吹き飛ばされた。 床に落ちた後に動く気配の無いGH452とGH454。 GH452とGH454に
叩き付けた際に折れ曲がった長槍を、未だに胸を貫かれたままのGH423ごと投げ捨てた440ちゃんは、次の相手へと走リ出す。
377 名前:440と変な美ス男328 美ス男が死んだ日?編後編 8/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 17:40:08.86
ID:1oaXE9xc [17/31]
「はいっ」 ダンッ!
「はっ」 ダンッ!
「いきますっ」 ドンッ!
「こないでっ」 ドンッ!
「シュート」 ドォン!
「皆さん、狙いが甘いですよ?」 ビッ ビシッ ビッ
「きゃあ?」 ブワッ
「きゃー」 ブワッ
突っ込んでくる440ちゃんに向けて長銃を撃つGH431とGH434、光線砲を撃つGH433とGH443、榴弾銃を撃つ
GH444の各々だったが、其々の攻撃が当っているにも係わらず未だに倒れない440ちゃんに対しての焦りか、GH421から
駆動用オイルを抜き出した光景に対しての恐怖の名残か、440ちゃんの指摘の通りに狙いが甘くGH431とGH433の射撃は
眼前で両手を交差させた440ちゃんの腕を掠めて浅い傷を作っただけに留まり、GH443の光線砲は外れてまともに当ったのは
GH434の長銃の1発だけだった。
最も酷かったのはGH444の撃った榴弾銃で、440ちゃんの頭上を飛び越えて440ちゃんの後を追って来ていたGH412と
GH414を吹き飛ばした。
「これはいかがっ」
「やあっ」
接近した440ちゃんに対して咄嗟にギ・バータを唱えたGH451とギ・ゾンデを唱えたGH453だったが、お互いに選択ミス
だった。 確かに己の周囲に発生するギ系は近接時の敵に対しては有効だが、その結果お互いに巻き込んだGH451とGH453は
ともかく、周りにいる他のPM達まで巻き込んだのだから。
「ギ系は近接時の防御にはいいかもしれませんが、周りの事を忘れてはいませんか?」 ガシャアァンッ!
周りの味方まで巻き込んだ事を指摘しながら、凍結しているGH453を横を走り過ぎる際に氷ごと砕き、もう1人凍結している
GH431に向う440ちゃん。 服のボロボロになっていた部分が、ギ・バータによる凍結で走る際にパラパラと崩れ落ちていく。
さてGH431の凍結が解除されるのが先か、私が辿り着くのが先か。 折角今迄の傷が直って来ているのに、今のギ・バータと
ギ・ゾンデでダメージが増えましたね。 最もその分を修復する為にフォトンリアクターの出力が上がって、その結果で廃熱量が
増えれば増えるだけフォトンジェネレーターの稼働時間が延びて、駆動系に回る出力も上がったままになるんですけどね。
378 名前:440と変な美ス男329 美ス男が死んだ日?編後編 9/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 18:15:16.99
ID:1oaXE9xc [18/31]
「やれやれ。 回復の方が先でしたか」 ガッ ブンッ!
「きゃっ」 ゴツッ
「あうっ」 ゴン
「あっ」 ガンッ カーン カラカラカラ
凍結状態から回復したばかりのGH431を相手が動き始める前に捕まえると、他のPM達に向けて走って来た勢いのままに
投げ付ける。 飛んで来たGH431にぶつかって巻き込まれたGH434とGH433にGH444が一纏めになって吹っ飛んで
壁に当った際に、GH444の持っていた榴弾銃が床に落ちて転がっていった。 未だに床を転がり続ける榴弾銃に気が付いた
440ちゃんがそちらに向って走る。
「残念。 GH443は巻き込みませんでしたか」
投付けたGH441に巻き込まれなかったGH443だったが、GH453のギ・ゾンデによる付加の感電で光線砲を撃つ事が
出来なかった。 GH444の榴弾銃の誤射に巻き込まれたGH412とGH414は丁度起き上がっている途中。
ギ・ゾンデの付加の感電でも察し障りの無かったGH451がバータの詠唱を開始する。
GH451のギ・バータとGH453のギ・ゾンデの所為で長弓の射程外から440ちゃんに近づけなかったGH442が長弓の
射程内に440ちゃんを捉えるべく、移動を再開した。
「落し物ですか。 お返ししますね」 ヒョイ ブンッ! ドガァンンッ!
転がる榴弾銃を拾った440ちゃんが壁際で起き上がろうとしているPM達に向って、思いっきり投げ付けた。
一番外側にいたGH431に激突した榴弾銃が誘爆して、GH431以外のPM達も巻き込んで爆発する。
440ちゃんは爆発後の状況を確認する事無く、榴弾銃を拾って投げ付けた直後から既にGH443に向っていた。
さて、榴弾銃の誘爆であの一塊が一掃出来ると多少は楽なんですけどね。 まあ、そこまでは期待出来ませんか。 なら、その間に
帽子の仇を討たせて貰いましょうか。 やはりこれは、私の帽子の仇は私自らのこの手で討てという事ですか。
「あらら。 隙だらけ」 ドンッ!
「そうですか? 帽子の仇に対して手を抜く気はありませんよ?」 ダンッ ガッ バキャッ ガッ ボギャッ! ゴンッ ドシャッ
GH443が光線砲の引き金を引くと同時に、440ちゃんは床を蹴って跳躍する。 狙いはGH443の横にあるコンテナ。
コンテナを蹴る事によって、向きを変えると同時に加速してGH443の後ろにある壁のかなり高い位置へと跳ぶ。 440ちゃんに
蹴られたコンテナが砕けて周囲に破片を飛び散らす。 更にGH443の背後の壁を蹴って、最加速すると同時にGH443の方に
向きを変えて急降下。 急降下中での狙いは左手を掲げて飛び散ったコンテナの破片から身を守っている最中の、GH443の後頭部。
440ちゃんのコンテナと壁を利用した三角蹴りが帽子の仇であるGH443の後頭部に当ると、威力で頭部が粉砕されるよりも先に
その勢いに頚椎フレームが耐えられなかった為にGH443の首から上が飛んで前方の床に当って跳ねた。 一拍置いて、GH443の
頭部の無い体が床に倒れる。
379 名前:440と変な美ス男330 美ス男が死んだ日?編後編 10/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 18:16:41.24
ID:1oaXE9xc [19/31]
「ば、馬鹿な・・・。 こうまでして、未だに倒せないとは! 美ス男を狙うのです。 そうすれば隙が出来る筈」
「後ろが、がら空きっ」
「これ以上、テクニックでのダメージは危険なんですが」
PM達の被害が半分を超えたに係わらず、440ちゃんを倒せていない事に対して驚いたキャス男が今迄何事も無かったかの様に
静観していたのとは打って変って焦り始め、急遽美ス男を狙うようにPM達に指示を送った。
しかし440ちゃんに駆動用オイルを吸われたGH421は床に倒れ伏せたまま動かず、起き上がったGH412とGH414は
2人共片手杖を取り出して、自身にレスタをかけている。
GH444の榴弾銃の誘爆の煙が晴れると、複数分のPMの残骸の中に一番下にいた為に右腕と左足が吹き飛んだのみで済んで床に
倒れ伏しているGH444の姿が見えた。 440ちゃんに向って詠唱の終ったバータを放つGH451。 GH451の声と同時に
床を蹴って横に跳んでバータを回避すると、着地と同時に440ちゃんも美ス男の方に向きを変えて走り始めた。
キャス男の指示で440ちゃんに辿り着こうとしていたGH411が美ス男の方に向きを変えて向かい、GH442も長弓の射程内に
美ス男を捉える為に、邪魔なコンテナの無い場所へと移動し始めた。
「高見の見物じゃなかったのですか? それとも予定変更になる様な、何か予想外の出来事でも起きましたか?」
「まだ修正範囲内ですよ。 まだ、ね」
美ス男に向ったGH411を追い駆けながら、キャス男に言い放つ440ちゃんに対して先程の焦りを取り繕うかの如く、冷静に
440ちゃんからの問い掛けに対して言い返すキャス男。 レスタをかけ終わったGH412とGH414も共に片手杖を仕舞うと、
美ス男へと向い始めた。 美ス男の方へと向き直したGH451もバータの詠唱を開始する。 440ちゃんの問い掛けに対して
答え終わったキャス男がコンテナの陰へと姿を隠すと、ゆっくりと慎重に移動を開始した。
『フォトンジェネレーターの出力を脚部駆動系に集中させます』
本来なら冷却装置の稼動に回す筈のフォトンジェネレーターの出力を駆動系に回している分、手や脚などの駆動部分には自ずと熱が
貯まる。 間接の焼き付きには注意が必要ですね。 まあ、それでもまだ当分の間は大丈夫ですが。 ですがご主人様を狙うなら、
急がせてもらいましょうか。
「貴方もPMである以上、ご主人様の命で動いているのでしょう? 私もPMですので、ご主人様を守るのも当然の事ですから
お互いに恨みっこ無しという事で」
「え? あの位置から追いつ・・・」 ガシッ ボコォ!
一気に加速した440ちゃんがGH411に追い付くと、GH411の後頭部を掴んでそのまま走り続けて未だに微動だにしない
美ス男の横を駆け抜けた後にGH411の顔面を壁に叩きつける事で勢いを殺して止まる。 走って来た勢いのまま壁に叩き付けられた
GH411の頭部は全て壁にめり込んでいた。
380 名前:440と変な美ス男331 美ス男が死んだ日?編後編 11/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 18:17:55.32
ID:1oaXE9xc [20/31]
「後ろから失礼しますっ」 ヒュン ズボッ ブン ドスッ!
GH442が長弓を撃つと同時に掴んだままのGH411の頭部を壁から引き抜くと、振り向きながらGH442の声の方角に向けて
GH411を放り投げる。 440ちゃんの憶測通りに矢はGH411に当った。 ふう。 危なかったですね。 やれやれ。
本当に手のかかるご主人様です。 まったく。 それにしても、GH451の凍結とGH442の麻痺が残っているのが厄介かな。
美ス男に向かってくるGH412とGH414を撃退すべく、走り始める440ちゃんを見ながら見つからない様にと、慎重に
コンテナの陰を移動するキャス男。
「はい~」 ゴキッ ゴシャッ!
「はいや~」
「しまった!」 ガキッ ゴギン!
美ス男に向って長剣でスピニングブレイクを放つGH412を、横からの回し蹴りを当ててそのままの勢いで壁に叩き付ける。
回し蹴りの時点で確かな感触のあったGH412は壁に叩き付けられた追い討ちで動かなくなったが、丁度背中を向けている状態の
440ちゃんの脇を抜ける形で、GH414が美ス男に向ってトルネードダンスで突っ込んでいく。 なんて、タイミングの悪い時に。
トルネードダンスでは、私が盾になってもご主人様に当たりかねないかな。 仕方が無い、上手くいくといいのですが。
GH414が440ちゃんの脇を通り過ぎる直前に、左手の裏拳でGH414を弾き飛ばす。 440ちゃんの裏拳によって強制的に
トルネードダンスの向きを変えられたGH414は美ス男に当る事は無かったが、440ちゃんも無傷では済まなかった。
鈍い音を立てて肩の付け根からもぎ取れた、440ちゃんの左腕が440ちゃんの足元に転がっていた。
どうやら成功した様ですが、これは無茶でしたか。 流石に腕が飛ぶのは痛いですね、泣きそうな位に。 というか誰もいなければ
泣いてます、私。 右手で拾い上げた左腕を肩に押し付けて、肩口を右手で押さえる。 これで元通りにくっ付けばいいのですが。
どちらにしろ、両手共々塞がりましたか。
『第25、29、36バイパス弁閉鎖。 左腕肩部周辺に深刻な損傷。 修復完了まで左腕駆動信号の発信を一時的に禁止します』
やはりまともに動かせる様になるまでの間、左腕は使えませんか。 これは仕方がありませんね。 それならそれで、やり方を
変えましょうか。 まずは私が盾になっても、意味の無い貫通系の攻撃方法を持つPMから優先しましょう。
『フォトンジェネレーターの出力を脚部駆動系に集中させます』
走り始めの最初の1歩でドン、と音を鳴らして蹴った床にヒビを残した440ちゃんが、PMとは思えない速度でバータの詠唱を
終らせて長杖を振り下ろそうとするGH451へと駆けて行く。 キャス男の命のままに、美ス男に狙いを向けて長弓の弦を引き絞り
始めるGH442。
440ちゃんの左腕を犠牲にした裏拳で、トルネードダンスの進行方向を無理矢理大きく変更させられたGH414がコンテナに
激突しそうになって、自ら進行方向を変えて着地する。
381 名前:440と変な美ス男332 美ス男が死んだ日?編後編 12/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 18:19:41.90
ID:1oaXE9xc [21/31]
「お凍えにな・・・」 ガッ
「却下です。 マスターに風邪などひかれても、困りますから」 ゴッ ゴンッ! ピシッ ゴシャ!
GH451の振り下ろしている途中の長杖を、振り下ろしきる前にGH451の頭上よりも上に蹴り上げる440ちゃん。 いきなり
目の前まで距離を詰めて振り下ろしていた長杖を蹴った440ちゃんに驚いているGH451の頭頂に、高く蹴り上げていた右足の踵を
振り下ろす。
GH451の頭が胴にめり込むよりも早く、440ちゃんの踵で前に引き倒されて床に当ると、床に放射状にヒビを入れた直後に
床と440ちゃんの踵に挟まれて潰れた。
「はは~い」 ヒュン
「私を狙ってくれた方が、対処は楽なんですけどね」 ガツッ ダッ ドスッ!
440ちゃんが呟きながら、頭部の形状を留めていないGH451を蹴り飛ばす。 上手く当ってくれるといいのですが。 流石に
両手が使えないのは厳しいですね。 とはいえ、左腕が直るまではどうしようもないですし。 やれやれ。
GH451を蹴り飛ばした直後にGH442に向って走り始める440ちゃんの後ろで、美ス男を狙ってGH442の放った矢が
440ちゃんの目論見通りに蹴り飛ばされたGH451の体に刺さった。
「貴方が次の矢を射るのと、私が貴方に辿り着くのと、どちらが速いか競争ですね」 ダン ダン ダッ!
「え? 速・・・」 メギャッ!
どんどんと加速しながらGH442に向う440ちゃんが、床を蹴って跳ぶ。 着地と同時にもう1度床を蹴って更に加速して跳び、
再度床に着地と同時に床を蹴って跳んだ時は、矢を弓につがえる途中のGH442の眼前だった。 3段飛びの如く勢いのついた銃弾の
様な飛び蹴りが矢をつがえている途中に眼前まで距離を詰められた事に対して驚いているGH442の腹部に当ると、当った腹部を境に
GH442の胴体を上半身と下半身とに両断した。
寸断されたGH442の体の断面から流れ出たオイルを浴びた440ちゃんが、着地と同時にGH414の姿を探す。
見つけたGH414はご主人様に向って駆けている途中。 これは助かりますね。 またトルネードダンスでご主人様に突っ込んで
いたら、この位置からだと今度は間に合うか解りませんから。 クスッと笑った440ちゃんが、GH414に向って走り出す。
382 名前:440と変な美ス男333 美ス男が死んだ日?編後編 13/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 18:20:54.12
ID:1oaXE9xc [22/31]
「左腕、痛かったですよ」 ガッ ドタッ クルッ
「あぐっ!」 ボグシャッ!
ご主人様に向う途中のGH414をすれ違い様に体を捻っての右足での足払いで床に倒し、体を捻った際のその勢いのままに残った
左足を軸にして体をGH414の方に向けながら、足払いをかけた右足を高々と振り上げる。 440ちゃんの足払いにて自らの勢いの
ままに床に叩き付けられて、床にうつ伏せのGH414の背中に頭上よりも高く振り上げた右足の踵を一気に振り下ろす。
ハンマーの如く振り下ろされた440ちゃんの踵が、GH414の背骨に当る背部フレームをへし折りその下にある物質分解炉等の
構造物も粉砕してGH414の体に大きくめり込んだ状態で床に当って止まる。
「中途半端は美しくありませんからね」
GH414の体にめり込んだ足を引き抜いて辺りを見回す440ちゃんの目に、右腕と左足が吹き飛んで床に倒れ伏している
GH444の姿が見えた。 自らの榴弾銃の誘爆の際のダメージで一時的に機能停止、人での気絶に該当する状態なのだろう。
あの状態ならまだ攻撃出来るとは思えませんが、これ以上増援を呼ばれても困りますから。 私が辿り着くまでの間、起きないで
下さいね? GH444に向う440ちゃんをコンテナの陰から確認したキャス男が更にじりじりと、440ちゃんに悟られない様に
位置を移動して行く。
「良い夢を見ているといいですね。 そのまま、おやすみなさい」 グシャッ!
GH444の傍らに辿り着いた440ちゃんが、未だに機能停止中のGH444に声をかけた後に首を頚椎フレームごと踏み抜く。
さてこれで残るは、私がオイルを吸ったGH421だけですね。 そうそう、左腕が吹き飛んだ時に流れ出た分のオイルも補充して
おかないと。 そういえば左腕といえば、どうなっているでしょうか? 修復率82%ですか。 ふむ。 これなら右手を離しても
外れて落ちる事はないでしょう。 辺りを見回してGH421を見つけると、そちらに向って440ちゃんが歩き始めた。
「そう、中途半端にするよりは最初と同じ相手からの方がいいですね」
「あ・・・。 う・・・」
GH421の傍らに辿り着いた440ちゃんがしゃがみ込んでGH421を右手で抱え起こして、その首筋に再度口付ける。
GH421が恐怖の為か、声にならない声を洩らした。 2つの穴となって残っていたGH421の首筋の傷跡に易々と食い込んだ
440ちゃんの犬歯が人工皮膚の下に通る、駆動用オイルのパイプを再度捉える。
『駆動用オイルのパイプを確認。 吸引ポンプ作動。 オイルの補充を開始します』
383 名前:440と変な美ス男334 美ス男が死んだ日?編後編 14/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 18:21:59.18
ID:1oaXE9xc [23/31]
「ふう。 これで流れた分は補充出来ましたね。 改めて、ご馳走様。 それと、さようなら」 ゴキャッ!
再度GH421から今迄の損傷で流れ出た分のオイルの補充を終えた440ちゃんが、その首筋から顔を離してGH421の首を
右手で握る。 2度目のオイルを貰ったお礼とお別れの挨拶を済ませるとそのまま首を握り潰して、GH421の首から手を離すと
ゆっくりと立ち上がる。 さて、これで残るは指揮官と思われるキャス男のみですか。 途中から姿が見えませんでしたが、それなら
それでいっその事逃げ帰っていてくれるとこの場は助かるんですが。 辺りを見回してから、440ちゃんが美ス男に向って走り出す。
「マスター、無事で・・・」
「そこですっ 倒れなさいっ!」 ドンッ! ビシッ!
美ス男に駆け寄りながら無事を確認しようとした440ちゃんの声を遮って、コンテナの陰から440ちゃんの背中を長銃での
狙撃に成功したキャス男の声と長銃の銃声が響いた。 そう、この瞬間を待っていたのですよ。 全てのPMを倒して、貴方が美ス男に
向う最も無防備になるこの時を。 確実に外す事無く、狙える位置に貴方に気付かれ無い様に移動しながら。 PAレベル42に及ぶ
キラーシュートですから当たればPMなど、まず間違いないでしょう。 フッ。 最後に笑うのはこの私ですよ、440ちゃん。
「素直に逃げ帰っていた方が、正解だったと思いますよ?」 ダッ
「まさか、キラーシュートが効かないっ?」 ドンッ ビシッ!
背中に長銃での狙撃を受けて美ス男に向う足が止まった440ちゃんが、キャス男の声の方に振り向いて走り出す。
キラーシュートで倒れなかった440ちゃんを見て、動揺したキャス男が再度撃ったキラーシュートを眼前に掲げた右腕で受けながら。
『第53、第21バイパス弁閉鎖』
長銃を受けた背中と右腕の傷口からのオイルの流失が止まる。 生存に特化したワンオブサウザンドである私の持久力が、普通の
PM並みの筈である訳がないでしょう? 確かにPMに対してキラーシュートを使うという選択は間違いではありませんが、相手が
悪かったですね。
384 名前:440と変な美ス男335 美ス男が死んだ日?編後編 15/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 18:25:41.28
ID:1oaXE9xc [24/31]
「マスターの心を殺した償いをして貰いましょうか」
「あの程度の事で、如何にかなる方が悪いのですよ!」 ドンッ ビシッ!
440ちゃんは敢えてキャス男の長銃での射撃を避けようとせずに、右腕を掲げて眼前の盾にしたままで一直線に加速して行く。
キャス男の長銃の緑色のフォトン弾が440ちゃんの左足に当るが、440ちゃんの走る速度は落ちずに更にキャス男に向って一直線に
どんどんと加速して行く。
『第41バイパス弁閉鎖』
440ちゃんの左足の傷口からのオイルの流失が止まる。 キャス男の姿は眼前までの距離に近付いていた。
やれやれ。 自分のした事に対して、悪びれた様子は無い様ですね。 まったく。
「なら、せめて貴方の所為で倒れる事となったPM達に、謝りに行って来て貰いましょうか」 ガシッ ダッ
「何をす・・・。 ぐあっ!」 ズダァァンッ! ビシィッ
キャス男の右側を走り抜ける際に胴体を右手で掴むとそのままキャス男の胴体を掴んだままで走り、壁に叩きつけるとキャス男が
めり込んだ壁にキャス男を中心にして放射状に大きくヒビが走る。 至る所に転がっているPM達の持っていた武器の中から、長剣を
拾ってきた440ちゃんがキャス男の眼前で立ち止まる。
「スケープドールは持っているのでしょう?」
「ご想像にお任・・。 うぐっ!」 ドシュッ ガツッ
440ちゃんの問いに対するキャス男の答えは、440ちゃんがキャス男の胸に深々と長剣を突き立てた事によって、途中で遮られた。
キャス男の体を貫通した長剣が、更に壁にまでも深々と刺さる。 それでは手持ちのスケープドールを使い切るまでずっと、そのまま壁に
めり込んだままでいて貰いましょうか。 倒す度にスケープドールで復活して、追いかけっこというのもなんですから。
壁に全身が深々と埋まり更に長剣にて磔にされて身動きのとれないキャス男を捨て置いて、440ちゃんが美ス男の元に向う。
注意はしてはいましたが万が一という事もありますし、流れ弾などが当っていなければ良いのですが。
続く
385 名前:440と変な美ス男335 美ス男が死んだ日?編後編 15/15[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 18:38:27.00
ID:1oaXE9xc [25/31]
新参者で御座います。
今回の投下の際に前中後終編と分けた理由が、書いていて途轍もなく長く
なった戦闘シーンの所為です。 流石に読む方によってはここまで続くとお腹
一杯という方もいるのではないかと。
440ちゃんの通り名ともいえるものがやっと出せましたので小ビス子氏、
不死身の通り名をお返し致します。
第1話で伏線として出している通り、実は最初から440ちゃんの通り名と
機能は吸血姫と決まっていました。 判明させるまでに、えらい時間がかかり
ましたが。 そして中編に続くと入れ忘れていたという・・・。
駄文投下&お目汚し失礼しました。
386 名前:440と変な美ス男336 美ス男が死んだ日?編終編 1/5[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 19:15:23.41
ID:1oaXE9xc [26/31]
終編
「マスター、無事です・・・」
美ス男の元に辿り着いた440ちゃんのご主人様に問い掛けた声が、途中で止まった。
掴んだ筈の花瓶を取り落とした時のダイビングキャッチの姿勢のままで、茫然自失の表情を浮かべたままのその目には一切の光が
見受けられないご主人様の変わり果てた姿を今迄と違って、改めてまじまじと見た途端に。
自分が美しいと認めた花瓶を、結果的に自分が落として割った。 この事実は美ス男にとって、精神的ではあれども致命傷だった。
美ス男を足止めすべくキャス男の取った方法は、美ス男に対してはキャス男の予想以上の効果を見せたが、同時に440ちゃんの行動の
選択肢の制約を外す結果をもたらした。 あの人数差で戦い方や倒し方を選んでいたとしたら、果たして440ちゃんはあの人数相手に
最後まで戦いきれただろうか。
例え損傷が回復するとはいえ、麻痺や凍結での行動不能に陥っている間に修復が追い付かない程のダメージを受けるか、予備共々
ブレインコアを破壊されれば流石にそれまでなのだから。
『左腕の修復が終了しました。 左腕駆動信号の発信禁止を解除します。 フォトンジェネレーターの出力を駆動系から冷却系に
変更します。 駆動部を優先として機体の冷却を開始します。』
駆動部分の冷却が始まると、440ちゃんの体からほのかに湯気が立ち昇る。 傷の修復が進むに連れてフォトンリアクターの
出力が通常時の値に戻り始める。 暫くすればフォトンリアクターの廃熱が起動に必要な一定値以下まで下がった時点でフォトン
ジェネレーターも停止するだろう。 戦闘が終了した事で張り詰めていた緊張が解けた所為か、一瞬440ちゃんの体がふらついた。
あれだけ私と同じPMを傷付けて、ある程度は直るとはいえ同じ位私も傷付いて、最後まで戦い抜いた結果がこれですか?
それとも、今の私のこの格好じゃご主人様の目には映らないとでも? 帽子も無く、服はボロボロ。 髪も、顔も、服も、体中も私と
他のPM達の流したオイルで真っ黒。 確かに今の私の姿は、お世辞にも美しいとは言えませんが。
「帰りましょう、マスター」
様々な感情を押し止めて、普段通りの440ちゃんの表情に戻って美ス男に微笑みながら声をかけるも、予想通りに美ス男からの
返事は無かった。 手短なPMから再度傷口から流れ出た駆動用オイルを補充してから、顔や髪、手に付いているオイルを取敢えず
ハンカチで拭う。
さて。 せめてもう少しまともな服に着替えますか。 無事に残っているといいのですが。 辺りを見回してGH440を探して
そちらに向う。 ふむ。 多少埃っぽいですが、この際は贅沢は言ってはいられませんね。 こんな服というよりはボロ布と呼んだ
方が適切な物を身に付けているよりは遙かにましですし。 GH440を抱き起こしてからPMスーツを脱がせて、埃を払って畳んで
一旦GH440の体の上に置いてから自分のPMスーツだった布きれを脱いで着替える。 最後にナノトランサーからこのGH440が
被っていた帽子を取り出して被る。 標準のGH440のPMスーツと帽子なのは、この際仕方が無いでしょう。 ふむ。 これからは
最低1着は着替え用のPMスーツを持ち歩く事にでもしましょうか。 とはいえ、こんな事が頻繁にあるとは思いませんが。
387 名前:440と変な美ス男337 美ス男が死んだ日?編終編 2/5[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 19:18:38.63
ID:1oaXE9xc [27/31]
小ビス子氏、毎度の事ながらキャラお借り致します。
『機体の修復が完了しました。 フォトンリアクターの出力を通常値に戻します。 駆動部の冷却終了。 供給される熱量が起動に
必要な値以下となりました。 フォトンジェネレーターを停止します。』
さて。 問題はどうやってあの状態のご主人様を自室まで、連れ帰りましょうか。 流石に私が背負うどころか、立ち上がらせる事すら
難しいでしょうね。 やれやれ。 本当に手のかかるご主人様ですね。 まったく。 視界が歪み始めたので、ハンカチで目元を拭おうと
した440ちゃんだったが、先程ハンカチでオイルを拭き取った事を思い出す。 ハンカチを取り出すのを止めると、PMスーツの袖口で
目元に貯まり始めた涙を拭った。
「誰かにお手伝いを頼もうにも、この現状ですし・・・」
辺り一面に転がるPM達とその部品、至る所に飛び散ったオイル、極めつけは壁にめり込んで長剣で磔になっているキャス男。
まだ頑丈なPMやキャストだからこそ、この程度で済んではいるが、相手がヒューマン、ニューマン、ビーストだったらもっと悲惨な
現状となっていたであろう。
仮に誰かを呼んだとしても、この現状を如何説明していいやら。 呼び出されて襲われたと素直に話しても、それだけで済まない事
は明らかですし。 とんだとばっちりです。 そういえばジュエルズを襲ったPM達の事を聞くのを、忘れていましたね。
ここはこの現状でも然程驚かないで、詮索しない方にお願いしましょうか。 ナノトランサーから携帯端末と外付けの記憶媒体に
偽装したご主人サンお手製の特別製の変換機を取り出して、変換機を携帯端末に取り付けてから女帝宛に通信販売の申し込みを
装ったメールを送る。 そして、待つ事暫し。
「こりゃあまた、随分と派手にやらかしたねェ」
女帝とご主人サン自ら来るとはこれは予想外でしたね。 確かにこの方がこちらとしても、後々の説明の手間は省けますが。
それと、黒服な方が1人ですか。 この有様を見ても皆さんさりとて特に驚く訳でもないのは、ある程度は先程のメールで状況を説明
しているとはいえ皆さん流石ですね。
しかしまあ、殆どが銃以外での傷跡かい。 胴体が真っ二つのまでいるじゃァないか。 こりゃあ、この嬢ちゃんと取っ組み合いの
喧嘩はしたかァないねェ。 それにしても、自分と同じPM相手でもここまでやるんかい。 ああ、そういえばこの嬢ちゃんは生存に
特化してるんだったねェ。 己の生存の為に敵に躊躇する事なんざ、そんなプログラム間違っても無いわな。
ん? ちょいとお待ち。 プログラムが違う? よくよく考えてみれば、ワンオブサウザンドってェ言やァありえない欠陥の所為で
異常な能力を持っちまったPM達のこった。 あの嬢ちゃんみたいに中身がガラッと違うなんざ、無い筈さね。
第4形態に進化する時に自ずからああなったってェいうなら、そりゃぁ構造自体の欠陥ってェ訳じゃないだろうわな。
まさか、あの嬢ちゃん・・・。 よしとこうか、他人の詮索なんざアタシの柄じゃないさね。
388 名前:440と変な美ス男338 美ス男が死んだ日?編終編 3/5[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 19:19:47.21
ID:1oaXE9xc [28/31]
「済みません、お手数かけます。 とはいえ、私達は襲われる心当りが無いんですけどね」
「まあ、その辺はちょいとご主人サンに調べて貰うさね。 そこの壁にめり込んでるキャス男は叩けば、埃の1つも出るんじゃ
ないかねェ」
現れた女帝とご主人サンと黒服な男に労いの言葉と共に一礼した440ちゃんに、女帝がクイッと首を動かしただけで壁のキャス男を
指し示してから煙管を離して上に向けて軽く紫煙を吹く。 ご主人サンがキャス男の方に、黒服な男が美ス男の方へと其々向った。
ご主人サンがキャス男の持ち物を調べている最中に黒服な男が美ス男を立ち上がらせて、手を引いてこちらに連れて来た。
手を引かれればその方向に歩きはするものの、誰かが何もしなければ美ス男はずっとその場に立ち尽くしているだけだろう。
「何があったかは置いといて、見事に目が死んでるねェ。 こうなるなんざ、ちょっとやそっとの事じゃないよ」
「キャス男が投げた花瓶をマスターが受け止めたのですが、如何いう訳かそのまま床に落ちて割れてその際に自分が落として割った、
とでも思ったのでしょうか? キャス男とマスターのやり取りからすると、貴重な美術品か骨董品の様です」
「それを自分が割ったと思い込んだショックって事かねェ。 難儀なこった。 まあ、嬢ちゃんのご主人様らしいっちゃらしいけどねェ」
黒服な男に手を引かれて連れられて来た美ス男の、目を見た女帝が目を細めて呟いた。 美ス男がそうなったきっかけを説明した
440ちゃんも、美ス男の目を見た後に目を伏せて花瓶の価値の事を付け足す。 440ちゃんの説明を聞いた女帝が半ば呆れて、半ば
納得しながらあーあ、と言いたげな表情で呟くと煙管の煙草の葉を床に落とす。 こういった物を大切にする奴が自らの手で割ったと
なれば、堪えるにしても流石にここまでその事が影響するのはこの男位だろうけどねェ・・・。 困ったモンだ。
「キャス男の身元が判明しました。 情報部特務隊所属です」
「ご苦労さん、ご主人サン」
キャス男の持ち物を調べ終わって戻って来たご主人サンの詳細を、煙管に煙草の葉を詰めながら聞いていた女帝の手が情報部の
一言の時に一瞬止まった。 その後は何事も無かった様に煙草の葉に火を点けて煙管を咥えて一服する。 公安部の次は情報部かい。
嬢ちゃん、人気者だァね。 あそこにもこういった始末屋共がいるから気をつけた方がいいかねェ。
「嬢ちゃん、情報部にもこういった始末屋共がいるんさ。 どうせこういった輩が狙う理由たァ、訳が解らない連中は危険だから何か
起きる前に消す、そんなもんさね。 ヒュマ男のWTにゃ精々気をつけな。 ま、最も嬢ちゃんがそう簡単に”倒される”たァ
思わないがねェ」
「そういう言い方をするという事は、それなりに厄介な相手という事ですね。 注意します。 とはいえ、相手がWTと判った時点で
手遅れの時もありますが」
壁に磔になっているキャス男をしげしげと鼻持ちならない目で見ていた女帝が、紫煙を吹きながら上を見上げて何かを思い出した風に
話し始める。 女帝の忠告を聞いた440ちゃんがやれやれ、と肩を竦めた。
この嬢ちゃん相手ならあのヒュマ男のWTが出張っても、可笑しくはないんだけどねェ。 過小評価したか、別件に出てて空いて
なかったって所かねェ。 まァ向こうさんの都合なんざ、知ったこっちゃないさ。
女帝の口振りからすると、以前にそのWTとは会った事がありそうですね。 その上で注意すべき相手ですか。 やれやれ。
私は戦闘力に特化したワンオブサウザンドという訳ではないので、正直そういった面倒は極力避けたいのですが。 まったく。
389 名前:440と変な美ス男339 美ス男が死んだ日?編終編 4/5[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 19:20:54.99
ID:1oaXE9xc [29/31]
「今の総裁様はこういう影でコソコソ動く連中がお嫌いだからねェ。 目ェ光らせてるし、予算も絞ってるんさ。 おおっぴらに
仕掛けて失敗したら、次に仕掛け様にもおいそれと派手に動けないし、回せる予算もあるとは限らないってこった。
まあ嬢ちゃんがガーディアンズに、今回の事を知らせるかどうかにもよるがねェ」
「今回の件はガーディアンズには、知らせるつもりはありませんよ。 この現状の説明をどうしたものか、相手を納得させられるだけの
言い訳を考えなければなりませんから。 ガーディアンズの手を借りるのでしたら、貴方方にお願いする必要がありませんし」
煙管を手にして腕を組んで周りを見回しながら、つまらなさそうな目で女帝があのお堅いビーストの嬢ちゃんのこった、と前置きの
後に煙管を吹かしてから横目で440ちゃんの方を見ながら、440ちゃんの懸念に答えた。
そりゃあ、そうだ。 嬢ちゃん、正解さね。 PM同士が戦ったにしちゃあこの有様は、普通のPM同士じゃあまずありえない
だろうし。 突っ込まれる事、まず間違いないだろうさ。 フォロー出来そうな、ご主人様があの状態じゃあねェ・・・。
女帝の最後の一言に対して、ニコニコと普段と変わらない表情で即答する440ちゃん。 今回のこの現状で、一番説明に時間が
掛かりそうなのはご主人様のこの状態でしょうし。 状況を説明しても、まず納得出来ないでしょうから。 話すのは簡単でしょうが。
やれやれ。 本当に手の掛かるご主人様ですね。 まったく。
「で、この後嬢ちゃん達は如何するんさね」
「移動装置で自室に戻ろうと思います。 マスターのこの現状は一時的なショックによるものでしょうから、メディカルセンターで
如何にかなるとも思えませんし。 マスターもこのまま手を引いていけば、連れて帰れそうですから」
「そうかい。 じゃあ、アタシらはもう少しここで調べモンしてこうかねェ」
「ご足労と、お手数かけました。 ありがとうございます。 では、失礼しますね」
「ああ。 まあ、大丈夫たァ思うけど気ィつけな」
煙の立ち昇る煙管片手に女帝が440ちゃんに聞くと、美ス男の状態を確認してから440ちゃんが答える。
その返事を聞いた女帝がご主人サンと、黒服な男に一言二言伝えた。 お礼の言葉と共に一礼した440ちゃんが美ス男の手を
握って女帝達に会釈した後に一番近い中継地点へと美ス男の手を引きながら向う。
440ちゃんと440ちゃんに手を引かれて歩く美ス男の背中に向けた、女帝の一言を合図にご主人サンと黒服な男が女帝と別々に
別れて其々で至る所に倒れているPM達を調べ始めた。
390 名前:440と変な美ス男340 美ス男が死んだ日?編終編 5/5[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 19:22:21.42
ID:1oaXE9xc [30/31]
「やっと着きましたか。 やれやれ。 とんだ海水浴になりましたね。 まったく」
手短な中継地点に辿り着いて移動装置にて自室に戻ると、美ス男をベッドに座らせた440ちゃんがドレッシングルームに向う。
先に着替えを用意してから下着を洗濯機に入れて、今迄身に着けていたPMスーツと帽子をゴミ箱に捨ててシャワーを浴びる。
何時までも他のPMの服など、着ていたくはありません。 それが自分が手にかけた相手が着ていた物なら、尚更ですし。
お気に入りの帽子を持って行かないで、正解でしたね。 流石に流れ出てから時間が経ったオイルは、中々落ちませんか。
「結構な長湯になりましたね・・・」
何時もの寝巻き代わりの美ス男のシャツを着た440ちゃんがドレッシングルームから出て来て、ベッドに座っている美ス男の
様子を見てみるが、未だに放心状態で目も死んだままだった。 時間は既に夕方というより、夜半過ぎになりかけている。
美ス男の状態も未だに変わらずで、何か食べたいと思うよりも疲れの度合いの方が多いので今日はこのまま寝る事にして何とか
美ス男をベッドに寝かして、ナノトランサーシステムを使ってナツメ・レプカを脱がせてから美ス男の横に並んで明かりを消す。
「おやすみなさい、マスター」
「・・・」
明かりを消してからご主人様に寝る前の挨拶をするも、予想通りに返事は無かった。 流石に今日は美ス男の腕を腕枕にする気は
無かった440ちゃんだったが、その事が後になって後悔する事となった。
「おはようご・・・。 マスター?」
翌朝になって目を覚ました440ちゃんが、隣にいるだろう美ス男に声をかけながら振り向いた際に その声が途中で止まった。
そこには普段なら、隣に寝ている筈の美ス男の姿が無かったからである。 ベッドから降りて自室内の至る所を探すも、美ス男の姿は
見えない。
440ちゃんは昨夜に限って、美ス男の腕を腕枕にしなかった事を後悔した。 そうしていれば、美ス男が起きて何処かに行こうと
した際に気が付いたかもしれない、と。 慌てて普通のPMスーツに着替えてから、パートナーカードでの検索をするも反応は無し。
という事はガーディアンズ・システムを切っている? 一体何処に行ったのでしょうか、あの状態のままで?
やれやれ。 本当に手のかかるご主人様ですね。 まったく。 溜息をついて美ス男の行きそうな行き先を考えながら、外に出ると
440ちゃんは自室の扉をロックして美ス男を探しに走り出した。
終
391 名前:440と変な美ス男340 美ス男が死んだ日?編終編 5/5[sage] 投稿日:2012/01/03(火) 19:28:34.37
ID:1oaXE9xc [31/31]
新参者で御座います。
440と変な美ス男の第6話、これで終了となります。 流石にこの長さに
なりますと一度に投下しようとすると休みの日とかでもないと厳しいですね。
でも、それ以上に書きたいものが多々あるというのが現状ですが。 時間と
思考制御で入力出来るPCが欲しい・・・。
駄文投下&お目汚し失礼しました。
392 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/04(水) 02:59:04.39 ID:P/YyYAU3
PMファイト レディー ゴー
というストーカーの声が聞こえてきたw
393 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/04(水) 04:31:27.57 ID:Y/8CR7aO
[1/3]
懐かしいですね、ストーカー。 確かに440ちゃん、殆ど素手で戦って
ますし。 これはその内に一番最初に完成した故に他の全てのGH440を
弟子扱いする、マスターGH440の登場ですか?
394 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/04(水) 08:05:27.29 ID:I8XEOsK3
自分の無敵パシリを無双させたくて仕方ないんだろうけど
パシリがパシリをああも残酷に殺すのってどーなの
自分とこのパシリ以外には興味ないかい?
読んでるだけのモンだけど、貴方の話は、日常もバトルも自キャラ無双が目につきすぎる
主人公をズタボロに追い込んでくれる敵役の登場に期待したくなる漫画を読んでる気分
書けるのすごいと思うけど、素直な感想っす
395 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/04(水) 19:10:59.90 ID:Y/8CR7aO
[2/3]
自分の考えてる事に対してタイムリーな内容の書き込みなので嬉しいです。
440ちゃんは無敵ではありません。 普通よりしぶとくて、特定の条件下で力持ちになるだけで
倒す方法は幾らでもあります。 例えば、首から上を無くされる。 予備のブレインコアはありますが
起動にまで時間がかかるので、咄嗟の場合にはまず間に合いません。 最も簡単な方法は何らかの手段
を用いて海のど真ん中に誘い出して落とす。 カナズチな440ちゃんは底まで沈んで終わります。
本当に440ちゃんを無敵にしたいのなら、敢えて綺麗好きな440ちゃんをあそこまでボロボロに
するでしょうか。 一切の敵の攻撃に当らず、散弾銃の一撃で分散した弾の数だけの敵を瞬時に倒す。
敵の攻撃が当ったとしても全てダメージにならない。 自分の考える無敵だとこんな感じでしょうか。
無双、無双ってどんなものなのでしょうか? 自分はPS2とかの無双系のゲームってやった事が
ないんですよね。 唯単にひたすら湧いてくる敵を倒すだけって楽しいのでしょうか。 自分には唯の
作業にしか思えないので。
敵となるPMの人数が多かったのは、最初からワンオブサウザンドと解っている相手にはそれなりの
人数は投入するかと。 最もあの人数でも、実際には少ないと思っています。 一機当千と1人でも
千人に値すると噂でも称される相手に対して25人で突っ込むなんて普通はありえないでしょう。
実際なら一桁違う程度は当たり前、確実に倒すとなれば2500人以上とかの倍以上の数を以ってして
当るのが順当でしょう。 多数を以って少数に当るのが戦の基本ですから。
今回の440ちゃんの戦い方が残酷と感じた方がいるという事は書き手として書きたい事が一部でも
伝わったので嬉しいです。
今回の440ちゃんの戦闘は「美ス男の目の離れた440ちゃんが『生存に特化したワンオブサウザンド』
であるが故に己の生存の為なら敵と認識した者が例え自分と同じPMであろうと躊躇しない」という440
ちゃんの本性を現しています。
例えその方法が残酷であろうとも、その時点で効率が良ければ440ちゃんは己の生存を脅かす敵に対して
迷わずに選択します。
そして、そういった躊躇いの無さがワンオブサウザンドとしての440ちゃんの欠陥でもあります。
とはいえ、美ス男の目があったなら今回の投下で書いた通りに状況は違っていました。 美ス男の前では仕草や
立ち振る舞いなどを極力美しくない事はしないようにと、心がけるので戦い方なども変わります。
それでも、文中にもありますが戦いに入る前には同じPMを相手にするという事に対して決意を固めました。
440ちゃんだってまだ美ス男とずっと一緒にいたいと思っていますので倒されるつもりはありませんし、あの
状態の美ス男を自分が守る必要がある以上は向って来る敵は排除しないといけないのですから。 美ス男を連れて
逃げるのは不可能な状態では。 そして戦いが終れば、同じPMを手にかけた事を気に病むのです。
396 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/04(水) 19:11:57.91 ID:Y/8CR7aO
[3/3]
自キャラ以外のPMに興味は無いのか? これは今迄にどう思うかは一度も考えた事が無かったですね。
ただ結果はともあれ、幸せになって欲しいと各作者様方が書いていないその後を書こうと思ったのがスキヤキを
書く事にした動機です。 狂犬と女帝にご主人様と共にいて普通のPMとしている元不死身の姿を見せたかった。
GH43Xに本来のご主人様のマコと再会させたかった。 作中から挙げればまだまだ幾つもありますが。
元不死身にも幸せになって欲しい、そう思って始めたのが440と変な美ス男でした。 元不死身の代わりに
極力元不死身に似せようとしたGH440を書く事で。 440と金髪の少女の中で幸せになったので徐々に
440ちゃんは今の440ちゃんへと移り変わっていきましたが。
そういった意味であるなら、他のPMにも幸せになって欲しいという事でしょうか。 読み切りなどに出ている
PMなどは自分のキャラのPM以外の型番が結構いますし。 型番表記していない事もありました。
自分のPMといえば、PSOからのメインキャラである箱ガンナーのPMであるGH432を未だにまともに
書いていなんですよね・・・。 本来なら真っ先に書くべき存在なのに。
自キャラが目立つ。 変なキャラでも一応主人公なのでご了承を・・・。 とはいえ、得意な土俵の上にいるから
というのもありますが。 実際に美ス男がいたとして、クイズ番組にでも出たらいい赤恥かくかと。 「ピカソの
青の時代の代表作を答えよ」、「水墨画の創始者は?」などの問題は答えられても、美術、料理、音楽、一部の
スポーツ以外のジャンルだと全問不正解しかねませんから。 誰でも知っているボーナス問題のようなものでも。
遊園地に行けばお化け屋敷で腰を抜かし、ジェットコースターで失神する。 日本の国旗は?と聞かれて
エジプト辺りの旗を指し示す。 日常では美ス男はそんなキャラと自分は思っています。 今回の第6話でも中編が
始まって花瓶が割れてから美ス男、殆ど何もしてませんし。
ネタバレになるのでこれといって書けませんが第7話が丁度、とだけ言えます。 今の所美ス男の方で5話先まで
プロットが出来ています。 とはいえ、相変らず誰が何をするという程度ですが・・・。
折角感想を書いて頂いたのですが、以前にも指摘されたに係わらずに長々と自分の思った事を書いてしまいました。
これも伝えたい事を作中で書ききれていない己の未熟さ、お許し下さい。 余計な事も書いているかもしれませんし、
書き方に不備があるやもしれません。 他のこのスレを読んでいる方々も踏まえてお許しの程を。
397 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 00:33:06.23 ID:ccptpLHB
>>396
私は>>394じゃないけど、ちょっと気になったので。
まず440ちゃんについて。
無敵じゃない、弱点も倒す方法もあるって言われても、その弱点を突いてくる敵でもいなければ
それは無敵と同じだよ。確かにボロボロにはなってるけど、敵を馬鹿にするように語りかけながら戦ってるせいか余裕で
圧倒しているように見えるし。
美ス男についても同じ。本編中にはクイズ番組に出席する場面も遊園地に行く場面もなかったからね。
後だしで、しかも作品外で言われても、申し訳ないけど言い訳にしか聞こえないよ。
後々そういう話があるのかもしれないけど、現時点でそう思ったってことで。
で、問題のPM達との戦闘について。
このスレに来てる人って、私やあなたも含めてPMが好きだから来てると思うんだ。
そのPM好きな人が、敵役のいわゆるモブとは言え同じPMが惨殺されるのを見て喜ぶかな?
いや、そういう特殊な趣味の人もいるかもしれんけどw
戦い方を選ぶ余裕がなかったとか、そういう能力だからとかいう話じゃなくて、
単純に、そのシーンを見たこのスレの人が、不快に思うかどうかってこと。
戦闘での強さを見せるためには敵を倒すしかないから仕方ないといえば仕方ないんだけど、
それをよりによってPM好きな人が集うこのスレで、PM相手にやるっていうのはさすがにまずいと思う。
相手がまだ普通のマシナリーとかならまた違ったんじゃないかな。
あと最後に、話の本筋とは関係ないけど。
>唯単にひたすら湧いてくる敵を倒すだけって楽しいのでしょうか。 自分には唯の
作業にしか思えないので。
私含めて無双シリーズ好きな人に謝って!w
すき焼きの時も言われてたと思うけど、あなたはちょっと余計な一言が多いと思う。
今回のこれも、わざわざ言う必要のないことだし。
せっかく面白い話を書いているのに、関係ないところで敵を作るのはもったいないよ。
自分が書いたものを客観的に見るってすごく難しいけど、書き込むボタンを押す前にもう一度、
「これを読んだ人がどう思うか」ってのを考えてみてほしい。
たかがにちゃんの書き込みに何言ってんだって言われるかもしれないけど、喧嘩しにきてるわけじゃないんだしね。
398 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 11:19:08.57 ID:OV9caqR0
超反応と怪力持ちだけど首落とせば倒せるよ!
無理ゲーw
399 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 12:42:03.20 ID:Ok6qBgKk
書き手レスを見て「んー?」と思ったけど
>>397に全部書かれてた。俺もそう思うなー。
なんだかんだ言っても読んでるしビスオの人がんばれ
読まれてるから内容に苦言が来るんだ、読まれてる証拠だ
400 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 21:31:19.14 ID:RZoUeR8N
書いても1レスも無い人もいるからなーファイト。
401 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 23:27:59.70 ID:pemvBp9N
およそ2chとは思えない優しさにみちあふれてるなwww
なんだここwwww
402 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/05(木) 23:36:41.17 ID:vKqf4Vtj
>>349
投稿乙です。遅いレスですまない。
流石社長。粋な事してくれますな~
ところで、ホル「テ」ス・シティだと思うんだ…
>>396
投稿乙です。
ずっと「美ス男が死んだ日?」ってタイトルの「?」が気になってたが、そういう意味だったか。
美ス男、意外とメンタル面弱いのね。
440ちゃんの本気モードの件、俺も>>397に同意です。
>今回の440ちゃんの戦闘は「美ス男の目の離れた440ちゃんが『生存に特化したワンオブサウザンド』
>であるが故に己の生存の為なら敵と認識した者が例え自分と同じPMであろうと躊躇しない」という440
>ちゃんの本性を現しています。
>そして、そういった躊躇いの無さがワンオブサウザンドとしての440ちゃんの欠陥でもあります。
上記のコンセプトは理解出来るよ。欠陥である事を表現するために、残酷な描写になってしまうのも理解できる。
でも、敵がキャス男以外はPM達で、全て惨殺してしまったのはやり過ぎかな。
物語の都合で、どうしてもPMを手にかける必要があるなら、
・キャス男
・キャス男のPM、1名
・キャス男の部下、10数名
・大量のマシナリー(グリナSとフル強化グルーデの同時複数沸きのおまけ付き)
みたいな感じで、せめてPMの数を必要最小限にするような、パシリスレ的な配慮は欲しかった。
朝起きたら行方不明の美ス男。メンタルが超不安定な状態での失踪だけにヤバい予感が。
次回、楽しみにしてます。
>>400
俺のことかwww
…レス貰えるように精進します。 m(_ _)m
まずネタを探さないとな orz
403 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 11:18:28.58 ID:ZPxLGgzT
>>394だけど
>>397の人がすごく意を酌んでくれてるので、これでグダグタ言うのは最後にします
言い方だいぶ悪かったすね、すみません
無双の意味が伝わらなかったみたいで。一番気になってたのは一つ前の440当て。
他人のキャラを借りて並べてどれが誰のだ、ってコレただでさえあんまりじゃない?
有り得ない話かも知れないけど、自分の大事な人が実は5つ子だったとかで
並ばれて「私はだれだ」ってやられて楽しいかい? 気分いいかい?
間違ってしまった時のお互いの気持ちを考えたら、誰がそんな遊びを言い出せる?
その前にやってる人もいるけど、自分のキャラでやってるぶんまだいいよ。
でも他人のキャラだよ? その話を書いた人なり読んだ人なり、そのキャラへのイメージや思い入れってあるんじゃない?
貴方の話がキャラ無双と言ったのはね、ここで真っ先に自分のキャラを正解勝ち逃げさせてることだよ。
しかも「当たるのは当然です」と自信満々に嫌味ったらしく。
見てサイズがわかる、とかしれっと正解させてるけど、後の人のキャラは?
ずっと悩んだキャラや結局わかんなかったキャラもいたよねあの話。
このスレの中の話で自分のPMがわからない、って結構寂しい話だと思うんだけど…?
貴方は「こういう風な展開にするべきでした」とか「こんな設定があるんです」とか言うけれど、
そんなの後出しされたって意味ないじゃない。
他人のキャラを幸せにしたいって言ってるけど、
かつての書き手のキャラの後日談ならその書き手に書いて欲しいし、その人がもういないなら、
それぞれ自分の中だけで完結させればいいじゃない。どこまで自分が好きな話をえこ贔屓するの。
小ビス子がワンオブが、っていつまで過去作持ち上げてんだ。
他キャラや他設定の上に自分の強キャラ置いて好きにやらせてるようにしか読めないから、
「キャラが無双してる」 って言ったんです。
ビス男や440の特技や得意分野を披露するシーンばっかりダラダラ長くて、話の進みも悪いしさ。
あと、俺も無双シリーズが好きだ。
404 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 13:31:00.49 ID:EWMKHl+h
滅多な事じゃ「やめてくれ」って言われないのをいい事に
他人の作品を素材に好き勝手やって金取ってた連中と同類
405 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 14:28:30.86 ID:3x3wcwJf
新参者氏の作品は自キャラageが強すぎるんだよなあ。
それだけなら構わないし誰だって自キャラはかわいい、だから自キャラを良く書きたいってのは分かるんだけれども
新参者氏の場合自キャラageのために他のキャラをかませ犬にしたりダシに使ったりしすぎなんじゃないかな。
今回の場合かませ犬としてパシリを使ってしまった訳で
パシリを愛するものが集うパシリスレでパシリをないがしろにする、これダメ絶対。
ここがパシリメインでなければ評価も違ったかもしれないけど。
440当ての話の場合、他の方々からお借りしたキャラを自キャラのためのダシに使ってしまっている。
キャラを借りて話を作る場合、自キャラをダシにして他キャラをageまくるくらいのキモチのほうが
色々と捗るぞ。
無双シリーズはやったことありませんが無抵抗のパノンたんを後ろからオッスオッスするのは好きです。
406 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 19:57:27.85 ID:/ZI5ysTo
最近うちのポコがSUV撃てなくて不満そうです。
407 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/06(金) 22:26:56.71 ID:CSQXHw0R
>>400
俺の事です。
408 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 13:41:46.31 ID:LqGOEgxz
最近うちの帽子様もポリマー要求しないな。
409 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/07(土) 20:41:34.99 ID:yrzUiS2z
>>407
一緒に頑張ろうな。
>>408
こうですか?分かりません。
__
| ヽ ノ||
|__Y_||
,´ノノノヽ))) あ?今時ポリマーとか何言ってんの?
W@リ゚ ヮ゚ノ < いいからさっさとセラン持ってこい 。
k_〉`イ_!〉
く_ノ/`i´lj
゙'ーi_'ォ_ァ" ┓<ビクンビクン
410 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 15:24:51.98 ID:Vuk/BvVj
>>409
お許し下さい帽子様!
ビクビクン
411 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/08(日) 18:48:03.14 ID:kBJk560h
なんというご褒美・・・俺も踏まれたいッ!!
412 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 01:05:56.26 ID:7ajy//d2
今更細かいとこ突っ込むけど、
パシリってむしろ即死耐性高かったよな…?
少なくともデルジャバンのメギド程度の即死レベルじゃ全く即死しなかったはず、ダメージでは死ぬけど
設定すごい練り込むタイプっぽい作者さんだから何よりもそこが気になった
413 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/09(月) 02:23:09.96 ID:229fgDkh
[1/9]
新参者で御座います。
書き込みをして下さった方々、ありがとうございます。 読み手の方々はそう
感じているという事を知って、己の書き方の未熟さを痛感しています・・・。
伝えたい事が思った通りに伝わらなかった場合は伝える側に落ち度があると
いうのが伝達の法則ですし、書かれていない事は無い事と同じという事ですから。
書ききれない自分が悪いのですが、誤解されたままというのもなんですので、
遭いも変わらずに言い訳とも言えますが、書いた際の意図を言う事をお許し下さい。
>>397
>敵を馬鹿にするように語りかけながら戦ってるせいか余裕で 圧倒しているように見えるし。
うろたえたり、取り乱したりなどという美しくない事は極力避けようとしている
440ちゃんは今回の様な人数的に不利な状況でもそういった美しくない姿を見せまいと
するので、左腕が吹き飛んだ時の「というか誰もいなければ泣いてます、私」という一生懸命
我慢している440ちゃんの本音の描写を書いたのですが、書き方が足りなかったようです。
> 後だしで、しかも作品外で言われても、申し訳ないけど言い訳にしか聞こえないよ。
> 後々そういう話があるのかもしれないけど、現時点でそう思ったってことで。
自分の様にシリーズ物を書く時は常に数話先までの話を考えてる自分としましては
何でも後だしで作品外でと言われるのは 正直辛いです。 先に書いた通りに
5話先までの話はある程度出来ていますし、以前に書いた通り数話先の伏線を書くのが
自分の書き方ですので。
例を挙げるなら第7話美ス男大地に立つ?編、第8話VS編、第9話レーゾンテートル編、
第10話翼の意味編、第11話武士の心編と急造とはいえ、題名が付けれる位までに
話は出来ていますので。 正確には後2話分のコンセプトはあるのですが、まだ
「誰が、何をする」という所まで確定していないので。 唯4X4とだけは言えますが。
> で、問題のPM達との戦闘について。
440ちゃんを相手にする際に、同じPM同士なら440ちゃんが躊躇するのでは?と
いうキャス男の思惑で「化け物とはいえPMなら、同じPM同士でどうぞ仲良く」
というキャス男の台詞と共に書いたのですが、書き手としての演出だけで読んだ
読み手の心境までの配慮が至りませんでした・・・。
> あと最後に、話の本筋とは関係ないけど。
自キャラ無双などという引用外な文法の意味が解らないので無双シリーズを
やった事は無い自分はその意味が解らないという事に関しての無双シリーズを
やらない理由として書いたのですが、ご指摘の通りここまで書く必要はありませんでしたね。
その為に不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。
> 自分が書いたものを客観的に見るってすごく難しいけど、書き込むボタンを押す前にもう一度、
> 「これを読んだ人がどう思うか」ってのを考えてみてほしい。
書き手は自分の伝えたい事が解って書いている故に書いてない部分に気が付かない。
読み手は書いてある事のみが全て。 この点をクリア出来るまで自分はずっと
新参者を卒業するに至らないと自覚しました。
414 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/09(月) 02:30:34.26 ID:229fgDkh
[2/9]
>>398
どちらかというと、同じ落とすなら橋の上から落とす方が簡単かと。
「あ。 あそこのGH440の帽子おニューのデザインだ! 新作だね!」
「え?」
「隙あり」 ドン! ドッポーン ブクブク・・・
415 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/09(月) 02:38:20.63 ID:229fgDkh
[3/9]
>>399
こうやって書き込みをしている方々は、読んだ後に思った事を書いている訳
ですし。 書き込みの数だけ、読んでいる方々がいるのですから書き手として
幸せです。 応援ありがとうございます。
416 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/09(月) 02:42:26.89 ID:229fgDkh
[4/9]
>>400
いかなる内容であろうとも、書き込みされるという事は何らかの形ではあれ
気に止められているという事ですし。 応援ありがとうございます。
417 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/09(月) 02:46:53.05 ID:229fgDkh
[5/9]
>>401
それだけ、パシリスレを見て書き込みをしている方々は他の2CHのスレの
方々より良心的な方々が多いという事ではないでしょうか?
418 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/09(月) 03:09:19.13 ID:229fgDkh
[6/9]
>>402
> 美ス男、意外とメンタル面弱いのね。
美ス男は美しいものが好きという以外はこんなものです・・・。
寧ろ幸せとは言えない生い立ちにありながら、何時もあははと笑っていられる
キャスっ子の方が精神的に強いのかもしれません。 唯単に深く考えていない
だけかもしれませんが・・・。
> 440ちゃんの本気モードの件、俺も>>397に同意です。
パシリスレの読み手の総意として、参考にさせて頂きます。 今後の演出の
際の参考になります。 今言えるのは第6話で伏線は張ってあるという事で。
> 次回、楽しみにしてます。
第7話、極力早く書き上げる様に努力致します・・・。
その前に他の話を投下するかもしれませんが・・・。 今書きかけの途中が、
美ス男の第7話でないもので・・・。
419 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 03:19:36.36 ID:CD03jNdu [1/2]
>>414
やれやれ不意打ちですか。分かってましたけどね?
(長々と瞬殺描写)
さて。
こうですか
420 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/09(月) 04:09:36.73 ID:229fgDkh
[7/9]
>>403
色々と書き込みをして頂いて書いてある事は全て読みましたが>>397の方と
違い、現時点ではという前置きがある訳でなく
> 貴方は「こういう風な展開にするべきでした」とか「こんな設定があるんです」とか言うけれど、
> そんなの後出しされたって意味ないじゃない。
と、貴方の意見は言ってもこちらの意見を全て後出しや後付けと言うのでは、
自分の意見を書く意味が無いので割愛させて頂きます。
質問であれば、ネタバレにならない範疇で如何様な内容でも答えられる範囲で
答えます。
貴方は>>397の方の喧嘩しにきてるわけじゃないんだしねという書き込みを
読んだ後で、
> どこまで自分が好きな話をえこ贔屓するの。
> 小ビス子がワンオブが、っていつまで過去作持ち上げてんだ。
と書いていますが、これは自分にしてみれば貴方の好きな無双シリーズを馬鹿に
したも同然です。 何が好きかは個人の自由です。 このスレの中に於いて、
自分にとってのこれ以上の喧嘩の売り言葉はありません。
そして
> 言い方だいぶ悪かったすね、すみません
と書いていても、その後で
> どこまで自分が好きな話をえこ贔屓するの。
> 小ビス子がワンオブが、っていつまで過去作持ち上げてんだ。
この様な書き方をしている時点で
> 言い方だいぶ悪かったすね、すみません
この1文に関しては心のこもっていない、唯書いているだけの平文に過ぎない
としか受け取れません。
更に、他人の好みに文句を言っておきながら
> あと、俺も無双シリーズが好きだ。
と、自分の好みは主張する。 自分さえ良ければいいという事ですか?
それ以上に許せないのは、自分を侮辱するならともかくとして他の作者様を
侮辱した事。 確かに自分も他の方々に、他の作者様方のキャラを自キャラの
ダシに使っている、などと書かれる様にそう取られているのかもしれませんが
少なくとも書いた結果はそう見えたとしても、自分としてはそう思って書いた
事は1度たりともありません。
読み手にも、最低限のマナーともいうべき事柄はあると思います。 今回の
貴方自身の書き込みを改めて見て、貴方は如何思いますか?
421 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/09(月) 04:51:34.42 ID:229fgDkh
[8/9]
>>405
> 新参者氏の作品は自キャラageが強すぎるんだよなあ。
演出の際に必要若しくは、自分の中の設定としてGコロニーの裏町は女帝が
仕切っているというのがあるので、事ある事にお借りしていましたが他の方々
にはその様に感じられていたのならこれからは書き方を考えないと。
良い書き方若しくは表現方法があれば、書き手としてはお恥ずかしい話では
ありますが、教えて頂けると幸いです。
パシリ惨殺の件に関しましては前述の書き込みを読んで頂けると幸いです。
第7話の投下までご猶予を。
> 440当ての話の場合、他の方々からお借りしたキャラを自キャラのためのダシに使ってしまっている。
> キャラを借りて話を作る場合、自キャラをダシにして他キャラをageまくるくらいのキモチのほうが
> 色々と捗るぞ。
440当ての際に他の方々からキャラをお借りしたのは、同じ型番でも其々
個性があるという事を書きたくて、他の作者様方のキャラをお借りしました。
美ス男が1抜けなので、他の作者様方のキャラはダシの様に感じられたかも
知れませんが、理由はまず440ちゃんは唯一スリーサイズが違うという事。
明らかに見て解る特徴であり、その事を美ス男も440ちゃんも知っている
からの反応と結果としてです。 実際に、男性の8割が女性に対して顔の次に
見る場所は胸、という統計結果も踏まえての事でしたが、後から考えればその
事に気がつきそうな中年ヒュマ、変態、『』、エミリアという面々だったので
そういった描写をいれるべきでした・・・。
422 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/09(月) 05:03:49.00 ID:229fgDkh
[9/9]
>>419
いいえ。 440ちゃんが実はカナズチであるという事が予め解っていて、
そういった方法を取る場合には、長々と美ス男と440ちゃんとを離れ離れに
するまでの描写になるかと思います。 天然な美ス男とは違って、しっかり者
の440ちゃんを如何にして騙して美ス男から引き離した上に、水面下に突き
落とせる場所まで誘導するかがポイントとなるでしょう。
423 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 07:57:53.84 ID:tIiZy1GS
まーた始まった
「こういう描写をすべきでした」
そんな描写をしたうえで『』とエミリアが正解出来ないんじゃ
尚更この二人、そしてこの二人が好きな人たちがかわいそうじゃん
テストの点数が悪いのは、この中でこの二人の頭が悪かったからです
ちなみにビスオがトップなのは、べつに頭が良いわけではないですが
この科目においては天才的だからです
これ自キャラ自慢以外の何だっていうの?
表現の仕方じゃなくて、純粋に内容が悪い、って
みんなそれとなく言ってるのにどうして気付かないんだい?
あと、他人のふんどしどころか土俵まで借りて一人相撲するな、って言葉がなんで侮辱になんの?
あんたがちゃんと自分一人で練り上げた話を読んでみたい、っていう
書き手への褒め言葉に見えるけど
自分に好意的な口調のレスには、口優しく言い訳を
自分に批判的な口調のレスには、言葉尻を捕らえた揚げ足取りだけ
アンタ誰よりも性根がにちゃんねらーだわ
それがマナー語るとかおかしいったらありゃしない
424 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 19:00:47.27 ID:Vy7ANcSw [1/2]
>>421
>>397です。まずは、私の意見を読んでくれてありがとう。長々と偉そうに説教してしまってごめんよ。
それと、私の意見に賛同してくれた人が何人かいるようでありがたいけど、これはあくまで私個人の意見と、
それに賛同する人がいたってだけで住民の総意とかそんな大そうなものじゃないから、今から書くことも
そう思って読んで欲しい。
まず、後だし云々について。
>自分の様にシリーズ物を書く時は常に数話先までの話を考えてる自分としましては
何でも後だしで作品外でと言われるのは 正直辛いです。
これは確かにそうかもしれない。何言っても言い訳だ、後だしだって言われると何も言えないよね。
でも、こちらとしては今まで投稿されている話が全てなわけで、後々こういう展開があるって言われてももちろん知らないし、
極端に言っちゃうと関係ないんだよ。だって投稿されていない以上、それは私達にとってはないのと同じだから。
あなたの言い分だと、「今つまらなくても不快に思っても、後々伏線回収して面白くなるから黙って見てろ!」って言ってるように思える。
実際上のレスのあと、数話先の伏線を書くのが自分の書き方だから、というだけで変えるつもりは全くないようだし。
別に書き方を変えろって言いたいわけじゃないんだ。ただ、ほとんどの人は不快に思ったり、つまらなく思った時点で、
「この先どんでん返しがあるかも、面白くなるかも」なんて考えずに、そこで読むのを止めちゃうと思うんだ。
そういう意味で>>397の現時点でそう思ったって書いたんだけど、いまいち意味が伝わらなかったみたいだね。
それと、>>420について。
これは>>403に対してのレスだから私がとやかく言うべきじゃないんだろうけど・・・
>>403は小ビス子氏を侮辱してはいないと思うよ。ただ、あなたがここまで小ビス子氏のキャラと設定を借り続けていることに対して
異議を唱えただけで。確かに小ビス子氏の書くお話は面白かったし、ワンオブサウザンドっていうPM特有の設定も、使いたくなるのもわかる。
実際使ってる人いっぱいいるしね。ただ、他人のキャラをまるで自分のキャラのように、自由に使いまくるのはどうだろう。
女帝達があなたの設定やお話にとって重要な役どころなのはわかる。今更そこを変えられないってことも。
でも、「他人のキャラなのに居ないと話や世界観が成立しない、もしくは矛盾が出るほどの大事な位置にいる」これっておかしいと思わない?
原作のNPCならともかく、言ってしまえばこのスレの一人の作者のオリジナルキャラなのに。
重ねて言うけど、私は設定を変えろとか書くのを止めろとか、そういうことを言うつもりはない。
ただ、これについては一蹴せずにちょっと考えてみてほしい。
425 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 19:01:23.80 ID:Vy7ANcSw [2/2]
で、私も一つ謝らなければならないことが・・・
>>403
最初にやったPMの当てっこ、つまり>>305なんだけど、書いたの私なんだ。
わざわざ名乗ることもないかと思ってたんだけど、不快な思いをさせてしまったみたいで、申し訳ない。
正解する前提で書いてしまってたけど、確かに試されてる時点でいい気はしないね。軽率でした。
最後に。
「PMの話が読みたくて来てるのにいつまでやってんだコノヤロウ!」って方、ごめんなさい。
落ち着いたらまた小話投下させていただきます。
426 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 19:34:41.22 ID:u53r8vr5 [1/3]
>424氏といろいろとかぶっちゃいますが
>413
>伝えたい事が思った通りに伝わらなかった場合は伝える側に落ち度があると
>いうのが伝達の法則ですし、書かれていない事は無い事と同じという事ですから。
それが分かってるなら後だしでグズグズ言うのはやめようぜー。
「それは後の話で使う伏線なんだ!」と思ってるなら、ぐっと我慢しようよ。
後になって「あれはこれの伏線だったのかー!」と読み手に驚かれるなんて
書き手としてものすごく気持ちいいじゃない。
もっとも最近は「こちらの言いたいことが伝わらないのは読み手がバカだからだ」なんて
みっともないこと言ってる作家様()もいらっしゃるけどさ。
で、ちょっと前スレ見直してきたけど
今回のこと、スキヤキのときに指摘されたことと殆ど同じじゃね?
前スレでも
>残念な事に、自分の書きたい事の為にお借りしているキャラをないがしろに
>しているように見える部分があるのです。
と指摘されてるし。
つまり
「まるで成長していない……」(AA略)
というのは冗談として
>420
>確かに自分も他の方々に、他の作者様方のキャラを自キャラの
>ダシに使っている、などと書かれる様にそう取られているのかもしれませんが
>少なくとも書いた結果はそう見えたとしても、自分としてはそう思って書いた
>事は1度たりともありません。
前に指摘されているのに、無意識にやってしまってるなら余計に不味いんじゃないかな。
分かっていると思うけど、読み手にとっては書かれていることが全て。
それがスレの総意ではないとしても
私を含めた複数の人間が「書いた結果そう見え」てしまっているという事は認識したほうがいいんじゃないかなー
と、思うんだけど。
427 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 19:42:13.57 ID:u53r8vr5 [2/3]
440当て編は何が不味いって
パシリ当て=ご主人とパシリの絆の強さや愛情の深さを測るもの
と解釈されるからだと思う。
だからこれで順位をつけてしまうことは下位のペアは絆が弱い、と
言っているのと同じだと受け取られてしまうんだよ。
逆にここで自キャラを一位抜けさせるのは
「他よりも自キャラペアは絆が強いんですよー」と自慢している事になる。
たとえ貴方がそういう意図で書いていなくても、受け取る側にはそう見えてしまうんだ。
これが「他人のキャラをダシにして自キャラ自慢をしている」と言う事。
同じパシリ当てでも>>305氏の話は「他人と競争してどちらが早いか」ではないから、
「ああこの二人の絆はとても強いんだな」という受け取り方になってほっこりする。
パシリ達が敵モブとして出てくる展開は小ビス子氏のお話でもあったけれど
そのときは反発なんてされてなかったように思う。
違いは
小ビス子氏の話はパシリが何故敵として出てくるのか説明があり、読み手が納得できた。
貴方の作品にはその説明が無い、もしくは足りてない。
だからただやられ役引き立て役としてパシリが唐突に、都合よく使われたように思えて読み手は納得できないんだ。
その上残酷な表現で苛められるとなれば、パシリが好きな住人は不愉快に思ってしまうよ。
更に他のレスで指摘されているように「敵を馬鹿にするように語りかけながら戦ってるせいか
余裕で圧倒しているように見える」ので自キャラ(440ちゃん)は他の連中より強いんですよー
と自慢しているだけに感じられる。
これが「パシリをないがしろにして自キャラ自慢」ね。
敵としてパシリが出てくることは後々の話の伏線だったとしても
それが伏線であることを読者に意識されられなかったのは書き手の技量不足なんじゃないかな。
だから「敵はパシリじゃなくてもいいじゃない」という感想が出てくる。
428 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 19:45:11.30 ID:u53r8vr5 [3/3]
本当はこういう場での作品に対する一方的な批評はご法度だ。
批評ご法度のルールに乗っ取ってスレ住人は書き手を褒めてくれる。
気持ちいいよね。
でもそれに甘えてしまってないかい?
それに甘えすぎて、行間を読んでくれない特定のコイツだけが悪いんだ
コイツは自分を叩きたいだけの荒しなんだ、とどこかで思ってないかい?
そして必要以上に言い訳を繰り返し、反発し、時として相手を攻撃し、
「貴方は一言多すぎる」と言われることになってないかい?
このスレでも書き手に対しての批評はそんなに無かったような気がする。
それでもこれだけの意見が出てくるのは「もう我慢ならねぇ」と思った(思ってる)住人が居たって事じゃないかと思うんだ。
それがルールを破る言い訳にならないことを分かった上で、それでも我慢ならねえ、と。
下手な意見出しはスレの雰囲気を悪くするだけだしどうでもいい書き手なら黙ってるよ。
つかそもそも作品を読まない。
ついでに下手な意見は文体からこちらを特定されるかもしれないというリスクもある。
「なんだよあいつエラソーに」ってね。
やめてっっやめてよおっっ!ほんとごめんなさいエラソーで。
心に棚を作るんだ!
もちろん、意見する側が「どうでもいい書き手なら黙ってるよ、意見してやってるんだからありがたく思え」なんて
思ってはいけない。それではただの傲慢な荒しだ。
でも今回にしろ、スキヤキのときにしろ、事の起こりは傲慢な批評ではなかったと思うんだ。
書き手としてとてもキツイ、辛い反応だけど
それらから都合よく目を逸らしているだけでは「まるで成長していない……」(AA略)だよ。
と、言いつつやはり相手から求められていない感想の粋を超えた批評は無粋デスヨネールール違反デスヨネー
空気を換えようとしてくれたニャンポコ様ごしじん様帽子様┓様申し訳ない。
セラン持ってきますビクンビクン
429 名前:DEA ◆zPSULOVELo [sage] 投稿日:2012/01/09(月) 20:10:57.50 ID:WnoiCFgY
長ければいいってもんじゃないだろ3行未満にまとめろクズ('ω'`)
430 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 20:27:23.37 ID:CD03jNdu [2/2]
作品の批判じゃなくて作者の批判(少なく見て2回め)ってのがまたなんとも
431 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/09(月) 20:45:46.10 ID:JXOV5tW3
批判ご法度だったっけ?ローカルルールにある「お門違い」という内容では無い気がするけど。
つーか指摘されてることもそれへのレスも、スキヤキ事件の焼き直しみたいだなー。
432 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/10(火) 06:06:54.74 ID:D6gQV/XE
批判の大元(原因)が作品そのものに起因するものなら、お門違いってこともないんじゃないかな
それと、批判が生まれる必然性はあったと思うよ
自分に向けられた全てのレスに応えている辺り、その真面目な姿勢は評価したい
しかし、それ故に個々の認識の決定的な違いも浮き彫りになったんじゃないかな
そして、そうなった以上はこれらの認識の違いを踏まえて何かしらの路線変更を試みない限り、
今後も同様の批判が出てくる可能性は非常に高いと思う
もし路線変更をせずに書き切るつもりなら、できるだけ少ない回数でまとめてしまった方がいいだろうね
あと、こういう時は誤解を無くすための弁解はした方がいいけど、反論はしない方がいいと思うよ
それが自分にとって理不尽に思えたものであったとしても、ぶっちゃけ火に油だ
433 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/10(火) 10:34:48.97 ID:hFm+dhSJ
自己弁護に真面目で、スルーできる批判はスルーして、言われっぱなしが嫌なものには反論っていう
ネットではどこにでもよく居るいつもの奴だよね
434 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/10(火) 13:45:02.82 ID:CxiDlscF
そういう人格攻撃は要らないから。帰れ
435 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/10(火) 13:46:54.51 ID:klbrsl8G
レスにあったから久々にwiki開いて一番長い日を読み返したんだけど、抜けてるシーンがある気がするんだ…。
430と440の昔の話。一度まともになりかけた440が現実を知って完全に狂っちゃうやつ。
探しても見当たらないんだけど違う話だったっけか。記憶が曖昧で探せない…、気になる…。
誰か覚えてる人いないかなあ?
436 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [『GH450の人』 sage] 投稿日:2012/01/11(水) 00:44:36.82
ID:lZk3YyL9
>>435
俺も読んだ覚えがあったので調べてみたら、当時存在したHPにのみ記載されていた部分のようだ。
HPが消える直前に直接コピペしてテキストで保存してたので、PCに残ってた。
閑話『私たちが夢見た世界』ってタイトルで、HPではナイスミドルなおっさんの超イカスバトル終了後に
この話があり、その後、いよいよクライマックスへって感じだった。
んで、該当部分を該当箇所に追加する形でwikiを編集したんだけど、
wikiに上がっているのはご本人が再編集したもの転載だから、本人があえて削除した可能性もある部分なんだよな。
勝手に追加したのはまずかったかもしれない。
小ビス子と430作者様
勝手な判断で転載した事なにとぞお許しください。
いまさらですが、まずいようならすぐ削除いたします。
437 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/11(水) 01:19:50.65 ID:DeBFXfRw
>>434
黙ってNG出来ないようじゃ同類だよw
438 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/11(水) 17:41:46.54 ID:vuChTwKk
>>436
うおお超ありがとう!お陰で読めました!
めちゃめちゃ欝展開だったから何となく覚えてたんだ…
439 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/14(土) 03:22:43.83 ID:qk+b2JFc
>そっとしておこう
440 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/15(日) 02:42:12.05 ID:VVqgKGTl
[1/6]
新参者で御座います。
>>423
440当ては順序を付けて、その際に自キャラが一番最初に抜けた為に内容が
悪かったと痛感しました。
そして、>>407氏の書いた事が「あんたがちゃんと自分一人で練り上げた話
を読んでみたい」と書かれていた通りの事だとしたらこの場をお借りして407氏に
お詫び申し上げます。 申し訳ありませんでした。
441 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/15(日) 03:04:26.85 ID:VVqgKGTl
[2/6]
>>424
これからは後々の事は言わずに、張った伏線が消化出来るまで読んで頂ける
様な内容を書くべく努力致します。
>>403氏の言いたい事が他の作者様のキャラを借り続ける事に対する異議だと
したら、今後お借りする時の書き方をもう少し考慮します。 そして、安価を
>>403氏と>>407氏と間違えていましたので、申し訳ありませんでした。
442 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/15(日) 03:34:29.57 ID:VVqgKGTl
[3/6]
>>426
投下した後での補足などは、極力控える様に努力致します。
他の作者様方のキャラをお借りした際に、自キャラのダシに使っている様に
見えるという事はキャラをお借りした際のシュチエーションが悪いという認識で
いいでしょうか?
443 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/15(日) 03:50:41.12 ID:VVqgKGTl
[4/6]
>>427
上記のレスでも書きましたが、ご指摘の440当てで悪かった点は他の作者
様方のキャラをお借りした上で抜ける順番を付けた事と自キャラが一番最初に
抜けた事で自キャラのダシに使ったと思われた事ですね・・・。
敵がPMじゃなくてもいいじゃないかという点に関しましてはご指摘の通りの
自分の書き方の技量不足です・・・。
444 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/15(日) 04:11:20.30 ID:VVqgKGTl
[5/6]
>>428
皆様方の書き込みに対して、甘える気はありません。
他の方から苦言と書かれる様なレスでもレスを返す様にしていますので。
甘えるつもりなら、そういったレスは書かれていても敢えて読まずにスルーする
のではないでしょうか。
後から色々と言うのは投下した内容が自分の思っていた事と違い、誤解された
ままという事に対しての説明のつもりでしたが、それも自分の書き方が至らない
所為ですので極力控える様に努力します・・・。
445 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/15(日) 04:34:47.92 ID:VVqgKGTl
[6/6]
>>432
ご指摘の程、考慮します。
今回の不備は他の作者様方のキャラに対する扱い方、それに対しての自キャラが
優位に受け止められた書き方、敵として出したPM達に対しての扱いもしくは
その際のそういった必要に対しての書き方不足という事ですね・・・。
上記のレスにご指摘のあった通りにスキヤキの時から進歩が無いと言われても
可笑しくないですし・・・。 これでは新参者の名を外せるのは当分先の事かと。
皆様方からもう新参者と名乗らなくてもいいのでは?と言われる様になるべく
努力致します。
再度この様な無いに越した事ないレスを書く原因となり、申し訳ありません
でした。 ご意見有難う御座います。
446 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/18(水) 05:21:59.82 ID:tv6DCLVd
保守
447 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/18(水) 08:12:42.05 ID:PITNJb9s
保守も新スレも、もうそろそろいいんじゃないか…?
正直もう、ピクシブか何かでやれよ、って感じなんだけど
感想貰いたい盛りの作家気取りの奴とか、気に入らなきゃスレを埋めんばかりに批評する奴とか、
そんな連中しか書いてないじゃん
ROM専黙ってろよって言われそうだけど、好きだからどっかでちゃんと終わって欲しいわ
448 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/18(水) 09:22:19.52 ID:ZC60aCoe
それも既出
長編連載はロダでやる方はリスペクト対象外なんだと
449 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/18(水) 13:21:54.38 ID:pd1k6wN9 [1/2]
>>447
気に入らなきゃ批評するって言ってるが、
それが自分自身にも当て嵌まってることに気が付いてるか?
対象が書いている人かこのスレか、ただそれだけの違いだぞ
直近の件はこのスレで最もデリケートな部分で衝突が起こった訳だが
それだけと言えばそれだけのことだ
ずっと前から書く人読む人毎に合う、合わないの好みはあったし
それでも極力紳士的に事を運んできたんだしな
まぁ、このスレのターニングポイントは実際にあったと思うが
それが何かは敢えて言わずにおくわ
このスレずっと見てたならピンと来るものもあるだろ
それでも俺はこのままスレの行く末を見届けるよ
450 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/18(水) 14:27:27.92 ID:JeJ2qAVN
サービス終了までひっそり続いたらいいなあ。
まあ書いたり書かなかったり自由にいきたいねえ。
451 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/18(水) 19:10:29.09 ID:Ba02P0bW
パシリは今でも好きだけど
…もうネタが出てこないのぜ…
過去ログ見てると時事ネタは二周りくらいやりつくされてるんだよなー
まだやられてないジャンルあるかねぇ?
452 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/18(水) 20:39:10.31 ID:pd1k6wN9 [2/2]
ジャンルが被ってても、ちょっと切り口を変えればいいんでないかい?
まぁ、書きたいと思ったならジャンル被りを気にせず書いていいと思うよ
それで動くスレなんだしね
453 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/18(水) 22:28:29.41 ID:cjNvVs32
>>447
小話の人だけど、どうなるのかな。
感想貰いたい盛りの作家気取りの奴なんだけど、
感想あると嬉しいし、あーこんな読み方もあるのかーとかびっくりする。
ネタが連鎖したりあーそう来たのかーとか思う。まあ人それぞれだけど。
良い終わり方だといいね。
454 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/19(木) 09:23:40.11 ID:RqzEC7/R
独り善がりの借りパク野郎がトドメ刺したの図式になるのは勘弁
455 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/19(木) 10:32:56.94 ID:Zj32ZQcu
時事ネタと言えばそろそろバレンタインか…ふう
456 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/19(木) 12:39:31.17 ID:1Z8SyrT+
アップデートで何かしらの変化(とそれに伴う多数のバグ)があればまたネタが増えるんだろうけど、サービス終了までこのままだろうしなあ。
457 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/20(金) 23:24:11.13 ID:fYvVF0x5
幼女型人形なんていう業の深いもんを愛好してんだ、
日影者らしくひっそり細々とやろうぜ。
カミさんには言えやしねぇや。
ましてやカミさんよりパシリの方が付き合いが長ぇとかな…。
458 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/20(金) 23:30:57.96 ID:Ai5XuGEf
【特許訴訟】サムスンがアップルに敗訴 独の特許権訴訟 [01/20] ★4
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1327068728/
459 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/22(日) 15:22:41.91 ID:rOFLWlMx
今441KB
460 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/22(日) 15:56:42.62 ID:xaJn3+Eh
なんかスレが見れなくて落ちたかと思ったぜ…
461 名前:ぐらある漫遊記・弐 死免狐禍の巻(中編)1[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 21:05:01.58 ID:EqaEo7Mw
[1/11]
やっと戻れたwぐらある漫遊記の続き、行きますよー
なんかいろいろあったみたいだけど気にしないで投下します。ネタなんていくらでもひねり出せる!きっと。たぶん。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「ここが有名なカジノ・ボルワイヤルなん?洞窟の中とかえらい辺鄙なところにあるんやね」
「こういうのは雰囲気が大切なんだろう」
古代生物ディー・ロレイに襲われやすい地下水路を抜けた先、二人の女と二体のパシリが
きらびやかな看板だけがある洞窟…カジノの入口に立った。
実際は抜け道もあるのだが、ローグス傘下に下るか賄賂を払わなければ教えてもらえない。
杖を持った華奢なニューマンの少女と、一見すると男と間違いそうな…というより凛々しい
男装のヒューマンの女。この二人と二体は愚直にも危険な水路を渡り、運悪く出くわした
ディー・ロレイを難なく倒してやってきたのだ。
「せやけどさぁ、任務の前にちょっとくらい遊んだってええやんな?」
「止められてはいないな。せっかくだから遊んでいくか」
キラキラと目を輝かせて、ニューマンの少女とGH450、GH410がはしゃぐ。
「よっしゃ、遊ぶでー!」
「やりましょう、ご主人様!一攫千金は浪漫です!」
「私もがんばります!」
「一応任務は忘れないようにな」
彼女らが洞窟に入っていくのと入れ違いに、遠景遙かな燃える物もないはずの場所に巨大な
炎の塊が出現したのを見たのは、息も絶え絶えに水路に浮いたままのディー・ロレイだけであった。
462 名前:ぐらある漫遊記・弐 死免狐禍の巻(中編)2[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 21:07:12.79 ID:EqaEo7Mw
[2/11]
「さて…どのような賭博か説明してもらおうかの」
その場に笑いが巻き起こった。やり方も知らずに一儲けしようとは端から見れば確かに無謀。
腹の奥では怒りが溶岩の如く渦巻いておるが、妾は冷静でなくてはならぬ。そうでなくては
こやつらが決めた決まりの中で打ち負かし、懲らしめてやれんからの。
「お客さん初めてですかい。そんなこって大丈夫なので?」
「大丈夫じゃ、問題ない。四の五の言わずに説明するがよい」
ぽーかーじゃかいう札遊びの説明を受け、こいん1枚、すなわち10めせたぶん賭けて手札を
5枚もらう。
最初からふるはうすじゃかいう役がそろっておったので10めせた上乗せし、手札を開くと
こちらの勝ち。なるほど、なかなか面白いではないか。
最初から役が揃っていることが多かったのもあり、2000めせた分までは稼ぐことができた。
こうして最初勝たせていい気にさせてのめり込ませるのが賭場のやりかたなのはよくわかって
おるが、この賭場も例にはもれなんだ。
「うわーい、おらもやりてえだー。こいんくれようー」
るーれっととやらを見に行っていた狸が変な踊りをしながら帰ってきた。わざわざアホそうな
パシリを演じて警戒されぬようにしておるな。
(狸よ、半分渡すでな。ぬかることはあるまいな?)
(狐よう、それをこのおらに聞くだか?狐だけで潰せるかおらが潰すか、賭けようだん)
狸に1000めせたぶんの遊技用こいんを渡し、妾は再び席に着いた。
「ちまちま稼いでちゃらちがあきませんぜ?ここはもっと高額の賭けにしやせんかい」
「良い、のってやろうぞ」
案の定、博徒を破滅させる誘いがきた。
どうも以前は賭ける枚数の上限が30枚までじゃったのが、制限がなくなったらしい。
それと遊戯用のこいんを換金できるようになったのが、ここの住人を物乞いだらけにした
要因というわけか。博打は身を滅ぼすというに、人は過ちを繰り返す。まったく…
なればこそ鉄槌を下す甲斐があるというものじゃ。
463 名前:ぐらある漫遊記・弐 死免狐禍の巻(中編)3[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 21:10:45.03 ID:EqaEo7Mw
[3/11]
「揚炮からあ~、修羅!覇王!靠華山だあ!」
満州仕込みの八極拳に、あがぺぇと情けない声をあげて用心棒が吾輩の足下に倒れ込んだ。
吾輩の背丈で揚炮をすると股間に当たるのだから、当然と言えば当然やもしれぬ。
服を脱がせてそれを利用して縛り上げ、吾輩がその男…3尺はある背丈に緑色の髪、頬に
十字の傷のある特徴的な姿に化けた。
「あーやってらんねー、俺たちのサクセスがこんな形で乗っ取られちまってよぉ」
「もうその話はよしましょうや…一応まだ関われてるだけでもマシなんだし」
「そ、そんなことより、オラ腹減ったんだな…」
探し回っておると案の定、あるとみていた部屋があった。我輩はノックして堂々と中に。
「おい、交代の時間だ」
だらしなく座っていた3人の男は、吾輩が入ると飛び上がるように慌てて直立姿勢をとった。
「ひっ!?ま…まだだいぶ早くねえですかい」
「うむ、少々問題が起きているようでな、技官の吾輩が見張り役交代ついでに修理にあたれ
と仰せつかっておる」
「ぎ、技官?サムソンさんそんな技術あったんだな…ふ、普段の姿からは、と、とても…」
「ばっバカヤロウ!すっすいやせん弟分が…」
「対応指示書を。諸君らは下がって良い」
「諸君…?ああ、まままマニュアルですねはいぃ!どうぞどうぞ!」
「きょ、今日は、せ、折檻はしないでくれるんだな…」
「折檻?それどころではない事態だ。各自休憩、呼び出しには常に応じられるようにな」
(なんだか別人みてえにきっちりしてたな…あのサムソンの野郎が、気持ち悪ィ)
(で、でも休めるのは嬉しいんだな)
(ま、いいや。マジな顔して言ってきたんだから、あとで俺らが責められることはねえだろ)
怪訝そうな顔はしておったが、職務に忠実でない男たちはさぼりたかったのか出て行った。
なにやら違和感はあったが、技官に見せかけるには陸軍のふりにつきる。
「さて…オキクよう、手伝ってくったい。おらはぐらあるの字が読めねだよ」
「はぁぁぁいぃぃぃ~…」
吾輩はくららのなのとらんさーで連れてきたオキクに指示書を読んでもらい、
操作を始めたのであった。
464 名前:ぐらある漫遊記・弐 死免狐禍の巻(中編)4[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 21:13:32.74 ID:EqaEo7Mw
[4/11]
高額の賭けになったところで、切る手も鮮やかに5枚が渡された。2枚の4がきておる。
最初に加えて残りの半額ぶんを賭けて、様子見をしてみた。
「…お客さん、半分だけとは思い切りが足りないんじゃねえですかい?」
「いかにも手持ちの半分じゃ。ここで全額賭けて負けてしもうては手持ちがなくなってしまうからの。まあここでやめてしまう手もあるんじゃがのー」
「ベットしたもんは戻せないですぜ…追加2枚配りやす」
札のうち一つは、もともと手札にもあったJ。つーぺあじゃが、すでに勝利は確信しておる。
「倍ぷっしゅじゃ」
「レイズと言うんですぜ」
無論負ければすっからかんじゃが、ここで妾が負けても連中の儲けは元手の10めせただけ。
そのようなちっぽけな利益だけでここが成立しているとはとうてい考えられぬでな。
「ふるはうすじゃ」
能面のように動かなかった札配り役の眉がほんのわずかに動いたのを妾は見逃さなかった。
やはりこやつ、手札を選んで配っておるな…まったく人というのは恐ろしい。妾のような
化かしの玄人が注視してもわからぬほど自然に、指先の感覚と熟練で手札を操っておる。
まあこれだけわかれば十分であろう。地獄開始じゃ!
ディーラーがそのとき感じたのは、ごくわずかな違和感だった。
相手の側に配ったのは4とJのツーペアで、こちらのワンペアに勝たせるはずだった。
そこにジョーカーが紛れ込んでフルハウスになっていた。
物心つく前から場末の酒場でカードを操っていた彼にとって、カードのイカサマは息をする
のと同じレベルで自然にできることだった。ここ何年もミスはしていない。
相手もイカサマをしているのか?それにしては相手の動きにそんなところは見えなかった。
その疑念はすぐに確信になる。その後の勝負で、配ったはずのカードが違うものに交換
されているうえに、その中に常にジョーカーが入ってくるのだ。
だが、その方法が見破れない。袖の中に隠しているなら自分が見逃すはずがないし、何より
札をとる動きや目の動き、まるで隠せていない表情など、こいつは間違いなく素人なのだ。
この自分が、カードに全てをかけて他のことは何一つとしてできない自分が、素人相手に
カードでいいようにされるなど、あってはならないのだ…
465 名前:ぐらある漫遊記・弐 死免狐禍の巻(中編)5[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 21:21:33.95 ID:EqaEo7Mw
[5/11]
その後の妾といえば、常に役を作って勝利し、あっという間に何百万と稼ぎ出しておった。
観衆が集まってきており、札配り役の男がぐぬぬと表情をゆがめておる。
「きさま…イカサマをしているな…!」
「ふっふーん、何のことじゃろうな?勝ち続けられて焦っておるようじゃの」
「しらばっくれるなよ…イカサマがばれたら死あるのみだと知ってやってるんだろうな…!」
「証拠でもあるのかえ?誰かが言うておったな、ばれなければイカサマではないと」
「証拠はない…だが確実にイカサマはしている!それさえ見破ればきさまなんぞに…
きさまごとき素人なんぞに!」
証拠をあげられるもんならあげてみい。まさか札に幻術をかけてあちらの役を乱しつつ
こちらの札もある程度そろったように見せているとは気付くまい。
ならず者どもは数えやすい眉毛ぼーぼーで術の集中がやりやすくて仕方がないわい。
「ま・さ・か、おぬしが札にイカサマをしておるのがうまくいかんから気付いたとかでは
あるまいのぉ?イカサマには死あるのみが博打打ちの掟じゃったはずじゃな?くくく」
「………!」
おーおー、冷や汗も流してわかりやすい。そんなに自分の札の技術が引っかき回される
のが悔しいか。じゃが人を破滅させて甘い汁をすする外道に手心を加えるつもりはないぞ。
「お、どうじゃ、これろいやるすとれーとふらっしゅとやらじゃろ?また妾の勝ちじゃ!」
「ふざけるなっ…ふざけるなよ、きさまっ…!どう踊ろうとローグスの手の中なんだ、
その気になればすぐにでも勝負を終わらせてしまうこともできるんだっ…!」
「笑わせてくれるのう、ならず者組織は見栄が大事なのじゃろうに、少しでも思惑通りで
なくなれば尻尾巻いて逃げ出すか?仮に妾がイカサマをしていたとしても、それを見抜けぬ
まま逃げておるのじゃ、遠慮なくおぬしらの雑魚ぶりをぐらある中に広めておいてやるぞ」
466 名前:ぐらある漫遊記・弐 死免狐禍の巻(中編)6[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 21:23:27.90 ID:EqaEo7Mw
[6/11]
さらに相手を逆上させるのも忘れてはおらん。
「ま、イカサマはしておらんと言うておくがの。なんと言うたかの、びぎなーずらっく?
ついとるわーマジついとるわー、まあいつもはもっとついとるんじゃがなー」
冷静でなくなればさらに妾の術中にはまりやすくなる。このままやっておれば妾だけでも
あっさりこの賭場を壊滅に追いやれそうじゃった…が。
「おお、間違いないで、ロイヤルストレートフラッシュや~!」
「うん?」
少し離れた席に先ほどついた二人組。ぐらあるでは初めて聞いた上方言葉に思わず目を向け
ると、小さい体に似合わぬおめかしをしたのがありありとわかる少女と、その後ろに立つ
男の格好をした背の高い女…匂いでわかるがあれは女じゃな。
人数が増えてもたいして変わらぬとたかをくくって目を向けていなかったのじゃが…
「え?え?あっちでも同じ役じゃとどうなるんじゃ?」
「同じロイヤルストレートフラッシュですが、スペードでの役ですのでそちらの方の勝ちに
なりやす」
「なん…じゃと…?」
妾がとるはずじゃった取り分は、娘の手にわたることになった。
「よっしゃ!うちの勝利、ヴィクトリーのVっ!」
屈託のない笑顔で指二本をつき出す少女。妾の手持ちは一気に半減。
後ろの男みたいな女が楽しそうに笑っているのを見ると、けだものどもの手先というわけ
でもないようじゃ。ううむ、無関係な者を相手に怒る気になれぬ。
「ま、まあこんなこともあるじゃろ…」
しかし同じ卓でやるということは、妾が大勝ちするとこやつらにも大損害がいくということに
なる。妾が悪党を潰すのに巻き込んで何の罪もない者にも払いきれない借金を背負わせるのは
さすがに問題がある。
少し手加減して負けを込ませたら離れるじゃろうか…
好き放題されてきたのがやっと止まって、ディーラーはようやく落ち着きを取り戻した。
彼は考えた。このイカサマをする女はこの二人組から莫大な額を奪う気はなく、
それどころか明らかに加減している。なら二人組になるべく長く足を引っ張らせて
イカサマで勝てない状況を作ってやればいい。生かさず殺さずに、だ。
そう決めたディーラーの方針は、まったく予想外の方向に向かうことになる。
467 名前:ぐらある漫遊記・弐 死免狐禍の巻(中編)6[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 21:27:06.33 ID:EqaEo7Mw
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「どやっ!もう3つ揃ってるで!」
自信満々に少女が最初に3枚見せる札を出す。
「そういうのは見せない方がいい。有利なときにそれを見せると勝負を下りられてしまう」
「な、なるほどなー。さすがやねセシルは」
赤面して笑ってごまかすあの娘もどう見ても素人、戦略も何もないやり方をしておる。
勝ち負けにこだわらず楽しんでおるならそれはそれでいいのじゃが…しかし…
「その程度では降りやせんよ。2枚追加を…レイズ」
妾も札配り役の上乗せに応じ、手札を開くと。
「どうじゃ、ふるはうす!今度こそ妾の…」
「ストレートフラッシュじゃないか。お見事、ミコト」
(にゃにィィィーッ!?幻をかけておいたせいで逆にそろってしもうたか!)
札配りのほうも困惑の表情を隠し切れておらぬ。どうやら札を配るときにあちらにも意図的な
配り方をしているのが、妾が幻で妨害しておるのに合わさってしまい、変に勝たせる結果に
なってしまっておるようじゃ。
幻は確実に役を作れるのが利点じゃが、他の人の手札に同じ柄のものが入っていたりすれば
イカサマじゃと見抜かれて無効になってしまう。じゃから妾は幻は最低限に使うように
しておる…妾の手札にじょーかーを入れるのはいいとしても、確実に妨害する札というものは
なく、あのミコトと呼ばれた娘は妾の妨害すらも味方につけてしまう豪運ぶりじゃった。
「よっしゃ!らぶ、うちはやったでー…あれ?らぶどこいった?」
「先ほど他のパシリに誘われて、マイと一緒にルーレットに遊びに行ったよ」
「うちのええとこ見せたげられたのに~。あ、次フォールな!」
「ちょ!?おぬし今カード見ておらんかったじゃろ!絶対見ないで言うたじゃろ!」
「え?あかんの?」
まったく読めない気まぐれの行動と豪運に、妾もならず者の側も完全に場を乱されておった。
468 名前:ぐらある漫遊記・弐 死免狐禍の巻(中編)8[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 21:29:43.56 ID:EqaEo7Mw
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妾を呼んだあの女王は運命をいじることができ、およそ確率の絡むことならば負けることは
ないという話じゃが、それをこれほどまでにうらやましく思ったことはいまだかつてない。
妾が勝ちにいけばミコトはそれ以上の役であがり、妾が降りれば札配りがあっさり勝って、
上乗せを何のためらいもなくやるぶん笑顔で一気に自滅し…
あれよあれよと稼いだこいんは減っていき、ミコトが数百万勝った状態で最後の勝負。
「ええい、Aのふぁいぶかーどじゃ!これなら絶対に負けることはないじゃろ!」
これで負ければもう後がないので、妾は自分の手札をすべて幻で書き換え、最強の役を
無理矢理作り出した。しかし。
「ロイヤルストレートフラッシュやで~!」
「…これは確実にイカサマですぜ…この勝負は無効、賭け金は没収させていただきやす」
同じ札が2枚以上あれば、それは明らかな不正。慎重に避けてきたことが、この期に及んで…
妾がふぁいぶかーどを作り出した他に、Aはミコトの手札にもあったのじゃった。
「そ、そんなっ…バカなっ…バカなっ…!なんでこんな…あってはならぬことがっ…!」
やられた…妾の認識が間違っておった。
運はイカサマより強し。この少女は妾が手加減して降りさせるような弱者ではなかった。
羊の皮を被った狼、いや、無自覚のまま大地を割る臥龍とでも言おうか。
これじゃから人間は恐ろしい。妾にとって最大の脅威はこの娘っ子じゃった…!
あれだけあった手持ちのこいんは、1枚もなくなった。
469 名前:ぐらある漫遊記・弐 死免狐禍の巻(中編)9[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 21:34:10.42 ID:EqaEo7Mw
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完敗じゃ…
がっくり膝をついた妾を心配そうにのぞき込んだミコトに、男装娘がそろそろ任務にいこうと
声をかけ、二人組は去っていった。
申し訳なさげに置いていったぺろりーめいとチョコ味は情けか…うむ、減った腹に染み渡る…
「正直この程度の損害で済んでほっとしていやすぜ…お客さんのイカサマは本当に見抜け
なかった。あのままやられてたら本当に潰されてたかもしれねえ…二度と勝負したくねえ。
コインがなくなったところで後腐れなく出入り禁止にさせてもらいやす」
―さん…枚の…とうございます…―
「ふ…ふふふ…ははははは…ふふははははははーっ!」
笑い出した妾を見て気が触れたと思ったのか、札配り役が安心と畏敬と憐憫の入り交じった
表情を向けてくる。
「はははははっ!何か勘違いしておりゃせんか、おぬしらは。妾がいつ降参じゃと言うた?
誰がおぬしらを叩き潰すのに失敗したと言うた?」
「なにっ…!?」
「賭けは妾の負けじゃが、それは狸としておった賭け、妾だけでおぬしらを懲らしめられるか
どうかでのう。悔しいが目的には差し障りない、おぬしらの地獄はこれからじゃ!」
『ショジョジィさん金435409枚銀34枚銅40枚の大当たり!おめでとうございます』
―白熱したポーカーの5時間前―
「るーれっとの仕組みは理解できたっぺよ。くららよう、悪りけんが任せてええけ?」
「はあ…何をですか?」
「従業員しか入れねとごでこせってくるだん。るーれっとを見て8、0、8の順に止まったら
そん後に3倍のとこで右上から時計回りに、順に33330めせたぶんだけ賭けていってくったい。
少ねえ間は全額、33330めせたを超えたらきっちりだよー」
「33330メセタ?それ以上ではだめということですか?」
「んだ。忘れんでねえよ、8、0、8のあとからだで。できりゃあ増えてきた後に暇そうな
パシリでも誘ってみんなで33330ずつ頼むだよ。一割やるとでん言えばのってくっぺ」
470 名前:ぐらある漫遊記・弐 死免狐禍の巻(中編)10[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 21:38:15.51 ID:EqaEo7Mw
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教えられたとおりにポーカーの卓付近にいたGH450とGH410、スロットにいたGH514他を誘い、
私くららはルーレットに専念していました。
「(゚∀゚)!!」
「わあ凄い、ほんとに毎回あたってる!マイもやりましょ、ね!」
「これどうやってるんです?くららさんと言いましたか」
「あのう…私にも…何がなんだか…」
そして、ショジョジィさんが戻ってきて同じように参加して、手持ちのコインが3333枚の3倍
ずつ増えていきました。
「あー、オキクよう、そろそろ頼むだよ。零号作戦だあ」
イナリィさんが遠くで何かぐにゃあ~となりだしたあたりで、ショジョジィさんは木の葉
を口にあてて言うと、沸き立つパシリたちを集め、一割ずつ渡してコインを回収しました。
「時計回りは終わりだ。次からは0が続くっぺよ。信じらんねならのらなくでいいけんどよ」
素直なパシリたちはそれにのり、信じなかったパシリたちも思い思いに賭け。
『ショジョジィさん金12094枚銀70枚銅40枚の大当たり!おめでとうございます』
そうして、誰もが耳を疑うアナウンスが流れだしたのです。
「36倍を当てるだけならともかく、この増え方は…アナウンスは流れなかったはずだ!
あのパシリども、いったいいつの間に手持ちをあんなに増やしていた!?」
狸は制御の機械をいじって毎回るーれっとが当たるように仕組んでおった。
大当たりの報告が金こいん以上を稼がないと流れないことを把握し、常にぎりぎりの銀99枚
銅99枚まで稼ぐようにしておったところがまさに伏兵と言えような。
そこらのパシリを巻き込んで元手が十分増えたところでそれを一気につぎ込み、制御室に
残ったオキクの協力で36倍になる0を出させ、一気にとどめを刺しにかかった。
妾の役目はその計画を見抜かれぬように、ぽーかーで人々を釘付けにすることだったのじゃ。
『ショジョジィさん金435409枚銀34枚銅40枚の大当たり!おめでとうございます』
『ショジョジィさん金15674736枚銀38枚銅40枚の大当たり!おめでとうございます』
「と、止めろ!何をしている、ルーレットを止めろ!」
誰かが叫んだが、あと数秒の間で止める手段はもはやない。
56兆4290億5098万2400めせた。この瞬間、くららの知識ではもとぅぶの政府予算数年分に
匹敵する額の金銭が賭場から消し飛んだのじゃった。
-続く-
471 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/23(月) 22:10:26.18 ID:EqaEo7Mw [11/11]
参考になるかわかりませんが、当初のプロットを多少改編して他の作者様の
キャラを使う際にどう扱うか、話をどう盛り上げるか、そのやりかたを書いてみてます。
このスレがまだまだ続くことを願ってますよ。
なお、当初はセシルの活躍で心理戦を描こうとも思いましたが、自分ではざわ…ざわ…になりきれないと
思い知って中止、凝りすぎるよりむしろ明るくミコト大活躍で楽しんでもらおうと今の形に変えてます。
ギャンブル作品は読むのは好きですが書くのは難しすぎました。ホラーのがまだやりやすいw
ご意見にあった行間がほしいというのも今回から反映してみてますが、少しは読みやすくなったでしょうか?
ではまた後編の執筆にとりかかります。
472 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/24(火) 19:14:40.15 ID:tMkdmh8H
>>471
投稿乙です。
ブチギレたイナリィさんの(狐だけに)化かしまくって無双になるかと思いきや、
意外な人物登場でびっくりした。しかもイナリィさん負けてますやん。
ちなみにセシルと聞いて真っ先にFF4を思い浮かべたのは内緒だ。作者さんスイマセン。
ボル3兄弟のサクセスが結局失敗してるところがらしいっちゃらしいな。
>イナリィさんが遠くで何かぐにゃあ~となりだしたあたりで
カイジ乙w
>「時計回りは終わりだ。次からは0が続くっぺよ。信じらんねならのらなくでいいけんどよ」
この話ではイカサマで0連発だけど、ソニチの確率の偏り方ならイカサマ無しでもありえそうだから困るw
しかし稼いだメセタすげぇな。1%でいいから分けて欲しいぜ…
金額的にはどうあがいてもカジノ側の破滅状態で
結果が見えてるような気がするんだけど、まだ後編が残ってる。
どういう結末になるか楽しみにしてますぜ!
473 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/24(火) 23:29:42.64 ID:UembBYAh
>>471
投稿サンクス。私は今回の行間の方が読みやすいですね。
個々人のパソコン環境でまた違うのかもしれませんけど。
取り急ぎレスですので、これからじっくり読ませて頂きます。
474 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/01/25(水) 00:30:44.38 ID:Zmjg408E
>>471
投下乙です。
ローグスがどう悪足掻きにでるか、それに対してのイナリィ達の対処と後編
のんびりと待ってます。
ゲームでもメセタからコイン、コインからメセタと両替が出来たら良かった
のに・・・。
475 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/25(水) 11:30:18.18 ID:rybgbJnw
状況説明するだけなら独特の話し方するキャラでモノローグさせるよりも
普通の文体に切り替えた方が「これセリフ」「これ説明」と直感で分かりやすくていいんじゃないかな
カタカナで読み慣れてるのが平仮名に変わってて読みづらいってのも少なくなるし
476 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/29(日) 12:45:27.04 ID:2dtZrmwo
http://www.pso2-uploader.info/uploda/src/up0163.jpg
帽子様がこんな所まで…ビクンビクン
477 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/29(日) 19:14:23.56 ID:BQ3wF45s
後ろ二つ分けもあるから430にも似せられるぜ
ただヘッドドレスがないんだよな…
オッソリア移植してくんねーかなー
478 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/30(月) 00:18:53.58 ID:OfPx3Vqm
>>476
キャラクリ頑張ったな。GJ!長いスカートがあれば完璧だが、これはこれでw
>>477
それも欲しいが、パシリをそのまんま導入して欲しいぜ。
マイルームあるのにハブられるパシリ涙目www
(´;ω;`)
479 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/30(月) 18:48:06.49 ID:Qey8ZwNe
また2ch鯖落ちでもあったのか?
まあ、これでスレ一覧からみえるはず
480 名前:名無しオンライン[sage] 投稿日:2012/01/30(月) 22:53:26.89 ID:4YDAnFK3
むう…流れから思いついたけど書けるかなあ。