シスター・カノン - 名状し難い怪談噺

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概要
データ
リザルト
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概要

外見

◆作成：きゅーとなクラシックメーカー
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プロフィール

名前	南雲 観音
カナ	ナグモ カノン
性別	女
年齢	21歳
誕生日	1月18日（山羊座）：初観音
身長	170cm
体重	55kg
血液型	B型
職業	シスター
所属	なし（フリーランス）

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「シスター・カノン」と名乗るシスターの女性。
黒百合女学園の卒業生。

美しい容姿と高身長のモデル体型が目を引く、いわゆる絶世の美女。
清楚な顔立ちと性格から、在学中は「お姉様」ポジとして一部生徒の熱烈な支持を得ていた。

キリスト教を深く信仰しており、強い博愛精神の持ち主。
正義感も強く、曲がったことが許せないタイプ。
(実のところ自分は結構曲がってるのだが)
悩める子羊を放っておけず、シスターとしてとかく相談に乗ろうとする。
お悩み解決の際には最悪荒事も辞さない（むしろわりとケンカっ早い）ため割と武闘派。
渾身の右ストレート「シスターパンチ」はなかなかの破壊力を誇る。

基本的な所作はおしとやかなのだがちょこちょこズボラなところがあり、
扉の開け方が強かったりゴミ出しを忘れたりする。
風呂上がりは下着のまま部屋を歩いちゃうタイプ。

シスターを自称しているものの、実家は寺。
日本有数の規模を誇る南雲寺(なんうんじ)住職の長女として生まれたが、寺生まれの「観音」ということで子供の頃からすこぶるからかわれて育った。
その影響で仏教が大々大嫌いであり、反動でキリスト教に開眼。
カトリック系である黒百合女学園を進路に。
父は住職の傍ら大学教授を務めており、そこそこ教育熱心だったため受験にはさほど苦労しなかった。

高校卒業後は大学には進学せず、迷える子羊を救うためにシスターを志す。
一時は教会に所属したものの、マザーと宗教観の違いから大喧嘩し離脱。
現在はどこにも所属しないフリーランスのシスターとして、町中で困っていそうな人に話しかけては相談に乗り、謝礼で生計を立てている。
当然よく職質される。

フリーランスのシスター

フリーランスのシスター
……で開業しようとしたが、税務署職員にメッ！ってされた。
職員との相談の末、「悩みを聞いてなんとかします」という業務内容から
屋号「シスター・カノン」、職業「よろず屋（シスター）」というふわっとした職種で申請をしている。

本人的にはシスターとしてしごく真面目に励んでいるつもりなので、
真理 亞誰から「本当にシスターやってるんですか……？」と言われた際には内心深く傷ついた。
泣きそうになったけど我慢した。えらい。

教会を辞めたあたりの時期から酒に溺れており、酒が抜けると時折何故か手が震える。
彼女は己の信仰心の薄さに起因する霊障だと考えており、真面目に呪術などの勉強をした。
その結果導き出されたのが「定期的に酒を飲むことで身を清めるべき」という答えであり、以来常に酒を携帯しているし年がら年中酒をあおっている。

もしかして：アルコール中毒

もしかして：アルコール中毒
心の底ではしっかり自分がアルコール中毒であるということは認識している。
平常時は人前では飲まないし、人にバレにくいようにミントタブレットなども常備している。
治療の必要性も認識はしているが、心の弱さから現実を直視する勇気が出ない＋金欠により病院に行くには至っていない。

日本酒とウィスキーが好きで、カクテルなども好き。
ワインはあまり味が好みではない。

【よく飲むお酒とだいたいの度数】

【よく飲むお酒とだいたいの度数】
ウィスキー：40%
ワンカップ大関：15%
清洲城信長鬼ころし：20%
東洋美人（日本酒）：16%

肝臓が強く、わりとすぐに酒が抜ける体質。
酔っ払っても顔が赤くならないため、酔っ払うと「真顔で素っ頓狂なことを言う」厄介モードに突入する。
幸か不幸か、それ以外は別段悪い酔い方はしない。足下はおぼつかなくなるので、千鳥足になりよく転ぶ。

基本的には周囲には隠しているが漫画を描くのが中学時代からの趣味。
描くのは専ら百合ものだが、自分への矢印には興味がない。
周りがイチャイチャしているのを見ては密かに創作意欲をたぎらせ、神にセルフ懺悔しながら同人誌をこしらえていた。
一度だけ文化祭の裏で秘密裏に行われる裏・文化祭に頒布したことがある。
その際のペンネームは「ブラックマリア」。
この裏・文化祭において都咎 愛音との面識を持った。

「弥勒(みろく)」という名前の高校生の弟がいる。
実家を出ているのでしばらく会っていないが、きょうだい仲は良好。
ただ弥勒はしっかり者なので、ズボラな面はたびたび直すよう指摘されている。

◆アル中シスターができるまで【柿原文緒との関係性】

◆アル中シスターができるまで【柿原文緒との関係性】
柿原 文緒は大切な親友。
中学時代は所属グループが異なることもあり、特に関係はなかった……というか互いに避けていた。

高校１年生の時、観音が放課後こっそりマンガを描いているところを文緒に見られる。
文緒は元々の観音のイメージから反する行動からつい爆笑してしまい、観音がブチギレ。
その場で殴り合いのケンカに発展する。なおファーストアタックは当然観音。

文緒は観音の存外腰の入ったパンチに感心し、彼女の「お嬢様然」としたイメージが崩壊。
笑ったことを謝罪した上、ケンカを「自分がふっかけたもの」として罪を被ってくれた。
それをきっかけに観音も文緒とたびたび話すようになり、
駄菓子屋で爆買いしたり、自転車で隣の県まで行ってみたり、門限を破ってみたりと、
今まであまり経験のなかった、観音的には「ちょっとアウトロー」な行為を一緒に経験。
次第に唯一無二の親友へとなっていった。

文緒と観音は物事に対する価値観がまるで違ったものの、それが互いにとって良い刺激となっていた。
宗教にあまり興味のなかった文緒は観音が熱心に礼拝に通うことに呆れつつも、彼女の信仰心を評価。
「自分の分も代わりにお祈りをしてくれ」と、文緒は観音に誕生日プレゼントとしてロザリオの髪飾りを贈った。

裏・文化祭に出展したのも、文緒からマンガを褒められ、「自分の描いたものに自信を持て」と言われたのがきっかけ。
この出展に際しても、ふんぎりがつかなかった観音に対して文緒が「自分が無理矢理描かせた」という体裁を取ってくれた。
結果的に頒布した観音のマンガは好評であり、観音は文緒へ感謝すると共に友情をさらに深める。

それ以後も文緒との関係はどんどんと深まり、彼女たちは高校３年生に。
成績はそこそこながら内申点が抜群だった観音は、有名私立大学の推薦入試の権利を得る。
成績的に同じ大学には行けないと悟った文緒は、観音に「卒業しても仲良しでいてほしい」と呼びかけ。
観音も当然それを快諾し、成人したら「毎週末飲みに行く」ことを約束。
まずは観音の20歳の誕生日に盛大に飲もうと盛り上がる二人。
二人の友情はいつまでも続く……はずだった。

ある日の夜のこと。
突如として観音の携帯に、文緒から電話がかかってくる。
何やら歯切れが悪く、悩みを抱えている様子の文緒に気付く観音。
だが折悪く、その次の日は観音の推薦入試の面接が控えていた。
途中でそれに気付いた文緒からの提案を受け入れる形で、観音は面接が終わったら相談に乗ることを約束する。

午後、面接が終わり待ち合わせ場所の喫茶店に向かう観音。
だが、閉店時間まで待っても文緒がやってくることはなかった。

翌日。
文緒が家に戻っていないことがわかり、大いに驚く観音。
同じ日に推薦入試の合格通知を受けるが喜びの感情が湧くはずもなく、
観音は文緒のことを探し続ける。

だが文緒が見つかることはなく、周囲では流行していた怪談話になぞらえて「踊り場の大鏡に引き込まれたのでは？」という噂が立つ始末。
捜索を強く訴えた観音だったが、文緒の「素行が悪い」という評価から家出ないし駆け落ちとして処理され、
表面的な調査のみで本格的な捜索は行われなかった。

このことに落胆する観音。
どうして悩みを抱えていた文緒の相談にすぐ乗らなかったのかいう後悔と共に、観音はふと気付いてしまう。
「同級生を挑発し、殴った」――。
「同級生をそそのかし、門限を破らせた」――。
「嫌がる同級生を脅迫し、無理矢理マンガを描かせ文化祭に出展させた」――。
文緒が「素行不良」の評価を受けたのは、大いに自分に責があるものだったのだと。

自らの過ちを深く後悔した観音は私立大学の推薦を蹴り、シスターとして人の悩みを聞く道を志した。
（この際、進路指導において郷里山先生がとても親身に相談に乗ってくれたため、恩人だと思っている）

手続きはとんとん拍子に進み、観音は無事卒業。
聖ドゥアリタス教会という、関東でも有数の規模の教会へ入ることとなった。
観音は「シスター・カノン」として勉学と奉仕に励み、日々睡眠時間を削って多くの人々の悩みを聞き続けた。
聖ドゥアリタス教会には献身的な若きシスターがいる――。
そんな噂が広まり始めたころ、観音は「相談者に富裕層が増えている」ことに気付く。
執務室に忍び込み帳簿を確認した観音は、近頃マザーが裏で多大な金をもらっており、相談者を絞っていることを知ってしまう。

マザーに直接帳簿を突きつけ、相談者を絞らず万人の悩みを聞くべきだと主張する観音。
だが、マザーは教会の運営には資金が必要であり、
かつ「すべての人の悩みを聞き、解決することなどできはしない」という残酷な事実を観音に指摘。
睡眠時間の減少により身体に不調をきたしていた観音は、心のどこかでマザーの言葉に共感を覚えてしまった。

自分は悩んでいる友人に寄り添うことができず、結果として友人を失った。
その後悔から決めた己の道なのに。
二度と文緒のように悩みを抱えた人を放っておかない、と。そう決意したはずなのに。
今、自分はマザーの言葉に揺らいでしまった。
「すべての人を救うことなどできない」と、心のどこかで思ってしまった。

その事実が観音を苛み、またマザーに反抗したことが歪曲され問題ともなり、
観音はそのまま教会を辞した。

失意のまま街をふらつく観音は、ふと気付く。
その日はちょうど観音の20歳の誕生日である、と。
そのとき脳裏をよぎったのは、数年前の文緒との約束。
「観音の20歳の誕生日に盛大に飲もう」――。
不意に流れる涙も拭わぬまま、彼女は持っていた全財産で酒を買い込み、
周囲の目も気にせず、ラッパ飲みしながら家路についた。

そこからしばらく、起きては酒を飲み、酔っては気絶するという日々を送る。
観音は堕落した自分には気付いていたが、それを認めることができなかった。
次第にアルコール中毒に陥り、酒が抜けると震える手。
自らの病を認識してしまったら、何かが終わってしまう気がして。
上っ面で呪術について学び、自らの震える手を「信仰心の不足」だと。
酒を入れるのは「身を清めるため」なのだと自分に暗示をかけた。

そんな生活が半年ほど続いた頃。
観音は酔った勢いで転び、アクセサリー入れをぶちまけてしまう。
そのときに中から出てきたのは、文緒から贈られたロザリオの髪飾りだった。
手入れをしておらず銀がくすんでしまったロザリオを見て、観音の目からは涙がこぼれる。
ちょうどつけっぱなしにしていたテレビからは、若者の自殺者数の増加を告げるニュースが流れていた。

それをきっかけに、観音はふと正気に戻る。
自分は何をしているのか。
酒に溺れ、酒に逃げ、ただ無為に生きている。
こうしている間にも、悩みを抱えた人たちは苦しみながら生きているというのに。

立ち止まる時間は終わりだ、前を向け――。
そう文緒からの叱責を受けたように感じた観音は、震える手でロザリオの髪飾りをつけると同時に立ち上がる。

自分は弱い。
そんな自分にすべての人を救うことは、事実として確かにできないのかもしれない。
ただ、それでも。
自分の手の届く範囲の人たちの力になりたい。
救われたいともがいている人たちの悩みを聞きたい。
文緒にしてあげられなかったことを、やらなければ。

数日後。
町中には、震える手で「お悩み相談」と描かれたスケッチブックを持ち、
シスター服に身を包んだ観音……「シスター・カノン」の姿があった。

今は正規のシスターではないけれど、だからこそ救える人もいるはず。
輝く銀のロザリオを髪につけ、身を清めるための酒をカバンに詰め込んで。
彼女はフリーランスのシスターとして、今日も迷える子羊を探すのだ。
大切な友人の分も、秘めたる悩みを聞くために――。

呼称表

対象	呼び方	関係性
真理 亞誰	真理さん	シスターだってば！！！
阿呉夢 結花	阿呉夢さん	大人しい良い子
都咎 愛音	都咎さん	昔より今の方がいいと思うわ
柿原 文緒	柿原さん	いつまでも親友
藤枝 ちひろ	藤枝さん	なんか迷える子羊オーラを感じる
寅田・F・イルイ	寅田さん	かわいい頑張り屋さん
西湯ノ原 鐘	西湯ノ原先生	頼れる恩師
郷里山	郷里山先生	お世話になった恩師
久里戸瑠璃 透	久里戸瑠璃先輩	彼女の周りにはネタがいっぱい

データ

ステータス

STR	CON	POW	DEX	APP	SIZ	INT	EDU	H P	M P	SAN	アイデア	幸運	知識	db
7	12	10	9	18	18	14	14	15	10	50	70	50	70	+1d4

技能

種別	技能名	技能値 （初期）	技能値 （現在）
戦闘	こぶし	66	69
戦闘	回避	66	66
技術	呪術	6	6
製作	マンガ	9	9
サバイバル	追跡	66	66
感覚	目星	66	66
感覚	聞き耳	66	68
交渉	言いくるめ	66	66
知識	オカルト	66	68
知識	図書館	66	66
知識	歴史	66	66
知識	機械修理	20	28

所持品

名称	所持数	備考
ハンドバッグ	1	黒い革のハンドバッグ。中容量。肩からかけられる紐付き。
スマートフォン	1	黒いボロボロのiPhone8。そろそろサポートが切れるので戦々恐々。
財布	1	ノンブランドの折り畳み財布。所持金2111円。
ティッシュ	3	街角でもらったポケットティッシュ。
キャンディー	3	ポケットティッシュについてきたキャンディー。
ポーチ	1	ノンブランドのメイクポーチ。最低限の慎ましやかな化粧道具などが入っている。
充電器	1	スマホの充電器。モバイルバッテリー機能はない。
筆記用具	1	街角でもらった居酒屋のボールペン。
カーディガン	1	寒いときに羽織る用にバッグに突っ込んである。
聖書	1	シスターなので！
十字架	1	シスターなので！！！
ワンカップ	3	大関。
スキットル	3	ウォッカが入ったステンレス製のスキットル。
清洲城信長	1	鬼ころしパック１リットル。
東洋美人	1	日本酒720ml瓶。
スケッチブック	1	「お悩み相談」とマジックで書いてある。これを持ってよく街角に立っている。
名刺	30	「フリーランスシスター、シスター・カノン。お悩み相談お引き受けします」。 自分のSDキャラと共に連絡先が描いてある。

リザルト

◆【23/8/11：黒百合女学園の怪談 ～case01.踊り場の大鏡～】

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技能成長		聞き耳+2
SAN値		50→37→45
不定の狂気	期間	9月中旬から2ヶ月
	種類	強迫観念にとりつかれた行動
	詳細	人目をはばからず酒を飲む

◆【24/4/29：鈍光の中にいた】

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技能成長		こぶし+3 オカルト+2 機械修理+8
SAN値		45→36→41
幸運		50→46→50
出目	ファンブル	1
	スペシャル	4
	クリティカル	0
取得AF		謎の丸薬(２個)
		飲むならばとても苦くてすぐに吐いてしまいそうになるほどだ。 1d4の正気度を喪失するが、１日だけ効力が続く1d6の装甲を獲得できる。 この装甲は物理的な攻撃のみを防ぐことができ、 なくなってしまえば通常通り傷を負うことになるだろう。
取得AF		水晶製のナイフだった破片
		きれい。魔力を込める触媒に使える。

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キャラシート

https://chara.revinx.net/coc_view/285372

リプレイ

◆【23/8/11：黒百合女学園の怪談 Case.1 踊り場の大鏡】