594 自分:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2015/01/06(火) 17:32:03.16 ID:pwBYX1+20 [1/5]
あなたのその言葉の本当の意味を僕はまだ、知らなかった


≪来週から出張だ、しばらく来られない≫



────1ヶ月前────
「よっしゃwwwwwwwwwwwレベルあがたwwwwwもう50wwwwww」
「めでてえwwwwwww新規の癖に随分成長が早いなwwwwwwwwww」
数日前新規として入ってきた彼は、毎日自分でwikiを漁りコツコツとPSを上げていた
俺の低レベルのキャラとペアに行ったのが初めての、人との狩りみたいだった

決して物乞う事も無く、寄生に頼ることもなく
ひた向きにソロでレベル上げをしていた彼は人と狩りをする事が楽しくて仕方がなかったのだろう
「明日もここにペアで来ようぜwwwwwwwwwwwww」
「あぁいいよwwwwww目標は50ヘル抜ける事なwwwwwwwwww」
「絶対抜けてやるぜ!!!」
そんなやり取りをして俺達はアジトに戻った

595 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2015/01/06(火) 17:43:41.23 ID:pwBYX1+20 [2/5]
アジトでは当たり障りのない会話には入るもののまだまだ馴染むのに時間がかかりそうだった

俺はそいつの動向を気にしながらアジトでのくだらない雑談を堪能した

夜も随分と更け、皆寝静まった頃、オナニーに没頭していた俺はそいつが動くのをパソコンの画面に見た
「まだおきてんのかwwwwwwwwwwwwwwwww」
「お金溜まって武器買ったから使ってみたくて今から試し切りしてくるwwwww」
「付き合うぜーーwwwwwwwwwwww」

そういうと俺達は狩り場に出向いた


「つええええええええええええ」
「wwwwwwwwwwwww」
「すごいぞこれ!2倍くらい火力出るぞ!?」
「そりゃ前の武器からその武器になれば変わるだろうなwwwww」
「アスガルド楽しすぎわろたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
微笑ましく思いながらも眠気がヤバかったので帰ることにした
おやすみー、と挨拶をしお互い就寝(俺はオナニーをしてから)した

596 名前:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2015/01/06(火) 17:58:21.93 ID:pwBYX1+20 [3/5]
次の日、会社に出勤をしていると無償にオナニーがしたくなったので
部長に「うんこーwwwwwwwww」と告げトイレに向かった
机の上に置いてあるセーラームーンマーズのフィギュアのせいで俺の興奮は頂点に達していた
なんとパンツとチンコの摩擦で絶頂を迎え、ハゥッ!?という声と共に廊下に崩れ落ちてしまった

おびただしい量の愛液が俺のパンツの中を支配していった
パンツ如きに逝かされた屈辱と、会社の廊下で逝ってしまう背徳感から
僕は少々気が引けたが部長に早退したい旨を伝えた
理由は祖母が危篤だという事にした
以前も同じ理由で早退したことを忘れていた俺は一瞬焦ってしまったが機転を利かせて
今度は父方の祖母だと伝えると部長は大変だな・・・と言った

俺はアスガルドがしたくて急いで帰った
玄関を開けるとばあちゃんが
「おはぎあるよーwwwwおばあちゃんがコネコネしたよwwwww」
と言っていたのでありがたく頂いてパソコンの前に座った
心の中でおばあちゃんに【勝手に危篤にしてごめん】と謝った
そのころにはパンツも随分とパリパリになっていたのでパンツを履き替えることもせずに
アスガルドをした
おっすwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
と挨拶をすると平日にもかかわらず随分の人がログインしていた

597 自分:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2015/01/06(火) 18:14:09.13 ID:pwBYX1+20 [4/5]
そいつもログインしていたので俺は狩りに誘った
「ペアいけまぁすwwwwwwwwwww」
「いけまぁすwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺達はディグの最下に潜り込み必死にレベル上げに没頭した
VIPノリのダジャレの下りやホモ乗りにも随分慣れてきた様子で
お互いにボケたりツッコンだりして楽しく狩りをした

狩りを終えアジトに戻るとやはり馴染めていない様子でちょくちょくと発言をする程度だった
グループを組んだままだった俺は
「みんな悪い奴じゃないしなにそんなに警戒してんだよwwwwwwww」とGチャで発言した
「いや、どうやって入っていったらいいの?wwwwwwwwww」
「俺とペアしてる時みたいな感じでいいんだよwwwww」
「やってみるwwwwwwwwwwww」
そういうと当たり障りのない会話から入っていき、その日一日でかなりみんなと仲良くなっていた
12時を過ぎ、MC4にみんなで行く事になった
今までなら参加してこなかったソイツも仲良くなれたことが嬉しかったのかその狩りに参加した

初めての狩場でウキウキしている様子が微笑ましかった

そしていざ狩りに出るとぐんぐんとレベルが上がっていくことに喜んでいた
みんなにも溶け込めているそいつを見て俺は嬉しかった
その狩りを終えて皆も寝静まっていく中俺達は夜な夜な会話に花を咲かせていた

598 自分:以下、転載禁止でVIPがお送りします[] 投稿日:2015/01/06(火) 18:23:51.92 ID:pwBYX1+20 [5/5]
MC4はいくつになればソロできるの?
MC3は強い?2は?1は簡単?ボスって?
アタックキャンセルって良くわかんないんだけど
このゲーム最終的になに目的なの?
あーだ、こーだ言うそいつに色々と教えるとそいつは以前にも増してやる気を出していた
毎日毎日解らないことを教えたりペアに行ったりしてそいつとの仲が深まっていった
今日はアンタゴン一緒に作ろうぜ!とかクエストも二人でこなせば退屈にならなかった
気がつけばそいつは85になり、名無しの鏡便に乗り鏡という魔力に取りつかれることとなる

俺は単純作業が苦手で鏡で釣るのも10分で飽きてしまうほどであった
故にあまり鏡PTに乗ることはなかった
一方そいつは時間があれば鏡に行き、IP募集の鏡にも乗り、レベルを上げることに必死だった

次第に俺達はペアに行く事が無くなっていった
一人でアジトで放置することが多くなった俺はそいつがスクスク育っていくのを見守っていた


―つづく―

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最終更新:2015年01月07日 09:52