「惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(後編)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(後編) - (2009/03/30 (月) 17:24:14) の最新版との変更点
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*惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(後編) ◆CMd1jz6iP2
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同じ頃、デパートに向かう二人組みの姿があった。
「アポロ、デパートが見えてきたぜぃ!」
「そのようですね……随分時間がかかってしまいましたね」
みさおとアポロは、デパートの近くまで歩いてきていた。
「ごめんな。ちょっと休憩しすぎたかなぁ?」
「仕方が無いですよ。山道を降りてきた疲労が出たのでしょう」
少し時間を遡る。
「おーい、早く行こうぜアポロォ! デパートに向かってダーッシュだってヴぁ!」
人に会いたいみさおは、ちょっと慌て気味に進んでいた。
「あまり急ぐと転びますよ、みさおさん」
注意力も散漫になっているみさおを諌めるが、聞いてはいないらしい。
「ダイジョブだって、そんなアホに見えヴぁあああああ!!?」
ばたりと転び、悲鳴を上げるみさお。
「だ、大丈夫ですか!? 敵の攻撃が!?」
「あ、足が……つ……攣ったってヴぁー!」
「……」
アホの子の介抱に時間を食って、結局着くのに時間がかかってしまった。
そして時間は戻る。
「ちょっとアホだったかもな。やっぱ柔軟体操はしないとなー」
ぽりぽりと頭を掻くみさおに、アポロは答えない。
「アポロ?」
「……みさおさん、後ろへ」
アポロは短剣を構え、なんとなく険しい表情に変わる。
「も、もしかして……ヴぁ!?」
振り返ると、みさおの背後に迫る馬鹿でかい蜂の姿があった。
「モービスに改造された生物兵器か!?」
後ろに隠れたみさおを守るように短剣を前に突き出す。
だが、いつまで経っても襲ってくる様子はない。
「(モービスの作った兵器はどこか挙動がおかしいから、ある意味おかしくもないのですが……)」
「な、なぁアポロ。あの蜂、何か持ってないか?」
みさおに言われ、よく見ると確かに何かを持っている。
それが何かを良く見て、アポロは驚愕した。
「人だ!」
「な、なんだってー!?」
それは人だった。背負ったディパックとの間に針状の腕を通して運んでいる。
恐る恐る近づくが、蜂は襲ってこない。
「……お前、もしかしてこの人を守ってんのか? 私ら、危なくないぜ?」
その言葉を理解したのか、蜂は人物を下ろす。
下ろされた人物は、腹部に赤い染みを作り、とても息が荒かった。
「いけませんね、危険な状態だ。どこかで休ませないと……どうかしましたか、みさおさん?」
「な、なぁ……その人の頭、なんかおかしいってヴぁ」
みさおの指摘に、頭を見るとたしかに妙なものが生えていた。
「角のようですね。まさか……彼女も改造手術を!? モービスの仕業か!!」
「酷すぎるぜ~。でも、角以外は普通の女の子だなー」
「人間をベースとしているようですね。私のような姿でないだけマシですが、人によっては怖がるでしょう」
みさおは、アポロを始めてみたときのことを思い出していた。
「そーだなぁ。私もアポロに出会ってなかったら、角について色々言っちゃいそうだってヴぁ」
「とにかく、安全なところへ運びましょう。デパートは、避けた方がいいでしょうね」
一瞬なんで? と思ったみさおだったが、この蜂が来た方角を考え、理解した。
「やっばい奴がいるかもしれないのか?」
「ええ、すみませんが予定は変更しましょう」
それに同意し、みさおは少女を担ぐ役を申し出る。
「私じゃ戦えないしな。こういうことくらい私がやるぜ」
角を気にしているかもと、自分の海賊帽子を少女にかぶせる。
アポロを先頭に間にみさお、後ろに蜂という隊列で歩く一行。
橋を越えたところで、アポロは異臭を感知した。
「みさおさん、ちょっと待っていてください」
「おっ、どした?」
アポロは、橋の下へと消えていき、すぐに戻ってきた。
「……すみません、みさおさん。気のせいでした」
「アポロ~、あんま驚かせんなってヴぁ」
「すみません。では行きましょう」
再出発した一行だったが、アポロの表情は苦いものだった。
「(なんてことだ……新堂さん!)」
首のない死体が、橋の下にあった。
その服装からして、おそらくは新堂誠に違いなかった。
「(みさおさんには、伏せておきましょう。……ここで言っても、危機を呼ぶだけでしょう)」
次の放送でわかることを伝えても、みさおを悲しませる時間が早まるだけだ。
死体を埋めようなどとみさおが言えば、危険な人物に追いつかれるかもしれない。
「(許してくれとは言いません。ですが、私は命あるものを守らねばならないのです)」
死んだ彼の分まで、みさおさんを守って見せよう。
そう、アポロは固く誓った。
新堂の死体のある橋の下。
一体の振り付けマスターはが、踊り続けていた。
あれから、ずっと踊っていたのだ。
そのお題目は「一休さん」。
ずっと寝ていた振り付けマスターは、誰の興味も引けなかった・
【E-2/草原/1日目・昼】
【日下部みさお@らき☆すた】
[状態]:健康
[装備]:ゴブリンバット@ニコニコRPG
[道具]:共通支給品、キッチリスコップ@さよなら絶望先生、アイス詰め合わせ@VOCALOID
[思考・状況]
基本思考:人なんて殺せね~けど生き残りて~な~…
1:この子(羽入)を守ってやるぜ! 背負うだけだけどなー
2:デパートに行きたかったぜ
3:新堂も探してやっか
4:柊…あやの…あいつら心配してんだろうな…
5:アポロ見た後だと、角生えてるとかどうでもいいな。
6:でも蜂はそのまま過ぎてマジ怖いぜ
※ゴブリンバットは新堂の支給品です
【アポロ@チーターマン2】
[状態]:健康、悲しみ
[装備]:ガリィ@FF11 FFⅣ、
[道具]:カレーセット@るろうに剣心、共通支給品、不明支給品0~1
[思考・状況]
基本思考:ゲームの転覆
0:モービスの仕業か! 許さん!
1:彼女(羽入)を安静できる場所に運ぶ。
2:新堂さん……
3:首輪の解除についても考えるべきですね…人材を探しましょう
4:自分の得意とする武器(弓矢・ボウガン)がほしいです。
※少女(羽入)と蜂はDr.モービスの生物兵器だと思っています。
※新堂の死体を発見しました。みさおには伝えていません。
※橋の下で、振付マスターは『一休さん』を踊っています。寝ているようにも見えます。
みさおに背負われる羽入。
彼女はフランに殺されたはずだというのに、なぜ生きているのか。
それは、むてきまるの「あやしいひかり」によりフランが混乱しての誤認だった。
ならば、なぜフランの体力が回復しているのか?
あの瞬間に戻り、実際に見てみよう。
「(完全に、油断していたのですッ……)」
腹部に一撃を食らった羽入は、自分の甘さを悔いた。
両手がなく、体力も尽きた状態で襲ってきても対処できると思ったのだ。
それでも、フランを殺しはしない。
「(フランドールを憎くないといえば嘘ですが……彼女の意思に、賭けたいのです)」
初めは、城之内と森乃進を殺した罪を悔いてもらうためだった。
だが、今は違う。
彼女は危険な存在であるが、運命を打ち破る強い意志を持っている。
分の悪い賭けではあったが、彼女の力はゲームを破壊する力になるかもしれない。
「(この命は、城之内にもらった命なのです。ならば、彼の決意を継いで見せるのです!)」
トイレのガレキに埋もれるよりも直前。
城之内は一枚のカードを使った。
それは、天使のサイコロ。使用した相手は、羽入。
そして、その出た目は……6。
攻撃力、防御力を大きく上昇させた羽入は、ガレキを耐え切れたのだ。
目の前で潰れる城之内。
―――悪ぃ、後は頼むぜ。羽入ちゃん。
そう語りかけるかのような瞳を、心に焼き付けた。
「(6を出し続けても、このゲームには勝てないのかもしれない)」
6を出しても城之内は死んでしまった。
ならば、このゲームを打ち破るには、6の限界を超える必要がある。
それこそが、フランではないかと羽入は考えたのだ。
「(7や100どころか、マイナスまで揃っているサイコロではありますが……)」
それを畏れることを、羽入は止めた。
羽入は城之内の最後の支給品である回復アイテムをフランに投げる。
回復食べ物セット。それが城之内最後の支給品だった。
マキシムトマト、ピーマン、ドーナツの三点セット。
それぞれ回復量が違うそうだが、もっとも輝くトマトをフランに投げつけた。
本当なら、無理矢理でも食べさせるつもりだったが余裕はない。
食べてくれるかは知らないが、そこまで面倒を見る義理も無かった。
「むてきまる、あやしいひかりなのです!」
フランに奇妙な光を浴びせ、羽入はその場から逃げ出した。
あやしいひかりで混乱していたフランは、わけもわからず目的を果たしたつもりになっていた。
そう、フランが羽入だと思ったのは、マキシムトマトだったのだ。
デパートを出てすぐ、ドーナツを食べる。
「……もっと、ゆっくり味わいたかったのです」
残念そうな一言を吐ける程度に、体力は回復した。
一見普通の食べ物に見えるが、栄養ドリンクや点滴以上に活力を満たしてくれた。
それでも、意識は途切れそうになるほどの疲労は消えなかった。
時間操作は、羽入の力の中でもっとも疲労する力の一つ。
連続で使用した能力は、羽入の体力を削り取っていた。
「ルガールを、探すのです、このゲームを、打開せね、ば……」
デパートを出たところで、糸が切れたように羽入は崩れ落ちた。
それをむてきまるが運び、アポロたちとの出会いとなったのである。
フランに恨まれながらも、殺さなかった羽入。
彼女は、逆刃刀の持ち主のように殺さずを貫くのか。
それとも、時には非情となり命を殺めるのか。
それはまだ、神すらも与り知らぬことであった。
【E-2/草原/1日目・昼】
【古手羽入@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:不安、重度の疲労、全身に痣、腹部に怪我
[装備]:逆刃刀・真打@フタエノキワミ、アッー!、海賊帽子@ミュージカル・テニスの王子様
[道具]:共通支給品、うまい棒セット@現実 ヒテンミツルギ極意書@ニコニコRPG、ピーマン@星のカービィ
くず鉄のかかし@遊戯王シリーズ、モンスターボール(むてきまる)@いかなるバグにも動じずポケモン赤を実況
DMカードセット(天使のサイコロ、悪魔のサイコロ、スタープラスター)@遊戯王シリーズ
[思考・状況]
基本思考:首輪を解除して、運命を打ち破る。
0:気絶中
1:城之内……森乃進……
2:ルガールが無事か心配
3:フランが今後どう動くかに期待と不安
※参戦時期は、皆殺し編終了後です。
※オヤシロ様としての力は使えるようですが、非常に疲労するようです。
※思いつめていて多少判断力が鈍っている恐れがあります。
※右上左上の後ろに何かがいると断定しました。
※来た世界が違う人間がいると断定しました。
※九頭龍閃を習得しました。
※ヒテンミツルギ極意書に出てきた刀と逆刃刀・真打が同一のものと気づいていません。
※くず鉄のかかしは後10時間、天使のサイコロは12時間使用不可です。
※咲夜という人物が同じような時間操作を使用すると推測しました。
※美鈴という人物がフランと知り合いであると知りました。
※フランは、羽入が死んだと思っています。
アポロたちが橋を越えた同じ頃、遠く離れた場所。
「ん……ここはどこなの、ミキは美希なの?」
「ふむ、美希君というのかね?」
アイドル、星井美希はなぜか眠っていたらしい。
こんなに暗いということは、もう夜なのだろうか?
「服も乾いた。速く着ねば風邪を引くぞ」
服? と言われ、自分の姿を確認する。
「……きゃ(もごもごもご)!?」
美希は自身の常態に驚く。
なぜか、下着しか身に着けていなかったのだ。
悲鳴をあげようとするが、口を塞がれ止められる。
体格の良い怖そうなおじさんだった。
「(だ、誰なのこのおじさん! 助けて、しゅーぞーさん!!)」
「あまり叫ぶのは好ましくないな。というより、何も覚えていないのか?」
何のこと? と美希は頭を唸らせる。
「……あ」
奇跡的に、美希は記憶を呼び覚ますことができた。
「あー、やっと橋なの。あそこで休憩しよっと」
デパートに続く橋がようやく見えてきた。
そこに、人影が見えた。
「二人かな? 殺し合いに乗ってないか確かめないと」
こちらに気がついていないらしい二人に声をかけようとした瞬間。
銃声が美希の耳に響き、思わず逃げてしまった。
「ど、どうなったの?」
少し離れ、振り向く。
ちょうどその瞬間、誰かが川に落ちた。
「も、もしかして……撃たれたの!?」
美希のいる方向に流れてくる人影。
その人影を、美希は追った。
「助けないと! でも、届くわけ無いの……そうなの!」
自分はゴム人間になったことを思い出した美希。
~美希のてきと~バトルロワイアル計画 流れてくる人を助けよう編~
手を伸ばす→掴む→ありがとー→救出成功なの
簡単なの、と早速実行に移す。
「うーーん……えい!」
振りかぶって伸ばした腕は、何度やってもうまく流れる人を掴めなかった。
何度か掴めず殴ってしまったことまであった。
「今度こそ掴むの!」
伸ばした腕は、今度こそ流れる人を掴む。
「やったの! あ、あれ、ちょ、ええええええ!?」
だが、伸ばした腕が戻ることはなく、逆に美希が川へと引きずり込まれた。
「やだ、ガボッ、死、助……」
悪魔の実の能力者は、泳げない。
その意味を美希は体感する。まるで手足が凍りついたかのように体を動かせないのだ。
沈んでいく体。死にたくなくて何かを掴むが、それも沈んでいた棒のようなものだった。
「(美希にヒーローなんて、無理だったのかなぁ?)」
死ぬ。それだけを理解して、美希は意識を失った。
「そうだったの! おじさん、もしかして流れてた人?」
「ああ、そうだ。若い女性の服を脱がし、悪いと思ったが風邪を引いたら大変だからな」
「変態さんかと思ってごめんなさいなの。それと、全然助けられなくてごめんなさいなの」
逆に助けられてしまったことに、美希はショックを受けていた。
「何、まったく無意味だったわけではない。ある意味、君のおかげで助かったようなものだ」
美希が引き込まれた瞬間、ルガールに激しい衝撃が走った。
簡単に言えば、ゴムゴムのロケットのような形で美希がルガールにぶつかったのだ。
「ぐはぁ!?」
失っていた意識を取り戻すルガール。
沈んでいる少女をもぐり引き寄せる。
だが、そこから岸に上がることができない。腹部の出血と痛みが、ルガールに自由を与えない。
「(いかん、このままでは共倒れだ。だが、だからといって彼女を見捨てるわけにもいかん)」
焦燥感に襲われるルガールの耳に、何か声が聞こえる。
「まずいな、幻聴まで聞こえるとは」
『幻聴ではない。私を使え!』
その声は、水の中……抱きかかえた少女の手から聞こえた。
いつの間に掴んだのか、そこには赤い剣があった。
「なんと、喋る剣とはな。……ならば、遠慮なく使わせてもらおう!」
剣を手に取ったルガールは、岸に剣を突き刺した。
美希を岸に上げた後、なんとか自らも河から脱出することができたのだった。
「なんとか助かった……というには早いか」
ルガールの腹部からは、未だ出血が続いている。
生半可な方法で止まる出血ではない。
『……少し乱暴な手段だが、どうにかなるかもしれんぞ』
「かまわん、どうせこのままでは死は避けられまい」
そういうと、物言う剣……ディムロスは刀身を赤く熱する。
「……なるほどな。良い選択だ」
ルガールはディムロスを手に取り、そして。
「ヌ、ウウウウウウウウ!!!」
傷口を焼いた。
出血の止まった腹部を見せ、ルガールは語った。
「というわけで、何とか助かったわけだが。質問はあるかね?」
「痛くないの?」
率直に疑問を聞く美希に、不適に笑いながらルガールは答えた。
「イ タ イ」
「聞いたミキがバカだったの」
服を着た美希は、お互いの自己紹介を始めた。
「殺し合いを止める、か。やはり首輪の解除が専決だな」
「そうなの! ところで、ここはどこなの?」
別に夜になったわけではなく、橋の下だと気づいた美希は場所を聞く。
「おそらくは、F-4の橋の下だろう。すぐ近くにデパートが見える」
「えー、戻ってきちゃった。ミキの努力、すべてパーなの」
ぐでーっと倒れこむ美希。肉体的疲労と精神的疲労が折り重なった結果だった。
『……ルガール。あなたをを襲った人物についてなのだが……黒衣を着た小柄の人物で間違いないはないと?』
「間違いなく、その人物だ」
それを聞いたディムロスは、悲痛な表情が浮かんでくるような呻きをあげた。
『……我の責任だ。フランは、正義感があるわけでも、他人の幸せを優先する性格でもなかった。
それを、我は元のマスターと同じつもりで接した。その結果が、彼女の心を狂気に染めてしまった』
「あまり自身を責めるな。ともかく今は放送を待とう。
日の高さから考えればそろそろのはずだ。」
『ああ、たしかにまだ放送は始まっていない。これからのはずだ』
「しゅーぞーさんは無事なのかな……」
二人と一振りの剣は体を休めながら放送を待つ。
【F-4橋の下 /1日目・昼】
【星井美希@THE IDOLM@STER】
[状態]:ゴムゆとり・疲労により熱血沈静化
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×2、モンスターボール(おにぽん)@いかなるバグにも動じずポケモン赤を実況、
新型萌えもんパッチ@ポケットモンスターで擬人化してみた、ねるねるね3種セット@ねるねるね
[思考・状況]
1.人は殺したくないの。
2.雪歩を探すの。
3.でぃおとレッドさんを探しながら山(E-1)に向かうの。
4.ゲームに乗らず、人を殺さずゲームを終わらせるために、首輪を外すの。
5.レッドさんの言うこともわかるの。悪い人とあったら説得できるの?
6.しゅーぞーさんが絶対に来てくれる事を信じるの。
7.でぃおさんに謝ってもらうの。もし襲ってきたら……
8.ルガールさんは良い人なの。ディムロスさんは剣なの。
9.水は怖かったの。
※ゴムゴムの実@ワンピースを食べました。能力者になったことに少し気がつきました。
※サンレッドをヒーロー役の俳優だと思っています
※ルガール、ディムロスと情報交換しました。
【ルガール・バーンシュタイン@MUGEN】
[状態]:腹部に銃創及び焼き痕、疲労
[装備]:無し
[道具]:共通支給品、ディムロス@テイルズオブデスティニー、不明支給品*0~2(武器はない)
[思考・状況]
基本思考:主催者を倒し、荷物を取り返す。
1:羽入たちが無事か気になる。
2:首輪を解除できる仲間を集める。
3:社員や八雲紫が巻き込まれていなくて安心。
4:羽入を新入社員としてスカウトする。
5: デパートにとりあえず向かう。
6:城之内も運送をできれば良かったのに……。
7:右上、左上の背後にはなにかいるのだろうか?
8:厄介なのも居るようだな…
※同じMUGEN出展の者については知っていますが、それ以外は分かりません。
※ルガール運送㈱の社長なので、KOFのルガール・バーンシュタインとは異なります。
※G・ルガール、オメガ・ルガールに変化可能かは不明です。
※右上左上の後ろに何かがいる可能性を認識しました。
※美希、ディムロスと情報交換しました。
&color(red){【城之内克也@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 死亡】}
&color(red){【秋山森乃進@まったり実況プレイシリーズ 死亡】}
支給品情報
回復食べ物セット@星のカービィ
マキシムトマト、ドーナツ、ピーマンの三点セット。
すべて体力を回復させる効果を持つ。
マキシムトマトは全快。ドーナツ、ピーマンはどちらもそれなりに体力が回復する。
なお、怪我を治癒する効果はない。
|sm121:[[惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(前編)]]|[[時系列順>第二回放送までの本編SS]]|sm:[[]]|
|sm121:[[惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(前編)]]|[[投下順>101~150]]|sm122:[[DIO様は本当に頭の良いお方]]|
|sm121:[[惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(前編)]]|フランドール・スカーレット|sm:[[]]|
|sm121:[[惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(前編)]]|日下部みさお|sm:[[]]|
|sm121:[[惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(前編)]]|アポロ|sm:[[]]|
|sm121:[[惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(前編)]]|古手羽入|sm:[[]]|
|sm121:[[惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(前編)]]|星井美希|sm:[[]]|
|sm121:[[惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(前編)]]|ルガール・バーンシュタイン|sm:[[]]|
|sm121:[[惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(前編)]]|&color(red){城之内克也}|&color(red){死亡}|
|sm121:[[惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(前編)]]|&color(red){秋山森乃進}|&color(red){死亡}|
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*惨劇起きてすぐ覚醒~狂気の最終鬼畜オヤシロ様(後編) ◆CMd1jz6iP2
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同じ頃、デパートに向かう二人組みの姿があった。
「アポロ、デパートが見えてきたぜぃ!」
「そのようですね……随分時間がかかってしまいましたね」
みさおとアポロは、デパートの近くまで歩いてきていた。
「ごめんな。ちょっと休憩しすぎたかなぁ?」
「仕方が無いですよ。山道を降りてきた疲労が出たのでしょう」
少し時間を遡る。
「おーい、早く行こうぜアポロォ! デパートに向かってダーッシュだってヴぁ!」
人に会いたいみさおは、ちょっと慌て気味に進んでいた。
「あまり急ぐと転びますよ、みさおさん」
注意力も散漫になっているみさおを諌めるが、聞いてはいないらしい。
「ダイジョブだって、そんなアホに見えヴぁあああああ!!?」
ばたりと転び、悲鳴を上げるみさお。
「だ、大丈夫ですか!? 敵の攻撃が!?」
「あ、足が……つ……攣ったってヴぁー!」
「……」
アホの子の介抱に時間を食って、結局着くのに時間がかかってしまった。
そして時間は戻る。
「ちょっとアホだったかもな。やっぱ柔軟体操はしないとなー」
ぽりぽりと頭を掻くみさおに、アポロは答えない。
「アポロ?」
「……みさおさん、後ろへ」
アポロは短剣を構え、なんとなく険しい表情に変わる。
「も、もしかして……ヴぁ!?」
振り返ると、みさおの背後に迫る馬鹿でかい蜂の姿があった。
「モービスに改造された生物兵器か!?」
後ろに隠れたみさおを守るように短剣を前に突き出す。
だが、いつまで経っても襲ってくる様子はない。
「(モービスの作った兵器はどこか挙動がおかしいから、ある意味おかしくもないのですが……)」
「な、なぁアポロ。あの蜂、何か持ってないか?」
みさおに言われ、よく見ると確かに何かを持っている。
それが何かを良く見て、アポロは驚愕した。
「人だ!」
「な、なんだってー!?」
それは人だった。背負ったディパックとの間に針状の腕を通して運んでいる。
恐る恐る近づくが、蜂は襲ってこない。
「……お前、もしかしてこの人を守ってんのか? 私ら、危なくないぜ?」
その言葉を理解したのか、蜂は人物を下ろす。
下ろされた人物は、腹部に赤い染みを作り、とても息が荒かった。
「いけませんね、危険な状態だ。どこかで休ませないと……どうかしましたか、みさおさん?」
「な、なぁ……その人の頭、なんかおかしいってヴぁ」
みさおの指摘に、頭を見るとたしかに妙なものが生えていた。
「角のようですね。まさか……彼女も改造手術を!? モービスの仕業か!!」
「酷すぎるぜ~。でも、角以外は普通の女の子だなー」
「人間をベースとしているようですね。私のような姿でないだけマシですが、人によっては怖がるでしょう」
みさおは、アポロを始めてみたときのことを思い出していた。
「そーだなぁ。私もアポロに出会ってなかったら、角について色々言っちゃいそうだってヴぁ」
「とにかく、安全なところへ運びましょう。デパートは、避けた方がいいでしょうね」
一瞬なんで? と思ったみさおだったが、この蜂が来た方角を考え、理解した。
「やっばい奴がいるかもしれないのか?」
「ええ、すみませんが予定は変更しましょう」
それに同意し、みさおは少女を担ぐ役を申し出る。
「私じゃ戦えないしな。こういうことくらい私がやるぜ」
角を気にしているかもと、自分の海賊帽子を少女にかぶせる。
アポロを先頭に間にみさお、後ろに蜂という隊列で歩く一行。
橋を越えたところで、アポロは異臭を感知した。
「みさおさん、ちょっと待っていてください」
「おっ、どした?」
アポロは、橋の下へと消えていき、すぐに戻ってきた。
「……すみません、みさおさん。気のせいでした」
「アポロ~、あんま驚かせんなってヴぁ」
「すみません。では行きましょう」
再出発した一行だったが、アポロの表情は苦いものだった。
「(なんてことだ……新堂さん!)」
首のない死体が、橋の下にあった。
その服装からして、おそらくは新堂誠に違いなかった。
「(みさおさんには、伏せておきましょう。……ここで言っても、危機を呼ぶだけでしょう)」
次の放送でわかることを伝えても、みさおを悲しませる時間が早まるだけだ。
死体を埋めようなどとみさおが言えば、危険な人物に追いつかれるかもしれない。
「(許してくれとは言いません。ですが、私は命あるものを守らねばならないのです)」
死んだ彼の分まで、みさおさんを守って見せよう。
そう、アポロは固く誓った。
新堂の死体のある橋の下。
一体の振り付けマスターはが、踊り続けていた。
あれから、ずっと踊っていたのだ。
そのお題目は「一休さん」。
ずっと寝ていた振り付けマスターは、誰の興味も引けなかった・
【E-2/草原/1日目・昼】
【日下部みさお@らき☆すた】
[状態]:健康
[装備]:ゴブリンバット@ニコニコRPG
[道具]:共通支給品、キッチリスコップ@さよなら絶望先生、アイス詰め合わせ@VOCALOID
[思考・状況]
基本思考:人なんて殺せね~けど生き残りて~な~…
1:この子(羽入)を守ってやるぜ! 背負うだけだけどなー
2:デパートに行きたかったぜ
3:新堂も探してやっか
4:柊…あやの…あいつら心配してんだろうな…
5:アポロ見た後だと、角生えてるとかどうでもいいな。
6:でも蜂はそのまま過ぎてマジ怖いぜ
※ゴブリンバットは新堂の支給品です
【アポロ@チーターマン2】
[状態]:健康、悲しみ
[装備]:ガリィ@FF11 FFⅣ、
[道具]:カレーセット@るろうに剣心、共通支給品、不明支給品0~1
[思考・状況]
基本思考:ゲームの転覆
0:モービスの仕業か! 許さん!
1:彼女(羽入)を安静できる場所に運ぶ。
2:新堂さん……
3:首輪の解除についても考えるべきですね…人材を探しましょう
4:自分の得意とする武器(弓矢・ボウガン)がほしいです。
※少女(羽入)と蜂はDr.モービスの生物兵器だと思っています。
※新堂の死体を発見しました。みさおには伝えていません。
※橋の下で、振付マスターは『一休さん』を踊っています。寝ているようにも見えます。
みさおに背負われる羽入。
彼女はフランに殺されたはずだというのに、なぜ生きているのか。
それは、むてきまるの「あやしいひかり」によりフランが混乱しての誤認だった。
ならば、なぜフランの体力が回復しているのか?
あの瞬間に戻り、実際に見てみよう。
「(完全に、油断していたのですッ……)」
腹部に一撃を食らった羽入は、自分の甘さを悔いた。
両手がなく、体力も尽きた状態で襲ってきても対処できると思ったのだ。
それでも、フランを殺しはしない。
「(フランドールを憎くないといえば嘘ですが……彼女の意思に、賭けたいのです)」
初めは、城之内と森乃進を殺した罪を悔いてもらうためだった。
だが、今は違う。
彼女は危険な存在であるが、運命を打ち破る強い意志を持っている。
分の悪い賭けではあったが、彼女の力はゲームを破壊する力になるかもしれない。
「(この命は、城之内にもらった命なのです。ならば、彼の決意を継いで見せるのです!)」
トイレのガレキに埋もれるよりも直前。
城之内は一枚のカードを使った。
それは、天使のサイコロ。使用した相手は、羽入。
そして、その出た目は……6。
攻撃力、防御力を大きく上昇させた羽入は、ガレキを耐え切れたのだ。
目の前で潰れる城之内。
―――悪ぃ、後は頼むぜ。羽入ちゃん。
そう語りかけるかのような瞳を、心に焼き付けた。
「(6を出し続けても、このゲームには勝てないのかもしれない)」
6を出しても城之内は死んでしまった。
ならば、このゲームを打ち破るには、6の限界を超える必要がある。
それこそが、フランではないかと羽入は考えたのだ。
「(7や100どころか、マイナスまで揃っているサイコロではありますが……)」
それを畏れることを、羽入は止めた。
羽入は城之内の最後の支給品である回復アイテムをフランに投げる。
回復食べ物セット。それが城之内最後の支給品だった。
マキシムトマト、ピーマン、ドーナツの三点セット。
それぞれ回復量が違うそうだが、もっとも輝くトマトをフランに投げつけた。
本当なら、無理矢理でも食べさせるつもりだったが余裕はない。
食べてくれるかは知らないが、そこまで面倒を見る義理も無かった。
「むてきまる、あやしいひかりなのです!」
フランに奇妙な光を浴びせ、羽入はその場から逃げ出した。
あやしいひかりで混乱していたフランは、わけもわからず目的を果たしたつもりになっていた。
そう、フランが羽入だと思ったのは、マキシムトマトだったのだ。
デパートを出てすぐ、ドーナツを食べる。
「……もっと、ゆっくり味わいたかったのです」
残念そうな一言を吐ける程度に、体力は回復した。
一見普通の食べ物に見えるが、栄養ドリンクや点滴以上に活力を満たしてくれた。
それでも、意識は途切れそうになるほどの疲労は消えなかった。
時間操作は、羽入の力の中でもっとも疲労する力の一つ。
連続で使用した能力は、羽入の体力を削り取っていた。
「ルガールを、探すのです、このゲームを、打開せね、ば……」
デパートを出たところで、糸が切れたように羽入は崩れ落ちた。
それをむてきまるが運び、アポロたちとの出会いとなったのである。
フランに恨まれながらも、殺さなかった羽入。
彼女は、逆刃刀の持ち主のように殺さずを貫くのか。
それとも、時には非情となり命を殺めるのか。
それはまだ、神すらも与り知らぬことであった。
【E-2/草原/1日目・昼】
【古手羽入@ひぐらしのなく頃に】
[状態]:不安、重度の疲労、全身に痣、腹部に怪我
[装備]:逆刃刀・真打@フタエノキワミ、アッー!、海賊帽子@ミュージカル・テニスの王子様
[道具]:共通支給品、うまい棒セット@現実 ヒテンミツルギ極意書@ニコニコRPG、ピーマン@星のカービィ
くず鉄のかかし@遊戯王シリーズ、モンスターボール(むてきまる)@いかなるバグにも動じずポケモン赤を実況
DMカードセット(天使のサイコロ、悪魔のサイコロ、スタープラスター)@遊戯王シリーズ
[思考・状況]
基本思考:首輪を解除して、運命を打ち破る。
0:気絶中
1:城之内……森乃進……
2:ルガールが無事か心配
3:フランが今後どう動くかに期待と不安
※参戦時期は、皆殺し編終了後です。
※オヤシロ様としての力は使えるようですが、非常に疲労するようです。
※思いつめていて多少判断力が鈍っている恐れがあります。
※右上左上の後ろに何かがいると断定しました。
※来た世界が違う人間がいると断定しました。
※九頭龍閃を習得しました。
※ヒテンミツルギ極意書に出てきた刀と逆刃刀・真打が同一のものと気づいていません。
※くず鉄のかかしは後10時間、天使のサイコロは12時間使用不可です。
※咲夜という人物が同じような時間操作を使用すると推測しました。
※美鈴という人物がフランと知り合いであると知りました。
※フランは、羽入が死んだと思っています。
アポロたちが橋を越えた同じ頃、遠く離れた場所。
「ん……ここはどこなの、ミキは美希なの?」
「ふむ、美希君というのかね?」
アイドル、星井美希はなぜか眠っていたらしい。
こんなに暗いということは、もう夜なのだろうか?
「服も乾いた。速く着ねば風邪を引くぞ」
服? と言われ、自分の姿を確認する。
「……きゃ(もごもごもご)!?」
美希は自身の常態に驚く。
なぜか、下着しか身に着けていなかったのだ。
悲鳴をあげようとするが、口を塞がれ止められる。
体格の良い怖そうなおじさんだった。
「(だ、誰なのこのおじさん! 助けて、しゅーぞーさん!!)」
「あまり叫ぶのは好ましくないな。というより、何も覚えていないのか?」
何のこと? と美希は頭を唸らせる。
「……あ」
奇跡的に、美希は記憶を呼び覚ますことができた。
「あー、やっと橋なの。あそこで休憩しよっと」
デパートに続く橋がようやく見えてきた。
そこに、人影が見えた。
「二人かな? 殺し合いに乗ってないか確かめないと」
こちらに気がついていないらしい二人に声をかけようとした瞬間。
銃声が美希の耳に響き、思わず逃げてしまった。
「ど、どうなったの?」
少し離れ、振り向く。
ちょうどその瞬間、誰かが川に落ちた。
「も、もしかして……撃たれたの!?」
美希のいる方向に流れてくる人影。
その人影を、美希は追った。
「助けないと! でも、届くわけ無いの……そうなの!」
自分はゴム人間になったことを思い出した美希。
~美希のてきと~バトルロワイアル計画 流れてくる人を助けよう編~
手を伸ばす→掴む→ありがとー→救出成功なの
簡単なの、と早速実行に移す。
「うーーん……えい!」
振りかぶって伸ばした腕は、何度やってもうまく流れる人を掴めなかった。
何度か掴めず殴ってしまったことまであった。
「今度こそ掴むの!」
伸ばした腕は、今度こそ流れる人を掴む。
「やったの! あ、あれ、ちょ、ええええええ!?」
だが、伸ばした腕が戻ることはなく、逆に美希が川へと引きずり込まれた。
「やだ、ガボッ、死、助……」
悪魔の実の能力者は、泳げない。
その意味を美希は体感する。まるで手足が凍りついたかのように体を動かせないのだ。
沈んでいく体。死にたくなくて何かを掴むが、それも沈んでいた棒のようなものだった。
「(美希にヒーローなんて、無理だったのかなぁ?)」
死ぬ。それだけを理解して、美希は意識を失った。
「そうだったの! おじさん、もしかして流れてた人?」
「ああ、そうだ。若い女性の服を脱がし、悪いと思ったが風邪を引いたら大変だからな」
「変態さんかと思ってごめんなさいなの。それと、全然助けられなくてごめんなさいなの」
逆に助けられてしまったことに、美希はショックを受けていた。
「何、まったく無意味だったわけではない。ある意味、君のおかげで助かったようなものだ」
美希が引き込まれた瞬間、ルガールに激しい衝撃が走った。
簡単に言えば、ゴムゴムのロケットのような形で美希がルガールにぶつかったのだ。
「ぐはぁ!?」
失っていた意識を取り戻すルガール。
沈んでいる少女をもぐり引き寄せる。
だが、そこから岸に上がることができない。腹部の出血と痛みが、ルガールに自由を与えない。
「(いかん、このままでは共倒れだ。だが、だからといって彼女を見捨てるわけにもいかん)」
焦燥感に襲われるルガールの耳に、何か声が聞こえる。
「まずいな、幻聴まで聞こえるとは」
『幻聴ではない。私を使え!』
その声は、水の中……抱きかかえた少女の手から聞こえた。
いつの間に掴んだのか、そこには赤い剣があった。
「なんと、喋る剣とはな。……ならば、遠慮なく使わせてもらおう!」
剣を手に取ったルガールは、岸に剣を突き刺した。
美希を岸に上げた後、なんとか自らも河から脱出することができたのだった。
「なんとか助かった……というには早いか」
ルガールの腹部からは、未だ出血が続いている。
生半可な方法で止まる出血ではない。
『……少し乱暴な手段だが、どうにかなるかもしれんぞ』
「かまわん、どうせこのままでは死は避けられまい」
そういうと、物言う剣……ディムロスは刀身を赤く熱する。
「……なるほどな。良い選択だ」
ルガールはディムロスを手に取り、そして。
「ヌ、ウウウウウウウウ!!!」
傷口を焼いた。
出血の止まった腹部を見せ、ルガールは語った。
「というわけで、何とか助かったわけだが。質問はあるかね?」
「痛くないの?」
率直に疑問を聞く美希に、不適に笑いながらルガールは答えた。
「イ タ イ」
「聞いたミキがバカだったの」
服を着た美希は、お互いの自己紹介を始めた。
「殺し合いを止める、か。やはり首輪の解除が専決だな」
「そうなの! ところで、ここはどこなの?」
別に夜になったわけではなく、橋の下だと気づいた美希は場所を聞く。
「おそらくは、F-4の橋の下だろう。すぐ近くにデパートが見える」
「えー、戻ってきちゃった。ミキの努力、すべてパーなの」
ぐでーっと倒れこむ美希。肉体的疲労と精神的疲労が折り重なった結果だった。
『……ルガール。あなたをを襲った人物についてなのだが……黒衣を着た小柄の人物で間違いないはないと?』
「間違いなく、その人物だ」
それを聞いたディムロスは、悲痛な表情が浮かんでくるような呻きをあげた。
『……我の責任だ。フランは、正義感があるわけでも、他人の幸せを優先する性格でもなかった。
それを、我は元のマスターと同じつもりで接した。その結果が、彼女の心を狂気に染めてしまった』
「あまり自身を責めるな。ともかく今は放送を待とう。
日の高さから考えればそろそろのはずだ。」
『ああ、たしかにまだ放送は始まっていない。これからのはずだ』
「しゅーぞーさんは無事なのかな……」
二人と一振りの剣は体を休めながら放送を待つ。
【F-4橋の下 /1日目・昼】
【星井美希@THE IDOLM@STER】
[状態]:ゴムゆとり・疲労により熱血沈静化
[装備]:なし
[道具]:支給品一式×2、モンスターボール(おにぽん)@いかなるバグにも動じずポケモン赤を実況、
新型萌えもんパッチ@ポケットモンスターで擬人化してみた、ねるねるね3種セット@ねるねるね
[思考・状況]
1.人は殺したくないの。
2.雪歩を探すの。
3.でぃおとレッドさんを探しながら山(E-1)に向かうの。
4.ゲームに乗らず、人を殺さずゲームを終わらせるために、首輪を外すの。
5.レッドさんの言うこともわかるの。悪い人とあったら説得できるの?
6.しゅーぞーさんが絶対に来てくれる事を信じるの。
7.でぃおさんに謝ってもらうの。もし襲ってきたら……
8.ルガールさんは良い人なの。ディムロスさんは剣なの。
9.水は怖かったの。
※ゴムゴムの実@ワンピースを食べました。能力者になったことに少し気がつきました。
※サンレッドをヒーロー役の俳優だと思っています
※ルガール、ディムロスと情報交換しました。
【ルガール・バーンシュタイン@MUGEN】
[状態]:腹部に銃創及び焼き痕、疲労
[装備]:無し
[道具]:共通支給品、ディムロス@テイルズオブデスティニー、不明支給品*0~2(武器はない)
[思考・状況]
基本思考:主催者を倒し、荷物を取り返す。
1:羽入たちが無事か気になる。
2:首輪を解除できる仲間を集める。
3:社員や八雲紫が巻き込まれていなくて安心。
4:羽入を新入社員としてスカウトする。
5: デパートにとりあえず向かう。
6:城之内も運送をできれば良かったのに……。
7:右上、左上の背後にはなにかいるのだろうか?
8:厄介なのも居るようだな…
※同じMUGEN出展の者については知っていますが、それ以外は分かりません。
※ルガール運送㈱の社長なので、KOFのルガール・バーンシュタインとは異なります。
※G・ルガール、オメガ・ルガールに変化可能かは不明です。
※右上左上の後ろに何かがいる可能性を認識しました。
※美希、ディムロスと情報交換しました。
&color(red){【城之内克也@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 死亡】}
&color(red){【秋山森乃進@まったり実況プレイシリーズ 死亡】}
支給品情報
回復食べ物セット@星のカービィ
マキシムトマト、ドーナツ、ピーマンの三点セット。
すべて体力を回復させる効果を持つ。
マキシムトマトは全快。ドーナツ、ピーマンはどちらもそれなりに体力が回復する。
なお、怪我を治癒する効果はない。
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