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少女休息中.... - (2009/05/06 (水) 21:45:49) のソース
*少女休息中... ◆BRxsUzTn5A ---- 『脱落者は僧侶。伯方の塩。スプー。重音テト……』 フランはショッピングカートをころころと動かしながら、2回目の放送を聞いていた。 『……以上です。第三放送は六時間後となります』 「テト……やっぱり死んじゃったんだ」 放送を聞いたフランはつぶやく。 しかし、テトの死の報せを聞いても深い悲しみにふけることはできなかった。 彼女とはそれほど仲を深めあうほどの交流はしていなかったし それに、あの先ほどの頓末でうすうす彼女の死は予想できた。 「テトは歪みない方、歪みある方どっちを選んだのかな?」 ぽつりとフランは疑問を口にする。 彼女は歪みない生き方を選んだのにも関わらず、死んでしまったのだろうか。 だったら、歪みある生き方がいいのか…… 「いいや……考えても仕方ないし」 フランは首を横に回し、窓の方を見る。 吸血鬼の天敵である太陽はまだまだ沈んではいない。 先ほどの頓末に気が滅入ってしまったフランは一端体勢を整えることを選んだ。 「"あれ"はここにあるのかなぁ?」 フランはデパートのあるフロアに足を運ぶ。 そこは家具量販のフロア。中には食器棚やデスクがところせましと並んでいた。 幸い、フロアの電灯はストップしており薄暗い室内はフランにとってちょうどいい状態だった。 フランは家具の間をフラフラとさまよう。 家具は結構な数があり、目的な場所に行くまでに結構な時間を要した。 しばらく歩いた末、ようやくフランは目的の家具を見つけた。 それは自分の元いた場所のように紅い色をして、どことなくクラシカル的な雰囲気をかもちだすベッドであった。 フランはベッドにゆっくりと腰を下ろす。 柔らかいベッドの感触が返ってきた。 「そういえば、昔もあんな感じだったなぁ……」 暗く光もささない館の地下。フランは幽閉されたも当然のように 地下の一室で495年間を過ごしてきた。 今更、独りでいるのに何ら退屈はしない。 「そう、私はいつもひとりぼっち……」 フランの言葉は 自分が寂しくないと言い聞かせるためのように感じた。 フランはおろしていた上半身を横にし、猫のように丸く縮こまった。 瞼がだんだんと重くなり、うとうとし始めた。 体力は万全でも、精神面においては相当な疲労がたまっていた。 この殺し合いの中で様々なことがあり、フランを睡魔に誘うのには十分だった。 やがてフランは瞼を閉じ、すやすやと眠り始める。 この様を見ると今まで4人もの犠牲者を出した危険な人物とは思えない可愛らしい寝顔だった。 おやすみなさい、フランドール・スカーレット。 暗がりのベッドは今は一人。 次の獲物を狩るために。しばしの長い夢の時を……。 今はゆっくりと……。 【F-3 デパート内/一日目・日中】 【フランドール・スカーレット@東方project】 【状態】:体力全快、全身に拷問痕、翼喪失、左肩に銃痕、右手喪失、、足に刺し傷(いずれも微々に回復中) 【装備】:ショッピングカート 【持物】:基本支給品一式*2、クリムゾン(弾数0/6、予備弾12/36)@デスクリムゾン、セーブに使って良い帽子@キャプテン翼 ゼロの仮面@コードギアス、射影機(07式フィルム:28/30)@零~zero~、予備07式フィルム30枚、フランの翼と指、ショッピングカート 【思考】歪みない生き方=今まで通りの自分の生き方をする。 0、……………。 1、外に出れる服を探す。 2、嫌な奴を殺す(アカギ(名前は知らない)、ブロリー) 3、嫌な奴かは話して決める。襲ってくる奴は殺す。 4、本屋にあるDMの本を読みたい。 5、手が再生しないと何もできないよ。 6、映画館どうしよう。 ※「ゼロの衣装セット」は仮面以外破れました。太陽に晒されれば死に至ります。 ※美鈴達と情報交換をしました。 ※再生はできますが、速度は遅いです。 ※くず鉄のかかしの使用制限を知りました。 ※フランは羽入の名前を知らず、オヤシロ様とだけしか知りません。 ※クリムゾンの進化ゲージは初期値に戻りました。 ※本来より速く、二、三人の殺害(もしくは死体撃ち)でゲージは最大に溜まるようです。 ※自分の所為であおばシゲルが死んだことがわかっていません。 ※魔導アーマーがデパート内に放置されています。 ミクの荷物はデパートホール内に放置されています。 |sm153:[[道化の考えは人には分からぬる(後編)]]|[[時系列順>第三回放送までの本編SS]]|sm155:[[Q 3人-1人+0.5人-2人=?]]| |sm153:[[道化の考えは人には分からぬる(後編)]]|[[投下順>101~150]]|sm155:[[Q 3人-1人+0.5人-2人=?]]| |sm143:[[嘘と現実の境界]]|フランドール・スカーレット|sm:[[]]| ----