「逃走中」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
逃走中 - (2009/10/19 (月) 01:22:10) のソース
*逃走中 ◆KX.Hw4puWg ---- 辺り一面に広がる殺風景が、殺し合いの場において違和感無く映っている様に、少なくともドナルドには見えていた。 今思えばやや障害があったとはいえ…ドナルドの思うプラン通りには進んでいる。 厄介なのは馬岱と藤崎の二人だ。 もし彼等が先程まで、分裂前の図書館組に会い、自らの危険性を話したらどうするか。 そして数少ない戦力を集中させ、勝負を挑まれたら―――今のままでは負けてしまう。今のままでは。 現在のところ、鏡音レンという立派な「信者」を従えている。だが、だがまだ足りない。まだ「信者」は必要だ。 そう考えれば言葉を手放したのは少しは痛いかもしれない。だがいずれは先程放った1OUTキノコによる恐怖に陥り、生ける死神達に殺されるであろう。 と、今のところ、言葉はこれで良しとしよう。 だが…鏡音レンについてはどうするか。 レンは一瞬だったとはいえ…自らがかけた洗脳が若干消えかけた事があった。 それはドナルドにとって想定外の出来事。 また洗脳し直したからとりあえずはセーフとしても、ドナルドの洗脳から逃れるのには、宿敵である魔王ヴェル爺やねるね婆達、敵対する巨大宗教により作られた「耐性」を持っていなくてはならないと言うのにだ。 (んー…一体どういう事なのかなぁ) よくアニメ等である「仲間の呼び掛けによって洗脳から目覚める」という事がある。 だがレンの仲間らしい仲間はあの場において居なかったに等しい。 ならば…あの馬岱達に何か影響されたのだろうか。 自らが馬岱の術を真似した様に、レンも真似したのか? …それに考えられるのは、レンと一定時間同行したであろう、藤崎だ。 彼によって何か「耐性」をつけられてしまったのだろうか? (それに、明らかに図書館の時よりも藤崎は変わっていた…僕の呼び掛けにホイホイ着いて来なかった訳だし…ね♪) ならば、更に彼等に対して注意すべきであろうか。 …いや、ただ単にもう少し様子見をしよう。 彼等の様な「純粋」な力を持つ人物はもう随分減ったであろう。 それゆえ、むしろ貴重な人材。このバトルロワイアルにとっては、むしろ必要な存在である。 (そうかぁ、ドナルドにとっては障害じゃない、むしろ楽しみだ…もう殺し合いは一日目が終わりかけてる。だから…) 「ドナルドー?早く行こうぜ!」 「んー。ごめんごめん。若干意識が飛んでたよ♪」 「ちょ…ドナルド、冗談でも勘弁してくれよ」 「ハハハハッ。さぁ、早く進もうか」 そうしてドナルドはレンと再び歩き出す。 その多い野望と、狂った希望を胸にして。 ◇◆◇◆◇◆ ただ虚ろに空を見上げる。 満天の星空が、不釣り合いにその光を示していた事なんて少女、桂言葉にとってはどうでもいい。 ただ、今は少しだけでも安心出来て良かったと思う。 あのドナルドから偶然にも逃れられる様になったのだから。 それだけでも…それだけでもだ。 でも未だにあの道化師に植え付けられた恐怖感が残っている。 その恐怖感に自らがいつ押し潰されるかも分からないまま。 彼の命令に今は従うしかないのだ。 「…?」 そんな言葉がある異変を感じたのは、そう感じて間もない頃だ。 後ろに、何か居る。 ずっとこちらに近づく様に、ひたひた、ひたひた。と。 振り向いちゃいけない、と言葉の第六感が示す。 だが―――こういう時にも人間には興味が働く物だ。 歩みを止め、言葉は自らの頭を徐々に後ろに振り向かせる。 若干動かした時には、まだ景色が広がっている。 そこからまた動かしたその瞬間―――――――――――― …………………みーつけた。 「キャアアアアアアアアアアアアッ!?」 一瞬姿が見えたその時無意識に叫んだ。 そしてそれに比例するかの様に、すぐにその足を早く前へと進める。 緑色と、肌色とあの光が無い目。 ただそれだけなはずなのに。 怖かった。ただひたすらに怖かった。 そして威圧感や緊張感等が、次々と胸の奥から沸き上がるかの様に、彼女の全神経に伝わる。 それはあのドナルド・マクドナルドと、酷似していた。 そして言葉は今、走りながら知った。 あの道化師からは…逃れられない。 世界中、何処まで逃げても、必ずどこかに断片がある。 そしてこの殺し合いをも…いつか全員、自らの思うままにしたいという事も。 また、言葉は一つ事実を知ったのであった。 【C-2/一日目・真夜中】 【ドナルド・マクドナルド@ドナルド動画(現実)】 [状態]:腹部にダメージ(中)、魔力消費(大) 左腕骨折 [装備]: [道具]:支給品一式×2(一食分水・食料消費) 不明支給品0? ランサーアサルトライフル(335/350)@Gears of War2 魔法の石@Heart Of Darkness [思考・状況] 基本思考:教祖として信者を沢山作りつつ、信者を指揮してバトルロワイアルを盛り上げ主催者になりかわる 1:レンと共に図書館へ向かう。 2:光の原因を調べてみるのもいいかもしれない。 3:言葉を駒として徹底的に利用する。逃がすつもりは毛頭ない。 4:チルノを殺し合い向きの人材に育てる 5:タケモトの首輪解除及び無力化のための手伝いをする。利用した後は…… 6:藤崎や馬岱等が楽しみ。 ※僧侶のネガキャンを聞きました。 ※馬岱から妖術と幻術をラーニングしました。 ※ドナルド組は崩壊しました ※藤崎が生きていることを知りました。また、藤崎が何らかの形で変化が起こったと推測しています。 【鏡音レン@VOCALOID】 [状態]:精神的に疲れ 腹部・頭部強打(中ダメージ・手当て済) ドナルド信者状態 [装備]:朝倉さんのナイフ@涼宮ハルヒの憂鬱 [道具]:支給品一式×2(一食分水・食糧消費) ダイヤの結婚指輪のネックレス@ネ実板(ブロントさん) スタンドマイク@VOCALOID [思考・状況] 基本思考:弱い悪党から殺していき、出来る限り早く強くなる。(悪気はないが足を引っ張る参加者=悪党) 1:二度と後悔しないように、マーダーを見かけたら積極的に殺す……? 2:ドナルドと映画館に向かう。 3:拡声器でミクの悪口を言っていた悪党(僧侶)を殺しに行く 4:言葉が若干恐い。 5:兄弟たちに会いたい。 6:ドナルドを尊敬、信頼。不安だったがタケモトも見直した。 7:チルノの言う『最強』に興味 8:いつか馬岱を自分の手で殺す ※僧侶のネガキャンを聞きました。 ※ドナルドマジックについて知りましたが、口止めされました ※藤崎のダイイングメッセージに関する考察を聞きましたが信じていません 【D-4/図書館周辺/一日目・真夜中】 【桂言葉@SchoolDays】 [状態]:肩に刺し傷、疲労(大)、全身に痛み 、空腹 絶望 全身に暴行の後、撹乱(大)、ドナルドへの恐怖感 [装備]: [道具]: [思考・状況] 基本思考:誠君を生き返らせるために生き残る 1:図書館へ向かう。 2:ドナルドから離れる事は出来ない… ※アニメ最終話後からの参戦です。 ※1outキノコ@奴が来るに追跡されており、撹乱状態な為、図書館へは向かわないかもしれません。 |sm203:[[正義の味方 -Round ZERO BLADE BRAVE-(状態表)]]|[[時系列順>第四回放送までの本編SS]]|sm:[[]]| |sm203:[[正義の味方 -Round ZERO BLADE BRAVE-(状態表)]]|[[投下順>201~250]]|sm205:[[]]| |sm198:[[道化師のみぞ知る策謀]]|ドナルド・マクドナルド|sm:[[]]| |sm198:[[道化師のみぞ知る策謀]]|鏡音レン|sm:[[]]| |sm198:[[道化師のみぞ知る策謀]]|桂言葉|sm:[[]]| ----