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  • 燃えつきろ!! 熱戦・烈戦・超激戦――俺がやらねば誰がやる・ヘタレ王子編――

燃えつきろ!! 熱戦・烈戦・超激戦――俺がやらねば誰がやる・ヘタレ王子編――

最終更新:2009年05月20日 18:13

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だれでも歓迎! 編集

燃えつきろ!! 熱戦・烈戦・超激戦――俺がやらねば誰がやる・ヘタレ王子編―― ◆vXe1ViVgVI




□ ■ □ ■



「クズが……大人しくしていれば楽に死ねたものを……!」

 サンレッドを吹き飛ばした後、ブロリーは腹部を襲う深刻なダメージに顔を歪めていた。
 サンレッドの最後の一撃はブロリーに大きなダメージを与えた。これは本来の実力差からすれば奇跡とも言える所行。
 驚異的な粘りにより弱点に気付いたサンレッド、命と引き換えにブロリーの視界を奪ったたこルカ、そしてサンレッドが放った怒りの一撃……それら全てが組み合わさった事によりようやく与えられたダメージ。
 もし、ブロリーが伝説のスーパーサイヤ人ではなく、通常のスーパーサイヤ人状態であれば、殺害すら出来ていたかもしれない。
 それ程までに大きいダメージをサンレッドはブロリーへ与えていた。

 だが、それは飽くまでも『もし』の話だ。

 通常のスーパーサイヤ人状態であれば死に至る傷も、伝説のスーパーサイヤ人と化している今のブロリーにはそこまで大きな問題ではない。
 少なくとも戦闘の中断には至らず、ブロリーは腰布で顔のタコ墨を拭った後、キュピキュピと音を立てて歩き始める。

「次はお前を血祭りに上げてやる……!」

 その視線の先にいるのはベジータ。
 たこルカを殺害した際の爆発に巻き込まれたのか、土埃にまみれた身体を震わせベジータはブロリーを見上げる。
 ベジータは完全に萎縮しきっていた。

「クソったれ……」

 彼には分からない。
 何故、サンレッドがこの化け物に立ち向かえたのか。
 何故、たこルカがこの化け物に刃向かったのか。
 ベジータには未だ理解できない。
 ……だが、ベジータの中にも畏怖や絶望以外の感情も生まれてきてはいる。
 下級戦士……いや、サイヤ人ですらない男と人間ですらないタコが立ち向かっていったのだ。
 人一倍プライドの高いベジータが何も感じない訳がない。
 ただ、ある一つの制限が影響して、彼は絶望と恐怖の渦から抜け出せずにいた。
 その制限とは『スーパーサイヤ人化の不可』と言ったもの。
 ブロリーが伝説のスーパーサイヤ人への変身が制限されていたように、ベジータもスーパーサイヤ人への変身を制限されているのだ。
 実を言うとベジータ自身、この事実に関しては気にも止めていなかった。
 スーパーサイヤ人にならずとも大抵の敵は倒せる自信があったし、ブロリーも同様に制限が掛けられていると考えていたからだ。
 確かにベジータの考えは間違いではない。
 ブロリーの変身について主催者側は、特別なリミッターを用意してまで、しっかりと制限を設けていた。
 だが、そのリミッターは破壊され、何の因果かベジータの目の前でブロリーは伝説のスーパーサイヤ人に変身した。
 元々、スーパーサイヤ人状態での一撃ですらブロリーにダメージを与えられなかったのだ。
 普通の状態で戦ったところで、嬲り殺されるだけ。

 ベジータは結局立ち上がる事が出来なかった。
 ボロボロの身体で戦い続けたサンレッドを見ても、仲間を救う為に命を落としたたこルカの姿を見ても、『スーパーサイヤ人になれない』という足枷がベジータを蝕み続けていた。

「……クソったれーーー!!」

 結果、ベジータが取った行動はお決まりの戦法であった。
 眼前に具現化された「恐怖」へがむしゃらに気弾を連射し、逃亡を試みる。
 立ち向かう気の欠片もない消極的な戦法。
 だが、そんな命乞いのような攻撃が通じる訳もなく、キュピキュピという足音が止まる事なくベジータへと近付いていく。


「何なんだ、今のはぁ?」
「あ……あ……」

 爆煙を切り裂き現れるは、傷一つ負った様子のない伝説の悪魔。
 もはや抵抗する気力すらへし折られていた。ベジータは接近してくる悪魔の姿をただ震えて見ているだけ。
 幾度となくサンレッドを吹き飛ばしたブロリーの拳が、ベジータの鳩尾へ無造作に振るわれる。

「か……かか……」

 衝撃に呼吸が止まり、言葉すら出ない。
 目と口を全開まで開き、ベジータは悶絶する。

「貴様は楽に殺さないと言ったよなぁ?」

 続いて首を根から引き抜くかのような強烈なアッパー。
 ベジータの口から鮮血が飛び散り、地面に滴る。更にもう一度ボディブロー。
 身体が「く」の字に折れ曲がり、口が酸素を求めてパクパクと動く。
 再びアッパー。
 先程よりもほんの少し強く振るわれた一撃に、ベジータの足が地から離れる。
 そしてそのまま頭を掴まれ、地面へと盛大に叩き付けられる。
 ブロリーとベジータを中心に、地面が円形に陥没し広がっていき、俗に言うクレーターが出来上がる。
 クレーターの完成と同時に意識を手放したベジータを、ブロリーは何度も何度も踏みつけた。
 そして数十回の踏みつけの後、もはや地面に埋もれきったベジータを引き抜き、再び腹に一撃を入れる。

「ゴっ……!」

 大きすぎる鈍痛にベジータの意識が深淵の中から引き戻される。

「まだまだ……お楽しみはこれからだァ」

 視界に移るは凄惨な笑みを浮かべる悪魔。ベジータの心が絶望に塗りつぶされていく。
 ベジータはただひたすらに願っていた。
 この地獄から早く解放されるよう、この地獄が早く終わるよう、この悪魔が自分を早く殺してくれるよう……ひたすらに願い続けた。
 もう彼の心は再起不能なまでに傷を負ってしまった。
 サイヤ人の王であるプライドも、心の奥底に眠る家族に対する愛も、生涯のライバルへの敵対心も、全てがどうでも良く感じる程に、彼の心と身体は衰弱していた。
 死んで、この苦痛と絶望から解放されたい。そう考え込んでいた。






「―――諦めんなよぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」





 ―――その時、恐怖と絶望だけが支配していた心に一陣の熱風が吹き抜けた。

□ ■ □ ■



 その場に辿り着いた時、修造の眼前にはこれ以上ない程に凄惨な光景が広がっていた。
 抉れた地面、無惨に倒された木々、そしてボロボロの状態で尚いたぶられ続けるベジータ……それらを認識したと同時に、修造は駆け出していた。
 右手に持った黄金の剣を、テニスのスマッシュを打つかのように掲げ、ベジータをいたぶる悪魔へと思い切り振り下ろす。
 何時も教え子達に言った言葉を叫びながら、何度も自分自身へ放った言葉を叫びながら、修造はブロリー目掛けてギャラクシアを振り下ろした。

「またクズが一匹死ににきたか……!」

 その一撃は、当然の如くブロリーには届かない。
 ベジータを掴んでいる手とは逆の腕を持ち上げ、ブロリーはギャラクシアの刃を防ぎ、そして修造の胴体を指先で弾く。
 たったそれだけの動作で修造は口から血を吐き出し、後ろに吹き飛んでいった。

「ふん……良かったな。僅かだが死ぬまでの時間が伸びたぞ」

 そう言うとブロリーはベジータに背を向け、地に転がる修造へと近付いていく。
 あくまでベジータはメインディッシュ。
 邪魔になる者を全て排除した後で、ゆっくりとゆっくりと嬲り殺す……それがブロリーの考えであった。
 一時の解放を受けたベジータは地面に這い蹲り、修造に歩み寄るブロリーを見詰める事しか出来ない。
 修造を死なせたくないという気持ちもあるにはあるが、巨大な恐怖心の前には余りに矮小な感情でしかなかった。
 サンレッドやたこルカを見殺しにした時同様に、ベジータは身を縮こませ恐怖と絶望に震え続ける。




 ―――勝てる訳がない……あんな化け物を相手にして、勝てる訳がないんだぁ……



 ―――諦めんなよ。



 ―――殺される……みんな殺される……修造も、言葉も、主催者達も……全員奴に殺されるんだぁ……。



 ―――諦めんなよ!



 ―――奴は……奴こそが伝説のスーパーサイヤ人なんだぁ……。



 ―――諦めんなよぉぉおおおおお!



 だが、その脳裏には今までと違い、ある言葉が執拗に流れ続けていた。
 自分の弱音に重なるように流れるワンフレーズの言葉。
 それは、ある男から伝えられた熱い言葉。
 一度は自分に立ち向かう勇気をくれた、熱すぎる言葉。
 そして、自分を助けるため剣を振るいながら、男が叫んでいた言葉。
 ヒーローでもサイヤ人でもない人間が、伝説のスーパーサイヤ人に立ち向かいながら、叫んだ言葉。

「諦めんなよ……諦めんなよ、お前!! どうしてそこで止めるんだよ、そこで!」

 ふとベジータが顔を上げると、そこには口から血反吐をこぼしながらも立ち上がる修造の姿があった。
 デコピンとは言えあのブロリーの攻撃を喰らったのだ、常人である修造にダメージが無い訳がない。
 骨は砕け、ダメージは内臓にまで伝わっている筈だ。
 なのに修造は立ち上がり、ベジータに向け声を出し続けている。
 今までの人生で何百、何千と唱え続けてきた励ましの言葉を、眼前に迫る伝説の男すら無視し、
 完膚無きまでに心をへし折られた男へと叩き付ける。

「 ダメダメダメダメ、諦めたら! 周りのこと思えよ!! お前を支えてくれた人のこと考えてみろよ!!
元の世界の仲間、サンレッド、たこルカ……皆お前を支えてくれたんだぞ!! ずっとずっとヘタレていたお前を見捨てずに、ずっとずっと支えてくれてたんだぞ!!!
何でお前だけ諦めんだよ!! ブロリーを倒すって言ってただろ? 諦めんなよ、諦めんなよ、ベジータァァァァアアアアアアアアアアアア!!!」

 あのブロリーの攻撃を喰ったというのに、修造は普段と変わらぬ声量で叫び続ける。
 口から鮮血を撒き散らし、苦しそうに脇腹を抑えながらも、声を張り上げる。
 ベジータはそれを呆然と眺めながらも、動かない。
 だが、その心にはジワリと何か不思議な感情が滲んできていた。
 今までに感じた事のない感情。心の奥底から叫び出したくなるような熱い感情。
 これは、この感情は―――。

「満足したかぁ?」

 だが、そこでベジータの思考を遮るように悪魔が声を上げた。
 悪魔は修造の直ぐ前方に接近している。咆哮に全てを使い尽くしたのか、修造は抵抗する気配を見せない。
 抵抗したところで何が変わる訳でもないのだが。

「君は、本当に、強いんだね……化け物みたいな強さだ……」
「化け物? 違う、俺は悪魔だ」

 修造の言葉にブロリーは笑顔で見せ、修造はブロリーの答えに困ったような笑顔を見せる。
 たったこれだけのやり取りでも、目の前の男が話の通じるような相手でないと、
 修造は理解できた。
 しかし此処で口を閉じてしまったら、それは諦めたと同意義。
 だから、修造は言葉を紡ぐ。
 殺し合いを止める為、伝説のスーパーサイヤ人を前にしても、説得を止めない。

「どうして……どうしてその力を他の事に役立てないんだよ! その力を使えば殺し合いなんて簡単に止められる! やってみろって! 君にはそれだけの力があるんだから!」

 周囲の気温が上がったかと錯覚すら覚える修造の熱い言葉。
 それを平然と聞き流しつつ、ブロリーは修造へと近付いていく。
 如何に熱い言葉であっても生まれつきの戦闘狂には届かない。
 全てを破壊し尽くす……それがブロリーの生きがいであり、アイデンティティ。
 それは誰にも変える事が出来ない。彼を止めるにはその命を絶つしか方法はない。

「この一撃で楽にしてやる」

 ブロリーの右手に気が集中していく。
 現れるは掌大の気弾。
 全力からは程遠い手加減された一撃だが、修造を消し去るには充分すぎる威力を秘めている。


「死ねィ!」

 窮地に追い詰められながらも、修造は諦める事なく声を張り上げる。
 だが、やはりその言葉はブロリーへと届かなかった。
 その命を摘み取らんと、緑色の気弾が弧を描きながら修造へと迫っていく。
 一般人である修造にはどうしようもない攻撃。
 普段打ち返しているテニスボールとは何もかもが違う球体。
 風を切りながら進む気弾を修造は見ている事しか出来ない。
 そして、緑色の死神は修造の目の前にまで迫り、

「何ぃ!?」

 横から割り込んできた青色の光弾に弾き飛ばされた。
 青と緑が混ざり合いながら空の彼方へと飛んでいく。
 ブロリーは驚愕に目を見開きながら、青色の光弾が飛来した方に視線を移す。
 そこには両腕を掲げ不敵な笑みを浮かべるヘタレ―――いや、誇り高きサイヤ人の王子がいた。




 分からなかった。
 何故、奴らがあの悪魔に立ち向かうのか。
 何故、殺されると分かっていて戦おうとするのか。
 俺には分からなかった。
 サイヤ人ではないが相当な実力を有していたサンレッド、紫色の足を生やした気に食わないタコ、ただの人間のくせにやたら迫力のある言葉を吐く松岡……誰もがブロリーへと立ち向かっていく。
 その瞳に絶望を映しながらも勇敢に戦い、そして敗れていく。
 カカロットやカカロットの息子、ナメック星人にトランクスもそうだった。
 勝ち目の無い相手に何度も何度も立ち上がり挑み続けた。


 情けなかった。

 ただの人間やタコが命を賭して戦っているというのに、誇り高きサイヤ人の王が恐怖に震えている。
 それはとんでもなく滑稽て情けのない姿だったであろう。
 だが、どうしても身体は恐怖に竦み動けなかった。
 あまりに圧倒的すぎる奴の力に俺は震えることしか出来なかった。
 サンレッド達の戦う姿を見て、サンレッド達の散っていく姿を見て、修造の言葉を聞いて……それでも俺は立ち上がれなかった。
 そんな俺を前にして修造は立ち上がる。
 ただの人間が、ブロリーの一撃を食らい血反吐を吐きながらも、立ち上がった。
 立ち上がれない俺を前に、奴は立ち上がった。
 そして奴は叫んだ。
 ブロリーを前にしてブロリーを無視し、俺だけを見詰めて奴は叫んだ。

 諦めんなよ、と。
 周りのことを考えてみろ、と。
 元の世界の仲間やサンレッドやタコのことを考えてみろ、と。
 奴らは俺を見捨てずに支えてくれていた、と。
 それなのに何故お前だけ諦めるのか、と。
 瞬間、ボロボロの身体で叫ぶ修造に、サンレッドやタコの姿が被った。
 サンレッドは戦い続けた。
 タコは俺を説得し続けた。
 修造は俺に叫び続けた。
 カカロットもトランクスもナメック星人もカカロットの息子も……戦い続けた。
 その誰もが俺を見捨てようとせず、戦い続けた。
 なのに俺だけが震えていた。
 下級戦士達が戦っているというのに、恐怖と絶望に立ち向かおうとせず、俺だけがガタガタと情けなく震え続けていたのだ。
 ふざけるな。俺はサイヤ人の王子ベジータ様だ。
 俺が……俺がやらずに誰がやるというのだ!





 ―――気付けば身体が動いていた。




 修造に迫っていた気弾を気弾で相殺させ、ゆっくりとブロリーの方へ身体を向ける。
 圧倒的な威圧感が奴の身体からは放たれている。だが、不思議と恐怖は覚えなかった。
 代わりに脳裏を占めるものは、満身創痍の身体で戦うサンレッドの姿、ブロリーへと墨を吐いたタコの姿、口から血を流しながら俺に言葉を投げつける松岡の姿。
 身体中を占めていた痛みが消えて、力が湧き上がる。
 相変わらずスーパーサイヤ人に変身できる気配はなく、勝てる気もしないが、それでも恐怖は欠片も湧かない。
 気を高めながら、ブロリーへと一歩一歩近付いていく。

「俺は……俺はサイヤ人の王子、ベジータだ!!!」

 俺がその言葉を言うと同時に松岡が気を失った。
 それ程のダメージを受けていながら、やせ我慢をし、俺に激励を送ったのだろう。
 その根性だけはカカロットにも引けを取らないかもな……礼を言うぞ、松岡。

「クズが……今更俺に挑むつもりか?」
「ハッ……良い気になってられるのも今の内だけだぜ、ブロリー!!」

 そう、これがベジータ様だ。
 勝機が微塵も無かろうと勇敢と立ち向かう。それが誇り高きサイヤ人の王の有るべき姿だ。

「行くぞ、ブロリー。俺を本気にさせたことを後悔するんじゃねぇぞ!!」

 ―――地獄が終わり、俺の戦いが始まった。


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