ニコニコ上のシミュレーションシリーズでよく使われる用語の辞典です。
基本的に、特定作品の登場人物・専門用語などはその作品の解説を利用することをオススメ。
装甲巡洋艦(ソウコウジュンヨウカン)
19世紀末~20世紀初頭にかけて、ごく短期間存在した
巡洋艦
の一派。
防護巡洋艦
の快速に強力な大砲と装甲を追加し、巡洋艦キラーとして期待を寄せられた。
しかし、各国とも同じことを考えていたために、装甲巡洋艦同士の性能競争がエスカレートし、
その挙句の果てに、
巡洋戦艦
という完全上位互換の前にコテンパンに伸されてしまう。
防護巡洋艦と違って戦場にしか働き場所のない装甲巡洋艦は、急速に廃れていった。
#第二次大戦の頃にも同じコンセプトの軍艦が現れたが、やっぱり使い所がなく流行らなかった。
★
Victoriaの場合
日本語版では重巡洋艦と翻訳されているが、装甲巡洋艦のことだろう。
戦艦
を出すほどでもない小競り合いや植民地戦争などで重宝する。
蒼天(ソウテン)
- 蒼い空のこと。
- 漫画「
蒼天航路
」のこと。例:「蒼天劉備」
- 黄巾の乱のスローガンの一節。「蒼天すでに死す、黄天まさに立つべし」。
「蒼天」は漢王朝を指し、新たな王朝への交替を待望する。漫画「蒼天航路」では、曹操が考えたことになっている。
蒼天航路
(ソウテンコウロ)
三国志を題材にした漫画。アニメにもなっている。
原案・李學仁(イ・ハギン)、漫画は王欣太(きんぐ ごんた)。講談社「モーニング」連載。全36巻。(文庫版は全18巻)
日本で一般的に知られている「
演義
」ではなく、「
正史
」の方をベースにしているのが特徴。
主人公の曹操をはじめとした人物描写が人気で、蒼天航路準拠の性格設定は「蒼天仕様」なんて呼ばれる。
歴戦ゲの紙芝居に登場する劉備が、吉川・横山三国志的な「聖人君子」というよりは、
「フランクな親分肌の人物」になっていることが多いのも、この作品の影響である(蒼天劉備)。
また、プレイ動画においても、「蒼天航路」のキャラクターを登場させたり、
武将の顔グラを「蒼天航路」版に差し替えたりしたものが存在する。
蒼天録
(ソウテンロク)
「
信長の野望
」シリーズの第10作「信長の野望 蒼天録」のこと。2002年発売。
大名だけでなく、城主身分でのプレイが可能になった(城主交代が可能なため、事実上全武将でのプレイ)。
簡略化された戦闘や内政、敵本拠を攻め落とすと敵領の全てを分捕れる「総取り制」には、あまりよい評価を聞かない。
一方、謀略面・外交面がきわめて重視された作品となっているのが特徴であり、ライバルとの足の引っ張り合いもポイント。
忍者を使った軍勢の足止めや、友好度を下げる流言・破壊工作は、敵ばかりでなく味方にも飛ばせる。
複数の城主との友好度を上げるコマンドが「宴会」だが、出席者が「この中に裏切り者が……」などと言い出す始末。
二階堂盛義
・
隈部親永
を代表とする「特徴ある顔グラ」が話題になったのも本作。
また、「信長の野望」シリーズの中で最も古い年代のシナリオ(PK版の1495年開始シナリオ)が存在し、
北条早雲や細川政元など、信長の祖父世代の武将を史実プレイできるのも特徴。
既存武将数1800(無印1500、PK追加300)・登録武将枠1000(無印で200人、PKで1000人)は、シリーズ最大である。
また、PKはイベントエディタも備えている。
しかし、動画の収録に関して技術的な困難があるため、プレイ動画の数はそれほど多くない。
シナリオ名 |
開始年代 |
概要 |
S1 |
信長誕生 |
1534年夏 |
信長の誕生と戦乱の激化 |
S2 |
信長元服 |
1546年春 |
信長始動と尾張内乱 |
S3 |
桶狭間合戦 |
1560年夏 |
シナリオ冒頭で桶狭間イベント |
S4 |
信長包囲網 |
1570年秋 |
足利義昭との決裂と対一向一揆戦争 |
S5 |
本能寺の変 |
1582年春 |
甲州侵攻と迫る異変へのカウントダウン |
S6 |
清洲会議 |
1582年秋 |
柴田勝家と羽柴秀吉の対立 |
PKS1 |
駿河の梟雄 |
1495年秋 |
北条早雲の小田原奪取と関東動乱 |
PKS2 |
三人の養子 |
1507年夏 |
管領細川家の御家騒動 |
PKS3 |
江北の炎 |
1523年春 |
守護京極家の内乱と浅井家の台頭 |
PKボーナスS1 |
船岡山合戦 |
1511年秋 |
将軍家の家督争いと畿内動乱 |
PKボーナスS2 |
賤ヶ岳合戦 |
1583年夏 |
秀吉・勝家の激突 |
オンライン販売S1 |
正徳寺にて |
1553年夏 |
織田家の内部分裂と信長・道三の絆 |
オンライン販売S2 |
聖域炎上 |
1571年秋 |
比叡山炎上 |
狙撃(ソゲキ)
★
「三國志Ⅸ」において、弓系兵法発動時に一定確率で発生する現象
武将狙撃。
スナイプ
参照。
★「太閤立志伝」に登場する札の一つ
鉄砲隊で使用可能。敵武将を狙い撃ち、成功すれば病気状態(能力半減・技能レベル-1)に出来る。
これだけでもかなり強力なのだが、特に凶悪なのは、寿命年を過ぎた武将を狙撃した場合。
太閤シリーズでは、寿命を過ぎた武将が病気になると死亡する可能性があるので、
武将を病気状態にするこの札は、間接的に武将を死に至らしめることもあるのである。
特に、弱小勢力での大名などは、史実で早死にしている場合も多いため、
狙撃を受けた状態で合戦が終了すると、即座にポックリ逝ってしまう危険性がある。
元はウォーシミュレーションゲーム用語。Zone of Controlの略。ゲーム「大戦略」で有名になったルール。
部隊や施設が配置されていることにより、その影響下にあるマス(ふつうは隣接のマス)のこと。
「ZOCに入った敵部隊は、移動が阻止される」とすることが多い。
このルールのため、敵の勢力下で進撃する部隊は、以下の三択を強制される。
- 遠回りをする
- ZOCを1マスずつ移動する
- 障害となっている部隊や施設を撃破する
なお、三國志11の呂布のように、ZOCを無視する特殊能力を持つユニットが登場することもある。
#なお、最近出現した上位ルールとして、侵入した敵部隊に対して敵フェイズに(!)自動攻撃するという、
「迎撃範囲」というシステムも存在する。
備
(ソナエ)
戦国時代の部隊編成。
「赤備」「
北条の五色備
」など、備ごとに鎧や旗の色を統一する場合もあった。
「信長の野望・革新」では、特徴ある部隊ユニット(最大3人で編成)に「○○備」の愛称が付けられることがある。
備一族(ソナエイチゾク)
「太閤立志伝」に登場する、
備大将(そなえ ひろまさ)
とその一族。
全国いたるところに分家があり、それぞれ地元の大名家に仕えていた。
日本の戦国時代は備一族によって支えられていたと言っても、過言ではないだろう。
備大将(ソナエタイショウ)
「太閤立志伝」に登場するモブキャラ。
名のある武将のいない部隊を率いたり、拠点の防衛をしたり、練兵場で訓練をしていたりする。
中には「そなえ ひろまさ」と呼ぶ人もいる。
備大将(ソナエヒロマサ)
「太閤立志伝」に登場するモブキャラ「備大将」を固有名のように読んだもの。
新武将(あたらし たけまさ)とともに、ネタとして扱われる。
備大将(ひろまさ)を主人公にした動画もはじまった。
「上杉さんちの備さん」(
第一回
)参照。
園田三国志(ソノダサンゴクシ)
久保田千太郎作、園田光慶画の三国志劇画。講談社より全15巻。
「隻眼にならない夏侯惇」「美しくない美周郎」「人外陸遜」「仏像孔明」「コピペ艦隊」「後半は小説」など、
変な設定・腐女子激怒な絵柄・ぶっとんだセリフが満載。他の三国志漫画と一線を画した「ネタ漫画」としての人気がある。
NHKで2000年から放送されている歴史情報番組。
三傑・信玄・謙信を中心に、戦国時代のネタが扱われることも多い。三国志を取り上げたこともある。
印象に残るタイトルのフレーズは、
- 「その時○○が動いた」
- 「その時歴史が動かなかった」
- 「その時歴史が終わった」
- 「その時歴史が動くの?」
- 「その時歴史が動きまくり」
などに改変され、タグやコメントなどに使われることもある。
愛されるテーマ曲の作曲者は、谷川賢作。
ソフトバンク
「信長の野望・天翔記」のBGM「
春濤」(
菅野よう子
作曲)のこと。
動画
7:46 や
動画
11:20などで聴ける。
ソフトバンクのCMで使われた曲と、出だしが良く似ているため、
この曲が流れると、コメントで「ソフトバンクww」などと打たれることがある。
- 誰だ!ソフトバンクなんて入れたのは!? -- 名無しさん (2009-01-26 13:23:59)
- 俺だーッ! -- 名無しさん (2009-01-30 22:51:35)