ニコニコ上のシミュレーションシリーズでよく使われる用語の辞典です。
基本的に、特定作品の登場人物・専門用語などはその作品の解説を利用することをオススメ。
AI(エーアイ)
本来は人工知能(Artificial Intelligence)であるが、歴戦ゲ界隈ではソフトウェアにプログラムされた戦術・戦略思考ルーチンを指す。
使用例:「AIがアホ」
エアポートの計(エアポートノケイ)
「三國志Ⅸ」において、防御力の低い港を利用した
釣り戦術
の一種。
「空城の計」からの派生で「空港の計」と呼び、さらに空港をエアポートに呼び変えたネタ的呼称。
泳、泳、魚ー!(エイ、エイ、ウオー)
特産物の野望の勝ち鬨。「えい、えい、おー!」に魚関係の漢字を当てたもの。
初期に視聴者がコメントとして書き込んだのがはじまりで、特産物の野望では弾幕の定番となっている。
他作品では使わないほうがよいが、特産物の野望由来の
魚群字幕
を勝ち鬨に用いる作品で使われることがある。
英雄集結(エイユウシュウケツ)
三國志シリーズの多くの作品に登場する仮想シナリオ。
年代に関係なくすべての武将が登場し、寿命なしで活躍する。
三国志冒頭の黄巾党や呂布から、末期の羊祜・陸抗までが同時に扱える、まさにオールスターシナリオ。
様々な人物が群雄割拠の状態で登場して都合がいいので、プレイ動画でもしばしば使われる。
#絶望的な勢力を選ぶと、「英雄終結」などとコメントされたりもする。
#ちなみに、ニコニコ動画歴史戦略ゲーの中での名物動画のひとつ、
「
101匹阿斗ちゃん」で使われているシナリオは、「劉禅集結」というらしい(8匹目を参照)。
#「
中華武将祭り」のOPには、その内容から「英雄増殖」のタグが付けられている。
AAR(エーエーアール)
プレイレポートのこと。After Action Reportの略。
HoI界隈ではプレイレポートをこう呼ぶのが一般的。
TRPG発祥の「リプレイ」と同義。
彼我の状況やプレイヤーの選択を淡々と報告していく「純プレイ報告」タイプ、
閣僚の会話形式でその時々の行動を解説していく「紙芝居つきプレイ報告」タイプ、
閣僚キャラのドラマや設定補完・後付けが光る「ストーリーメイン」タイプまで、
そのスタイルはさまざま。
外部リンク――――
S(エス)
- シナリオ(Scenario)の略。例:S4河野(シナリオ4の河野家プレイ、の意)
- サディストのこと。 ⇒
ドS
参照
S1どM織田家(エスイチドエムオダケ)
SOSO(エスオー×2)
ローマ字読みでソーソー、つまり
曹操
のこと。
今時のパソコンなら普通に”そうそう”と打って変換できるはずだが、界隈ではなぜかこちらの方が親しまれている。
多くの動画で(史実でも)かなりの人材コレクターっぷりを発揮しているため、
人材派遣会社SOSO
と呼ばれたりもする。
実際に三国志Ⅸでは
人材登用
(
盗用
)に定評があり、特に
呂布シリーズ
(
呂布の逆襲&
復讐)では一切自重しない所を見られる。
PKを導入していない場合、隣接した瞬間から怒涛の登用攻勢が始まるため、早々にPKをあてないと非常に面倒。
エターなる
作品が未完のまま放置する(される)こと。略して「エタる」「エター」などとも言う。
元々は2chのRPGツクールスレで生まれた、「エターナルファンタジー」という作品の企画が起源(実在のエロゲなどとは無関係)。
この言葉が出来た経緯は、この作品の企画者が壮大な構想(厨二要素満載の脳内妄想)を打ち上げ、
「スタッフ」を大々的に募集し、(どっちかというと「そっち」の意味で)注目されていたにもかかわらず、
周囲が呆れるほどのあまりにアレな対応をとり続け、しまいには制作を放り出しサイトも閉鎖してしまったため、
誰かが「企画が頓挫してしまった」状態を指して、同企画のタイトルをもじって「エターなる」と動詞化したことから。
永遠に未完成、という意味合いもうまくマッチし、以降「エターなる」は同界隈において表現として定着した。
以後、ツクール界隈はもとより、ツクール以外の同人ゲーム、やる夫スレ、ニコニコ動画、など、
インターネットを基盤とした創作系コミュニティで幅広く使われているのを目にする事が出来る。
特にニコ動では【うp主失踪】などとほぼ同義であり、企画物動画がぽしゃった場合などに使用される。
起源が起源だけにもちろん揶揄的な表現であり、あまり良い意味ではないのだが、
諸事情で作品制作を投げ出してしまった作者が自虐的に「エターナラー」などと自称することもある。
外部リンク――――
HR(エッチアール)
エディター
データ改竄ツールのこと。種類はいろいろある。
登録キャラ制作、イベントにあわせたキャラの調整、兵法・陣形・施設の調整や変更など、
さまざまな事が可能であり、ほぼ全ての動画で使われている。
MPK(エムピーケー)
元々はMMORPG(多人数同時参加型オンラインRPG)の用語で、Monster, Player Killing の略。
簡単に言うと、危険な敵を故意に他人にけしかけて相手を殺害(PK)、実被害を与えることを意味する。
コレは元々、MMORPGの元祖であるUO(ウルティマオンライン)で発生したプレイスタイルであり、
生まれた経緯などは説明すると非常に長くなるのだが...
+
|
以下省略 |
元々ウルティマオンライン(以下UO)という作品では、プレイヤーキャラにかなりの権利が与えられており、
地道に何かを生産して生活する事も出来れば、モンスターをばっさばっさと狩るプレイも出来るし、
当然のことながら、他のプレイヤーキャラを殺して持ち物を略奪する(当然ペナルティはある)事も可能であった。
MPKが生まれたのには、UOがそのようなロールプレイングが善でも悪でもない環境のゲームであった、という背景がある。
時代が進むにつれて、同ゲーム内では積極的に悪人を演じるプレイヤーが次第に減っていき、
バグによって簡単に最強キャラが作れてしまうチートが発生した事で、とても酷いPKが横行したこともあって、
UOの運営は、PKの出来ない世界とPKが出来る世界とを分割させるという苦肉の策に乗り出すことになる。
当然PKの出来ない世界(トランメル)にライトユーザーが集中し、出来る世界(フェルッカ)は過疎となり、
思うようにPK出来ない状態に陥った一部のPKマニアが考えた、PKできない世界でPKする方法――
それがゲーム内のモンスターの習性を利用したPK、MPKである。
その方法とは、アクティブモンスター(相手のほうからプレイヤーに積極的に攻撃を仕掛けてくるモンスター)
を、PKしたい相手の前まで連れていき、モンスターのターゲット圏内から急に離脱するという単純なもの。
離脱の方法は、ログアウトであったり、遠方への移動手段であったり、高速移動できる何かであったりであるが、
こうすることでモンスターのターゲットは自動的にそのプレイヤーになり、相手が何も対策をしていない場合や、
既に他のモンスターと交戦状態であった場合に高確率で死亡するため、この方法が急に広まった。
これには特にペナルティも存在せず、遊び半分で他人を殺害する事が出来るため、後に大問題となった。
また、実際に故意であったかどうかの裏づけが取りにくく、下手に罰する事も出来ないため、
運営側では規約で禁止行為と定めるくらいしか方法がなく、以降UO以外のMMORPGでも悩みの種となっていく。
チートやBOTなどと並んで一般のMMOプレイヤーからは憎まれている行為である。
当然であるが現在では多くのMMORPGにおいて、妨害行為、迷惑行為として禁止されており、
プレイヤーとモンスターに能力差をつける、即ログアウトできなくする、ターゲットが移り辛くする、
あるいは、思う様PK(あるいは対戦プレイ)だけが楽しめる専用のバトルフィールドをあらかじめ用意する等の、
色々と地味な対策が施されているものも少なくはない。
|
結局のところ、プログラムの穴をついたズル行為という事にはかわらないので、
本r内の楽しみを損なう危険もあり、動画内での使用には注意が必要。
★三国志におけるMPK
特に三国志Ⅸで異民族を誘導して敵対勢力に押し付けること。
中継地点を上手く使うと結構引っ掛ける事が出来る。
援護攻撃要請とは根本的に違う行為である。
★
信長の野望におけるMPK
特に革新において、国人などの暴徒を進攻や防衛に利用すること。
このとき動画中ではよく
nice暴徒
というコメントやタグがつけられる。
L5(エルゴ/レベルファイブ)
もともとは、「
ひぐらしのなく頃に
」用語。「雛見沢症候群」の末期症状(レベル5)をあらわす。
ニコニコ動画ではこれが転じて、「(アルファベット1文字)+5」で、「ある物事に関する末期症状」の意味を持つようになった。
ニコニコ大百科
『L5』
参照。
歴史戦略ゲーム界隈では、以下のような末期症状がコメントで寄せられたり、タグでつけられたりすることがある。
エロゲ
人間にとっての尽きぬ苦悩であり、また生きる喜びであるところの「性」をテーマとしたゲーム。「エロゲー」とも。
近年の作品は脚本が練られていたり、音楽が素晴らしかったり、3D技術を無駄遣いしていたりするので、油断ならない。
歴史シミュレーションとエロゲを融合した作品に「
戦国ランス
」がある。
★何人かのうp主が好きなもの
動画の更新に間が空くと、エロゲに熱中していると勘繰られる。
雑談でエロゲに関する話題が語られるのはしばしば見られる光景で、甚だしくはエロゲの話題に一話まるまる費やしたり、
戦国武将がエロゲの評論をはじめたりする。
★主人公が異性のキャラクターにモテモテだったり、都合よくフラグが立ったりする展開
例:「これなんてエロゲ?」
円(エン)
歴戦ゲ界隈での通貨単位。
戦国時代でも三国時代でも、円が用いられる。
捕虜の身代金交渉などで「100円」だの「50円」だの言われる。
二足三文で交換されそうになった武将の動画内での愛称になるのは言うまでもない。
なお、ゲーム内での正式(?)な通貨名は「金」であり、「金100」や「金150」と表記される。
平武将10日分の給料になり金1で買える兵糧で1人の兵を10年近くも賄える辺り、実際は中々の価値なのだろう。
1回の食事で金200も要求する禰衡や左慈を処断したくなる
演義(エンギ)
「
三国志演義
」のこと。同項目参照。
誤植されやすいが、「演技」ではない。
演義の被害者(エンギノヒガイシャ)
猿叫(エンキョウ)
薩摩で広くおこなわれている示現流(開祖・東郷重位)系の剣術流派に独特の、裂帛の気迫を込めた掛け声。
あえて文字にするなら、「きえーい!」「ちえーい!」など(参考動画:
示現流居合道 1/2
)。
薩摩の剣術の掛け声としておそらく一番有名な「ちぇすとー!」は、
示現流から分かれた薬丸派自顕流で使われるものらしい。
★信長の野望・革新における島津家の独自技術(鉄砲系)
鉄砲隊の戦法発動時に、混乱を付加する確率が増大する。これにより、島津鉄砲隊が手の付けられない相手になる。
元ネタが剣術流派の用語であることは、突っ込んではならない。
エンコード実験(エンコードジッケン)
使用ソフトやさまざまな条件を変えて状況を確認する実験。
レインボー顔君主のインパクトがあまりにも強いため、実験を名目にしたネタ動画と思われがちだが、
ちゃんとしたデータを確認していることが
リスト
の解説から分かる。
ただ、どこまでが本気かがわからない。作者はきっと訓練された変態であろう。
エンディング/ED
★ゲームのエンディング
「信長の野望」「三国志」などのゲームで、ゲーム目的である全国統一を果たしたときに流れるメッセージや画像。
多くの場合、同時に動画シリーズのエンディングにそのまま使われている。
天下の覇者が家臣たちを呼び、合戦に明け暮れていた頃の思い出話にふける。
このとき登場する家臣や、話題にされる合戦は、もろもろの数値から機械的に算出されているらしく、
プレイヤー(視聴者)の感覚とずれることもしばしば。
「ついさっきのことじゃないか」、「天下の名城……って、港じゃないか」
「鍋島がいる前で鍋島を滅ぼした時の話題をしてやるな」など、ツッコミが入ることもある。
基本的にプレイ内容を忠実に反映するが、スピードクリアの場合は
エンディングに反映されるシーンの条件をすっとばすことが多く、まったく感慨深くないことがある。
逆に、イメージと合致するときの感動はひとしお。
クリア時の身分、戦争参加・勝利回数、取得アイテムなどによって分岐し、
プレイヤーキャラクターがその後歩んだ人生が語られる。
また、それとは別に、都市などの発展状況によって、王朝そのものの結末も変化する。
結末としては、反乱者から王位就任まで幅広く、狙ったエンディングを見る為には
(特にベストEND)、多くの条件を満たす必要がある。
クリア時の臣下武将の中から、相国・大元帥・西域都護・後継者を任命する。
クリア時の状況や任命した人材によって、エンディングで語られる王朝のその後が変わってくる。
最善のエンディングは、唐を思わせるような300年続く大王朝エンド。
最もよろしくないエンディングは、統一が保てず、異民族が侵入し、戦乱が長く続くというもの。
……三国志後の実際の歴史がたどった「史実エンド」が、バッドエンドなのである。
クリア時の主人公の身分と状況によって、その後の日本の歴史が変わってくる。
武家で最悪のパターンは、統一が保てないまま西洋列強の植民地にされるパターン。
現実の江戸幕府を思わせる300年続く長期政権が、一応は最善のエンディングと見なされる。
★動画単体のエンディング
一本の動画をテレビドラマに見立ててつけられる。
次回予告を行ったり、「スタッフロール」を持ってきたり、うp主からのメッセージが流れたりする。
また、武将紹介を動画のラストに持ってくることもある。
★動画シリーズのエンディング
「ゲームのエンディング」が映されることも多い。
ストーリーものでは、「登録武将の帰還」や「後日談」が語られる。
- QQQQQQ -- 名無しさん (2010-05-20 16:09:02)