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ゼビウス(アーケード版) - (2009/09/04 (金) 21:38:50) の編集履歴(バックアップ)


ゼビウス

データ

  • バンダイナムコゲームス:2009年09月01日配信
  • ナムコ:1983年稼動開始
  • ジャンル:STG
  • 使用基板:GALAGA基板
  • プレイ人数:1~2人(交互プレイ)
  • コントローラ:リモコン・GCコン・クラコン
  • 使用ブロック数:
  • 紹介ページ

概要

縦スクロールのシューティングゲーム。地上と空中とを撃ち分けするシステムと、当時としては群を抜いて美しいグラフィック、レコード化もされた独特のBGM&効果音が特徴。
わざわざこんな所で語るまでもないくらいの名作で、それまで固定画面が主だったSTGを一気に縦スクロールの時代へ移行させたと言っても過言ではない。もちろん本作が元祖という訳ではないが、一般的に縦スクロールSTGの原点と言えば本作を指す場合が多い。

まず目を引くのが美しいグラフィック。基板性能的にはギャラガとそう変わらないのだが、色を一つだけにして4階調のグラデーションをかけるという手法で立体感のある絵を描く事ができるようになった。また、当時は宇宙空間を舞台にするものが殆どだったが、本作は地上の自然溢れる風景をバックに戦う(当時としては)珍しいものであった。当然ゲームセンターに並ぶとこれが非常に目立つ!ある種カリスマ的な威容をもって迎えられた事は想像に難くないw
中でも砂漠に現れるナスカの地上絵は非常にインパクトがあり、本作の背景を語る際には必ずと言って良いほどに話題にされる。

敵キャラクターは種類が豊富で動きもそれぞれ非常に個性的。まるで意思があるかのように動き回るキャラクターに魅了された人は多い。本作はそれだけに留まらず敵ひとつひとつに名前や開発経緯などの詳細な設定が用意されており、一種の「キャラゲー」としての魅力も持ち合わせている。設定はただの豆知識だけでなく、攻略する上でのヒントにもなり得るというのがまた上手い。

「隠しキャラ」という概念を一般に広めたのも本作。『ソル』や『スペシャルフラッグ』という隠しキャラクターは全篇に漂うミステリアスな雰囲気も相まってプレイヤーに探索(謎解き)の楽しさを与えた。現在でこそ全ての出現場所が解明されているものの、稼動当時は全くのノーヒントで手探り状態。知ってる奴がヒーローというわかりやすい構図があちこちで発生したw

慶野由利子氏によるBGMは同じようなフレーズを繰り返すアンビエント(=環境音楽)の手法で作られている。これは独特の効果音と相まって不思議な雰囲気を作り上げる事に成功しているのだが、それに目をつけたのが元YMOの細野晴臣氏。氏の協力もあって世界初のゲーム音楽レコード『ビデオ・ゲーム・ミュージック』が生まれた。これが今のゲームミュージックサントラの原点である。

また、本作には背景となるストーリーが存在するのだが、ディレクターの遠藤雅伸氏によってそれらは小説『ゼビウス ファードラウトサーガ』と言う形で発表された。
敵であるゼビウス軍の使う言語を『ゼビ語』として作り上げた事からも判るとおり当時としては非常に珍しく設定に凝った作品であり、先述のレコード化も含めてゲームにおけるマルチメディア展開の先駆者としても評価が高い。まあ良い事ばかりで無かった事も確かですが…

一時期のナムコを象徴するような作品だけあって様々な家庭用ゲーム機に移植された。ファミコン版は既に配信されているが、そちらも両方プレイして違いを楽しむのも悪くないでしょう。

ゲーム内容


裏技


紹介映像


他作品との関連


  • VC配信が期待されるソフト
    • スーパーゼビウス・ガンプの謎(FC)
    • ゼビウス・ファードラウト伝説(PCE)
      • 小説版のストーリーを追いかけていく「ファードラウトモード」が収録されている。
    • ゼビウス・ファードラウト伝説(MSX版)(MSX)
      • 収録されている「スクランブルモード」では
        新型機「ソルグラード」「ゼオダレイ」が登場。最後には合体して…


  • 関連するアーケード作品
    • ゼビウス(AC)
    • スーパーゼビウス(AC)
    • スーパーゼビウス ガンプの謎(アーケード版)(AC)
    • ソルバルウ(AC)
    • ナムコクラシックコレクションvol.1(AC)
      • 「ゼビウス・アレンジメント」を収録。
    • ゼビウス3D/G(AC)
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