ジェイク・オブレッシン

─人物─
名前 ジェイク・オブレッシン(Jake O' Blethyn)
性別 男性
年齢 29
身長 185cm
体重 79kg
所属 【アーストン警備当局】『特別警備部隊』隊長
─容姿─
黒髪に青の瞳を持つ、長身の男性。筋肉質な肉体だが鍛え上げているという程でもなく、中年になりつつある青年といったような雰囲気を醸し出す。
いつも神妙そうな表情で、灰のような匂いを体から漂わせている。

─性格─
年相応の不思議な落ち着きと、熱く煮えたぎる冷めぬ正義感を合わせ持つ人物。
自分の生まれ育ったアーストンという街を愛しており、卑劣な犯罪から市民を、街を守るために戦う。

大人びた冷静さと、確かな信念で以って特別警備部隊の『隊長』として行動する人物。声が渋い。
それでいて固すぎる態度という訳でもなく、味方にはあたたかく、紳士的に接する人格者である。
仕事……つまり異能力犯罪の鎮圧においては、持ち前の冷静さから、事務的な語調と態度を以ってあたる。
しかしその心の裏には無くならない犯罪へのどうしようもない憤りと、発奮しかねない正義の熱を宿す。どこまでも"優しい"心を持った男であると言えるだろう。

─異能力─
『ローレム・イプサム』-Lorem Ipsum-
端的に言えば、"詠唱による物体の強化"。
物体に触れながら詠唱を唱えることで、さながらダミー・テキストのように呪文を「流し込む」事によって発動させる。
「流し込んだ」物体には、青く発光する回路のような模様が浮かび上がる。それは彼の肉体に最適化され、どんなものでも手足のように扱えるようになり、また限界以上の性能を引き出す事が出来る。
プールとバケツでは水が満タンになる時間が違うように、巨大な物を十分に扱えるようにするには長い詠唱が必要となる。長い詠唱は、当然として行動不能な時間を長く作るということである。
自分の肉体に詠唱を流し込み、身体能力を大幅に底上げした格闘戦で戦う事も可能。場所に応じた臨機応変な利用法と、幅広い応用力が売りの能力である。

+ 詠唱詳細
モノによって詠唱の長さが変わる。それに応じて1節から連続して唱える必要あり。
また詠唱を追加する事で強化の効果が上昇する。
内容 効果
1 Lorem ipsum 身体に対して作用する。詠唱としては最短で済む。
2 dolor sit amet 小物。片手で扱える道具などに作用。
3 consectetur adipiscing elit 両手で扱える程度のものに作用。剣など。
4 sed do eiusmod tempor incididunt 一人で持ち上げるのに苦労する程度の物体。
5 ut labore et dolore magna aliqua. 人では持ち上げられない物体。これ以上となると戦闘中の詠唱は現実的ではない。
6〜 Ut enim ad minim veniam... 大規模な物を扱うならば、順次詠唱を継ぎ足す必要がある。

─武装─
基本的に肉弾戦、あるいはその場にあるものを利用した初見殺し的な戦法を取るが、基本的な武装を紹介する。

『回転式拳銃』
彼が常に携行する、リボルバータイプの拳銃。装弾数は六発。護身用、及び脅しに使う。ローレム・イプサム使用時、およそ拳銃とは思えない威力が付加される。

『軍用ナイフ』
その名の通り軍用ナイフ。それ以上でもそれ以下でもないが、ローレム・イプサム使用時、斬れ味が大幅に上昇。コンクリートにさえ深く傷を付け、ほとんど刃こぼれしなくなる。

『スタンロッド』
主に尋問用。ローレム・イプサム使用時には威力が大幅に高まる……が気絶させては尋問の意味がないため基本的に普通に使う。

─概要─
彼にとってアーストンとは、生まれ育った、帰るべき、また守るべき故郷である。
幼い頃から、ニュースで悲しい事件を見るたびに、彼は自分の心がどうしようもなく熱く煮えたぎるのを感じていた。街が脅かされる事への単純な憤りだったのだろう。
そんな心情は彼が成長してからも変わる事はなく、結果として彼は成人直後から『企業』下の警備当局に所属し、第一線で街を守る任務についた。
街のために犯罪者を取り締まり、故郷のために働く。それが彼にとっての喜びであり、永遠の安寧である……はずだった。

ある日、突如として街に異変が起きた。『紅い満月』の出現である。同時に詳細不明の凶悪な事件が爆発的に増加し、彼は一時、挫折に囚われたことさえあったという。
混乱の中、やがて『異能力』の存在が公になる。それに対して若い彼は大いに怒り、また悲しんだ。
「人より優れた力を振りかざし、他人から何かを奪うなど、獣と何が違う」と。その悲痛な叫びが天に届いたのか────紅い光は皮肉にも、彼にさえも『異能』を授けた。
ならば自分は、この力を使おう。驕れる者への剣となろう。────彼が特別警備隊長となったのは、そうした経緯からだった。

部隊長でありながら、常に前線に出て活躍する。長であろうと隊員は隊員。イスにふんぞり返っているのでは意味がないとは本人の談である。
取り締まりの傍、近年になって現れた『教団』の調査はもちろん、『紅い満月』についても私的に調べている。
この異能の元凶を突き止め、悲劇が起こらぬよう願うのは、真っ当な人である彼の、ささやかな願いである。

アナスタシアという秘書が居る。彼女とはプライベートでは渾名で呼び合う程に懇意にしているが、恋仲というより相棒といった方が適切だろうか。
好きなものは、食後に飲む一杯のコーヒー。そして何よりも、アーストンの平穏な日常である。

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最終更新:2016年09月15日 03:34