マリエル・バロー

【名前】マリエル・バロー
【性別】女
【年齢】16
【所属】藍星学院
【容姿】
身長155cm、金髪碧眼の白人の少女。
金糸の様なロングブロンドを靡かせ、ハーフアップの前髪はカチューシャの如く流れる様に後方へと編み込まれ、おでこが見える程度に上がっている。
恐ろしく手間のかかりそうな髪型であるがセットは自身の能力である“アンクウ”の手による物。
【性格】
ですます口調を完全に取り違えて居る為か似非お嬢様言葉の様な言葉遣いをしている。
本人は自由人を気取っているが自己を『一方的な消費者』と語るその性格はかなり俗っぽく、金遣いの荒さからお財布事情に困る事もしばしば。
それらの問題を「簡単に解決できる」手段を有しては居るが、こう言った目的には頑なに用いようとはしない義侠心も持ち合わせる。

【異能力】
“アンクウ”

フランス民謡に記された“伝承の死神”の名を冠した能力。
その性質もまた死神然としており端的に言えば『剥奪』する能力である。
アンクウ本体もしくはアンクウが生成した逆刃の大鎌が接触(通過)した対象から指定した何かを『剥奪』する。
奪える範囲は対象を構成する物質からエネルギーや更には能力や概念に至るまで多様に及ぶ。
例えば青銅から鈴だけを取り除き銅だけを残したり、銃弾から運動エネルギーを奪い停止させたり、生物から一時的に握力を奪うと言った現象を引き起こす。
『剥奪』した物が物質である場合は取り除いたものを別個体として弾き出す事もできるが、逆に異能力や機能を剥奪するには制約がある。

  • 一定時間を経過することで剥奪した能力や機能は自然に回復する。
  • 異能力自体を剥奪することは出来ない、ただし能力によって生まれた結果からは剥奪することが出来る。

また生物から物質を『剥奪』する場合も対象の大きさや構成物質の量によって奪える量が変動する。(例として人間から血液を奪ったとしても対象の血液全体の一部しか奪えない等)
奪った物は何らかの理由で放出・或いは対象が消滅しない限りは即座に『返却』が可能である。

尤もあくまで可能なのは『剥奪』までだけで剥奪した物を支配下に置く言った事は不可能、ただし返却する事で間接的にコントロールする事自体は可能。
例えば銃弾の運動エネルギーを『剥奪』し返却した場合その銃弾は再び動き出すが、弾頭を尖端とするエネルギーの方向は変化しない為銃弾その物の向きを事前に変更する必要がある。
つまり剥奪・返却によって発生する結果をアナログでコントロールする必要があり、結果そのものを直接生産する事が出来ない。
マリエルが自身を『一方的な消費者』と語る理由がこれである。

なお能力の発動中はその性質上鎌が持つ物理的攻撃能力は消失する為、直接的な攻撃との両立が出来ない欠点を持つ。

【備考】
名前や容姿から分かる通り生粋のフランス人の少女。
友人に会う為に日本へ単身で来るなど良い意味でアクティブ、悪い意味でお転婆とも言える。
帰宅途中に偶然「紅い満月」を視認したことがきっかけで異能力に目覚めた元一般人である。
発現当初は自身の背面から上半身を覗かせる巨躯な骸骨に恐怖を覚え、その正体を探るべく奔走した結果、公的機関に紛れていた“企業”と接触。
以後自身の身に起きた現象と異能力の存在について知る事となり、企業による保護と言う名目で藍星学院に所属する事となった。

当初はノイローゼになろうかと言う程に最悪であった関係も時間の経過でかなり緩和しており、現在では複雑な髪の毛のセットや身の回りの世話を任せる程に信頼(依存?)している。
但し“アンクウ”側に意志があるかは不明瞭で、マリエル自身が命令と共に無意識のうちに操作しているのではないかと言う見識も存在する。詳細は不明。

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最終更新:2016年10月15日 12:47