Now in the North from Kinoutun

藩国内で健康食がブームに

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だれでも歓迎! 編集

健康食品ブーム

現在、キノウツン藩国内では健康食品が老若男女問わず大ブームとなっています。
国内各地のスーパーでは関連商品が連日品切れとなり、
関係者はうれしい悲鳴を上げています。

中でも人気なのが果物、特に「ヘビイチゴ」。
生命を司るという蛇の神様にあやかっているこのヘビイチゴ、
タルトやケーキ等に用いられ、
特にここ最近の好景気で懐に余裕をもった富裕層を中心に、
長生きと健康の秘訣として爆発的な人気を見せています。

インタビュー

r:#####で挟まれた部分は政策の補足説明であり、今北には載せていない。

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登場人物紹介
ヤノラ=イネン:国内の資産家「イネン一族」の一人で、国内大手外食チェーン会長。
趣味は旅行で、彼の旅行記は裏表のないエッセイとして国内でも人気が高い。
健康食品ブームの火付け役で、
ヘビイチゴを使ったお菓子専門店「あの娘は可愛い」をチェーン展開、売上を伸ばしている。
妻帯者で割と正義感が強い。
#IMPCの企画で設定国民の名前を募集していたので、ありがたく利用させてもらいました
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レポ「と、いうことで本日は健康食ブームの火付け役にして、
お菓子専門店『あの娘は可愛い』の代表、ヤノラ=イネン氏にお話を伺ってみたいと思います。
ヤノラさん、よろしくお願いします。」

ヤノラ「よろしくお願いします。」

レポ「早速ですがヤノラさん。国内で健康食品がブームになるとお考えになられたのは何故でしょうか?」

ヤノラ「簡単なことです。
クーリンガンの悲劇から立ち直ろうとしていく過程で、
キノウツン藩国は比較的豊かになりました。
豊かになり、富を得た人々が次に望むのは、健康・長寿に他なりません」

レポ「なるほど……。いつの時代も余裕が出てきた富裕層は長生きしたいということですね?」

ヤノラ「ええ。まあ長生きしたいと思うそれ自体は悪いことではありませんからね。」

レポ「そしてご自身の外食チェーンで健康食を利用したメニューを採用する一方、
それまであまり着目されてこなかったヘビイチゴのお菓子専門店『あの娘は可愛い』をオープン。
爆発的ヒットとなったのですね……。
しかし、他の数ある食品の中からなぜわざわざヘビイチゴに着目されたのでしょうか?」

ヤノラ「話すと非常に長くなるので簡潔に話しますが、
あの事件以降、健康食品が流行するだろうということはおおよそ見当がついていました。
そこで私たちのグループでもその波に乗ることは決定していたのですが、
それだけでは同業他社との競争に勝ち抜くことはできない。
私は趣味の旅行がてら、NWの各地を回って何かヒントがないか探すことにしました。
まず着いたのが、詩歌藩国です。」

レポ「わんわん帝國の一雄ですね」

ヤノラ「そこでは、奇妙な踊りが流行っていました。ボン・ダンスとかいう。
私は熱心に踊っているうちの1人に声をかけ、理由を尋ねてみました。
すると彼は、『健康にはボンダンスが一番さ!』と引き締まった体をアピールしつつ私に応えたのです。」

レポ「か、変ってますね……。」

ヤノラ「ええ(笑)。で、彼の言うことには、ボン・ダンスが健康の秘訣なのには理由があり、
それは彼の地で信仰対象となっている蛇の神様が関係しているらしいと知ったのです。」

レポ「蛇の神様、ですか……?」

ヤノラ「蛇の神様は生命を司る。とのことで、
蛇神様を祭る大神殿付近は特に踊りが熱心に行われていましたね。
あふれる生命力が伝わってきましたよ。
そして、詩歌藩国を後にした私は、復興から立ち直りつつあるFVBを訪れました」

レポ「クーリンガン事件、最初の被害国ですね……。」

ヤノラ「驚くべきことに、枯れているとばかり思っていたFVBの大地には、
すでに緑の木々が芽吹き始めていました。
私は、木々の間で祈っている少女に声をかけ、驚きと感嘆の意を表しました。
すると、少女は何といったと思いますか?」

レポ「今までのお話から察するに……」

ヤノラ「流石、鋭いですね。彼女はこう言いました。
『おっきな蛇さんと男の人が、ぴょんぴょんはねて(spring)草花を咲かせて(spring)くれたの』
……私は間違いない、これだ、とその時確信しました。」

レポ「蛇神様の力は本物だ、ということですね……!」

ヤノラ「少女は驚いている私に、近くに生えていたヘビイチゴを分けてくれました。
『食べると元気になる』んだそうです。
彼女に感謝しつつ、私はヘビイチゴを食べました。しかし何も起こりません。
ただ甘くて酸っぱいだけでした。」

レポ「今までのお話からすると、すごいことが起こるのかと思いましたが……」

ヤノラ「これからです。首を傾げる私にその少女は
『ダメ。ちゃんと蛇さんにありがとうしないと。』
と言って微笑みました。
私はなるほどと思いつつ、詩歌藩国で目にした信仰の様子も合わせ、
これまでの健康を蛇神様に感謝しつつヘビイチゴを口にしました。
……するとどうしたことでしょう。
長旅で疲れていた私の体は一気に活力を取り戻しました!
それどころか、長年苦しめられていた右膝の痛みが嘘のように引いていったのです……!
その時頭の中に『闘志溌剌起つや今ってな』という声が聞こえた気がしましたが、
あれはきっと蛇神様だったのではないかと思います。
私は少女にお礼を言うと、その足で国へ戻り部下に指示を与えました。
新規プランはヘビイチゴだ、と。」

レポ「そして生まれたのが、ヘビイチゴ菓子専門店『あの娘は可愛い』だったのですね……」

ヤノラ「ええ。私は従業員にこれまでのいきさつを事細かに話し、
菓子制作時には感謝の心を忘れぬよう、
またお客様にも蛇神様のエピソードを伝えるように努めました。
その結果、口から口へ、ネットからネットへ次第にこの話は伝わり、
健康食ブームに拍車をかけることとなったわけです。」

レポ「大ヒットの陰にそのような神秘体験があったとは……。
大切なのは感謝の心、ですね。」

ヤノラ「そう。それを今こそ皆さんに伝えたいと思い、
こうしてインタビューをお受けしました。」

レポ「食品への、あるいは健康の神様への感謝の心こそが、
何物にも勝る健康・長寿の秘訣だったのですね。
本日は、ヤノラ=イネン氏にお話しいただきました。
ヤノラさん、ありがとうございました。」

ヤノラ「ありがとうございました。」


以上がインタビューとなります。
トレーサビリティ制度の導入に加え、
こうした健康食品の流通により、
藩国内の食料情勢がより良い方向に向かっていくことを祈っています。



















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