【概要】
"墓荒し"の名を持つ組織。
異端弾圧を主な任務とし、規模が行き過ぎたカルト宗教や悪魔崇拝に対して徹底的な排除活動を行う。
決して弱き者の味方ではなく、時に非人道的な所業を行ったり無関係の民間人を巻き込んだりすることも有るため、各公的機関や正義の組織からは危険視されている。
特に拉致された人質や生贄については、赴いた際に救出せずに皆殺しにしてしまうことも多々ある。
宗教団体だけがターゲットな訳ではなく、少数の特定民族に対する攻勢を行い彼らを根絶やしにしたと言う記録も残されている。
その詳細は一切公にされておらず、構成員は少数で厳密には組織と言うより、ならず者の集団のように見られているのが実情。
【拠点】
各国にアジトは存在しているものの、明確な拠点は存在しない。
連絡もメールや電話などが主であり、一部例外を除いて組織員同士が顔を合わせることも珍しい。
ただし連携を求められることも有るため、各メンバー同士の存在については"能力"以外は周知されている。
【構成員】
数名~十数名と言われているが正確な数は不明。単独行動が主体であり、一堂に会することなどまず無いため、把握されていないのが実情。
各々が、異端弾圧のスペシャリストであり、能力もそれに特化したものが多い。
特に、情報工作に長けた能力者は、組織内でも重宝され、戦闘力に長けた組織員と組ませることもある。
組織の目的通りに任務を遂行していれば、経歴、人種、思想は一切問われず、凶悪犯や人外の者すら所属している。
【親組織からの支援について】
母体は正教の過激派とも噂されているが、余りに非人道的なやり口から、繋がりは徹底して秘匿され、ほとんどの構成員もどこの支援を受けているのかは知らされていない。
潤沢な装備、資金、情報を提供されており、時に彼らが行った悪事の隠蔽工作なども行われているため、それなりに力を入れて支援されていることが伺える。
そのため、組織としての干渉で彼らの行動を抑制することはできない。
ただし、それは対組織同士の話であり、現地での他組織との抗争などまでは干渉はしない。
それによって殺されたり、捕縛されたりした場合も自己責任である。
捕縛された場合については、それなりの処置を受ける場合がある(後述)
【他組織との協調・対立について】
基本的には、任務達成に必要な行動は全て組織員の判断に一任されている。
しかし、そもそも組織としてまとまった活動をしている訳ではないため、協調にせよ対立にせよ、個人としての立場で行うことになる。
【追記1:裏の目的】
宗教弾圧を行うと言う組織の性質は、実のところ表向きの顔でしかない。
その真の目的は、基底現実に対する書き換えの阻止、そして、現存するINFオブジェクトの排除であり、異端弾圧や特定民族への攻撃はその手段でしかない。
虚構現実より現れし、グランギニョルの神々はその目標の最たるものであり、彼らの母体となる信仰への攻撃、対抗神話の調査と獲得、虚構神話に汚染した市民の抹殺も任務に含まれている。
※街中での市民の虐殺までは流石に行えない。辺境に住まう民族である場合や、汚染者が一か所に集中している場合などの限定的な範囲で有れば組織が隠蔽に手を貸すこともある。
もっとも神話級の神々が顕現するような任務は早々有る訳ではなく、多くの場合は局地的な信仰によって発生した小さき神々や、都市伝説から発生する小規模な神話生物の排除がメインとなる。
今は亡き
INF財団の意志を受け継いでいるかのように思えるが、彼らを管理しようと言う思想は存在しておらず、いくつかのプロトコルを流用しながらもその目的は明確に異なっている。
【追記2:構成員達の共通能力】
構成員は例外なくマインドセットを受けており、虚構現実の侵食を容易には受け入れない強固な精神性を持っている。
洗脳や催眠にも強い抵抗力を持つが、多くの場合、それらは真っ当な世界の中では狂人と呼ばれる類の人間となる。
INFオブジェクトの感染を広げないために構成員に埋め込まれた機構。
INF財団の記憶処理技術が流用されている。
前述の強い抵抗力をもってして尚、虚構現実の侵食を受けてしまった場合。
また、他組織などに捕縛され、情報の漏洩が危惧される状態になった場合に自動的に発動し、関連するINFオブジェクトの記憶を削除する。
削除後はまたマインドセットを受けた後、組織員として活動できるが、脳への負荷は強く3度も受ければ廃人になるだろうと言われている。
相手が非能力者であれば他者に掛けることもできる。
偶々居合わせた一般人への記憶処理程度はできるが、時間も魔力も浪費するため、何十人何百人も汚染者がいる場合、現実的な手段ではない。
全員に共通している訳ではないが、基底現実から外れるような概念的能力を保有する能力者が多いことも特徴の一つとして挙げられる。
極めて特異な能力になるが、人間のキャパシティには限界があるため、一人一人の能力は些細なものだったり、制約が強かったりする。
この傾向は組織のリーダーである■■■■に、能力者を特質的な方向に成長させる力が在るためと思われてる。
自身が基底現実のルールから外れることこそが、彼らに対抗し得る一助になると、■■■■は提唱している。
それは能力の実用性と言うだけではなく、彼らのルールを正しく理解するための前準備としての話である。
【追記3:■■■■についてのメモ】
この組織を作ったのも、俺達に組織の目的を伝えたのも、ボスだ。
何だってこんなことを知ってるのか、誰も知らん。
INF財団からの脱走者かもなんて、噂されたもんだが、それも眉唾だな。
別に面と向かって話してて怖いって感じじゃあない。むしろ温厚で話し易いくらいなんだが。
――あいつ、本当に人間か?
【現時点での構成員】
"虚数渡り"
パグローム
"仕立て屋"ヴェロニカ
"外套の男"ゴーストライター
最終更新:2018年06月27日 09:21