導人会

概要
風の国の政治活動団体

元々は、砂の国から風の国へと帰化した面々、および風の国に在留する砂の国の人間同士による、相互補助、及び文化的な交流などを主たる活動としていた
組織総代表である『アヴー・シャダール』は、この路線を重視しており、現在でも演奏会や交流イベントの開催は続いている

しかし、ガゼル=イヴン=カーリマンの台頭に前後して、徐々に政治団体としての性格を強めていく
そして、『魔能制限法』を中心とした世情の中で、『櫻國事変』の発生と同時に、大規模な演説を公表
後に『奇跡の夜』と喧伝される、能力者・一般人の融和を実現した事で、『魔能制限法』の「穏健推進派」として、大きな支持を得る事になる

幹部衆として『導人長老会』、実働部隊として『黒装隊』と言う関連組織があり、元が小規模であったこともあり、組織の態様はシンプルなものになっている



主張
フェルキッシュな活動をメインとしており、伝統的な精神文化、そして相互尊重を重視し、融和する事を大目標と掲げている

現在では、世情不安と異能脅威論の蔓延に合わせて、社会が取り戻すべきものとして『力』『平和』『宝』、そしてこれらに立脚する『未来』を掲げている
具体的には、『魔能制限法』の、風の国での立法と施行、水の国の先行事例の『失敗』の反省、異能犯罪の対処強化と能力者の地位向上の両立、などである



主要人物
『アヴー・シャダール』
『導人会総代表』
風の国に帰化した帰化人で、元は砂の国の人間
上記の理念を基に、導人会を組織した発起人である。今では『静かなる見守りの父』と言う立場を堅持し、交流の促進など、穏健な活動を担当している
ただ、現在の政治的色合いの強い活動には、難色を示している向きがあり、組織内では実質的に孤立した存在という面も大きい

ガゼル=イヴン=カーリマン
『広報・実働部』代表
詳細は該当項目にて
組織幹部としては、『黒装隊』の鍛錬及び指揮、集会における演説などを行っている

『ジャファー=アルトゥール』
『戦略・対策部』代表
帰化人で、組織の将来的な運営方針や、情報収集などを手掛けている
いわば『導人会』の頭脳と言うべき存在であり、実質的な『参謀』の地位にある人物
独自の野望を胸に抱いている節があり、それをガゼルと共有している。その為、個人的にガゼルとは友好関係にあるらしい

『アルマンド・カーチス』
『渉外部』代表
組織の対外交渉や対外事務手続きなどを担う、組織の窓口を担当している
生粋の風の国の生まれであり、活動の内容に興味を抱いて入党した口との事である
温和な人物であり、その人当たりの良さが買われての渉外担当なのだが、それが祟ってか、幹部の中では影が薄いとも

『ネルガル・ロンバルド』
『財務部』代表
個人投資家であり、実質的な『導人会』のパトロンでもある。
個人としての金融取引とと同時に、組織の財務管理を担当しているため、ジャファーとはまた別に、重要な裏方としての役目を果たしている
『導人会』が政治結社として存在感を強めた頃からの参加であり、その挙動が金融市場に影響を与える存在である事を予感して、組織に参加した
その為、アルマンドと同様に影は薄い。ただし、彼の場合は意図的に立場を「薄くしている」と言った方が正確



上記5人を、導人会の幹部衆である『導人長老会』と呼び、組織の活動の大筋などは、この5人の協議によって決定されている
ただし、現在はガゼルの強力なプッシュが全体意見を押し通す傾向が強く、実質的にガゼルの意志で活動していると言っていい



『黒装隊』
『導人会』が独自に擁する、軍事訓練を施した『部隊』
主に、集会会場警備や設営スタッフとして活動しているが、全員が武装化されており、有事の際には戦闘員として行動する事が出来る

元軍人であるガゼルの下に、組織化、鍛錬が行われており、小規模ながらに効率的な集団活動を可能にしている

全員が、全身黒ずくめな上に目出しの三角頭巾を被るという格好をしており、階級以外は外見からは判断できないようになっている
これは、黒子としての役割を果たすと共に、対外的に身元を隠す意味合いを兼ねているようだ
また、その特徴的な外見から、見栄えを重視して動員されるという効果も期待されている

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最終更新:2019年02月19日 19:18