悪魔は理論家である
悪魔は現世の良さや悦びの代表である
に留まらず彼はまた、人間性の代表である
『ハイネ―――〝精霊考〟』
―――≪人物≫
創世戦団/ジェネシスに所属する、十二使徒の一人、10th〝魔公爵〟………二つ名にあるように、魔界の公爵家である
その為、多数の魔族を従え、ジェネシスの戦力でも重要な役割を果たしていると言っていいだろう。
老齢なため、自身の戦闘力はそれほど高くないが、それでも並の魔術師を凌駕する実力はもっているだろう。
ジェネシスに与する理由は、人間に興味があるからであり、戦いを通して人間の進化を目の当たりにしたいと思っている
性格は、人間の老人と変わらず、何かと若者を見下したりする、戦闘中は攻撃を放たれていても呑気に対応し、攻撃を受けても呑気である
その実、蟻程度にしか思っていない人間に傷をつけられると激昂し、品性の欠片もない言動へと変化する。
資源、エネルギー施設の同時攻撃の際にC5軍事採掘場を襲撃し、
ラッシュ・ワンスドッグ、
八攫 柊と交戦する
夜の国での戦いでも活躍した二人に興味を示し、戦うが、召喚した最後の切り札である巨兵を破壊され、再戦を望みながら撤退した
〝エーデンベルクの槍破壊作戦〟にて〝巨大陸上装甲列車 デットドグマ〟の内部防衛を任され
召喚した巨大な悪魔と、自身が放つ闇の魔術で序盤は圧倒していたが、徐々に劣勢に陥り、最後は能力者のコンビネーションに敗れ
そのままみじめに逃げようとした所を、ジェスタ―によって塵も残さない程に焼き尽くされ消滅した。
―――≪容姿≫
【赤紫の二足歩行のアリクイのような姿をした、一目で人外と分かる生物だ】
【アリクイの如く細長い口、そして一切の異物を含まない真っ白な眼球にモノクル】
【真っ赤なマントを付けて、黒いタキシードジャケットを上品に着て】
【同じく真っ黒な、闇のようなパンプキンパンツに先の尖った紫の靴】
【身長は130cmあるかないかと言った所の、イマイチ迫力に欠ける人外】
―――≪魔術≫
相手に向けて、漆黒の円盤を幾つも飛ばす魔術、円盤の外角は、チェーンソーのように回転しており
高い切断能力を持っているが、軌道は至って単調で、回避はそれほど難しくはない。
対象の真下に、黒い沼のようなモノを発生させて、そこから暗黒の瘴気を発生させる魔術
瘴気に当たれば低温やけどのような症状に陥り、さらに強烈な眩暈なども発生させる。
影で出来た3m程の巨人を召喚し、相手を攻撃する魔術、陰で出来ているため、異常に素早く
かつ魔力での攻撃の為、威力も中々に高い、巨人は一定行動を取った後に消滅する。
黒い太陽を思わせる巨大な球体を出現させ、目標座標にそれを落とす魔術
目標座標に到達した瞬間、内部の魔力が大爆発を起こし、周囲の全ての物体を飲み込んでしまう。
―――≪召喚魔族≫
【肋骨の飛び出た魔獣の胴体に様々な魔法陣が肉体に描かれた黒い人間が取り込まれており】
【魔獣の胴体からは骨だけの竜の首が飛び出しており、赤い光が灯っている】
【両腕は熊のように太く、それでいて鷹のように鋭い爪を持っており】
【草臥れ、所々が破け去った一対の翼が背中から生えており、さらに強靭な大蛇のような尾も生えている】
【まさに倫理を無視した、あらゆる生物を合成したかのような3mほどの魔族】
夜の国電波施設をジャックした際に、最初の階層を守護していた中級魔族であり複数の生物が融合されている
一人残った
夢木 謡と交戦に入り、その強靭な爪を持った腕での鷲掴み、火炎、蠅を操り視界を遮る、剣山のような尻尾で攻撃
などかなりの手数を持って夢木を追い詰めたが、最終的に夢木の必殺の一撃で粉砕され、自身の撒いた炎に焼かれ、死んだ
雷の国資源施設を攻撃した際に召喚された〝沼の騎士〟
最初は黒い沼のようなモノが現れ、地面や床に広がっていき、そこからブロンズの甲冑が這い出てくる
甲冑は、理性など感じさせない気味の悪い動きで移動し、遅い攻撃を繰り出すが、その数は凄まじく、無限に近く現れる
しかし、その正体は沼の中に潜む、5mあまりの巨大な甲冑の一部であり、小さな甲冑の集合体がこの魔族の正体である
手に持った大剣で破壊的な暴風と、圧巻の一撃を放つが、それを回避されれば無防備で、ラッシュと柊の二人の斬撃を受け、撃沈した
【全身が黒曜石のように黒光りしており、下半身は馬のように猛々しく四つ足で脈打っており】
【上半身は人間のフォルムで、右手は盾のような形状をしており、右手は剣と一体化している】
【背には骨でできた翼があり、頭部は仮面で覆われ、二本の角が、天高く聳え立っている。】
【そんな悪魔のような風貌をした4m程の巨大な魔獣】
『血濡れの森の戦い』で投入された中級悪魔でその強靭な肉体を使った力任せな戦い方をする
剣はまるで暴風のように荒れ狂いながら全てを断ち切り、盾も防御だけでなく攻撃にも転用される
さらに非常に高い反射能力も備えており、単純な攻撃ならば回避されてしまう。
最終的には自警団員が放った捕縛の魔術『束縛/ジェイル』によって動きを止められた所を
八攫 柊に貫かれ、斃された
【頭部はドラゴンのようであり、二対の角が天高く伸びており】
【胸部は巨大な口になっており鋭い牙と口の奥に巨大な金の瞳が見える】
【腰から下も同様に巨大な口になっており、金の円状の台座が足の代わりとなり、浮遊している】
【腰の周囲は巨大な半透明の紅い花弁のような鱗が円を描くように浮遊しており】
【三対の鋭い爪を持つ装飾の施された細い腕が伸びており、背には後光のように円状のエフェクト】
【二対の法鳳凰のような翼が大きく広がる、4mはあるかという漆黒の巨大な悪魔】
〝エーデンベルクの槍破壊作戦〟において、メフィストが召喚した、巨大な悪魔
圧倒的な威圧感を放ち、漆黒の焔弾や火炎放射、強靭な腕を使っての薙ぎ払い、爪での突き刺し
さらに胸部にある巨大な瞳は、空間そのものを圧迫する力をもっており、その場にいる生物をも動けなくする
最後は巨大な漆黒のエネルギー波を放ち、能力者達を滅しようとしたが、コンビネーションで押し返され
そのままコアを破壊され、塵のように消滅した。
最終更新:2012年12月28日 11:04