ジェスタ―・M.M

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『〝道化師の喜劇場/ジェスタ―・グラン・オペラ〟』の開演だ………! 』






―――≪人物≫

人外を自称する、謎の少年、その素性、目的などすべて不明である。
常に〝楽しそうなモノ〟を求めており、各地に出没しては、自分の好奇心を刺激する事象を探している。
性格は見かけの年齢相応に人懐っこく、軽い調子で物事を考えるが、時折、深い闇の底のような瞳と妖しい雰囲気を見せる。
〝人でなし〟を名乗っているだけあって、纏っている気配も異質であり、綾津妃は似たものを感じ取ったようだ
何重もの仮面を被って、人を食ったような口調で話す事もある。決して本心を人に見せる事はないだろう。
自分が気に入ったモノには、非常になれなれしく、鬱陶しい程に絡みたがる面倒な一面もある
本人曰く、〝戦闘嫌い〟らしいが、巨大な異形を一瞬で吹き飛ばす程の威力を持った力を保有している辺り、力自体はあるようだ。
魔術の素養もそれなりにあるようで、基本的にどの属性でも遜色なく扱えるレベルの魔力量と技術がある。

創世戦団に所属しており、幹部である十二使徒の12thだが、1st同様自由行動権が与えられており、作戦行動への参加はほとんどない
そもそも創世戦団に忠誠をちかっている様子も見られず、組織の機密事項を敵となる者に教えたりと、〝遊び〟が目立つ。
そのような振る舞いをしても幹部に居座っていられるだけの力を持っていると言う事だろうか。
他に興味が湧くモノがあれば、簡単に組織を裏切る腹積もりだろう。
反面、興味の失せたモノには非常に冷酷で、同じ組織に所属していたメフィスト・フィレスを笑顔で葬り去った。

〝ディネム山脈〟での戦いにおいてアンジェルの攻撃を受け、大ダメージを負った後、突如全身を朱く輝く紋様が覆ったが詳細は不明である。
その後の戦いには姿を見せず、創世戦団が事実上壊滅した現在でも消息が不明。

であったがレギンが貿易都市カンバラに姿を現したのと同時に出現、自らが機関のナンバーズNO.9である事を明かした
どうやら機関から創世戦団へと潜り込んでいたようだが、それをあの〝ミーメ〟が気が付かない訳はなさそうだが………。

戦闘方法は様々な物質を召喚したりフィールド自体を操作しながら徐々に相手の体力を奪っていき
動きが鈍った所を強力な攻撃で仕留めるという搦め手を得意とし、手練れの能力者三人相手でも互角に戦う程の実力を誇る。
現在はレギンが抜けた後のGNOSIS工房の室長を務めている。


―――≪容姿≫


【鮮血を浴びたような肩ほどで切りそろえられた2本のアホ毛が伸びる真紅の髪、何故か前髪以外の部分の毛先が金色のメッシュになっている】
【上半身はワインレッドのスーツを着ており、下には黒いシャツ、首元には赤のクロスタイがあり下半身は同じくワインレッドのスラックス】
【高級そうな革靴を履いており身長は160後半程度の、12,3歳程の右目を前髪で覆った金色の瞳を持つ中性的な少年】



―――≪異能・武装・魔術≫


能力


『〝道化師の喜劇場/ジェスタ―・グラン・オペラ〟』

自身のエネルギーを以って、位相空間を展開、周囲の世界を喰らう〝侵食結界〟を放つ禁術。
結界内は外世界から完全に隔離されており外部からは認識することすらできない完全な異界となっている
維持には莫大なエネルギーを消費するが、それでも涼しい顔をしている辺り、ジェスタ―の底知れ無さが伺える
また、劇場内の床などはジェスターによって自由自在に変動し、床が消滅したり急に浮き上がったりなどする
ジェスターが限界を迎えた場合、空間はひび割れていき最終的には砕け散って元の空間へと戻る。

【そこは劇場だった………大きな円状のステージの上である、頭上には無数のスポットライト】
【周囲を見渡せば、しっかりとした劇場椅子が階段状に展開しており擂鉢状にステージを取り囲むオペラハウスと闘技場を合わせたような異質な景観を持った異空間】

『〝道化の王冠/クラウン・クラウン〟』

ジェスターの頭部に赤いエフェクトで作られた王冠が現れる。
王冠が存在している間は全ての魔力パラメータが倍近くになり、さらに衝撃波や相手の攻撃を反射する障壁を発生させることが出来る
障壁は万能ではなく、何らかのリズムによって現れるようで連続した攻撃には対応することが出来ない
王冠には物理攻撃は通用せず、ジェスターの魔力が底をつくか何らかの概念的な攻撃を受けなければ消滅することはない

魔術


『〝幻影蝶〟』

ジェスターが使用する中級の魔術、様々な特性、属性を持った輝く蝶を召喚しそれを使役して相手を攻撃する
蝶は目標座標に到達するか、何かに接触するかのいずれかでその身体を属性に合った物質へと変換させる。
非常に幅広い応用力がありジェスターの攻守の要となっている。

『幻影蝶:紅』
赤く発光して、火の粉の鱗粉を撒く蝶を生み出し、使役する火属性の中級魔術。
火花を激しく散らした後に、破裂し、小規模な爆発を起こす
威力はそれほど高くないが、数が増えると非常に厄介になる、主に牽制に使われている。

『幻影蝶:蒼』
蒼く発光して、霜を鱗粉のように撒く蝶を生み出し、使役する中級魔術。
特性は周囲の温度を一気に下げ、氷塊を作り出す
一つ辺りの大きさはバレーボール程だが、数が集まれば氷の壁など巨大な氷塊となる

『幻影蝶:水色』
水色に発光して、水滴を鱗粉のように撒く蝶を生み出し、使役する中級魔術。
特性はその身体を水へと変換する
攻撃魔術としても防御魔術としても使いどころは難しいが、他の幻影蝶と組み合わせる事で強力な攻撃となる

『幻影蝶:碧』
碧に発光して、風をを鱗粉のように発生させる蝶を生み出し、使役する中級魔術。
特性はその身体を竜巻へと変換する
攻撃魔術としては些か威力が低いが、蒼と組み合わせる事で局地的なブリザードを発生させる事が出来る

『幻影蝶:黒』
黒く発光して、石油をを鱗粉のように発生させる蝶を生み出し、使役する中級魔術
特性はその身体を石油へと変換する
主に幻影蝶:紅のための布石として使用されるが、相手の行動を鈍らせたり目潰しにも使用される
また、相手が炎使いだった場合はその攻撃を多少制限させることも可能である

『幻影蝶:黄』
黄色に発光して、電気をを鱗粉のように発生させる蝶を生み出し、使役する中級魔術
特性はその身体を電撃へと変換する
電撃自体の威力は相手を数秒スタンさせる程度だが〝幻影蝶:水色〟と組み合わせる事によってその威力を数倍に膨らませる

『〝偽神の絵札/レプリアーツ・サモン〟』

2mほどの巨大なタロットカードを出現させ、出たアルカナに該当するモノを召喚する魔術。
ジェスタ―自身が戦う事を好まないため、しばし利用する事がある、召喚されるのは皆、模倣品であり
本来の力より幾分か劣るが、原型が強力なモノが多いため、劣化しても大きな力を持っている。




―――≪その他≫



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最終更新:2014年01月23日 01:27