【全身をフルプレートの錆びついた鎧で覆っており】
【ヘルムに入る三本のラインからも、赤い眼光しか見えず、無数のプラグが垂れ下がっている】
【そして右手には赤い半透明の刀身を持った剣を携えた魔人】
旧水の国支部屋上でシェンと相対した〝魔人〟その戦闘能力はアンジェルが戦った魔人を完全に凌駕している
凄まじい剣撃、瘴気による魔獣の精製、漆黒のレーザーなど攻撃のバリエーションも多く、元議員のシェンも楽に倒す事は出来なかった
その正体はシェンの友人であったネイガル・セイファートという青年であり、シェンに聖剣を託した夜に機関に捕えられ
それから長い年月を凄まじい人体実験を施され、現在の状態へと変ってしまった
シェンが聖剣の力によって瘴気を討ち祓い正気を取り戻したが、直後にスワンプマンの攻撃を受け致命傷を負う
最期はシェンへ聖剣の力の核であった宝玉を託し、その壮絶な人生の幕を閉じた。