斬華

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『歩き始めれば―――〝道〟はいくらでもあるのだから。』






―――≪人物≫

斬華/きりか 櫻の国出身の剣士、世界中を移動する仕事をしているようで、櫻の国には数年に一度訪れるのみだという。
父親が櫻の国の名士でありその父親の教えもあり、剣術を会得したようだが、両親は既に他界しているようだ
何年も変わらぬ櫻の国の情勢や文化に苛立ちを感じているようで、複雑な表情で雑踏を眺めていた
性格は生真面目で、少し無愛想なので冷たい印象を与えるが、困っている人間は放っておけないお人よしな一面もある
時折深い悲しみを背負ったような表情になるが、その心の奥にはどのような悲しみを背負っているかは不明。
本当の〝強さ〟を持った人間にはなれなかった、と呟いていた。
本当の肩書は、〝櫻華一刀流〟の現当主にして今やただ一人となってしまった正当継承者である。
櫻の国の士族の父とと風の国の貴族の母との間に生まれたハーフであり、碧の瞳はそれが理由だろう。
母は元々〝聖剣技〟を扱う騎士の家系で、病弱な母は扱えなかったが斬華は完全に会得している。
幼い頃に病死した母の故郷を訪ねて櫻の国を出ていた間に、前当主であった父、そして故郷を、何者かによって全て壊されてしまった。
その背景には、今なお続く櫻の国の権力闘争も関係していると考え、自警団には頼らず、単身父から学んだ剣術と共に犯人を追っている。
だがその真実は、近代化が進む櫻の国で未だ剣を振るう者たちへの侮蔑と櫻華一刀流の力を脅威に感じた一部政府要人が起こしたという
怒りの行き場のないものだった、国家の在り方、そして世界の在り方に絶望した斬華は新しい世界を創りだす事を決め放浪を開始した
そこで出会ったのが〝創世戦団〟であった。

―――創世戦団の十二使徒 1stの〝聖天剣〟ゲトリクスの正体でもあり本名は斬華・ゲトリクスである
〝魔導要塞 ジェネシス〟最深部にて八攫 柊と最後の答えを見出す為に決闘しその中で様々な真実や想いを吐露する
そして〝立ち止まっていた〟自分を超える〝進もうとする自分〟である柊の信念を認め敗北を認めた
柊と和解し道を示そうとした矢先―――仲介者の襲撃を受ける、柊を先に進ませ自身はセプティノスとの一騎打ちに臨むが
ダメージの蓄積、さらに柊のとの戦いの中で自身の太刀が破壊されていたため敗北してしまう。
そしてそのまま奈落の底まで落とされ死んだと思われていたが………自身の従者である[[シェラーゼ]に助けられる
再び戦場に戻る事を誓いながら、暫くは身を隠していかねばならないと考えそのまま要塞から姿を消した。

現在は各地を転々としながら世界を見て回っているようだ。



―――≪容姿≫


【黒曜石のように黒く、艶のある長い漆黒の髪をポニーテールにしており澄みきった碧の瞳を持つ中性的な顔立ち】
【黒のスーツに白いシャツ、藍色のネクタイ、黒い手袋に黒の革靴、そして漆黒のロングコート型の軍服を着ており】
【身長は170の後半あたりだろうか、右眼に〝桜の花弁〟の紋章が入った眼帯をしている長身の女性だ。】



―――≪異能・武装・剣術≫


武装

『〝宝刀 華神〟』

斬華が所有する宝刀、父の形見でもあり櫻華一刀流に代々伝わる伝説の一振り。
特に特殊な能力は持たないが、凄まじい程の切れ味、そして刀身の美しさを持っている。
聖剣 オルカと融合した事により消滅。

『〝神刀 月華〟』

斬華が武神融合により〝聖剣 オルカ〟と〝宝刀 華神〟を融合させた事により生まれた神々しい輝きを放つ太刀
太刀自体が凄まじい剣気を放っており、刀身は美しく輝いている。
八攫 柊との激しい死闘の末に折れ、現在は所持していない。

〝パワードスーツ『零国』〟

鉄の国が研究開発していたパワードスーツで近接戦闘を主眼に作られている全身を覆う黒鉄のパワードスーツ
装甲はリセプトン合金という特殊合金で作らており強力な防御力を誇り近接戦闘を主眼に作られたこともあり近接戦闘では高い戦闘能力を発揮する
強化型人工筋肉などにより非常に高い運動性能を実現している補助機能もパワードスーツ装着者を補助する、さらにこのパワードスーツ専用の刀がある
マギタイトを組み込みマギタイトに蓄えられた魔力を使い魔術を使えるようにもなっており遠距離戦闘も可能とした
とはいえ負担が高く常人が装着すると1分もたずに死亡する
さらにコストもかなり高いそのためか試作機一機が作られたあとに開発が停止され鉄の国の軍事施設で保管されていた
斬華が偶然鉄の国を訪れ、トレーラーキャンプの護衛を引き受けた事によりその報酬として頂戴した

〝『零国』専用刀『戦』〟

『零国』専用に作られた刀で決して折れずどのようなものも切断できるというコンセプトに作られた
そのため非常に高い切断力と耐久性能を誇るしかしこの刀は非常に重く生身の人間は持ち上げられないほどに重いそのため零国専用といわれている
零国と同じ場所に封印されていたが零国と共に斬華に持ち出された

異能

≪〝武神融合〟≫

長年使った自身の血が滲んだ武器同士を融合させ一つにし強化する秘術
本来は古の鍛冶の神が使用したとされる技で斬華はこれを使用し母の形見である聖剣と父の形見である宝刀を融合させた。

剣術

《〝櫻華一刀流〟》

斬華が扱う櫻の国でも有数の流派の一つ。十数年前に謎の襲撃に合い門下生は全滅し
現在扱えるのは斬華だけであり、正当後継者である斬華は全ての型を使用することが出来る。

  • 《〝櫻華一刀流〟―――壱ノ型〝瞬菊〟》
櫻華一刀流の最も最初に覚える基本の型であり、何の変哲もない下段構えからの斬撃
だが櫻華一刀流の全てを体得し、さらに聖剣術をも扱う斬華が放つそれはもはや必殺の一撃となっている
その〝美しさ〟〝速さ〟〝鋭さ〟はまさに閃光のようである。
  • 《〝櫻華一刀流〟―――壱ノ型〝瞬菊〟・返》
壱ノ型瞬菊の派生技、斬撃を放った後に即座に切り替えし相手の背後からもう一撃斬撃を放つ
凄まじい神速で繰り出されるソレは一度に前後から弐つの斬撃を受けたような錯覚すら覚えるようなキレである。
  • 《〝櫻華一刀流〟―――参の型〝雪桃〟》
相手の頭上へと高く跳躍し、そのまま相手の脳天目がけて降り注ぐ雪のように緩やかに、しなやかに剣を振り降ろす型
日の出ている所や照明のある所では刀身が光を反射して相手の視界を遮り成功率を向上させる。
  • 《〝櫻華一刀流〟―――終の型・〝王・華・斬・月〟》
櫻華一刀流の全ての型を会得した者だけが覚える事の出来る最終奥義。
それは上段構えからの縦の斬撃だが―――その中に櫻華一刀流の全ての型の力が入っており。
神速かつ鋭利で、そして一撃必殺の力を持っている。



―――≪関連項目≫


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最終更新:2013年12月02日 17:31