戦争は武器の問題より金銭の問題なり
金銭によって武器は役立つ
『〝ツキュディデス〟―――歴史』
―――≪人物≫
複数の企業や組織と関わりを持っている〝ネゴシエーター〟、企業の代わりに危険な場所に赴き商品を宣伝したり販売したりする
決まった企業や組織に属しているのではなく、フリーの契約社員のようなものであるが、各企業からの信頼はそれなりにある
反面、敵対関係にある企業の両方と契約を結んだりしている事もあるので、非常に敵も多く、狙われやすい
取り扱う商品は、軍事用のモノがほとんどだが、時には日用品や、〝情報〟なども扱っていく
それなりに戦場を渡り歩いてきたので、大したことでは驚いたりしないが、本人は戦闘行動をするのを嫌っている
曰く、〝自分で戦闘を行うのは嫌い〟らしい
様々な企業と接しているので、その分偽名を使い分けており、決まった名がない、本名は本人ですら知らないかもしれない
企業の製品は、全て常に持ち歩いている携帯端末に保存されている
創世戦団/ジェネシスに所属しており、幹部である十二使徒の11th。主に諜報と兵器や兵站の確保などである
企業への太いパイプを築いたのも彼の力が大きいだろう。ちなみにセプティノスも偽名のようである
ジェネシスとも、あくまで契約と言う形で所属している可能性もある。根は臆病な青年であり、兵器売買を行っているのもいつのまにかなっていた
かららしい。ある夜に
風の国の城塞跡で
ティナと遭遇し直後に激しい頭痛を訴えて倒れ込み、謎の黒い靄に包まれる
そして、薄い金色だった瞳は、金をはめ込んだような黄金へと変わり、瞳孔は蛇のように細くなり、歪な気配を発するようになる。
さらに
水の国の廃工場で何かを魔法陣で集めるような作業を行っていた。
〝魔導要塞 ジェネシス〟の戦いにおいて
八攫 柊と
斬華の決闘が決着した際に見計らったように現れる
そして柊を先に進ませた斬華と交戦、斬華を奈落の底へと突き落すが、それに激昂した柊によって真っ二つに切り裂かれる
だが最後まで狂気に歪んだ笑いをしながら霧のように消えていった。
―――そして要塞の残骸から一匹の蛇が這い出てきた…。
―――≪容姿≫
【少しクセのかかったプラチナの肩ほどまで伸びた、髪】
【ダークグレーのスーツを着て、その下に黒のギャルソンベストとグレーのシャツ】
【闇のように漆黒ののネクタイと、ベルトを身に着け、高級そうな黒の革靴を履いた】
【灰色のハーフフレームの眼鏡を付け、切れ長の鋭い金をはめ込んだような黄金の瞳】
【そして瞳孔は蛇のように細長く、僅かだが嫌な気配を纏ったビジネスマン風の、長身の青年】
―――≪企業製品≫
水の国の軍産複合体を出発点とするコングロマリット、水の国でも上位に食い込む企業
薬品関係やエネルギー資源などを中心に取り組んでいる
軍事産業においては、生体PCを用いた、自律型のアンドロイド生産に従事しているが
如何せん汎用性を無視した多重積載と、扱いの難しい武装、気味の悪い造形などで受けが悪く〝ゲテモノのアルト〟などと言われている
【まず目に付くのは、エイリアンのような鋭い牙が生えたフェイス】
【骨髄が剥き出しのような、胸部のみ装甲が着いた細い胴体】
【肘から先がライフルと一体化した、両腕と、さらに鎌のようなアームが背中から二本】
【背中には、試験管のような細長い物が二本刺さっており、そこにオレンジの液体が繋がれる】
【腰部からは、黄色の、触手のように蠢き、先端に鋭いアームの付いた尻尾が生えている】
【全体を黒でカラーリングされた、逆足関節型の2m程の機動兵器が現れる】
機関員と思われる謎の男の襲撃に対して使用された自律アンドロイド
両腕のライフルによる長距離戦闘、複数のアームによる接近戦闘と、アルトインダストルにしては
中々に汎用性に長けていたが、相手の能力によって一瞬で硝子細工に変貌し、倒壊した
やはり重量過多を起こしていたようだ
【薄いブラウンの装甲、亀のようなヘッドパーツからは赤い光が漏れる】
【両腕部分はミサイルポッドになっており、頭部にはレールカノンのような砲身が】
【胴体と同じ程度の太い脚部にも、機銃が二つずつ装着されている2mほどの自律兵器】
〝エーデンベルクの槍破壊作戦〟で〝巨大陸上装甲列車 デット・ドグマ〟内を防衛していた自律兵器
その造形からも分かる様に、完全な移動砲台型兵器であり、ミサイルポッドを乱射して攻撃していたが
アイスブランドの立体的な動きに対応できず、そのまま頭部を破壊され、撃破された。
通称ADMSの呼び名で知られるメガコングマリッド。風の国発祥である
軍事産業に関しては、兵器の販売だけでなく、傭兵の派遣、施設の提供なども行っている。
さらに、日常的に扱う電子機器や、リニアトレイン、通信技術など幅広く展開している。
高い技術力で汎用性が高い商品を生産し、象徴性も高い事から、一般のコアなミリタリーファンの間でも人気
政治面でも強い力を持っていると言う噂もあるが、目立った活動は見られないので詳細は不明。
【まず目に付くのは脚部、まるで象のような太い脚部が、まるで蜘蛛のような四脚】
【そのしっかりとした基盤に支えられるように、脚部の一本にも及ばないサイズの胴体ユニットがあり】
【腕はなく肩に巨大なバインダーを取り付けてあり、右肩には巨大な砲身、左肩にはミサイルユニット】
【他にも胴体ユニットに小型機銃を搭載した、高火力武装が装着された3m程のグリーンの機体】
ADAMSの最新型自律防衛ユニットであり、主に拠点防衛の為に用いる事をコンセプトにしてある
ジェネシスの夜の国大規模電波施設占拠の際に用いられ、高い火力をさらにカスタムした装備で鎮圧側を待ち受けた
その圧倒的な火力でラッシュ・ワンスドッグを苦しめたが、最後に獣の如きラッシュの一撃のもとに真っ二つになり、撃沈した
【半透明の青い刀身をした、太めの西洋剣のような小型の機械ユニットである】
【青白く人工的な光を放っているその物体の柄は、翼のように両サイドに長く伸びており】
【そこから発生する力場のようなモノで、宙に浮遊しているようである】
ソード・サマナーというオプション兵装であり、戦車や機動兵器のサブウェポンとして使用されるのが本来の使い方だが
端末と空間把握能力があれば白兵戦用としても使用可能、最大で9基の機械剣を操作する事が出来、軌道なども細かく設定する事が出来る
さらに剣先には小型カメラやサーモグラフィーも搭載されており、偵察用としても扱える、反面、耐久性は非常に低く、簡単な衝撃で壊れてしまう
〝
櫻の国〟を本拠とする重工系総合企業兵器分野では戦車など大型の物を扱う
技術力的には、〝櫻の国〟事態の古めかしい文化を尊重するという姿勢もあり、伸び悩んでいる
近距離用の武装や、高火力の迫撃砲なども生産している
〝アルトインダストル〟とは親交が深い
【まず目に付くのは蟹のような重厚な装甲に覆われた四つの脚】
【その上に取り付けられた人型の上半身にモノアイのスコープが付いた頭部】
【右肩部には巨大な迫撃砲を発射する為の砲身が取り付けられ、左肩部にはミサイルポッド】
【右腕にはサブマシンガンを搭載した漆黒のカラーリングを施された3mほどの四脚機体】
淀海重工によって製作された一世代前の自律機動兵器であり、PCにはアルトの技術も用いられている
高火力の武装を惜しみなく積んでおり、一方的な制圧も可能だが、射撃の精度自体は非常に低い
腕部にはパイルも格納しており接近戦も可能ではあるが装甲も薄いのであまり推奨はされない
創世戦団によって改修され、各地の戦場で確認されている。
ラッシュとユリンも襲撃したが、ラッシュによって倒され、そのまま鹵獲された
【重厚なメタリックレッドの装甲を持った二足歩行の人型起動兵器】
【両腕の先端は、青白くスパークしており、胸部の中心も同様に核溶炉のように青白く光っている】
【肩部には大きな金色のプロテクターが装着されており、頭部は蒼いスコープアイが光っている3m程の兵器】
拠点防衛用に開発された自律型起動兵器、両腕の強力なプラズマ・カノンにより前方の敵を殲滅する
装甲も厚く、生半可な攻撃では装甲を貫くことは出来ないが、その分機動性に欠けており、簡単に回り込める
だがその欠点を補うために、腰部の連結部位は回転可能になっており、背後の敵にも対応できるようになっている
弱点は胸部の青白く光る部位で、ここを攻撃されれば一撃で戦闘不能になるが、その際に周囲を巻き込んで爆発を起こすため
安易に攻撃するのは危険である創世戦団の『血濡れの森の戦い』で使用されたが、ラッシュによって破壊された。
―――≪異能≫
不明
最終更新:2013年02月26日 18:25