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『SCARLETで過ごした日々は、悪くはなかったぜ。 』
―――≪人物≫
自警団の精鋭が集められた特殊部隊
SCARLET(スカーレット)所属の青年。主に諜報活動などを得意としているが戦闘力も高い
性格は非常に軽薄かつ軟派な性格で、女性を見つけたらすぐに声をかけてデートに誘ったりするが、ことごとく失敗している。
どこか残念な雰囲気を纏っており、任務の最中でも凡ミスをしてしまう事も多いが、選抜されただけはあるようで並みの犯罪者は圧倒する。
軽薄ではあるが正義感は強く、困っている人を見つけると直ぐに助けに入る。
―――その真の顔は
GIFTメンバーの一人にして鉄の国方面部隊の指揮官である
『W/ダブル』であった。
SCARLETに入隊していたのもGIFTの諜報活動の一環だったようである。
だがその一方でSCARLETの仲間と接していればこの心の奥に燃える〝焔〟も消えるのではないかと期待していたが、それが叶わなかったと悲しげな表情もしていた。
その後もどこかSCARLETに未練を感じさせるような言動や行動を取っていたが、
黄 春燕との再会を経てその迷いを捨て完全な〝修羅〟となった
目的や動機はは未だ不明だが
鉄の国への並々ならぬ憎悪は凄まじいもので、国土全体を焦土へと変えようと動いている。
ゼリシュ・フェーブスとの邂逅の中で自身が鉄の国に見ている物は〝欺瞞と焔〟だと語り
鉄の国が軍事産業で名をはせるために流した多くの血、そしてその大きな欺瞞を抱えながらも成長する巨大な焔
自分はそれに当てられてしまった〝小さな焔〟であると、そして一度燃え上がった小さな焔は燃え尽きるまで燃え上がるしかないと。
自身や国を焔に例えて、決して後戻りできない戦いを自身に再認識させるようにそう語ったのだった。
―――≪容姿≫
旧
【少し量の多めのウェーブのかかった銀髪で頭にバカンス用のサングラスをかけ、紫の澄んだ瞳をしており】
【紫のシャツの上に七分丈の白いジャケットを羽織り銀色のネクタイをだらしなく結んで下は白のハーフパンツに白のデッキシューズ】
【といったいかにも軽薄そうな格好をした長身の青年、ジャケットの胸には〝緋色の鷹〟のワッペンが張り付けられている】
現在
【少し量が多めのウェーブのかかった銀髪をオールバックにして、冷徹な雰囲気を持つ深い闇を落とした紫の鋭い瞳をしており 】
【黒いタートルネックの服の上に灰色で背に〝金十字〟のエンブレムが入ったロングコートを纏って白い軍靴を履いた長身の青年だ】
―――≪異能・武装≫
武装
『〝Whitesnake〟』
ディックが使用する主武装でありオーダーメイドの特殊兵装。
通常時は白いグリップ型の小型端末だが、起動すると白いエネルギーの刃が出現するエネルギーサーベル
エネルギーの刃は硬度や切れ味、長さ、太さを自由に設定して変更することが出来、刃を枝分かれすることも可能な汎用力の高い武装。
壁や地面などにエネルギーの刃を突き刺す事によって刃のエネルギーを伝え、離れた距離の壁や地面から刃を出現させる技
簡単なトラップとしてや相手を包囲したりする際に効果を発揮するが、威力自体はそれほど高く設定できない。
『〝Lucifer〟』
ディックがダブルとして戦闘に臨んだ際に使用していた〝黒〟と〝白〟の二挺拳銃
GIFTlabの作品で、ディック専用の調整が成されておりその性能は通常の拳銃とは比較にならない程である。
視認できない程の速度で素早くトリガーを引いて、相手にとっては一度に見える動作で一気に三つの弾丸を発射する技
隙もほとんどなく、加えてディックの技量も合わさって精度も非常に高い。
〝黒〟の銃から漆黒のレーザーを放って直線状を焼き払う技。
高熱の閃光は射線上の全てを貫き焼き払うが、あくまで直線攻撃なので回避することは可能である。
弾丸に灰色の闘気を込めて打ち出す技。
灰色の弾丸は、着弾した瞬間に灰色の焔を噴き出して周囲を焼き払う。
二つの銃から〝黒〟と〝白〟の閃光を頭上に向けて放ち、それを混ざり合わせて〝灰色〟の巨大なエネルギーを形成する
そしてその〝灰色〟のエネルギーから無数の灰色の気の弾丸を降り注ぎ周囲の敵を一掃する大技。
威力も高く、その範囲も凄まじいので対処にはそれなりの覚悟が必要である。
『〝魔剣ダモクレス〟』
ディックが所有する灰色の魔剣、普段は位相空間に存在しており使用時のみ空間を突き破って現れる
〝魔界〟の力を受けたその刃はあらゆるものを両断し、持ち主のポテンシャルも限界値以上に引き出す凶悪な力を秘めている。
相手へと突進しすれ違いざまに切裂くだけの簡単な技、だがディックの超越的な身体能力により常人では切り裂かれた事すら分からない
突進中は方向転換などが難しく、相手のカウンターを受けやすいがそれでも魔人と化した力は止まる事はない。
異能
『〝武器袖/ウェポン・ポケット〟』
自身の着ている服の〝袖〟の内部を異空間にして、そこから〝武器〟と定義されるものを収納、取り出す能力
武器の定義は一般的な常識の範囲に限定される。さらに大砲などの明らかに〝袖〟に入らないモノは収納することが出来ない。
さらに取り出した武器は一回の攻撃を行うとそのまま振った後に消滅する。この能力は〝袖〟がなければ発動しない。
武器袖で取り出せる武器の一つ、2mほどの巨大な金棒。能力で収納できる限界の武器でもある。
威力、攻撃範囲共に大きいがその分重量も重いため本来ならば隙も生まれるが〝一回の攻撃で消滅する〟という能力の制約を逆手にとって
攻撃後の隙がほぼない状態で攻撃することが出来る。
『〝咎の灰焔〟』
ディックの纏う灰色の闘気、戦闘時は常にその身を包むように顕現し運動能力の向上や防御力、攻撃力の底上げも行う
さらに灰色の焔として実体化させて周囲に強烈な爆炎や衝撃波を放つ事も可能であり非常に応用力が高い。
凄まじい踏込から放つ単純な回し蹴りの技。
技の構造自体は単純なのだが、灰色の闘気によって限界まで高められた身体能力によって放たれるそれはまさに疾風迅雷の強力な一撃である。
灰色の焔を集約させて札状に具現化する技。
灰色の札は、何かに接触した瞬間に起爆し周囲に強烈な灰色の爆炎をまき散らす。
目標の周囲に3つの灰色の揺らめく焔のようなソフトボール程の球体が出現させ付かず離れず追尾し周囲を浮遊させる技。
灰色の球体は一定時間が経過するとバレーボールほどに肥大化し凄まじい爆炎を周囲に発生させる。
ソフトボール程のサイズの時に外部から攻撃を受ければ爆炎の規模も相応に減るので素早い対処が必要である。
脚に集約した灰色の焔をブーメランのような形に具現化して放つ技。
形状通り回避しても再び戻ってくるので防御かそのまま正面から吹き飛ばすのが効果的。
最終更新:2014年03月05日 16:50