◆警察
国内における犯罪行為を取り締まり、安全と治安を守る組織。階級制度など、組織の基本的な骨子は現実の警察と通じる部分が多い。
れっきとした行政機関であるため加入条件は厳しい所が多く、警察学校を出るなり特別な研修を受けるなりして相応の実力と知識を示す必要がある。
他に多くの治安維持組織が存在するこの世界において、いくら行政機関といえど、警察の立場は必ずしも絶対ではない。
国によっては軍に警察としての機能が併合されていたり、自警団の活躍によってお株を奪われていたりと、その活動内容は国によって大きく異なっている。
自警団のように強い能力者をどんどん引き入れられる体制ではないので、基本的に構成員ひとりひとりの実力では少しばかり劣る傾向にあるものの、
それを補うために武装・兵装などの技術研究の土壌がよく育っている場合が多く、警察固有の独自装備が多数開発されている国もある模様。
そうして作られた独自装備が国を超えて警察内で共有されていることもあり、全体的に技術分野の水準は高いようだ。
その他、制服の有無や標準装備なども国ごとに異なるが、最低限警察手帳の携行や警察組織を示すバッジの着用が求められるところはどの国でも大抵同じ。
また、能力者職員への配慮もあって、事前申請を行えば支給される拳銃や警棒の代わりに好きな武器を持ち歩くことが出来る場合が多いようだ。
以下、モデルケースとして
水の国警察の例を挙げておく。
水の国全域に展開する警察組織。かつては国全土を犯罪の脅威から守る機関として立派に機能していたが…………。
長らく国内に根付いてきた水の国警察は、組織の肥大化が進むにつれ、管理体制の不十分さや上層部を中心とした腐敗などが問題になってきていた。
カノッサ機関などのテロ組織の台頭もあって犯罪は次第に過激さを増し、異質を極める能力者犯罪も年々増えてゆく。
内部のしがらみによって犯罪に対する即応性が失われつつあった警察では、これら全てに対応しきることが難しくなりつつあった。
そんな中、比較的加入条件が緩く民間から強力な戦力を次々補充でき、かつ個人個人の裁量を重視したフットワークの軽さを持つ自警団が台頭し始める。
いつしか水の国警察は、市民からの人気度や新規加入者数も、完全に自警団にお株を奪われる形になってしまったのだった。
そして今では、殺人や強盗、組織犯罪などの大きな事案には自警団がいち早く対応し、出遅れた警察がその裏で窃盗や人捜しといった小さな事件を捜査する
というケースが多々。必ずしも毎回そうであるわけではないが、組織としての機敏さで負けている以上、こうして仕事を取られることも最早珍しくない。
そのせいで、人気や加入者数はもちろん、現職警察官のモチベーションも下降気味であり、水の国警察の国内での立場は良いとはいえない状態。
自分達の仕事を奪ったとして自警団を憎む人員もおり、犯罪に対して互いに適切な協力体制が敷かれているとは言い難いのが現状である。
…………とはいえ水の国警察も、動きが鈍重というだけで決して無能というわけではない。
厳しい規律の上に成り立つ強い結束力とこれまで数多くの事件を解決してきた経験は、自警団にはない堅実で安定的な捜査を可能としている。
また武装・兵装などの開発分野にも秀で、手錠から銃器、果てはパワードスーツのようなものまで、独自の高機能装備が多く開発されているようだ。
その他、新規加入者を少しでも増やすために制度も自由度が高めで、警察手帳の携行とバッジの着用さえすれば刑事でなくても私服が許される。
事前申請で好きな武器を持ち歩けるところを見ても、水の国警察は警察組織として典型的な例といえるだろう。
◆開発された共通装備
以下は警察内で開発された装備のうち、特定個人用の兵装でない、誰にでも使用可能な汎用装備。
基本的に警察の人間であれば誰でも使用が認められ、支給申請を行うことで簡単に手配できるが、実際に使いこなせるかどうかは本人次第である。
表紙部分に警察を示す文字と小さなエンブレム、内側に名前、所属部署、階級等が記された身分証と大きなエンブレムが取り付けられた折りたたみ式の手帳。
一見するとごくアナログな警察手帳だが、表紙の小さなエンブレムに指による静脈認証が組み込まれており、本人でなければ手帳を開けず身分証明が出来ない。
また、この静脈認証用の光はペンライト程度の光源としても利用でき、暗闇に取り残されてしまっても最低限の視野は確保することが出来る。
その他の機能として、警察署内の一部の部屋へ踏み入るためのパスとしても使用される他、本部の端末から大まかな現在地を割り出すことが可能である。
多機能な分製造コストは高くなってしまっているが、これらの高度な電子加工は単に利便性を高めるだけでなく、盗用や複製対策の意味も強い。
なので紛失したりすると結構な手数料を取られる模様。
◆関係者
/こちらはフリー設定となっております。警察所属のキャラを自由に作って、このページへ追加していって下さい!
/また、上記の『警察手帳』のような、警察キャラ共同で使っていけるフリー設定の装備についても自由に考案して構いません!
/何かご不安なことがあれば一度鑑定スレに投下するか、もしくは直接舞台裏で声を掛けていただいても対応致しますので!
最終更新:2014年01月20日 20:04