棕櫚


最強者の理屈が、いつも最もよいとされる。


―――ラ・フォンテーヌ  「寓話」より

さて、テメエはどんな理屈を咲かしてくれる?


プロフィール


名前 棕櫚(シュロ)
性別
年齢 24歳
身長 174cm
体重 67kg
出身 櫻の国/鬼哭の島
好き 弱い者虐め、理屈
嫌い 綺麗事
属性 死者



棕櫚と言う人物について


【外見】
真っ先に目に付くのは黒色と言うほどに黒色に染まっている外見が特徴的な糸目の男。
黒い短髪、黒い眼、黒スーツといった身形がまず最初に目に付くだろう。
その時々によってネクタイを締めていたりなかったり。
重苦しく見える黒を基調としているにも関わらず、一見すれば軽やかな雰囲気を醸し出している。

【性格・思想】
常に柔和な表情を浮かべて飄々としている為、掴みどころの無い人物で通っているが、
本性は普段の外面からはかけ離れており、その本質は残虐非道、若しくは傲岸不遜。
そして力に執着する節が見られ、自身が公権力を持つ組織の一員である事や自身の戦闘能力から敵対者には一切の容赦が無い。
加えて弱いもの虐めを好む性質であり、公安の人間でありながら弱者を嘲笑うことを好む悪辣さも見せる。

ただ、本性を見せている時でも相手によっては友好的な姿勢を見せたり相手を慮ったりする場面もある。

+ 棕櫚の思想
棕櫚がこの世で一番信ずるものは、力。ただただ力である。力の前では道徳の類など糞食らえである。
自身が人間の範疇を超えた力を持つ能力者である事と、自身の幼少期の体験と現在身を置いている環境から
武力から権力まであらゆる力を手に入れる事に執着している。
それゆえに自身の事を権力者という教祖になるが信者になる心算は無いと嘯いている。しかし、それは力に対するコンプレックスの裏返し。

また自身の出自及び公安五課に所属するに至るまでの経緯から自身を”鬼”と呼ぶ時がある。その理由は二つ。

理由その1:棕櫚の所属する公安五課が国家のための捨て石で構成されている。その為、公安五課に所属する棕櫚は社会的な死人同然であるから。 

理由その2:生まれたときから人ならざるものとして扱われていたから。そもそも棕櫚の出身地である鬼哭の島という名の流刑地に住む者たちは一様に人間扱いされなかった
棕櫚も例外ではなく、鬼子として忌み嫌われていた。

それ故に、棕櫚は自分の事を”人の数に数えられない身”もしくは”鬼”と蔑んでいる。
この自嘲をアリアに指摘され、拙いと評された際に激昂した事から相当のコンプレックスであるのは間違いない。


+ 棕櫚の理屈
棕櫚の理屈:この世に序列の付かない物など無い。故に唯一と定めるモノ以外は全て塵同然だ

“ブラスフェミア”との遣り取りで明かした棕櫚の理屈。
その理屈は冒涜者の名を冠する彼女の考え方と似通ったものであり、棕櫚にとって唯一と定めるものは嘗て失った白桜である。



【所属】
所属先は公安五課であり、黒幕側の人間である。
黒幕側についている理由は今のところ不明。

現在は黒幕側でありながら円卓側にスパイとして潜入しているので表向きは”公安・円卓派"である。


+ 能力

瞳術・暗夜行路



相手と目を合わせた際に発動。目を合わせた相手の視界を黒い霧で遮る効果を持つ。
簡潔に言えば目晦ましの様なもので、この黒い霧は時間経過と共に晴れていく。
また、瞳術に嵌った相手には五感が若干冴える補正か掛かる。

瞳術の持続時間は約2~3レスほど。
ただし実践では瞳術の効きが良くないので、精々視界が悪くなる程度に留まる。


+ 戦闘方法
主に蹴り技を主体とした体術と瞳術を絡めて戦う模様。
体術は蹴り技しかないわけではなく、それ以外の体術も用いる。
体術に関しては完全に我流。各流派の良い所を摘まんではアレンジしている。




+ 人物寸評
柘榴――廃ビルでの"お仕事"中に遭遇した女。柘榴の蠱惑的な佇まいから思わず"火遊び"に興じてしまった。見返りは"お目溢し"
いつか柘榴が営んでる小料理屋に顔を出して食い散らかす予定だ、キヒヒッ。
アリア・ケーニギン=デァナハト――路地裏で遭遇した機械仕掛けの女。そいつは"蛇共"を苛めて遊んでいたので茶々を入れた。
その結果、触れられたくない部分を鑢でなぞられた挙句に完膚なきまで叩きのめされ、終いにはスカウトまでされる始末。
不甲斐ネエし、情けネエ。――…ただ、出会い方が違えば。ブリキ野郎の部下になってやっても良いと思ったのはきっと錯覚だ、錯覚。
“ブラスフェミア”--路地裏で"要らない玩具"である「カリヤ」を壊そうとしていた際に遭遇した女研究者。
後日、この女の研究所で「カリヤ」を弄くり遊びながら互いの意見や理屈を交した。
同じ理屈の持ち主だった事もあり妙に心地よく、そして好感を抱く。また出会える日が在れば会いたいものだ。



+ キャラについての余談
  • 性格について
性格は東京喰種の大守八雲(ヤモリ)にBLAZBLUEのハザマとユウキ=テルミをミックスしたような感じ。
弱いもの苛めに励んだり本性を見せる時はヤモリやテルミ成分が強くなり、普段の猫被りの時はハザマ成分が強くなる。

  • 口癖
棕櫚はしきりに"理屈"という言葉を口にする。もはや口癖である。
曰く「理屈とは理さえも屈すると書く。理屈は千差万別だ。それを理解した上で踏みにじるのが堪らなく愉快なんだ」

  • 余談
エーリカが離反した直後、室長のギンツブルクによって殺害され魔導書として蘇生させられた。棕櫚以外にの人間も彼と同じように総じて「魔導書」化したとのこと。

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最終更新:2019年02月16日 21:27