帝都の住人

聖宮(ひじりのみや) 神楽月(かぐらづき)

帝都を治める最高権力者。
歴代の帝と同じく未来を占う力を持つ。
立場上外出することは殆どなく、その姿を直接目にすることができるものはごく僅か。
妖とは異なる存在の血を引いているとも噂されているが真偽の程は不明。

箕崎(みざき) (らく)

五行術士の相談屋。
相談屋の頭領を務めてはいるがそれらしい行動を取る場面は少ない。
飄々としていて胡散臭いが五行術士としての実力は確かなもの。
若い見た目だが本人曰く「五十から先は年を数えていない」とのこと。
得意としている属性は金行。

狭霧(さぎり) 恭丞(きょうすけ)

覚の半妖の相談屋。
諜報活動を請け負っているため前線に赴く機会は少ないが腕っ節は強い方。
気は短いが理性的で物事をすっぱり割り切れる潔さを持つ。
生まれつき盲目だが覚の能力のお陰で健常者と大差ない生活を送ることが
できている。

(ふし)

猫又の妖の相談屋。
諜報活動を請け負っているため前線に赴く機会は少ない。
自他共に認めるお節介焼きで、身内に対してはより積極的に世話を焼く。
妖としての姿は二又の尾を持つ黒猫で、体格を自分の意思で調整できる。

玄近(くろちか) 充就(みちなり)

妖刀使いの武装警察。
武装警察の総監を務め、有事の際は前線に立って全体の指揮を執る。
左目の傷は武装警察になって間もない頃に対峙した穢偽につけられたもので、
己の未熟さを忘れないためにあえて晒している。
嫌いなものは帝都の治安を乱すものと職務を果たせない不真面目なもの。

綺幸(きゆき)

花の精の妖の花街人。
花街の元締めを務めており、役人に意見できるだけの権力を持っている。
物腰は穏やかだがどこか得体の知れない雰囲気を醸し出している。
平時は人の姿を取っているがあまりにも態度が悪い客が現れた場合は
本性である椿の大樹の姿となり然るべき対処を行う。

切澤(きりさわ) 達臣(たつおみ)

五行術士の役人。
普段は事務関係の仕事に明け暮れているが武力による解決が求められる
事態が起きた際には五行術を行使する。
仕事熱心ではあるが表面だけを見て物事を判断してしまうところが難点であり、
状況次第で敵にも味方にもなる曖昧な存在である相談屋のことを快く思っていない。
得意とする属性は土行。

(ゆずり) 御澄(みすみ)

人の華族。
帝都でも指折りの資産家を父に持つ。
気弱で大人しい性格だが時折頑固な一面を見せる。
物怪に襲われかけたところを助けられたことがきっかけである相談屋と交遊を
持つようになり、現在では夫婦の仲。

白雨(しらさめ) (さや)

人の書生。
噂話が大好きで毎日新しい噂話を仕入れに回っている。
日頃から姦しく、興奮すると身振り手振りが激しくなる。
妖刀使いや妖染に対してある種の憧れを抱いており、いずれ自分もそのどちらかに
なりたいと思っている。

守苑(かみぞの) 羽雀(はざく)

天狗の半妖の帝都人。
職業は飛脚。
子分である烏たちと共に郵便物を帝都中に届けて回っている。
気さくだが激情に駆られやすいのが玉に瑕。

九頭代(くずしろ) 誘雅(ゆうが)

妖刀使いの穢偽。
所有する妖刀の影響で強い相手と戦うことにある種の快楽を見出しており、
手応えがありそうと判断すれば誰彼構わず挑みかかるため武装警察や
相談屋だけでなく穢偽からも警戒されている。
月に一度、新月の夜にだけその姿を現す。
最終更新:2023年06月22日 14:14