自信を持つ

 謙虚というのは、いきすぎると卑屈になってしまう。
 他人の目や意見を気にするあまり、それに怯え、少しでも否定的な意見がつくと平身低頭してしまう……。
 ちょっと待ってみよう。
 落ち着いて、深呼吸をして。もう一度、その作品を読み直してみよう。
 その作品は、そんなにダメな作品だろうか。
 そんなことはないだろう。世の中には、色々な感性を持った人がいる。その作品を「おもしろい」と思う人もいれば「つまらない」という人もいるはず。そして、得てして否定的な意見をいう人の方が、声は大きかったりする。そんな声の大きい人の否定的な意見ばかりを聞いて落ち込むよりも、自分のいいところをほめてくれた人の声にも、耳を傾けてみてはどうだろう。
 文章技術は、数を書くだけである程度のレベルまでは上げることができる。
「つまらない」「退屈」といわれた物語も、少し構成を変えれば大化けする可能性だってある。
 その作品には、いいところだって沢山あるはず。
 批評は自分へのアドバイスとして受けとめて自分の肥やしとして、より高いところを目指せばいい。
 もっと、自信を持っていこう。
最終更新:2007年04月21日 02:01