好奇心、向上心を持つ
どんなことでもそうなのだけれども、やはり好奇心、向上心がなければ上に行くことはできない。「おもしろうそうだ」と思ったものは積極的に体験・経験してみる、疑問に感じたことは調べてみる。
そこで得たものを小説のネタにするとか、そういう単純なことではなく、様々な経験をすることによって、物語の世界に広がりを持たせることができるようになる。
そしてまた、向上心を持つことも必要である。小説大賞に応募した作品が落選する。無論そこには運という要素も絡んではくるだろうが、自分の未熟が最も大きな要因である、ということは心しておきたい。もっと面白い物語を作るにはどうしたらいいのか、もっと読み手を感動させるにはどうしたらいいのか。「これで十全」と思わずに、常に「もっと上」を目指すこと。
小説家デビューを目指している人は、無論それがゴールではなく、スタートであることは認識しておられよう。付け加えるならば現在、印刷・出版関連産業は衰退しつつある。そのような中でなお職業小説家を目指すのであれば、より多くの読み手を獲得するために、より高いところを目指していかなければならない、ということも意識しておいた方がいい。
最終更新:2007年04月21日 10:08