概要
英雄願望を持つ女吸血鬼。一件は愛想の悪い生意気な女。その裏には怪物のむくつけき本性。
しかしその根底には未だ世の中を割り切れない少女と、どうしようもないお人好しの側面が埋まっている。
引用
「なんで私に仇なす連中のためなんかに死ななきゃならないんだ？
私は自分の好きに生きるぞ。他人の考えなんか知るものか。
私が私の主導権を持つ限り、幾らでも足掻き続けてやる」
プロフィール
| 本名 |
アーディマム・フベール |
| スペル |
Adimum・fveil |
| 年齢 |
26歳 |
性別 |
♀ |
| 身長 |
158cm |
体重 |
28kg |
| 種族 |
吸血鬼 |
| 趣味 |
料理（だった）、お風呂（だった）、夜歩き |
| 特技 |
料理（だった）、うわばみ、ゲーム全般 |
| 宝物 |
エゾリンドウの髪飾り |
| 天敵 |
水、太陽、銀 |
| 将来の夢 |
シェフ（だった） |
| 好きな色 |
紺色 |
| 好きなもの |
エビのグラタン、昆虫、造花、HOPE(煙草) |
| 嫌いなもの |
イギリス料理、香水の臭い |
二つ名
【蒼爪の吸血鬼】
【月光色の蝙蝠】
【蒼燕】
所属
治安維持秘密組織クリスタ・ベル。
エヴェンハイムの平和を守るため日夜活動中。
暴漢とかテロリストとかマッドサイエンティストとかその辺を叩きのめすお仕事。
詳細
通称アーディ。
冷淡な印象の顔つき。眩く透き通った白い肌。肩先に僅かに触れる長さの白銀の髪。
光を通さない漆黒に染まったヘアバンドに竜胆の髪飾り。
群青色のマニキュアが塗られた長い爪。瞳は金色に輝く。
性格
表面は不愛想で自堕落だが、内心は短気で負けず嫌いで頑固。
なおかつクールでミステリアスにキメたいと思っているナルシスト。
その根底は男の子で、腹の立つもの気に入らないものへは反抗せずにいられない反逆者。
一方で気の許したものにはだだ甘く、世話を焼かずにいられない心配性。
総評として、すこぶる自分勝手。
バイセクシュアル。ロリコン。
日常
オフの時は一日中ぐだぐだと管を巻いている。酒好きの煙草好き。
家事全般は人並みにはこなせるがほったらかしがち。
考えるより先に身体が動くタイプ。ものを考えるのは好きだが、そこまで自身の頭脳を上等だと思っていないので、得意分野の暴力に傾倒している。
割とオタク。勧善懲悪なヒーローモノが好き。
ユニセックスな服装を好む。
英雄願望
英雄願望を持ち、誰かを救うことを第一に行動している。
しかしそれは「決断ができない」という悪癖によるもの。
己の人生を見つめることができない彼女にとっては、誰かを助けるという行為が延命手段である。
「他者を助ける自分」を英雄に例えることで自己承認を得ている不器用な人間。
結果として、外野からは理由のない人助けを生業としているように見える。
「……助かる人が多いかどうか、というより、悲しむ人が多いかどうかで私は悩んでたんだ。
だから私は百人を救おうと思った。そうすれば、私一人が後悔し続けるだけで済む」
吸血鬼
後天性の吸血鬼。
20歳の時（6年前）に“
魔銀”に噛まれたことで変貌。
人間としての生を懐かしむこともあるが、今は今でそれなりに気に入っている。
それはそれとしてお風呂を楽しめないことだけは許しがたい。
現在はお気に入りの知り合い数人から血液の提供を受けている。
怪物
自身が“怪物”と呼ばれることはある程度仕方ないと思って許容しているが、
怪物に“怪物”と呼ばれることは我慢ならない。
冷静に躊躇せず人を殺し死体を弄ぶ、“怪物の精神性を持つもの”を嫌う。
怪物に成り果てるつもりはなく、思惑ではどこまでも人間であり続けたい。
棺桶
深紺色に竜胆柄の紋が付けれた長方形の棺。表面には文字が刻まれている。
“慈悲無き義憤を動かすは己の内の情動のみ”
過去
本名、安藤流子。元の髪色は黒、目の色は焦茶色。
物心付いた頃から父子家庭にて育つ。彼女が産まれたと同時に母親は死亡。
父親と叔父に育てられるが、二人の子育てはどこかよそよそしく育ての親への不信感を覚える。
また、彼女は母親がいないことを理由に学校でいじめられ、そのたびにキレて仕返しをする短気な子供だった。
結果、不良相手に立ち回るような喧嘩好きの女の子に育つ。
そんな屈強な幼少期を過ごしたからか、彼女は物語のお姫様よりもヒーローにあこがれるようになった。
幼少期に車に轢かれかけた時、自分を庇って犠牲になった見知らぬ青年の事を一生引きずっている。
自らが顔も知らない誰かに助けられた意味と、人を死なせてまで生きなければならない意味を未だに見出すことが出来ていない。
先の英雄願望は、そんな葛藤から来るものである。
大学進学時、家庭内の不和を理由に留学。イギリスへ渡って一人暮らしを始める。
ある日に吸血鬼“
魔銀”に襲われ、後天性の吸血鬼となる。
その後、エヴェンハイムへ移動。
竜胆
カチューシャに付けている花はエゾリンドウ。お気に入りの花。
花言葉は「悲しんでいる時の貴方が好き」「純潔」「貞操」「切実」「寂しい愛情」等。
「流子」の「りゅう」を竜に見立てていた時期があり、その字が含まれる竜胆（リンドウ）に好意を抱いた。
煌血・蒼銀
「煌血・蒼銀」
能力：放射。
血液を媒介に「エネルギー」を作り出す。
アーディマムは「エネルギー」を用いた電気、炎、光、音、物理、その他の運動エネルギーによる現象を引き起こす。
ジェット噴射による高速移動、炎や電気を発生させる魔術、大気を震わす音の奔流、敵を溶き断つ光線の剣──
自らの身体を仲介することで、彼女はおよそ物理法則を自在に操る事が出来る。
基本的には、特別な指向性を持たない破壊エネルギーとして使用しており、ビームや剣のような形で攻撃する。
本人がイメージしやすい形に沿ってか、腕、足、翼の先や眼から放つことが多いが、特に放出する部位に制限はない。
放射した「エネルギー」の流れは視認が可能で、それは蒼く煌めいている。
手から剣を生み出し、敵を両断する。
巨大な剣を生み出し、一帯を切り裂く。
八つ裂き光輪。
円状のエネルギーを生成し、投擲する。
クリムゾンスマッシュ。
ドリルのように足先に蒼銀を集中し、蹴り貫いて敵を穿つ。
タツマキファイター。
渦巻く炎の竜巻を発する。
科学忍法・火の鳥。
炎の鳥を纏い敵を貫く。
幻影破裏拳。
己の幻を作り出し、敵を惑わす。
ドリルハリケーン。
エネルギーを竜巻状に捻じらせ、発射する。
ライトニングブレイカー。
腕先から巨大な熱量のビームを放射する。
バスターコレダー。
掴んだ物体にエネルギーを流し込み、対象を破壊する。
両翼を中心として二対のエネルギーの奔流を形成し、そのまま発射する。
暴流撤華の強化版。エネルギーの外部供給を経て初めて成せる必殺技。
自らの肉体そのものをエネルギー物質へと変化させ、世の物理法則を“置き去り”にする。
自身に降りかかる苦難を無理やり否定し、自身が行うあらゆる暴力を無理やり肯定する。
己が為す事象全ての成功率を100%に引き上げる、限定的な権能の行使。
持続時間は1秒。
超音波
音エネルギー流束の発信を煌血術によって行い、万象を震わす音の波を発する。
飛行
吸血鬼でも珍しい飛行能力を持つ。
背には黒銀の翼を持ち、自在に形を変えることが出来る。
大きく振るって敵を薙ぎ払うことや、刃のように研いで切り付けることも可能。
複数に分割して数多の腕のように扱うこともできる。
蒼銀のエネルギーを推進力として宙を自在に飛び回る。
花弁化
己の肉体を竜胆の花弁のように分割させ、消え去る。
操髪
髪を自在に伸ばして相手を捕らえることもできるがあんまり使うことはない。
エピソード
クリスタ・ベルに所属。
ある日の夜、這う這うの体で彷徨い行き倒れていた女吸血鬼シデロ・ルバーブを拾う。
回復までの世話を行った後、クリスタ・ベルの活動に推薦、後輩として雇い入れる。
関連人物
後輩。かわいい。
気の置けない同僚。
すごい上司。
嫌な上司。
犬猿の仲。趣味だけは合うのが悔しい。
かわいいけどどこか波長が合わない。
かわいい。できればずっとかわいいままでいてほしい。
いつか殺す、と探し続けて早五年。未だに手がかりはない。
出張先
Ω版に出演。パスタの妖精とよろしくやった。
黒の街で吸血鬼といちゃいちゃした。
モチーフ
吸血鬼キャラ作ろうぜ！ってんでできた娘。
主なモチーフは「HELLSING」のセラス・ヴィクトリアと「空の境界」の両義式。
参照先
最終更新：2025年06月25日 21:34
