概要
人から吸血鬼へと成り果てて半年。この世の悪を倒すため、日夜頑張る吸血少女。
超の付く気分屋で陽気な乙女。今日も夜闇の街を駆ける。
引用
「あんたの最期を彩るのは、緋色に輝くこの私!」
プロフィール
本名 |
シデロ・ルバーブ |
スペル |
Shidelo・Rhubarb |
年齢 |
14歳 |
性別 |
♀ |
身長 |
150cm |
体重 |
21kg |
種族 |
吸血鬼 |
趣味 |
好きな人の好きなことをすること |
特技 |
パルクール |
宝物 |
先生、アーディマム、マリヤック |
天敵 |
水、太陽、銀 |
将来の夢 |
そんなこと考えてる暇はない! |
好きな色 |
赤 |
好きなもの |
チョコレート、好きな人の好きなもの |
嫌いなもの |
グレープフルーツ、消えゆくもの |
二つ名
【緋銀】
【増殖する吸血鬼】
【怪人赤コート】
所属
治安維持秘密組織クリスタ・ベル。
エヴェンハイムの平和を守るため日夜活動中。
暴漢とかテロリストとかマッドサイエンティストとかその辺を叩きのめすお仕事。
詳細
性格
明るく元気で朗らかでポジティブ。
目立ちたがり屋の自惚れ屋。好きな人にはたくさん褒めてほしい、承認欲求モンスター。
──を演じている冷静で合理的な思考の少女。
──だと自分では思っている子供。
要するに、中二病である。
感情豊かな娘に見えるが、そのほとんどは外向きの顔。
自分の事には自分で始末を付けられるが、他人の領分に手を出せるほどの実力はない。
吸血鬼になって半年の若僧で、いろいろ舞い上がっている最中。元人間の人外には一方的にシンパシーを感じている。
吸血鬼
後天性の吸血鬼。
14歳の時(半年~1年前)に“
魔銀”に噛まれたことで変貌。
過去
彼女の幼少期はネグレクトと共にあった。
父親はおらず、母親と二人暮らしを行っていたが、
母親は彼女に食事とトイレの使い方以外は何も教えなかった。
言葉の喋り方も自らの意思も知らないまま、彼女は実に7年の歳月を虚無のままに過ごした。
彼女はその後、児童福祉施設に保護された。
言葉どころか感情の表し方すら分かっていなかった彼女は、そこで初めて人間らしい振る舞いを身に着けた。
福祉施設の“先生”が、「幸福は笑う者の所に来る」と教えてくれてから、彼女は朗らかに笑うようになった。
そろそろ社会に出て働かなければならないという頃の14歳の日、
吸血鬼“
魔銀”の襲撃により住処だった施設の人間が全滅する。
そうして自らも吸血鬼と成り果て、失意と絶望のままに彷徨い続け、
やがてアーディマムと出会った。
+
|
... |
件の事件は児童養護孤児院「カレンデュラ」襲撃事件と知られ、実際吸血鬼によって施設の人間は全滅したが、犯人は“ 魔銀”ではない。
丁度事件の日に外出していたシデロが、ただ一人で“ 魔銀”に襲われ、吸血鬼と化したのみである。
吸血鬼として目覚め、覚束ない足取りで己の家である施設へと戻ったシデロは、 犯人と邂逅し──そのまま打ち滅ぼした。
その後、事件は迷宮入りすることとなる。
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末裔
吸血鬼カーミラの子孫にして末裔。
カーミラを降臨させるための触媒。
その容姿は、(遠く記憶の彼方のカーミラを回想する者にとって)瓜二つ。
正体
自分が大嫌いなペシミスト。
誰にも構われることのなかった彼女は理想の友人、イマジナリーフレンドを作り出し、
やがて自分の理想であった友人のように振る舞い、演技を続けることで今の人格を形成した。
その友人の名はシデロ・ルバーブ。
ポジティブで陽気な外面は演じている表層に過ぎず、内面は大層鬱屈している。
「シデロ・ルバーブ」という名は己ではなく、己が演じる表層の友人の名だと認識している。
自分自身は大嫌いなまま、理想の表層を演じている。
己が世界から拒絶される恐怖を知るからこその処世術。
私の名前はシデロ・ルバーブ。世界で一つだけの私の名前。世界で一つだけの私の記号。
けれど、それはあくまで私の表層。名前なんて個人を認識するための道具でしかない。
他人がシデロ・ルバーブと呼んでいる娘は、私の外面、見かけでしかない。
私は『私』を名乗ればいい。そしてシデロはシデロを名乗り続ける。
『私』とシデロは異なる個人だけど、一人の中に共生しているのだ。
煌血・緋銀
「煌血・緋銀!!」
能力:製造。
血液を固形の物質に変換し、自身の想像した物体を作ることができる。
精密さは本人の想像力・把握力による。武器、盾、咄嗟の足場としての利用が主。
想像できる対象は、当人の理解度によって精密さを増し、特によく把握している構造物ならば機能の再現さえも可能。
生命は原則再現できない。シデロ・ルバーブ本人という例外を除いて。
生まれた物体は緋色に煌めきながら現れ、そしてくすんでいく。
主に無機物の複製を目的として使用するが、損傷した肉体の補填としても使用。
最終的には、己の肉体そのものを複製することによる分身、そして肉体的な不滅を実現した。
心臓を貫かれたシデロは、煌血術による代用で自らの心臓を生み出した。
肉体の全てを煌血術で構成したシデロは、緋銀の人形に宿る精神体の生物となる。
肉体に連続性はなく、脳にも宿るものは無い。
身体が朽ちようと死ぬことはない。日の光にも怯える必要はない。
魂を寄る辺に流離う吸血鬼は、究極の孤独を手に入れた。
近接武器
メイン武器。煌血術で作り出した大鎌。雑に切ったり投げたり使い放題している。
薙刀。一対一の闘いなどでよく使う。
チェーンソー。防御力の高い相手向け。
双剣。リーチは短いがとりあえず手数が欲しい時。
針。主に牽制用。近距離用の間接・投擲武器。
遠距離武器
バンカー(杭)を射出する。
腕に射出台をひっつけたままクロスボウのように狙いをつけて使う。ある種のネイルガン。
投げ斧。
投擲槍。シデロが自身の腕で投擲して使う。
巨大な大型弩。設置砲台に近い。
自身の身長ほどもある巨大な戦輪。
他
ローラースケート。
煌血術で五体の一部を担う代用品を作る。主に応急処置として使う。
シデロ本人に使う場合のみ、つぎ足した箇所はすぐさまシデロの元の身体として機能する。
自身の人形を生み出し、相手に突撃させる。
細かい思考能力を有しない単純な人形。即座に対応され蹴散らされることを見越した特攻隊。
緋銀の能力を用いて“シデロ”を創造する宝具。
各々のシデロが独立した思考を持ち、いずれもがシデロそのものとして振る舞う。
複製されたシデロには“本体”が定義されておらず、あえて言うなら、最後に残った一人がその後のシデロとなる。
相手への怒りや恨みが大きいほど威力が増す巨大な鎌。
本人の感情や気合によって煌血術は強化される。彼女の場合は怒りや恨みをもとにそれを振るう。
敵性勢力と認識したものであれば個人のみではなく、軍勢を対象として適用することも可能。
認識範囲の限界は『自分以外のありとあらゆるもの全て』。
生命
+
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... |
生命は原則再現できない。シデロ・ルバーブ本人という例外を除いて。
上記は厳密には誤りである。
シデロが“喰らい尽くして”理解を得た生命については、シデロと同様に再現が出来る。
本人も禁忌の業と理解してのことか、単純に興味や好感度の差異か、これによって再現が為されたことがあるのは特別親しい人間のみである。
児童養護孤児院「カレンデュラ」襲撃事件の折に殺害し、そのまま喰らい尽くした。
それを機にシデロによって再現された後は、シデロがカーミラに取り込まれるまでの間ずっと生前の挙動を再現し続け、誰にも気づかれぬまま人間社会に溶け込んでいた。
マリヤックの血液を投与され、吸血鬼となった彼女を殺害した後、喰らい尽くした。
以後、再現された彼女はシデロに付き従うようになる。
マリヤックの血液を投与され、狂った彼女を殺害した後、喰らい尽くした。
これによってシデロの能力が露見することとなる。
彼女の最期を看取った後、その灰を喰らい尽くした。
彼女を理解した結果、「煌血・翠銀」の能力を得たシデロは、以後 緋翠のシデロを名乗る。
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関連人物
命の恩人で先輩。ぞっこん。
いぢると面白くて割と頼りになる先輩。
偉くてすごい人。
大事な友達。
何かを企んでいるのは知ってる。けれどもそんな彼女の友達でありたい。
吸血鬼の先輩。おとなでかっこいい!
大事な友達。
時々血を吸わせてもらっている。
施設の頃からの縁。兄貴分!
殺されかけた。シンパシーを感じる。
シデロのその後の姿。
出張先
初回、第二回に参戦。
参照先
最終更新:2025年06月25日 21:35