魔女たち


概要

ナヴィーニャが使役する無数の魔女。
その数は限りなく、その被害は(いとま)なく、その存在は脈絡がない。

引用

「魔女が魔女性を得るたメには観客が必要です。それは切っても切り離せぬ自己承認欲求であり、魔女、魔術師、怪盗、探偵、そして読者にも不可欠である純真無垢の『信用できる』語り手です。言ってしまえば、二百五十五色の存在は──ワタシの外付けの内臓みたいなモノですねえ!」


詳細

参照される三つの逸話を表す『紀元』、
その身体を構築している『外殻』、
そしてどんな魔法を得意としているかを示す『字』の三つで表される。

肩書の○○眼は色毎に存在する。魔女の瞳と髪の色はその肩書きと同色。
魔女の外見は、瞳と髪の色以外は基本的にナヴィーニャと同一である。
マユクニトなどの例外を含む。

その正体はナヴィーニャの在り得た並行世界の存在。魔女ナヴィーニャのバックアップ。あるいはクローン。
創造主ナヴィーニャに対する被造物。ナヴィーニャとは明確に上位下位の関係が存在している。
魔女の特性上、他者に観測されていないと消滅してしまうため、そのほとんどは互いに参照関係にある。


二百五十六色の魔女

ナヴィーニャの直接の配下。
多種多様な方面にスキルツリーを伸ばした特化型の集まり。
正確は十人十色で、魔女同士での衝突も絶えない。

藍鼠眼の魔女マユクニト

紀元はラプンツェルと白雪姫とメリーポピンズ。その外殻は御伽噺。
司る字は媒介魔術師。生物細胞を媒介として多様な魔術を行使する。特に髪の毛はレートが高い。
『髪には多大な呪力が宿る』という伝承を参照することで、魔術を成立させている。
他の魔女たちより幾分か幼い。

琥珀(こはく)眼の魔女クスディルカ

紀元は土塊と真理と羊皮紙。その外殻はゴーレム。
司る字は格闘魔術師。身体強化のルーン魔術を描き、ウィッチカラテによる徒手空拳を挑む。
グロテスクとナンセンスをこよなく愛する超今風の趣味を湛えた魔女。
超今風のコギャルみたいな言い回しを好む。時折インスタにも投稿しているようだ。
彼女の「イケてる」の基準は時と場合によって大きく変動し、その趣向には一貫性はない。
良し悪しに関わらず他人の行動を真似するのも大好き。その行動の意味を深く考えることは無い。
サイバーゴスが好み。第一回KOW(キング・オブ・ウィッチャーズ)チャンピオン。

漆黒眼の魔女イーイルナック

紀元はお砂糖とスパイスと素敵なものいっぱい。その外殻はむっちゃ可愛い女の子。
司る字は時空魔術師。時空間を操る術を得手とする。亜光速まではバックアップ無しで突入可能。
時空魔術は結界術と起源を同じくする自己参照の術。時空操作の適応範囲は自分の周囲に限る。
良くも悪くも現代風のちょっとドライだけど可愛いもの好きの女の子。それは魔女の中では相対的に浮いているが、
同時におおよその奴とは上手くやっていく事ができるという奇跡の魔女でもある。
魔女の中では一番顔が広い。ゴスロリ趣味。

群青眼の魔女プルフィス

紀元は死体と雷と愛。その外殻はフランケンシュタイン。
司る字は浄化魔術師。蒼炎を操って汚物を消毒する。単純な炎魔法の他、状態異常治癒とかも得意。
自分以外の物全てを見下している傲慢者であり、真性の潔癖症。
高次元から醜い下界を観測して悦に浸るだけの人生を楽しみたいと本気で考えている人格破綻者。
次元の低い愚か者とは関わりたくないとさえ思っているので、素行そのものは比較的大人しい。

蘇芳(すおう)眼の魔女ミュニニクナ

紀元は気体と液体と固体。その外殻はアメーバ。
司る字は守護魔術師。魔術戦における守護を担当。物理攻撃が防げない欠点はあるが、その分燃費が良くお手軽。
劣等感と誇大妄想と被害者意識が高めのシスコン。三姉妹の中では長女役。
魔女の中では比較的常識人だが、その分損な役割が多い。
諦めが早い。それは利点であり、欠点でもある。
ミュクニナナとミュニクナナの参照先。

蘇比(そひ)眼の魔女ミュクニナナ

紀元はReduceとReuseとRecycle。その外殻は廃棄物。
司る字は燃焼魔術師。バフを消費して攻撃力に上乗せする、若い命が真っ赤に燃えるガンガンガンガンいこうぜ系娘。
文字通りの熱血漢だが、心の奥底では割と鬱屈を抱えているとか。三姉妹の中では次女役。
諦めが悪い。それは利点であり、欠点でもある。
ミュニニクナとミュニクナナの参照先。

深赤(しんせき)眼の魔女ミュニクナナ

紀元はアルタとカーマとダルマ。その外殻はトリヴァルガ。
司る字は増幅魔術師。状態増幅を行い、バフの累積数を増大させる支援役のさらに支援役。
性質上一人では何もできず、周囲に極端に依存している。主に相手を甘やかしてダメ人間にしてしまうという形で。
三姉妹の中では末女役。一人だけ名前に蘇の字がないことを気にしている。
諦め時の決断ができない。それは重大な欠点である。
ミュニニクナとミュクニナナの参照先。

月白(げっぱく)眼の魔女バシュトナバロン

紀元は蛙と蛇と蛞蝓。その外殻は停滞。
司る字は洗脳魔術師。読んで字のごとく対象を操る。効果範囲や効果時間は無限大だと豪語している。
それはそれとして拷問や脅迫を行い、魔法と関係なく相手を意のままに操ることも好む。かなり性質が悪い。
要するにいじめっ子。暇なときは周りの魔女を適当に弄んでいる。
オペラ座の怪人が好き。推しはファントム。

瑠璃(るり)眼の魔女フォッククィノ

紀元は角膜と虹彩と水晶体。その外殻はレンズ。
司る字は望遠魔術師。全てを詳らかにする暴露(ライブラ)の邪視を操る。
精神年齢が極端に幼い魔女。むずかしい漢字も読めない。泣き虫弱虫へっぴり虫の三拍子揃った悩ましい娘。
彼女の転機はとある時に“冒涜的な何か”を覗いてしまったこと。
発狂し幼児退行を起こした彼女は、以来戻る事無く幼い子供の思考形態のまま存在し続けている。

象牙(ぞうげ)眼の魔女ケテリアック

紀元は剣と鏡と勾玉。その外殻は付喪神。
司る字は剣聖魔術師。語り継がれる聖剣・妖剣の悉くを模造し、卓越した剣技で振るう物理戦最強のチート勢。
普段は寝ぼけている典型的な老子キャラだが、切羽詰まった状況でばかり呼ばれるためカッコいい面が強調されがち。
最近は黄色い声援が鬱陶しい。
重要な場面では身体にガタが来て退場する都合の良い強者キャラ。

翡翠(ひすい)眼の魔女イクナジャト

紀元は恋慕と憎悪と衝動。その外殻は伊弉冉と伊弉諾を断絶する黄泉比良坂の大岩。
司る字は心中魔術師。誰であろうと恋心を抱くことができる。その結末は決まって己と相手の死。
嫉妬を司る緑系統の眼に相応しいヤンデレ。生まれたてのひよこのように何にでも愛情を抱く。
一度月に対して恋をした時は二百五十五人の魔女総がかりで止める羽目になった。
姫騎士とか、そういうのに憧れがあるらしい。

太陽(たいよう)眼の魔女グラバーナ

紀元はプロミネンスとフレアとコロナ。その外殻は太陽光発電パネル。
司る字は太陽魔術師。文字通りの人工太陽を招来するやべー奴。
正義を尊び悪を滅ぼすヒーローのように振る舞う暑苦しい魔女。
他人の都合を完全に無視して人を己のペースに巻き込むので色んな人から嫌われている。

深碧(しんぺき)眼の魔女レミネシュリア

紀元は糞とハーブと精液。その外殻はホムンクルス。
司る字は管理魔術師。結界や施錠の魔術を好み、全てを内と外に分断する。解除のキーは彼女以外が使用することは不可能。
……というものは往々にしてあっさりと解除されてしまうものである。
規律と規則をこよなく愛する完璧主義者。
万物は自らの手によって管理されるべきだと考えているが、一方でそれは不可能だとも理解しているリアリスト。
要するに口だけ達者でありながらも自らは行動を起こさない怠け者。適度にサボるのが上手い。
着物が実は好きらしい。

躑躅(つつじ)眼の魔女リュッケ・メー

紀元は雌しべと雄しべと花粉。その外殻は花畑の原風景。
司る字は花弁魔術師。文字通りの花を操る魔女。
植物ではなく花限定であり、種や蕾や果実を操ることはできない。事実上花を咲かせることのみに特化した魔術。
ラフレシアとかを使うと強力な妨害になる。
本人はとても綺麗好きのロマンチストで、花の観賞以外のことに魔術を使いたがらない。

紫檀(したん)眼の魔女ヲルジェント

紀元はバッテリーとモーターとセンサー。その外殻はウォルターの亀。
司る字は宝石魔術師。宝石に纏わる物事の全てを解決する。鑑定、換金、加工、鋳造、全てを軽々こなして見せる。
宝石そのものが魔力を秘める術式の材料となるので、彼女の役割は所謂武器屋のようなもの。
人類の救済こそ己の使命だと考えている。全ての人類は平等であるべきだという思考から、
常世の悪を全て排除し己の信じる正義の思想を世界全土に蔓延させたいと考えているらしい。
キャミソールドレスを纏った姿に自身を持っている。

蜂蜜(はちみつ)眼の魔女キャミラップ

紀元は砂糖と小麦粉とメレンゲ。その外殻はふわっふわのカステラ。
司る字は菓子魔術師。お菓子に纏わることなら何でもできる素敵な子。
お菓子の家を建てたりフルーツパフェを振る舞ったりするので他の魔女からも人気。
保育園のお姉さん的なちょっと無理して笑顔を作ってる人。本人はそろそろ肉とか食べたい。

白銀(はくぎん)眼の魔女テーソルニア

紀元は司法と立法と行政。その外殻は裁判官ジャッジメント。
司る字は反響魔術師。妹であるテールソニアとのコンビで真価を発揮する。他魔女と同一の字を持つ唯一の魔女。
二人は互いを参照する術を持っており、その真骨頂は相互を参照し続けることによる繰り返し(ハウリング)のバフ乗算。
二人セットで運用できればステータス上限まで容易く到達する強力無比のシンメトリカル・ドッキンガー。
性格は狡猾で残忍。妹を疎ましく思っている。テールソニアの参照先。

黄金(おうごん)眼の魔女テールソニア

紀元は富士と鷹と茄子。その外殻は(えにし)の精霊。
司る字は反響魔術師。姉であるテーソルニアとのコンビで真価を発揮する。他魔女と同一の字を持つ唯一の魔女。
二人は互いを参照する術を持っており、その真骨頂は相互を参照し続けることによる繰り返し(ハウリング)のバフ乗算。
二人セットで運用できればステータス上限まで容易く到達する強力無比のシンメトリカル・ドッキンガー。
性格は迂闊で残念。姉を愛おしく思っている。テーソルニアの参照先。

紅蓮(ぐれん)眼の魔女ニーデューケ

紀元は分離と整列と結合。その外殻は鳥もどきボイド。
司る字は悲嘆魔術師。他人にデバフを付与するが、常に罪悪感に苛まれる彼女にとってその行為はストレス極まりない。
加害妄想と被害妄想に囚われたメンヘラ。この世の悪習は全て自分の責任にされるものだと思っており、
自らその罪をひっかぶるよう普段から宣言することで可哀想な自分を演出している。
演歌とか好き。

瑪瑙(めのう)眼の魔女メメディメル

紀元は服従と保存と非暴力。その外殻はロボット。
司る字は変身魔術師。あらゆるものをあらゆるものへと変身させる。
再現に際限は無いが、唯一魂のみは不変の象徴として扱うため、生物を対象とした場合は意志まで操ることは出来ない。
ただし、バシュトナバロンと協力して、他者を他者へと完全に成り代わらせることも出来る。
しかし二人は折り合いが悪く、ナヴィーニャ直々の命令でも無い限りは強力する事はない。

黄土(おうど)眼の魔女ラスカリブル

紀元は任意の対象Aと任意の対象Bと魔法の関係×。その外殻は薄い本。
司る字は相関魔術師。特定の人物AとBの間にある因果関係を操作する凶悪な魔術。
規定の関係性を世界改変の規模で書き換える事が可能で、個人を対象とした魔術としては万能に等しい。
しかし、本人が『アリ』だと思った関係性を実現させるためにしか働かないため、実用性には相当の難がある。
妄想や空想を好む重度のCP厨。『同じコマにいた』レベルの根拠をおかずに飯を食える。

明藍眼の魔女ネイネルネメス

紀元は精霊と悪霊と魔女。その外殻はジャック・オー・ランタン。
司る字は乱痴魔術師。ばか騒ぎ担当。存在するだけで周囲の事象を書き換える世界観構築型。

紺碧(こんぺき)の魔女ケルマンデク

紀元は愛と勇気と正義。その外殻は偶像(ヒーロー)。
司る字は勇者魔術師。魔導錬装(まどうれんそう)ロギアバロンを操る。
ハイウァピスとは小指が赤い糸で繋がってるコンビ。
父親(存在しない)である博士(存在しない)が開発したロギアバロンのパイロットである。

鮮緑(せんりょく)眼の魔女ハイウァピス

紀元はヴォーカルとダンスとヴィジュアル。その外殻は偶像(アイドル)。
司る字は装填魔術師。魔導錬装(まどうれんそう)ロギアバロンを操る。
ケルマンデクとは小指が赤い糸で繋がってるコンビ。
幼少期(存在しない)より家(存在しない)が隣(存在しない)の幼馴染(存在しない)である。

赤銅(しゃくどう)眼の魔女プネマプローズ

紀元はデネブとベガとアルタイル。その外殻は三角形。
司る字は占星魔術師。占星術の専門家であり、星詠みの巫女。
日にち単位での運勢を占う事で、サイコーにノッてる日とサイテーにツイてない日を予言できる。
彼女がサイコーと記した日に事を行えば、アイスは当たるし物欲センサーはなくなるしRTAは世界記録が出るのだ。
ぶっちゃけ地味。本人もその事を気にしている。

白藍(しらあい)眼の魔女ワクトフィミヌ

紀元は未来と現在と過去。その外殻は運命の女神ノルン。
司る字は占字魔術師。ルーン魔術を用いた占術の専門家。
プネマプローズとは異なり、未来の啓示を断片的な言葉を用いた文章として表すことで予言を行う。
文章の解釈にはある程度の幅が利き、解釈次第では未来に起こり得る事象の指向性を操る事ができる。
ぶっちゃけ地味。しかし、自身の占いは誰も勝る事のない至高の術だと言って憚ることはない。

葡萄(ぶどう)眼の魔女アイマーギュタ

紀元は赤と青と緑。その外殻は混合の黒。
司る字は影絵魔術師。文字通りの影を操る術で、影絵から物質、生物を実体化する事ができる。影縫いも出来る。
彼女の攻撃は影を対象とし、地面に伸びた影の腕の部分に線を引けば、影の持ち主の腕が体から離れる。
フォッククィノの保護者役をやっているらしいが、本人はあまり乗り気でない。
子どもは忙しなく動き回るため、影の形も一定ではない。それを醜いと思っているためだ。

白桃(はくとう)眼の魔女ニェグネクト

紀元は不視と無言と非聴。その外殻は愚かな猿。
司る字は怠惰魔術師。知性体に無気力と無関心、無神経、無遠慮の属性を原因とする孤立と分断を引き起こす魔術。
その深度は言語による分断『バベルの呪い』に匹敵し、地平線を埋め尽くす程の軍勢を容易く無力化する。
自らを大根役者と自嘲し何でも適当に済ませようとするが、仲の良い連中を見ると引き裂きたくなってくるらしい。

白銀(はくぎん)眼の魔女ザルヴィジョン

紀元はRとGとB。その外殻は万色(プリズム)。
司る字は結晶魔術師。光を反射する結晶を生成する。
結晶は万物にコーティングが可能で、あらゆる光線を無効化する。レーザー無効装備を量産可能。
なお、光のない(目に見えない)効果はそのまますり抜けるため、紫外線は防げない。

露草(つゆくさ)眼の魔女ペントプクリ

起源は光とビーズとスピログラフ。その外殻は万華鏡。
司る字は明鏡魔術師。鏡に映ったものを複製する、あるいは鏡に当たったものを反射する。
合わせ鏡を用いた召喚術の行使も可能。
「マン・イン・ザ・ミラー使えねーの?」「なーんだ」「がっかりー」と散々茶化されていい加減頭に来ている。

柑子(こうじ)眼の魔女エトックセトック

起源はノリとハサミと定規。その外殻は工作キット。
司る字は工作魔術師。

黒檀(こくたん)眼の魔女ミユルグリース

司る字は黒灰魔術師。無数の灰を生成し、地上を黒く埋め尽くす。

蛍光(けいこう)眼の魔女ニルメルヒュ

司る字は目眩魔術師。強烈な光と音で平衡感覚を奪う。

濃紺(のうこん)眼の魔女ルツリフォネッセ

司る字は転移魔術師。数km単位の長距離転移を得意とする。

真珠(しんじゅ)眼の魔女キユナカレム

起源は天と海と雨。その外郭は竜。
司る字は雷霆魔術師。空と大地を貫く雷を呼び寄せる最強の物理攻撃。

明礬(みょうばん)眼の魔女トルケステット



千二十四色の魔女

何らかの事情によって封印を施された魔女。
二百五十六色にも増して人格が破綻している者が多い。
創造の力を持つ者は少なく、破滅を司る者が多いとされている。

金緑眼の魔女フラッファナル

紀元は#734229と#000000と#FFFFFF。その外殻は三毛猫。
司る字は愛猫魔術師。猫に纏わることなら何でもわかるしできる。
猫判定眼はあらゆる猫種を判別可能。半面、猫以外の部分にはほとんどスキルを振っていない。
語り継がれる最悪の殺猫鬼。九命幻想の破壊者。フラッファナル(滅猫者)に取り憑かれた者。
極端な愛猫家だが、極端な猫研究科でもあり、その存在は猫にとって毒でしかないマッド・サイエンティスト。
猫を殺す事でしか役に立たないので千二十四色入り。一応猫が関わらなければややまともな研究者気質らしい。

玉虫(たまむし)眼の魔女べクィローチ

紀元は繁殖と雑食と褐色。その外殻は、言葉にするのもおぞましいので割愛。
司る字は昆虫魔術師。虫を操る術を心得ている。一番得意なのは羽蟲(スウォーム)の操作。
自分の能力が嫌われやすいことは重々承知しているので、普段は蝶々や蛍で目一杯装飾している。
気丈っぽく振る舞っているがその実は割とナイーブ。どうにか虫のイメージアップができないか頭を悩ませている。
本人から千二十四色入りを希望した稀有な魔女。その行動もまた奥ゆかしい虫の印象を植え付けるための打算的なものだとか。

透明(とうめい)眼の魔女ハクェニムトレー

紀元はαとβとγ。その外殻はε。
司る字は真相魔術師。アカシックレコードと常につながっており、全てを知る最高峰の知識人。
しかし、その知識の多くは役に立たない。
彼女の語る文字列には意味がない。それは単なる事実であったり、誰も観測できない事実であるためだ。
結局のところ、彼女は何の脈絡もなく事実を振りまくだけの無害で喧しい存在に過ぎない。
アンサイクロペディア冒頭のネタバレ警告文の擬人化みたいなもん。
彼女の眼と髪は、背後の景色を投影する。即ちまったくの透明である。
単純にいてもいなくても変わらないので千二十四色入り。

退紅(あらぞめ)眼の魔女サール・アーラー

紀元は福と禄と寿。その外殻は繁栄の神(不特定多数)。
司る字は拡大魔術師。物質の規模を増大させる術を心得ている。一番簡単な使い方は巨大化。
本人はウルトラマンのような巨大ヒーローに憧れているが立ち位置が悪の幹部そのものな事に悩んでいる。
というか完全にパンドーラ。起源の悪い時には大サタンめいて顔だけを巨大化させているらしい。
勝手に巨大化して迷惑をかけるうえに目立ちすぎるので千二十四色入り。


六万五千五百三十六色の魔女

ナヴィーニャとは異なる紀元を持つ魔女。
既存の人物の紀元を改竄し魔女に仕立て上げたパターンがこのカテゴリに入る。
基本的にはナヴィーニャによるライバル相手への嫌がらせで無理矢理加入させられる。
勝利の報酬は相手の身柄という厄介極まるプロポーズ。
既に65533番まで埋まっているので、もうすぐ数をさらに増やす予定なんだって。

竜胆(りんどう)眼の魔女オルディナル

紀元は竜胆と英雄と性。その外殻は女吸血鬼アーディマム
司る字は蒼銀魔術師。本人いわく、ちょっとすごい事ができる。
アーディマムが一時的に魔女化され在籍したもの。あくまで一時的なので、後に脱退している。
アイドルとしてのパフォーマンス以外の事はしていないので、スペックや人間関係は不明。

柘榴(ざくろ)眼の魔女リヴル・ルヴァ

紀元はハープと冥府と後悔。その外殻はエウリュディケー。
司る字は死霊魔術師。冥府から死人を呼び出したり、現世の死人を操ることができる。
[闇]【★SSR】怪盗エルメシア@エウリュディケー・白スーツコスを魔女化した存在。
巨人族タイターンやペストの偽物化たる巨鼠まで将来できる。
紛れもなくスゴイのだが、パープル・使いどころが難しすぎる・ヘイズなのであまり呼び出されない。

紅鳶(べにとび)眼の魔女クェゾムトア

紀元は腕と腕と腕。その外殻は『羅漢探偵』調絶剛(ちょうぜつつよし)。
司る字は羅漢魔術師。六本の腕を操り刀を振るう近接戦闘特化型魔女。
なお六本というのはデフォルトの設定であり、理論上は何本でも増やすことができる。


参照先

最終更新:2025年02月05日 00:35