セラフィム(Seraphim)
聖書『
イザヤ書?』6章冒頭に登場する
天使の一種で、
日本語表記では「熾天使」とも。セラフィムとは
セラフ(サーラーフ)の複数形だが、聖書には
単数形では登場していない。サーラーフという
単語自体はイザヤ書30章6節等において「蛇」という意味でも使われている。
六つの翼を持ち、二つを飛ぶのに使い、二つで顔を、
二つで両足を隠しながら神の周囲で賛美の言葉を唱える。
関根正雄が『イザヤ書』の翻訳につけた註によると、
「両足」は性器の暗喩だともいう。
サーラーフが「蛇」という意味も持つ点を踏まえると、この説と符合する。
古代の聖書記者はセラフを翼をもった蛇の姿をした存在
として捉えていたのかもしれない。
イスラエル軍に配備されているAH-64D アパッチ・ロングボウ(戦闘ヘリ)はサーラーフ(Saraph)と呼ばれている。
参考文献
日本聖書協会 聖書
参考サイト
最終更新:2009年12月05日 22:01