*1 草野巧『幻想動物事典』53頁
*2 草野巧『幻想動物事典』44頁
*3 草野巧『幻想動物事典』92頁によれば、エレキシュガルの命令で動く、冥府の精霊。幻想世界の住人たち 2文庫 132頁によれば小さな「槍のように細い」ものと大きな「粘土板に書きつける葦筆のように細い」者の2種類がいる。手にこん棒、腰に武器を下げ、生者を地獄へ引き込む。他、泥棒を逃がして世界に不和を齎したり、人妻や子供を襲う、とされる。
*4 草野巧『幻想動物事典』220頁によれば、一応外回り担当で、60種類の病気を操って人を死へ至らしめる。あとエレキシュガルの従業員もいる。また幻想世界の住人たち 2文庫 132頁によればシュメールで、人を急死に追い込む悪霊。アッカドでは、エレシュキガルのしもべで、病気を齎して人を殺すという。
*5 幻想世界の住人たち 2文庫 133頁によれば出産関係の災厄を齎すもので、母親へ産褥熱を、子供へ病気を与える。
*6 幻想世界の住人たち 2文庫 133頁によれば半人半獣で、眼や鼻など、重要な器官がない者がいる。廃墟などに出没する。夜道を歩いて人に憑依する。
*7 幻想世界の住人たち 2文庫 133頁によれば「掴み取るもの」の意で、皮膚や粘膜を黄色くする病気を齎す。
*8 幻想世界の住人たち 2文庫 134頁によれば高熱と激しい頭痛を伴う、脳膜炎や髄膜炎を齎す。
*9 幻想世界の住人たち 2文庫 134頁によれば「潜んで待つもの」の意。女性の霊で、人へ付きまとうと言う。