地獄とは、諸宗教で、生前悪いことをした人が落ちると言われる冥府の一部である。
そこでは大体諸民族の、一番いやぁなものが毎日毎日、まぁい日(砂漠の民族なら砂嵐とか、そんなの)亡者を襲う。
仏教においては、ホモであれな亡者が落ちる、イケメンがいるのでそこへ行くと全身を炎で焼かれ、一昼夜で復活する彼は前日と全く同じことをして、を果てしなく繰り返すと言ったような、炎系と、レヴェルに応じて「ふーふーばー」しか言えなくなったり果ては全身から血液が出て凍り大紅蓮を作る、と言った寒系に分かれる。.
イスラムの地獄では、ちゃんと天使が罪人を折檻する。
北欧神話では「ヘル」、
ギリシア神話では「
タルタロス」、という。
キリスト教では、
イエスの御言として、
「教団のメンバーに対して親しみを込めたものであれ「愚か者」というものは
ゲヘナで焼かれる」(
マタイによる福音書5:22)
というのがある。(アルレッキーノやハーレクインがエルルキン即ち冥府の者を指す語で、そういうところとおバカ、姦淫が関係するってのがありまして)
ホルヘ・ルイス=ボルヘスは、冥府の神
ハデスの所に
ケルベロスがおり、バラモン教のヤマ(閻魔で良いらしい)は四つ目の犬を飼い、
北欧神話の冥府に「全身へ血を浴びた犬」
ガルムがいる旨を紹介している。石田英一郎は、
インドゲルマン諸族の信仰に、四つ目の犬が冥界神の犬として現れることが多いと指摘している。
参考文献
ホルヘ・ルイス=ボルヘス『幻獣辞典』
山北篤『幻想地名事典』
石田英一郎『河童駒引考』159頁
桂令夫『イスラム幻想世界』
最終更新:2021年05月25日 16:50