英語表記:Auñ Pana
ブラジルとベネズエラのヤノマミ族に伝わる邪悪な人食い巨大魚。
アウニュ・パナは魚であるにもかかわらず体毛に覆われており、さらに腕が生えているという。
ある時、人々が橋を渡っていたらこのアウニュ・パナとペヒウェティノメ(これも人を食う巨大魚である)が現れて橋を噛み砕いた。そして崩壊した橋は木片となって水に落ち、なぜか橋を渡っていた人々は猿か豚になってしまった。一人残された男の子は泣いていた。そんな彼も猿になってしまった。
参考文献
ジョハネス・ウィルバート/カリン・シモノー『Folk Literature of the Yanomami Indians』451頁
最終更新:2022年08月07日 17:31