ルーン

3~13世紀ごろにゲルマン民族が使っていた文字。彼らの行った土地にはルーンが刻まれた石碑が点在する。

最古のルーンはゲルマン共通フサルク(fuþark)と呼ばれ、24字からなる。北欧だけではなく、フランスや東欧でも使われたが、その例は少ない。

第二のルーンは9~12世紀に北欧で使われたもの。16字からなる。
ヨーロッパのあちこちからこれを刻まれた数多くの石碑が存在する。
また「枝のルーン」とも呼ばれる。


とても長い間に使用されてきた文字なので、文字のバリエーションが非常に多い。

オーディンとルーン

エッダによれば北欧神話の主神オーディンは自らを半殺しにし9日間冥界をさ迷い、その末にルーンの秘密を得たという。

ルーンの表示

ルーン(ルーン文字)を表示できるフォントはいくつか存在する。
統一された文字コード体系であるユニコードにもルーン文字が実装されており、全部で81の文字が登録されている。
ユニコードに対応し、かつルーン文字も使えるフォントは少ないが、このページはUTF-8エンコードなのでフォントがインストールされていればこの下の行にフサルクが表示されるはずである。

ᚠᚢᚦᚨᚱᚲ

最初の文字はFがベースで、横棒を斜め上に伸ばしたもの。
次の文字はUを上下逆にしたもの。
次の文字ÞはPに似ているが発音は「th*1」で、北欧特有のもの。
その次はFに似ているがAの横棒を斜めにしたもの。
Rはそのまま。
最後の文字(「<」)はCを直線的にしたもの。

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最終更新:2005年03月31日 18:13

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