ヘッレロホン(Herrerohon)


江戸時代の1801年に成立し1848年に出版された山村才輔の著書『西洋雑記』に記述のある異獣。
ギリシア神話に登場する怪物キマイラのことだが、キマイラを倒した英雄ベレロポン?と取り違えられ怪物自体がヘッレロホンという名前にされてしまっている。
那多里亜国(ナトリア国)の利細亜(リイシア)にある稽没辣山(キメラ山)にはヘッレロホンという一種の異獣が棲んでいた。この異獣ヘッレロホンは獅子の頭、野羊の身、龍の尾を持っており、口から火を吐くという。

参考文献

 夢遊道人『西洋雑記 巻3-6(国立国会図書館デジタルコレクション)』37頁
 廣田龍平『妖怪の誕生 超自然と怪奇的自然の存在論的歴史人類学』180頁

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最終更新:2023年07月09日 17:20