キマイラ(Χιμαιρα, Chimaira)
別名キメラあるいはキメイラ。獅子と山羊の頭、蛇の頭または龍の尾、長い毛の生えた山羊の胴体を持つ怪物。怒ると3つの口から炎と煙を吐く。
口から吐く炎で村や森、畑を焼き払うなどして暴れていたが、
ペガサスに乗った
ベレロフォン?に弓矢で倒された。
ベレロフォン?は10本目の矢を突き立てられようやく息絶えたキマイラから獅子の首と龍の尾を切り取り、持ち帰っている。
キメラ動物
現在の生物学では、2つ以上の異なる遺伝子型の細胞もしくは異なった種の細胞から作り上げられた1つの生物個体を「キメラ」と呼称している。
無論、上記の
ギリシャ神話の怪物がその名の由来である。
このキメラ動物により、「生物の発生過程にてどのような遺伝子が働くのか」「遺伝病はどのように発祥するのか」と言った事の研究が可能となってきている。
なお、キメラ動物としては胚移植による「キメラ=マウス」が有名だが、実は接木雑種もキメラ生物である。
最終更新:2005年06月28日 20:33